5.5. 行動説明テキスト構造体

5.5.1. 解析
5.5.1.1. $C2398E 行動説明テキスト構造体

移動モードで「じゅもん」コマンドを選択し、 移動モードで利用可能な呪文を覚えているキャラクターにカーソルを合わせると、 そのキャラクターの習得している移動モードで利用可能な呪文リストウィンドウが表示される。 そして、それと同時にカーソルが示す呪文を唱えるために必要な MP と、 その呪文の効果を簡潔に説明するテキストが小さなウィンドウに表示される。 あるいは、戦闘モードでも、または「じゅもん」ではなく「どうぐ」に対してでも、 それらを説明するテキストが同様にして表示される。 そのようなテキストを指示するデータ構造体を、 ここでは行動説明テキスト構造体と呼ぶことにする。

この構造体は行動構造体の導出属性であるゆえ、もはや重要な解析対象ではない。 従って、この節は非常に短くなる。

5.5.1. 解析

行動説明テキスト構造体は、行動構造体のフィールドを解析する時に発見したものであるため、 解析パターンに関する話は特にない。 ちなみに現時点では、本書で行動構造体解析について特に述べていない。 これについては先行する研究 [URL3] を当たるといい。

5.5.1.1. $C2398E 行動説明テキスト構造体

アドレス $C2398E からすべての行動説明テキスト構造体データが定義されている。 ひとつの構造体データが占めるデータサイズは 6byte であり、 #$49 (73) 個配列されている。

行動説明テキスト構造体のメモリレイアウトは以下のようになっている。

表 5.9 $C2398E 行動説明テキスト構造体

Byte:Bit 80 40 20 10 08 04 02 01
00 1 行目文字列 ID
01
02 2 行目文字列 ID
03
04 3 行目文字列 ID
05

N 行目文字列 ID

説明ウィンドウの N 行目に表示する内容を表す文字列 ID である。

例を挙げると、行動「ルーラ」の説明テキスト構造体データは以下の表のようになっている。

表 5.10 ルーラ

Address 文字列 ID 文字列
$C23AC0 #$0298 いちどいった
$C23AC2 #$0299 まちや しろに
$C23AC4 #$029A とんでゆく