0000:07D77C:01:はい いらっしゃいませ![1000]ここは 道具屋。[1000]どんな ご用でしょう? 0001:07D798:10:いらっしゃいませ。[1000]ここは 防具屋でございます。[1000]ご用は なんでしょう? 0002:07D7B8:04:ここは 武器の店だ。[1000]どんな用だね? 0003:07D7C9:40:いらっしゃい。[1000]ここは よろず屋だよ。 0004:07D7D9:20:お買い上げですね。[1000]どれに いたしましょう? 0005:07D7ED:08:お買い上げですね。[1000]どれに なさいますか? 0006:07D800:04:どれに するかね? 0007:07D808:20:売り物は いろいろあるでよ。[1000]どれにするかね? 0008:07D81D:01:[100A]ですね。[1000]かしこまりました! 0009:07D829:20:[100A]ですね。[1000]ありがとうございます。 000A:07D838:20:[100A]だな。 000B:07D83C:80:[100A]だね。 000C:07D841:08:[1008]さんは[1000]これを 使えませんが[1000]それでも よろしいですか? 000D:07D859:40:[1008]さまは これを[1000]お使いに なれませんが[1000]よろしいでしょうか? 000E:07D873:10:でも これは[1000][1008]には 使えないが[1000]それでも いいかね? 000F:07D889:02:[1008]さんは[1000]これを 使えないけど[1000]それでも いいかね? 0010:07D89E:80:どなたが お使いになりますか? 0011:07D8AB:80:どちらさまが[1000]お使いに なりますか? 0012:07D8BB:08:だれが 使うんだね? 0013:07D8C4:20:[1006] 0014:07D8C6:20:ほかの人が[1000]お持ちに なりますか? 0015:07D8D5:20:[1006][1008]は [100A]を[1000]装備させてもらった! 0016:07D8E6:08:ほかの人が 持つかね? 0017:07D8F1:01:ほかの人が 持つかい? 0018:07D8FB:04:でも [1008]さんは[1000]もう 持ち物が[1000]いっぱいのようですよ。 0019:07D911:10:でも [1008]さまは[1000]もう 持ち物が[1000]いっぱいのようですが。 001A:07D927:20:ん? [1008]は[1000]もう 持ち物が[1000]いっぱいのようだぞ。 001B:07D93C:01:でも [1008]さんは[1000]もう 持ち物が[1000]いっぱいのようだよ。 001C:07D951:08:少し 持ち物を ヘらしてから[1000]また おいでくださいね。 001D:07D968:08:少し 持ち物を ヘらしてから[1000]また おいで下さいませ。 001E:07D980:01:少し 持ち物を ヘらしてから[1000]また 来るといい。 001F:07D994:80:少し 持ち物を ヘらしてから[1000]また 来てくんなよ。 0020:07D9AA:80:お客さま すみません。[1000]売ってあげたいのですが[1000]お金が たりないようですよ。 0021:07D9CA:40:もうしわけありませんが[1000]それを お買いになるには[1000]お金が たりないようです…。 0022:07D9EA:80:しかし こいつを 買うには[1000]お金が たりないようだな。 0023:07DA00:40:ありゃ?[1000]それを 買うには[1000]お金が たりないようだよ。 0024:07DA17:10:はい どうぞ [1008]さん! 0025:07DA21:01:では [1008]さま どうぞ。 0026:07DA2A:10:ほらよ! [1008]! 0027:07DA31:08:はいよ [1008]さん。 0028:07DA38:04:じゃあ 馬車の中の[1000][1008]さんに[1000]届けておきますね。 0029:07DA4F:08:それでは 馬車の中の[1000][1008]さまに[1000]お届けしておきます。 002A:07DA67:20:よし! じゃあ[1000]馬車の中の [1008]に[1000]届けておくからな。 002B:07DA7F:40:んじゃ 馬車の中の[1000][1008]さんに[1000]届けておくよ。 002C:07DA95:01:じゃあ [1008]さんの[1000]ひつぎの中に[1000]入れておきますね。 002D:07DAAB:40:それでは [1008]さまの[1000]ひつぎの中に[1000]お入れしておきます。 002E:07DAC3:20:じゃあ [1008]の[1000]ひつぎに中に[1000]入れておくからな。 002F:07DAD8:20:んじゃ [1008]さんの[1000]ひつぎの中に[1000]入れておくよ。 0030:07DAED:10:じゃあ [1008]さんの[1000]道具ぶくろに[1000]入れておきますね。 0031:07DB04:40:それでは [1008]さまの[1000]道具ぶくろに[1000]お入れしておきます。 0032:07DB1D:02:じゃあ [1008]の[1000]道具ぶくろに[1000]入れておくからな。 0033:07DB32:10:んじゃ [1008]さんの[1000]道具ぶくろに[1000]入れておくよ。 0034:07DB47:80:これは 戦いのときに[1000]道具として 使っても[1000]効力のある 品物ですよ! 0035:07DB67:08:これは 戦いのときに[1000]道具として 使っても[1000]効力が ございますよ。 0036:07DB85:04:これは 戦いのときに[1000]道具として 使っても[1000]効力が あるぜ! 0037:07DBA0:20:こりゃあ 戦いのときに[1000]道具として 使っても[1000]効力が あるでよ。 0038:07DBBD:04:[1008]さんは これを[1000]装備できませんが[1000]それでも よろしいですか? 0039:07DBD8:08:[1008]さまは これを[1000]装備できませんが[1000]よろしいでしょうか? 003A:07DBF1:10:[1008]は これを[1000]装備できないが[1000]それでも いいかね? 003B:07DC07:04:[1008]さんは これを[1000]装備できないけど[1000]それでも いいかね? 003C:07DC1F:40:さっそく 装備なさいますか? 003D:07DC2D:02: 003E:07DC2D:80:さっそく 装備するかい? 003F:07DC39:80:さっそく 装備して行くかい? 0040:07DC48:01:きっと お客さまに[1000]ぴったりですよ! 0041:07DC58:04:きっと お客さまに[1000]ぴったりでございますよ。 0042:07DC6C:02:せっかく 買ったんだから[1000]装備しなきゃ 意味がねえやな。 0043:07DC87:40:はいはい ちょっと[1000]待ってくんな…っと。 0044:07DC98:01:どなたが[1000]売ってくださるんです? 0045:07DCA6:01:どなたが[1000]お売りに なりますか? 0046:07DCB3:80:だれの 持ち物を[1000]売るんだね? 0047:07DCC2:02:だれが 売ってくれるかね? 0048:07DCCE:02:えっ? [1008]さんは[1000]何も 持っていないようですが。 0049:07DCE2:02:でも [1008]さまは[1000]何も お持ちではないようですが。 004A:07DCF6:02:ん? [1008]は[1000]何も 持っていないようだぞ。 004B:07DD07:02:ありゃ? [1008]さんは[1000]何も 持ってないようだよ。 004C:07DD1A:20:どの品物を[1000]売ってくださいます? 004D:07DD2A:01:どの品物を[1000]お売りに なりますか? 004E:07DD3A:04:どれを 売るんだね? 004F:07DD44:02:どれを 売ってくれるんだい? 0050:07DD50:80:[100A]ですね。[1000]すこし お待ちを! 0051:07DD5E:10:[100A][1000]で ございますね。 0052:07DD68:20:[100A]かい。 0053:07DD6C:40:[100A]だね。[1000]ふむ ふむ…。 0054:07DD78:20:[100A]ですか。[1000]それは 手ばなさない方が[1000]よろしいのでは?[1002]持ちきれなく なったら[1000]使わない品物は 預り所に[1000]預けると いいですよ。 0055:07DDB0:01:もうしわけありませんが[1000]そのように 貴重な物は[1000]お引き取りできません。[1002]持ちきれない物は[1000]預り所に お預けになっては[1000]いかがでしょう? 0056:07DDEC:20:うーん…。 悪いが[1000]そいつは 引き取れないな。[1002]売ったりしないで[1000]大事に しておいたほうが[1000]いいんじゃないのか? 0057:07DE1A:40:うーん 悪いけど[1000]そういう 貴重な物は[1000]引き取れないねえ。[1002]持ちきれない物は[1000]預り所に 行けば[1000]預ってくれるでよ。 0058:07DE50:08:ええと その品なら[1000][1004]ゴールドで[1000]買い取りますが いいですか? 0059:07DE6D:01:その品物でしたら[1000][1004]ゴールドで[1000]お引き取り いたしますが? 005A:07DE88:20:そいつなら[1000][1004]ゴールドで[1000]引き取るが どうかね? 005B:07DE9F:80:それなら[1000][1004]ゴールドで[1000]引き取るよ。 005C:07DEB2:02:売って いただけます?[1000]まいど どうも! 005D:07DEC2:20:まいど ありがとうございます。 005E:07DECF:08:まいど ありがとよ! 005F:07DED7:40:はい まいどあり。 0060:07DEDF:01:そうですか。[1000]それは 残念です…。 0061:07DEEE:04: *「0123456789HMPGあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふヘほまみむめもやゆよらりるれろわをんっゃゅょアイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヲンッャュョァィェォがぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽガギグゲゴザジズゼゾダヂヅデドバビブベボパピプペポABCD 0062:07DFD1:10:そいつは 残念だ…。 0063:07DFDB:10:そうかい。 残念だねえ…。 0064:07DFE7:80: 0065:07DFE8:20: 0066:07DFE9:08: 0067:07DFEA:02: 0068:07DFEA:80:ほかにも 何か ご用は? 0069:07DFF6:08:ほかにも[1000]ご用は ございますか? 006A:07E005:02:ほかにも 何か[1000]用は あるかね? 006B:07E013:08:ほかにも 何か[1000]用は あるかね? 006C:07E021:20:ありがとうございました![1000]今後とも ごひいきに! 006D:07E037:01:ありがとうございました。[1000]また おいで下さいませ。 006E:07E04B:04:また 来てくれよ! 006F:07E053:04:また 来てくんなよ! 0070:07E05B:80:ようこそ 旅の宿に。 0071:07E065:10:ようこそ 旅の宿に。[1000]夜道を 歩かれて[1000]さぞや お疲れでしょう。 0072:07E083:08:ひと晩 [1004]ゴールドですが[1000]お泊りに なりますか? 0073:07E09A:80:さようなら 旅の人。[1000]お気をつけて 旅を[1000]つづけられますように。 0074:07E0B7:02:でも[1000]お金が たりないようですね。 0075:07E0C5:10:それでは ごゆっくり[1000]おやすみください。 0076:07E0D6:80:おはようございます。[1000]では いってらっしゃいませ。 0077:07E0EB:04:お早い お着きで![1000]うちの宿は めしもベッドも[1000]最高だよ! 0078:07E107:40:おやまあ 疲れた顔をして…。[1000]でも うちの宿に 泊れば[1000]元気100倍 まちがいなし! 0079:07E12F:20:ひと晩 たったの[1000][1004]ゴールド![1000]お泊りに なりますね? 007A:07E148:80:もう 無理をしすぎて[1000]死んでも 知らないよっ! 007B:07E15E:01:あれれ? 泊り代すら[1000]残しておかなかったみたいだね。 007C:07E175:20:お客さまを お部屋に[1000]ごあんなーい! 007D:07E186:08:いい朝ですね![1000]このつぎも ぜひとも[1000]うちの宿にっ! 007E:07E19D:40:生きとし生けるものは[1000]みな 神の子。[1002]わが教会に[1000]どんな ご用かな? 007F:07E1BC:20:ここは 神に導かれし[1000]迷える子羊たちの[1000]おとずれる場所……。[1002]わが教会に[1000]どんな ご用でしょう? 0080:07E1EA:20:このような夜ふけに[1000]わが教会を おとずれるとは。[1002]なにか こまり事かの? 0081:07E20A:01:このような夜ふけに[1000]教会ヘ いらっしゃるなんて。[1002]なにか こまった事が[1000]おありですか? 0082:07E22E:10:では 神のまえに[1000]これまでの おこないを[1000]告白なさい。[1002]そして この冒険の書に[1000]記録しても よろしいかな? 0083:07E25C:40:では 神のまえに[1000]これまでの おこないを[1000]告白しなさい。[1002]そして この冒険の書に[1000]記録しても よろしいですか? 0084:07E28C:20:たしかに 記録しましたぞ。 0085:07E299:01:たしかに 記録しました。 0086:07E2A4:04:まだ 冒険を[1000]つづけられる おつもりか? 0087:07E2B7:20:まだ 冒険を[1000]おつづけに なりますか? 0088:07E2C9:40:おお神よ![1000]この者[1005]に あなたの加護が[1000]あらんことを! 0089:07E2E2:10:神は あなた[1005]を[1000]見守っています。 また[1000]いつでも おいでなさいね。 008A:07E2FE:02:では なんばんの冒険の書に[1000]記録しましょうか? 008B:07E315:02:[1008] LV[1004] さんの[1000]冒険の記録は 消えますが[1000]よろしいですか? 008C:07E334:80:[1008] LV[1004] さんの[1000]冒険の記録は 消えますが[1000]よろしいですか? 008D:07E354:20:記録しないと申されるか。[1000]それも また よろしかろう。 008E:07E36C:08:では これまでのことは[1000]記録しないで おきましょう。 008F:07E382:10:なんと 記録せずに[1000]休むと 申されるか……。[1002]では そなたの冒険が[1000]前の記録まで もどっても[1000]よろしいのじゃな? 0090:07E3B5:04:では 記録せずに[1000]休むと おっしゃるのですね。[1002]そうすると 冒険が[1000]前の記録まで もどりますが[1000]よろしいのですか? 0091:07E3E8:80:おお神よ![1000]この者[1005]に ひとときの[1000]休息を あたえたまえ! 0092:07E403:01:あなた[1005]に ひとときの[1000]やすらぎが あたえられますよう[1000]祈りましょう。アーメン……。 0093:07E427:80:神の声が 聞こえます。 0094:07E432:80:[1008]よ。[1000]あと[1004]の経験で[1000]次のレベルに なるでしょう。 0095:07E44C:40:どなたを 生きかえらせて[1000]ほしいのかの? 0096:07E45E:08:どなたを 生きかえらせて[1000]ほしいのですか? 0097:07E471:01:なんと [1008]どのは[1000]死んでおりませんぞ! 0098:07E482:02:あら? [1008]さんは[1000]生きてますわ。 0099:07E490:10:おお わが主よ![1000]全知全能の神よ![1002]いま ひとたび[1000][1008]に 命の息吹を[1000]あたえたまえ! 009A:07E4B8:40:おお 天におわします[1000]われらが 神よ![1002]いま ひとたび[1000][1008]に 命の息吹を[1000]お与えください! 009B:07E4E1:04:[1006][1008]は よみがえった! 009C:07E4EB:20: 009D:07E4EC:08: 009E:07E4ED:02:どなたの毒を とるのじゃな? 009F:07E4FA:04:どなたの毒を[1000]とりましょうか? 00A0:07E508:02:はて [1008]どのは[1000]毒に おかされていませんぞ。 00A1:07E51B:04:あら? [1008]さんは[1000]毒に おかされては[1000]いませんわ。 00A2:07E530:08:おお神よ! わが主よ![1000][1008]の身体より[1000]毒のけがれを きよめたまえ! 00A3:07E54F:08:おお 神よ![1000][1008]の身体を むしばむ[1000]毒を おきよめください! 00A4:07E56B:80:どなたの呪いをとくのじゃな? 00A5:07E578:80:どなたの呪いを[1000]ときましょうか? 00A6:07E587:04:はて? [1008]どのは[1000]呪われておりませんぞ……。 00A7:07E59B:01:あら? [1008]さんは[1000]呪われていませんね…。 00A8:07E5AC:40:おお神よ! お力を![1000]忌わしき呪いより [1008]を[1000]解きはなちたまえ! 00A9:07E5CB:20:おお神よ! どうか[1000][1008]を 忌まわしき呪いより[1000]お救いくださいまし! 00AA:07E5E9:20: 00AB:07E5EA:08: 00AC:07E5EB:02:ほかに ご用は おありかな? 00AD:07E5F8:01:ほかに ご用は ありますか? 00AE:07E604:80:なんと やめると申されるか? 00AF:07E612:02:あら? やめるのですね。 00B0:07E61D:02:さすれば わが教会に[1000][1004]ゴールドの ご寄付を。[1000]よろしいですかな? 00B1:07E63C:40:それでは わが教会に[1000][1004]ゴールドの ご寄附を。[1000]よろしいですか? 00B2:07E65B:02:なんと 寄付をするには[1000]お金が足りないようじゃ! 00B3:07E672:20:残念ですが 寄附なさるには[1000]お金が足りないようですね。 00B4:07E68D:40:寄付は 神ヘの感謝の気持ち。[1000]しかし 無理にとは いわぬ。[1000]今は あきらめるとしよう……。 00B5:07E6B8:20:寄附は 神ヘの感謝の気持ち。[1000]とはいえ 無理にとは[1000]申しませんわ……。 00B6:07E6DB:40:よくぞもどられた![1000][1011]どの。 00B7:07E6E8:40:おお 神よ![1000]この者[1005]に 尊き ご加護の[1000]あらんことを! アーメン! 00B8:07E709:04:[1008]よ。[1000]もう そなたは じゅうぶんに強い。 00B9:07E71B:80:ここは お金と 持ち物の[1000]預かり所です。[1000]どんな ご用でしょう? 00BA:07E738:40:しょうちしました。[1000]何を お預かりしましょう? 00BB:07E74D:01:すいませんが[1000]きんこが いっぱいで[1000]預かることが できません。 00BC:07E766:20:1000ゴールド単位で[1000]お預かりします。[1000]いくら お預かりしましょう? 00BD:07E789:04:しつれいですが[1000]お客様は 今 それほど[1000]お持ちでは ないようです。 00BE:07E7A6:04:[1004]ゴールドですね。[1000]では たしかに[1000]お預かりします。 00BF:07E7BD:02:どなたの 持ち物を[1000]お預かりしましょう? 00C0:07E7CF:20:でも [1008]さんは 何も[1000]お持ちでは ないようですが。 00C1:07E7E4:08:どれを お預かりしましょう? 00C2:07E7F1:40: 00C3:07E7F2:10: 00C4:07E7F3:04: 00C5:07E7F4:01:では [1008]さんの[1000]道具ぶくろから[1000]とり出させていただきます。 00C6:07E80E:01:では [1008]さんの[1000]ひつぎから[1000]とり出させていただきます。 00C7:07E825:10:では 馬車の中の[1000][1008]さんから[1000]うけとってまいります。 00C8:07E83C:04:では 大切にお預かりします。 00C9:07E849:40:ほかにも 何か[1000]お預かりしましょうか? 00CA:07E85A:80:しつれいですけど 今のところ[1000]お金も 持ち物も[1000]お預かりしていませんが。 00CB:07E87A:20:何を おかえししましょう? 00CC:07E886:20:えっ? お金ですか?[1000]1ゴールドも[1000]お預かりしていませんが。 00CD:07E8A2:02:今 [1004]ゴールド[1000]お預かりしています。[1000]いくら おかえししましょう? 00CE:07E8BF:02:[1004]ゴールドですか? 00CF:07E8C9:04:そんなに たくさん[1000]お持ちになれない ようですが。 00D0:07E8DD:08:そんなに たくさん[1000]お預かりしていませんが。 00D1:07E8EF:20:しょうちしました。[1000]はい どうぞ。 00D2:07E8FD:20:えっ? 道具は 何も[1000]お預かりしていませんが。 00D3:07E912:80:えっ? 防具は 何も[1000]お預かりしていませんが。 00D4:07E928:04:えっ? 武器は 何も[1000]お預かりしていませんが。 00D5:07E93D:40:どれを おかえししましょう? 00D6:07E94A:10: 00D7:07E94B:04: 00D8:07E94C:01: 00D9:07E94C:40:どなたが お持ちになります? 00DA:07E959:10:[1008]さんは それいじょう[1000]物を 持てないようですよ。 00DB:07E96F:01:何か 売るなり 捨てるなり[1000]こちらに 預けるなりして[1000]持ち物を ヘらしてください。 00DC:07E993:10:だれか ほかの人が[1000]持ちますか? 00DD:07E9A1:20:[1008]さんは これを[1000]使えませんが[1000]よろしいでしょうか? 00DE:07E9B8:01:[1008]さんは これを[1000]そうびできませんが[1000]よろしいでしょうか? 00DF:07E9D0:20:では [1008]さんの[1000]道具ぶくろに[1000]お入れしておきます。 00E0:07E9E7:10:では [1008]さんの[1000]ひつぎに[1000]お入れしておきます。 00E1:07E9FB:80:では 馬車に届けておきます。 00E2:07EA0A:20:では おかえしします。 00E3:07EA14:01:おやめに なるのですね? 00E4:07EA1F:02:ほかに ご用は[1000]ございませんか? 00E5:07EA2E:02:ありがとう ございました。 00E6:07EA39:01:申しわけありませんが 合計で[1000]1000000ゴールド以上は[1000]おあずかりできません。 00E7:07EA63:02:[100A]を これ以上[1000]あずかるわけには いきません。 00E8:07EA78:02:わしが 有名な[1000]モンスターじいさんじゃ。 00E9:07EA8B:80:仲間のモンスターの[1000]めんどうを みるぞい。[1000]どんな用じゃな? 00EA:07EAA8:04:おまえさんまで 預けて[1000]いったい どうするんじゃ?[1000]無理を いいなさんな。 00EB:07EAC7:08:まだ 預かってほしいのかい?[1000]しかし これいじょうは[1000]わしの手に あまるのう。[1002]すまんが 預けるまえに[1000]どれかのモンスターと[1000]わかれてくれんかの。 00EC:07EB02:40:どの モンスターを[1000]預けるつもりじゃ? 00ED:07EB15:40:そんなことを いったら[1000][1008]が 泣くぞ。[1002]わしが めんどうをみるのは[1000]モンスターだけじゃ。 00EE:07EB3C:02:ふむ…。しかし [1008]には[1000]なにやら事情が ありそうじゃ。[1000]連れてってあげなされ。 00EF:07EB5E:80:なんと![1000]死んだまま預けるつもりか?[1000]それは あんまりじゃぞ![1002]それとも 今は 生きかえす[1000]お金が ないのかの? 00F0:07EB8E:08:では しかたがないのう。[1000][1008]の ひつぎ[1000]たしかに 預かったぞ。 00F1:07EBA7:08:じゃったら 生きかえして[1000]あげなされ。[1000][1008]が かわいそうじゃ。 00F2:07EBC1:40:[1008]を 預けるんじゃな?[1000]よし ひきうけたぞ。 00F3:07EBD6:04:そうびしている物 以外は[1000]道具の預かり所に[1000]送っておくからな。 00F4:07EBF4:20:[1006][1008]は[1000]モンスターじいさんに[1000]預けられた! 00F5:07EC08:20:こうしないと 大切な物を[1000]誰に 持たせたのか[1000]忘れてしまう人が おるでな。 00F6:07EC28:20:ほかのモンスターも[1000]預かってほしいかの? 00F7:07EC3B:04:そんなことをいっても[1000]まだ 1匹も[1000]あずかっておらんぞ。 00F8:07EC53:08:それいじょう 仲間を[1000]連れ歩くのは 感心できんな。[1002]まず だれかを[1000]あずけたら どうじゃ。 00F9:07EC7C:02:だれを むかえに来たのかの? 00FA:07EC88:40:おーい [1008]![1000]おむかえじゃぞ![1002][1006][1008]が 仲間にくわわった! 00FB:07ECA3:10:[1006][1008]は 馬車に乗りこんだ! 00FC:07ECB1:10:[1006][1008]のひつぎが[1000]馬車に はこばれた! 00FD:07ECC3:20:預かっているモンスターの[1000]ようすを みたいか。 00FE:07ECD8:02:だれの ようすを[1000]みたいんじゃ? 00FF:07ECE5:80:ほかの モンスターの[1000]ようすも みるかの? 0100:07ECF8:08:預けてあるモンスターと[1000]わかれる決心が ついたか! 0101:07ED10:08:悲しいことじゃが[1000]わしが めんどうをみれるのも[1000]かぎりが あるでな……。 0102:07ED2F:01:さあ 涙をふいて[1000]選んでおくれ。[1000]だれと わかれるつもりじゃ? 0103:07ED4A:40:なんと! [1008]と[1000]わかれてしまうつもりか![1000]それは やめたほうがええぞ! 0104:07ED68:02:わかれたら[1000][1008]は きっと 野に[1000]かえってゆくじゃろう。 0105:07ED80:01:もう [1008]とは[1000]会えないかも知れんが[1000]それでも いいな? 0106:07ED96:02:そうびしている武器 防具は[1000]そのまま [1008]に[1000]持たせてやっても いいかの? 0107:07EDB6:01:よし! [1008]を[1000]野に放そう![1002][1006][1008]は 元気に[1000]野山に もどっていった! 0108:07EDD6:08:そうか……。[1000]では わしが 手あつく[1000][1008]を 埋そうしようぞ。 0109:07EDF0:02:[1008]よ[1000]やすらかに 眠りたまえ……。[1002][1008]の たましいが[1000]空に のぼっていった! 010A:07EE0F:08:ほかに用は あるかの? 010B:07EE19:08:わしは いつでも ここに[1000]おるぞ![1000]元気に もどってこいよ! 010C:07EE31:40:おお! やめるのか! 010D:07EE3A:80:ここは スライムレース場だよ。[1000]あそんで ゆくかい? 010E:07EE52:08:また 寄っておくれよ! 010F:07EE5C:10:ルールの説明を 聞くかい? 0110:07EE69:10:じゃあ レースの はじまりだ![1000]バンバン かけておくれよ! 0111:07EE82:80:ルールはカンタン![1000]どのスライムが 1着と2着に[1000]なるかを 当てるんだ。[1002]1番と5番が なると思ったら[1000]1―5というように。[1002]たとえば 5番が1着[1000]1番が2着でも 1―5で[1000]大当りってわけ。[1002]1回のレースで 1度に[1000]何か所でも かけられる。[1002]それぞれの 当たった時の[1000]倍りつを見て よおく考えて[1000]かけることだな。 0112:07EF18:02:世界中のモンスターたちが[1000]わざを きそう 手に汗にぎる[1000]格闘場は こちら!![1002]どのモンスターが 勝つか?[1000]ズバリ当てて[1000]ガッポリもうけましょう! 0113:07EF60:08:次の試合のモンスターと[1000]倍率は これです。[1000]どのモンスターに かけますか? 0114:07EF85:08:おや お客さん[1000]コインが 1枚もありませんよ。[1000]コインを お買いもとめのうえ[1000]また おこし下さい。 0115:07EFB0:20:かけふだは 1枚 1コインで[1000]50枚まで かけられます。[1000]なん枚かけますか? 0116:07EFD5:04:[100F]に[1000][1004]枚ですね。[1000]では 試合をごらん下さい。 0117:07EFEC:20:おめでとうございます!![1000]みごと [1004]枚の[1000]コインを かくとくされました! 0118:07F00C:80:いま かくとくしたコインを[1000]そのまま 次の試合に[1000]かけられます。[1000]そうなさいますか? 0119:07F030:20:この試合は とりやめにする事が[1000]できません。[1000]どのモンスターに かけますか? 011A:07F053:02:いやー 残念でしたね。 011B:07F05E:01:場内のみなさまに 申し上げます。[1002]戦いが 長びいたため[1000]この試合は[1000]引き分けと いたします。[1002]なお かけたコインは[1000]お返しますので[1000]またの試合を お楽しみ下さい。 011C:07F0A8:01:次の試合が そろそろ始ります。[1000]ふたたび 挑戦しますか? 011D:07F0C4:40:おやめに なるのですね。[1000]また いつでも おいで下さい。 011E:07F0DA:80:あなたさまこそ 当カジノの[1000]本日のキングでございます![1000]また おいで下さい。 011F:07F0FC:04:[1006][100A]を投げ捨てた。 0120:07F107:01:[1006][1011]は [100A]を[1000][1008]の 道具袋から 取り出し[1000]投げ捨てた。 0121:07F123:10:[1006][1008]は[100A]を[1000][1008]に 手わたした。 0122:07F131:08:[1006][1008]は[100A]を[1000]持ちかえた。 0123:07F13D:02:[1006]持ち物が いっぱいで[1000]渡せない。 0124:07F14D:04:[1006]それを 捨てるなんて とんでもない! 0125:07F15D:04:[1006][100A]を[1000]捨ててもいいですか? 0126:07F16A:04:[1006][1011]は [100A]を[1000][1008]の 道具袋から 取り出し[1000][1008]の 道具袋に 入れた。 0127:07F18B:80:[1006][1008]は [100A]を[1000][1008]の 道具袋に 入れた。 0128:07F19E:40:[1006][1008]は [100A]を[1000][1008]の 道具袋から[1000]取り出した。 0129:07F1B5:01:[1006]その方向には 誰もいない。 012A:07F1C2:08:[1006][1008]は [100A]を[1000]装備することができない。 012B:07F1D4:10:[1006][1011]は 足もとを 調べた! 012C:07F1E2:02:[1006]しかし 何も 見つからなかった。 012D:07F1F0:20:[1006][1011]は 船から とび降り[1000]水の中に もぐって行った。 012E:07F20A:02:[1006]なんと![1000][100A]を 見つけた! 012F:07F217:01:[1006][1011]は タンスを開けて[1000]中を 調べた。 0130:07F22A:20:[1006]とくに 何も 見つからなかった。 0131:07F239:04:[1006][1011]は 宝箱を 開けた! 0132:07F246:10:[1006][1008]は [100A]を[1000]手に入れた。 0133:07F253:01:[1006]しかし 宝箱は からっぽだった……。 0134:07F264:02:[1006][1011][1005]は[1000][1004]ゴールドを 手に入れた。 0135:07F277:01:[1006][1011]は ツボの中を [1000]のぞきこんだ。 0136:07F288:02:[1006][1011]は 立て札を 読んだ。 0137:07F296:04:[1006][1011]は 立て札を 見た。 0138:07F2A3:02:[1006]しかし こっちは うら側。[1000]書いてある文字が 読めない。 0139:07F2BE:01:[1006]なんと 宝箱は[1000]人くい箱 だった! 013A:07F2CE:10:[1006]なんと 宝箱は[1000]ミミック だった! 013B:07F2E0:01:[1006]なんと ツボは[1000]あくまのツボ だった! 013C:07F2F1:80:[1006]しかし [1011][1005]は これ以上[1000]ものを 持てない。 013D:07F306:80:[1006]何か 持ち物を 捨てますか? 013E:07F315:80:[1006]誰が 持ち物を 捨てますか? 013F:07F325:01:[1006]何を 捨てますか? 0140:07F32F:04:[1006][1008]は[1000][100A]を捨てて[1000][100A]を 手に入れた。 0141:07F341:20:[1006][1011][1005]は [100A]を[1000]あきらめた。 0142:07F34F:20:[1006][1011]は 宝箱を 調べた。 0143:07F35D:02:[1006][1011]は タンスの中を[1000]調べようとした。 0144:07F36F:40:[1006]しかし うら側からは[1000]タンスの中は わからない。 0145:07F385:10:[1006][1011]は 本だなを調べた。 0146:07F392:02:[1006][1011]は 本だなを見た。 0147:07F39D:01:[1006]なんと うら側だった! 0148:07F3A7:80:[1006][1011]は カベを 見た。 0149:07F3B2:80:[1006][1011]は タルの中を [1000]のぞきこんだ。 014A:07F3C3:08:[1006]しかし [1011]は これ以上[1000]ものを 持てない。 014B:07F3D6:20:[1006][1011]は [100A]を[1000]あきらめた。 014C:07F3E2:80:[1006][1011]は[1000][1004]ゴールドを 手に入れた。 014D:07F3F4:01:[1006][1011]は [1008]のひつぎから[1000][100A]を投げ捨て[1000][100A]を 入れた。 014E:07F40E:10:[1006]しかし宝箱には[1000]カギが かかっている! 014F:07F420:20:[1006]とくに かわった本は ないようだ。 0150:07F42F:02:[1006]なんと おりる階段を見つけた! 0151:07F43F:08:[1006][1011]は 地図を見た。 0152:07F44A:10:[1006]ツボは 静かに[1000]青い光を たたえている。 0153:07F45E:40:[1006][1011]は おはかを 調べた。 0154:07F46B:10:[1006][1011]は おはかを 見た。 0155:07F476:10:[1006][1011]は ツボを見た。 0156:07F481:10:[1006]レバーが あります。[1000]動かしますか? 0157:07F493:01:[1006]動かなかった…。 0158:07F49B:10:[1006][1011]は おれた[1000]はしらを 調べた。 0159:07F4AB:02:[1006]なんと ツボは[1000]ツボック だった! 015A:07F4BC:10:[1006]ポイントがある。[1000]切りかえますか? 015B:07F4CE:01:[1006]さびついた ポイントがあります。[1000]レバーを きりかえてみますか? 015C:07F4EC:01:[1006][1011]は ちからまかせに[1000]ポイントレバーを きりかえた! 015D:07F505:40:[1006]ポイントは こわれてしまった。 015E:07F514:02:[1006]ポイントは こわれている。 015F:07F521:02:[1006]ツボは もえるような[1000]赤い光を はなっている! 0160:07F536:40:[1006][1011]は 泉の水を飲んだ。[1002][1006][1011]の身体に[1000]チカラが わいてきた! 0161:07F554:80:[1006][1011]は しょく台をしらべた。 0162:07F563:04:[1006]シルバーオーブが さびしげに[1000]かがやいている……。 0163:07F57A:80:[1006]シルバーオーブが 力強く[1000]かがやいている! 0164:07F590:04:[1006]ゴールドオーブが 力強く[1000]かがやいている! 0165:07F5A5:08:[1006][1012]は[1000]カギの技法を覚えた! 0166:07F5B5:02:[1006]海のむこう 東南の方向に[1000]とてつもなく高い山が見える。[1002][1006]山頂には なにやら建っているが[1000]雲が かかっていて[1000]なんなのかは わからない。 0167:07F5F4:01:[1006]メダルを メダル王に[1000]おくりますか? 0168:07F606:80:[1006][1011]は メダルを[1000]メダル王に 送った! 0169:07F61A:10:[1006][1011]は 立て札を[1000]読もうとした…[100D]が[1000]まだ字が 読めなかった! 016A:07F638:04:[1006][1012]は はり紙を[1000]読もうとした…[100D]が[1000]まだ字が 読めなかった! 016B:07F654:40:[1006]“ラインハット王国に栄光あれ![1000][1019] [101A]すべては 国民のために!” 016C:07F679:01:[1006]“危険! 入るな!!”[1000] と書いてあるようだ。 016D:07F690:04:[1006]“危険! 入るな!!” 016E:07F69D:80:[1006]“[1012]さん[1000] ビアンカさん ありがとう……。” 016F:07F6B2:02:[1006]“この石[1000] どかすべからず!” 0170:07F6C2:04:[1006]“当店に 用のない方の[1000] 通り抜け おことわり。[1000][1019] [101A]店主 ” 0171:07F6E7:20:[1006]“エリック王 ここに眠る”[1000] と 書かれている。 0172:07F700:01:[1006]“ソフィア王妃ヘ 永遠の愛を”[1000] と 書かれている。 0173:07F71D:04:[1003]ベラ「“無用の者[1000]立ち入るべからず!”って[1000]書いてあるわ。 0174:07F73B:20:[1006]“求む まほう助手,[1000] このカドを 南ヘ。” 0175:07F754:20:[1006]“酒場は夜からです” 0176:07F761:40:[1006]“グランバニア城 かいぎ室[1000] かんけい者いがいの [1000] 立ち入りを禁ず。” 0177:07F786:08:[1006]“ほり出し物なら 当店ヘ![1000] いつもニコニコ オラクル屋” 0178:07F7A6:20:[1006]“お酒は 大人になってから。” 0179:07F7B6:10:[1006]“うえーん[1000] 好きだったのに どこに[1000] いっちゃったんだよお……。” 017A:07F7D3:80:[1006]“もっと光を!” 017B:07F7DE:01:[1006]“みなさん さようなら[1000] 私は教団に入って 光の国に[1000] いくでしょう。” 017C:07F7FF:02:[1006]“マーサ王妃 および[1000] 先代パパス王を 見つけた者に[1000] 10000ゴールドを あたえる![1000][1019] [101A]国王 オジロン” 017D:07F83B:01:[1006]“わたりローカの スイッチ[1000][1019] [101A]その1” 017E:07F852:40:[1006]“すべての魔物を 封じし者に[1000] 我 マントを 与えん!” 017F:07F870:20:[1006]“毒のぬまち[1000] キケン! 入るな!” 0180:07F884:10:[1006]“ここより西 ルラフェンの町” 0181:07F896:04:[1006]“怪物に 注意![1000] ここより南 カボチの村” 0182:07F8AF:04:[1006]“無用の者 水門を あけるべからず[1000] 用のある者は 山奥の村まで” 0183:07F8D1:40:[1006][1011]は 本だなの本を[1000]読もうとした…[100D]が[1000]まだ字が 読めなかった! 0184:07F8EF:80:[1006]なんと 天空の城について書かれた[1000]本を発見した![1002][1006][1011]は 本を読んだ……。[1002][1006]“空に 高く 存在せし 城ありき。[1000] しかし その城 オーブを失い[1000] 地に 落ちる……。[1002][1006]“オーブ とりもどす時[1000] その城 再び 天空に帰らん……。” 0185:07F95C:40:[1006]“ここより 南の島[1000] テルパドール。” 0186:07F971:08:[1006]その方向には トビラがない! 0187:07F980:02:[1006]カギを 持っていない。 0188:07F98B:02:[1006]カギが 合わない! 0189:07F995:02:[1006]サビついていて 開かない! 018A:07F9A1:80:[1006]外から カギがかかっているらしい。 018B:07F9B1:80:[1006]水門は ビクともしない! 018C:07F9BE:40:[1006]こうして ツボの中の悪魔を倒した[1000][1011]たちは ルドマンの屋敷ヘ[1000]知らせに行った。 018D:07F9E6:20:[1006][1008]は [100B]をとなえた! 018E:07F9F1:40:[1006]しかし 何も おこらなかった。 018F:07F9FE:80:[1006][1008]の キズが かいふくした! 0190:07FA0C:20:[1006][1008]の しびれが 消えた! 0191:07FA18:80:[1006][1008]の 体から 毒が消えた! 0192:07FA27:02:[1006]なんと [1008]が[1000]生き返った! 0193:07FA34:04:[1006]しかし [1008]は[1000]生き返らなかった! 0194:07FA43:40:[1006][1008]から 呪いの魔力が[1000]消え去った! 0195:07FA56:08:[1006][1008]は[1000]天井に 頭をぶつけた! 0196:07FA66:10:[1006]宝箱の中は 赤く 光っている。 0197:07FA76:20:[1006]宝箱の中は 黄色く 光っている。 0198:07FA88:80:[1006]宝箱の中は 青く 光っている。 0199:07FA99:08:[1006]宝箱の中は からっぽの ようだ。 019A:07FAA9:20:[1006]つぼの中は 赤く 光っている。 019B:07FAB9:01:[1006]つぼの中は 黄色く 光っている。 019C:07FACA:10:[1006]つぼの中は 青く 光っている。 019D:07FADA:04:[1006]つぼの中は からっぽの ようだ。 019E:07FAE9:40:[1006]MPが足りないようだ。 019F:07FAF6:40:[1006][1008]は 道具を[1000]持っていない。 01A0:07FB04:40:[1006][1008]は 移動中の[1000]呪文を 覚えていない。 01A1:07FB19:40:[1006][1008]は 呪文を 使えない。 01A2:07FB26:40:[1006][1008]は[1000][100A]を 使った! 01A3:07FB31:10:[1006][1008]は [100A]を[1000]道具として 使ってみた。 01A4:07FB43:40:[1006][1008]は [100A]を[1000]天に かざした! 01A5:07FB51:10:[1006][1008]は[1000][100A]を 身につけた! 01A6:07FB5E:02:[1006][1008]は[1000][100A]を はずした。 01A7:07FB69:01:[1006]しかし 今は[1000]何も おこらなかった……! 01A8:07FB7A:04:[1006]しかし ここでは[1000]何も おこらなかった! 01A9:07FB8B:01:[1006][1008]は 死んでいるので[1000][100A]を[1000]使えなかった。 01AA:07FB9E:04:[1006][1008]は マヒしているので[1000][100A]を[1000]使えなかった。 01AB:07FBB2:10:[1006][1008]の 身体から[1000]毒が 消えた! 01AC:07FBC2:40:[1006][1008]は[1000][100A]を ふりまいた! 01AD:07FBCE:20:[1006]あたりから モンスターの気配が[1000]消えた! 01AE:07FBE2:80:[1006][1008]は [100A]を[1000]ほうり 投げた! 01AF:07FBF1:20:[1006][1008]は せかいじゅのはを[1000][1008]に 与えた! 01B0:07FC04:10:[1006][1008]は せかいじゅのしずくを[1000]仲間たちに 与えた! 01B1:07FC1C:20:[1006]なんと 全員のキズが[1000]たちまち 回復した! 01B2:07FC32:20:[1006]なんと [1008]の身体から[1000]しびれが 消えた! 01B3:07FC46:04:[1006][1008]は いのりのゆびわを[1000]指に はめて 祈った! 01B4:07FC5C:02:[1006][1008]のMPが[1000][1004]回復した! 01B5:07FC6B:10:[1006]ゆびわは 音もなく くずれ去った。 01B6:07FC7D:08:[1006][1008]は[1000]においぶくろを あけた![1002][1006]ふしぎな においが たちこめる! 01B7:07FC9A:40:[1006]あたりの モンスターの気配が[1000]いちだんと こくなった! 01B8:07FCB2:80:[1006][1008]の ちからが[1000][1004]あがった! 01B9:07FCC0:01:[1006][1008]の すばやさが[1000][1004]あがった! 01BA:07FCCE:04:[1006][1008]の かしこさが[1000][1004]あがった! 01BB:07FCDB:40:[1006][1008]の さいだいHPが[1000][1004]あがった! 01BC:07FCEC:40:[1006][1008]の 身の守りが[1000]4あがった! 01BD:07FCFC:02:[1006][1008]は ラーのかがみを[1000]のぞきこんだ……。 01BE:07FD0E:04:[1006][1008]は やみのランプに[1000]火を ともした! 01BF:07FD20:20:[1006][1008]は 旅人の地図を[1000]のぞきこんだ。 01C0:07FD32:02:[1006][1008]は まもののエサを[1000]ふりまいた。 01C1:07FD42:02:[1006][1008]は エルフののみぐすりを[1000]飲みほした! 01C2:07FD56:80:[1006][1008]の MPが[1000]全快した! 01C3:07FD65:80:[1006][1008]は はるかぜのフルートを[1000]吹いた! 01C4:07FD77:40:[1006][1008]は まほうのじゅうたんを[1000]ひろげた! 01C5:07FD8A:04:[1006]ここでは ひろげられない! 01C6:07FD96:80:[1006][1008]は[1000]そらとぶくつを はいた! 01C7:07FDA4:80:[1006][1008]は ようせいのホルンを[1000]吹いた! 01C8:07FDB5:20:[1006]たましいが つえにひかれて[1000]やってくる……。 01C9:07FDC8:20:[1006][1008]の さいだいMPが[1000][1004]あがった! 01CA:07FDD9:10:[1006][1008]は たたかいのドラムを[1000]打ち鳴らした! 01CB:07FDEE:02:[1006]たいまつは すでに 使っている。 01CC:07FDFC:01:その方向には ダレモイナイ。 01CD:07FE0C:01:[1006]ならびかえを する仲間が いない。 01CE:07FE1C:04:[1006]ぼうけんのしょ[1004]を 消します。[1000]いいですか? 01CF:07FE31:01:[1006]ぼうけんのしょ[1004]を 消しました。 01D0:07FE41:02:[1006]まことに ざんねんですが[1000]ぼうけんのしょ[1004]は[1000]消えてしまいました。 01D1:07FE5E:08:パパスさま パパスさま![1000]お産まれに なりました! 01D2:07FE73:40:[1003]パパス「そっ そうか! 01D3:07FE7E:04:パパスさま[1000]おめでとうございます![1002]ほんとうに かわいい[1000]たまのような 男の子で![1002][1003]パパス「うむっ。 01D4:07FEA8:20:[1003]マーサ「あなた……。[1002][1003]パパス「よく やったな![1000]おうおう このように[1000]元気に泣いて……。[1002][1003]パパス「さっそくだが[1000]この子に 名前をつけないと[1000]いけないな。 01D5:07FEE9:20:[1003]パパス「うーん……………。 01D6:07FEF5:20:[1003]パパス「よし うかんだぞ![1000]トンヌラというのは[1000]どうだろうかっ!? 01D7:07FF12:40:[1003]パパス「よし うかんだぞ![1000]サトチーというのは[1000]どうだろうかっ!? 01D8:07FF2F:10:[1003]マーサ「まあ ステキな名前![1000]いさましくて かしこそうで…。[1002][1003]マーサ「でもね[1000]わたしも 考えていたのです。[1002][1003]マーサ「[1012]と いうのは[1000]どうかしら?[1002][1003]パパス「[1012]か……。[1000]どうも パッとしない名だな。 01D9:07FF82:40:[1003]パパス「それに 男の子なのに[1000]女の子の名前のようにも[1000]きこえるぞ。 01DA:07FFA0:80:[1003]パパス「しかし おまえが[1000]気にいっているなら[1000]その名前に しよう! 01DB:07FFBD:02:[1003]パパス「[1012]![1000]今日から おまえは[1000][1012]だ![1002][1003]マーサ「まあ あなたったら……。[1000][1019]うっ[101A][1107]……。[1000][1019]ごほん[101A][100D] [1019]ごほん[101A]……。[101D][1002][1003]パパス「おい! 大丈夫か!? 01DC:088007:20:[1006]それから 6年の年月が流れた……。 01DD:08801A:04:[1003]パパス「おう [1012][1000]目が さめたようだな。[1002][1003]パパス「なに? 夢を見た?[1000]赤ン坊のときの夢で どこかの[1000]お城みたいだったと?[1002][1003]パパス「わはは ねぼけているな。[1002][1003]パパス「ねむけざましに[1000]外にでもいって[1000]風にあたってきたらどうだ。 01DE:08807C:40:港に着いたぞー![1002]イカリを おろせー![1000]帆を たためー! 01DF:088097:08:どうやら 着いたようだな。 01E0:0880A2:80:坊や 下にいって[1000]お父さんを よんできて[1000]あげなさい。 01E1:0880B9:10:パパスさん![1000]パパスさんじゃないかっ!?[1000]無事に 帰ってきたんだね![1002][1003]パパス「わっはっはっ。[1000]やせても枯れても このパパス[1000]おいそれとは死ぬものか! 01E2:0880FA:10:[1003]パパス「[1012]。父さんは[1000]この人と 話があるので[1000]そのヘんで遊んでいなさい。[1002][1003]パパス「あまり 遠くに[1000]いかないようにな。 01E3:08812B:80:[1003]パパス「大丈夫か? [1012]。 01E4:088139:08:[1003]パパス「まだまだ おもての[1000]ひとり歩きは キケンだ。[1000]これからは 気をつけるんだぞ。 01E5:08815F:01:[1003]パパス「では いくとしよう! 01E6:08816B:20:[1006]パパスは ホイミを となえた![1000][1012]の キズが かいふくした! 01E7:088187:08:やや! パパスさんでは!?[1000]2年も 村を出たまま[1000]いったい どこに……!?[1002]ともかく おかえりなさい![1002]おっと こうしちゃいられない。[1000]みんなに 知らせなくっちゃ! 01E8:0881CA:08:おーい! パパスさんが[1000]帰ってきたぞーっ! 01E9:0881DC:10:やや パパスさん[1000]おかえりなさい! 01EA:0881EB:02:パパスさん![1000]あんた 生きてたんだね![1002]おや その子が あのときの?[1000]大きくなったな 坊や。[1002]パパスさん 夜にでも[1000]うちの酒場に よっておくれよ。[1002]みんな あんたの旅の話を[1000]聞きたがるはずだ! 01EB:08823A:80:よう! パパス![1000]やっと帰ってきたな![1002]あんたとは ケンカばかり[1000]してたけどよう[1000]いなくなると さびしくて……。[1002]おちついたら また[1000]つもる話を 聞かせてくれよな。 01EC:08827E:01:やあ 本当に パパスさんだ![1000]どうも おかえりなさい![1002]パパスさんが いないあいだ[1000]みんな パパスさんの[1000]ウワサばかり してたんですよ。 01ED:0882B5:40:これは パパスどの。[1000]よくぞ無事で もどられました。[1002]きっと 神さまが[1000]あなたがた親子を お守りして[1000]くれたのでしょう。[1002]と かたくるしいことは[1000]やめにしましょう……。[1002]わーい パパスさんが[1000]帰ってきた! うれしいー![1000]わーい わーい![1000][1104] 01EE:088317:01:[1003]サンチョ「だっ だんなさま![1000]おかえりなさいませ![1002][1003]サンチョ「このサンチョ[1000]だんなさまの おもどりを[1000]どれほど待ちわびたことか……。[1002][1003]サンチョ「さあ ともかく 中ヘ! 01EF:088361:02:[1003]ビアンカ「おじさま[1000]おかえりなさい。[1002][1003]パパス「??? 01F0:088379:40:[1003]パパス「この女の子は? 01F1:088385:02:あたしの娘だよ パパス! 01F2:088390:01:[1003]パパス「やあ! となり町に住む[1000]ダンカンの おかみさん[1000]じゃないか![1002][1003]サンチョ「この村に ご主人の薬を[1000]とりにきたってゆうんで[1000]寄ってもらったんですよ。 01F3:0883D4:10:[1003]ビアンカ「ねえ 大人の話って[1000]長くなるから 上にいかない? 01F4:0883EF:08:[1003]ビアンカ「いきましょうよ。 01F5:0883FC:02:[1003]ビアンカ「わたしは ビアンカ。[1000]わたしのこと おぼえてる? 01F6:088415:40:[1003]ビアンカ「ほんとかしら……。 01F7:088423:08:[1003]ビアンカ「そうよね。[1000]あなた まだ小さかったもんね。 01F8:08843A:02:[1003]ビアンカ「わたしは 8才だから[1000]あなたより 2つも[1000]おねえさんなのよ。[1002][1003]ビアンカ「ねっ![1000]ご本を よんであげようか?[1000]ちょっと まっててね。 01F9:088477:80:[1003]ビアンカ「じゃ よんであげるね![1002][1003]ビアンカ「えーと……。[1000]そ…[100D]ら…[100D]に…。[100D]えーと……。[1000]く…[100D]せし……[100D][101C]ありきしか……。 01FA:0884B1:80:[1003]ビアンカ「これは だめだわ。[1000]だって むずかしい字が[1000]多すぎるんですもの! 01FB:0884D3:04:ビアンカ [1000]そろそろ 宿に[1000]もどりますよ![1002][1003]ビアンカ「はーい ママ! 01FC:0884F1:40:[1003]サンチョ「[1012]坊っちゃん[1000]だんだんと お母上に[1000]似てきましたなあ。[1002][1003]サンチョ「お母上の マーサさまは[1000]それは それは おやさしい[1000]おかたでした……。 01FD:088531:80:[1003]サンチョ「[1012]坊っちゃん[1000]今日は おつかれでしょう。[1000]お休みになりますか? 01FE:088553:80:[1003]サンチョ「お休みになりたいときは[1000]このサンチョめに いって[1000]くださいね。 01FF:088574:04:[1003]サンチョ「それでは 坊っちゃん[1000]おやすみなさい。 0200:08858A:20:おお 気がついたようだな。 0201:088595:20:いちおうの 手当てはしたが[1000]家で ゆっくりと[1000]休むことだな。 0202:0885AF:10:[1003]パパス「おきてきたか [1012]![1002][1003]パパス「薬が手に入ったので[1000]おかみさんと ビアンカは[1000]今日 帰ってしまうらしい。[1002][1003]パパス「しかし 女ふたりでは[1000]なにかと あぶない。[1002][1003]パパス「ふたりを アルカパまで[1000]おくっていこうと思うのだが[1000]お前も ついてくるか? 0203:088619:01:[1003]パパス「よし そうと決まったら[1000]さっそく 出かけることに[1000]しよう! 0204:088635:10:[1003]パパス「まあ そういわずに[1000]一緒に いこうではないか! 0205:08864D:04:[1003]サンチョ「だんなさま[1000]どうか お気をつけて[1000]いってらっしゃいませ! 0206:08866A:04:やや! パパスさん[1000]おでかけですか?[1002][1003]パパス「うん ちょっと[1000]アルカパの町までな。[1002]では お気をつけて! 0207:088697:10:あっ おかみさん[1000]おかえりなさい![1000]薬は手に入ったんですか?[1002]ええ これで主人も[1000]よくなると思うわ。 0208:0886C2:08:[1003]パパス「どれ わたしも[1000]ダンカンを みまうことに[1000]しよう。 0209:0886DB:04:[1003]ビアンカ「お散歩に いくの?[1000]わたしも つき合うわ。 020A:0886F4:01:かわったネコだろ!?[1000]変な声で なくから面白いぜっ。[1002]ほら もっと なけ![1002][1003]ビアンカ「やめなさいよ![1000]かわいそうでしょう。[1000]その子を わたしなさい! 020B:088734:40:おい このネコをわたせって。[1000]どうする?[1002]そうだなあ。いじめるのも[1000]あきてきたし 欲しいなら[1000]あげてもいいけどさ。[1002]そうだ![1000]レヌール城の お化けを[1000]退治してきたらなっ![1002]そりゃいいや![1000]レヌール城の お化け退治と[1000]交換だな! 020C:088799:40:パパスさん パパスさん[1000]このまま 帰るなんて[1000]とんでもない![1002]せめて 今日だけでも[1000]泊まっていってくださいな! 020D:0887C7:01:[1003]パパス「それでは お言葉に[1000]あまえることにするかっ。[1002]ああ よかった。[1000]さあ どうぞ こちらヘ。 020E:0887EF:10:じゃあ パパスさん[1000]どうぞ ごゆっくり。 020F:088801:08:[1003]パパス「さてと……。[1000]明日は 早く出るぞ。[1000]村の皆が待っているからな。[1002][1003]パパス「今日は もう[1000]ねむることにしよう。[1000]おやすみ [1012]。 0210:08883B:80:[1003]ビアンカ「まっ暗だわ [1012]。[1000]足もとに 気をつけてね……。 0211:088856:01:[1003]ビアンカ「あら?[1000]あの明りは なにかしら? 0212:088869:04:[1003]ビアンカ「まっ暗だわ [1012]。[1000]たいまつを つかわなくちゃね。 0213:088883:04:[1003]ビアンカ「[1012]さん[1000]ビアンカさん ありがとう……。[1000]って 書いてあるみたいね。 0214:0888A3:20:[1012] おきて……。[1000][1012]……。 0215:0888AE:04:[1003]ビアンカ「おきたわね [1012]。 0216:0888BB:04:[1003]ビアンカ「じゃあ はやく[1000]いきましょう……。[1002][1003]ビアンカ「どこヘって?[1000]もちろん レヌール城ヘよ。[1002][1003]ビアンカ「お化け退治をして[1000]あの子ネコを助けなくちゃ。 0217:088904:40:[1003]ビアンカ「レヌール城は[1000]この町から ずっと北に[1000]あるそうだわ。[1002][1003]ビアンカ「さあ いきましょう。 0218:088930:02:[1003]ビアンカ「よいしょ よいしょ。[1000]やっと もどってこれたわ。[1002][1003]ビアンカ「気がついた? [1012][1000]今夜はもう やめにしましょう。 0219:088963:04:[1003]ビアンカ「また明日ね。[1000]おやすみ [1012]。 021A:088975:40:[1003]ビアンカ「もどってきちゃったわね。[1002][1003]ビアンカ「あーあ ねむいわ……。[1000]今夜はもう やめにしましょう。 021B:0889A2:80:[1006]ドアは 内側から[1000]カギが かかっている![1002][1003]ビアンカ「こまったわね。[1000]どこか ほかのところから[1000]中に入れないかしら……。 021C:0889D7:02:[1003]ビアンカ「きゃーっ! 021D:0889E1:40:うーん… 021E:0889E5:20:[1006]“[1012]の はか”[1000]と 書いてあるようだ。 021F:0889F7:20:[1006]しかし [1012]には[1000]文字が読めなかった……。 0220:088A0B:01:[1006]“ビアンカの はか”[1000]と 書いてあるようだ。 0221:088A20:01:[1003]ビアンカ「ああ 苦しかった![1000][1012]ったら[1000]今まで なにしてたのよ?[1002][1003]ビアンカ「でも 助けてくれたから[1000]まあ いいわ。[1000]さあ いきましょう! 0222:088A58:01:[1003]ビアンカ「“私たちの お墓を[1000]かえして……”って[1000]書いてあるみたいね。 0223:088A78:20:[1003]エリック「おお! ここまで来る[1000]勇気のあった者は[1000]そなたたちが 初めてじゃ……[1002][1003]エリック「何年か前から[1000]この城に ゴーストたちが[1000]住みついてしまい……[1002][1003]エリック「わたしと ソフィアは[1000]眠りにつくことも できぬ。 0224:088ADB:40:[1003]エリック「どうか 願いじゃ![1000]ゴーストたちの ボスを[1000]追いだしてくれぬか? 0225:088B00:01:[1003]エリック「すまん 返事が[1000]聞きとれなかった……。[1000]今いちど たのもう。 0226:088B1F:80:[1003]エリック「そうか やってくれるか。[1000]では わたしに ついてまいれ。 0227:088B3B:80:[1003]エリック「おお そうじゃ![1000]台所に たいまつが[1000]あったと思うが……。 0228:088B5B:01:[1003]エリック「その たいまつを使うと[1000]どんな暗やみも[1000]照らすことが できよう! 0229:088B7D:80:[1006][1008]は たいまつに[1000]火をともした! 022A:088B8C:40:……………………。 022B:088B94:02:みーたーなーっ!! 022C:088B9C:04:[1003]エリック「さあ! こっちじゃ……。 022D:088BAD:01:おお! うまそうだ。 022E:088BB5:04:やっと ごちそうが出たぞ! 022F:088BC1:08:たっ……助けてくれー![1000]王と王妃の 墓は[1000]もと通りにするから! 0230:088BDD:04:ヘっヘっヘ。ありがたい。[1000]あんた りっぱな[1000]大人になるぜ……。 0231:088BF7:10:そんなこと いわずに[1000]たのむよ 坊っちゃん! 0232:088C09:80:[1003]エリック「よくぞ やってくれた![1000]心から 礼をいうぞ。[1002][1003]ソフィア「本当に ありがとう。[1000]あなたたちの おかげで[1000]ゆっくり眠れそうです。 0233:088C47:04:[1003]エリック「さあ いこうか おまえ。[1007][1000][1003]ソフィア「はい あなた……。 0234:088C66:10:[1003]ソフィア「さようなら。[1000]あなたたちのことは[1000]忘れません……。 0235:088C81:08:[1003]ビアンカ「よかったわね。[1000]これからは 2人 幸せに[1000]眠りつづけるはずよ。[1002][1003]ビアンカ「でも ゴーストたちは[1000]なんで この城を[1000]あらしていたのかしら……。 0236:088CC3:01:[1003]ビアンカ「あら? なにかしら?[1000]きれいな宝石ね。[1002][1003]ビアンカ「きっと お礼よ。[1000]ねえ 持ってゆきましょう。 0237:088CF3:02:[1003]ビアンカ「でも 持ち物が[1000]いっぱいね。[1000]なにか 捨てましょうよ。 0238:088D0F:20:[1006]“エリック王 ここに眠る”[1000]と 書いてあるようだ。 0239:088D29:01:[1006]“ソフィア王妃ヘ 永遠の愛を”[1000]と 書いてあるようだ。 023A:088D47:10:[1003]ビアンカ「わりと[1000]ロマンティックな 王さま[1000]だったのね……。[1002][1003]ビアンカ「さあ いきましょうか。 023B:088D71:80:ほっほっほっ。[1000]ここの城には ゆうれいが[1000]たくさん おるそうじゃ。[1002]気をつけないと[1000]いかんぞい。[1000]ほっほっほっ…。 023C:088DA0:10:[1006]レヌール城の お化けを[1000][1012]が退治したというウワサは[1000]その夜のうちに ひろまった……。[1002][1006]そして 夜が明けた……。 023D:088DD4:80:[1003]ビアンカ「さあ 約束だわよ![1000]この子ネコを もらって[1000]いっても いいわね? 023E:088DF6:08:おい どうする?[1000]しかたないか……。 023F:088E04:40:よし! 約束したし[1000]お前らも がんばったからな![1000]このネコは あげるよ! 0240:088E24:10:[1003]ビアンカ「よかったわね ネコさん。[1000]もう いじめられないわよ。 0241:088E40:01:[1003]ビアンカ「さあ いきましょう。 0242:088E4D:80:[1003]ビアンカ「そうだわ![1002][1003]ビアンカ「この ネコさんに[1000]名前を つけてあげなきゃ! 0243:088E72:08:[1003]ビアンカ「ねえ……[1000]ボロンゴって どうかしら? 0244:088E88:08:[1003]ビアンカ「じゃあ……[1000]プックルって どうかしら? 0245:088E9F:08:[1003]ビアンカ「じゃあ……[1000]チロルって どうかしら? 0246:088EB4:80:[1003]ビアンカ「じゃあ……[1000]ゲレゲレって どうかしら? 0247:088ECC:10:[1003]ビアンカ「もう![1000]ちゃんと えらんでよ。 0248:088EDE:20:[1003]ビアンカ「きまったわ![1000]今日から あなたは[1000][1013]よ! 0249:088EF5:80:[1003]ビアンカ「[1012]! 024A:088EFD:80:[1003]ビアンカ「しばらく 会えないかも[1000]知れないから[1000]これを あげる……。 024B:088F1B:80:[1006][1012]は ビアンカのリボンを[1000]手に入れた! 024C:088F2F:02:[1003]ビアンカ「そうだわ![1000][1013]ちゃんに つけて[1000]あげるね。[1002][1003]ビアンカ「[1012]。 また いつか[1000]いっしょに 冒険しましょうね![1000]ぜったいよ。[1002][1003]ビアンカ「元気でね [1012]。 024D:088F74:08:[1003]パパス「ところで [1012]……。[1002][1003]パパス「お化け退治のこと[1000]この父も 感心したぞ。[1002][1003]パパス「しかし お前は まだ[1000]子供だ。あまり 無茶を[1000]するでないぞ。 024E:088FB7:08:[1003]パパス「うむ……。[1000]では いくとしよう。 024F:088FC8:10:[1003]パパス「すっかり英雄きどりだな。[1000]まあ それもよかろう。[1000]では いくとしよう。 0250:088FEA:80:[1003]サンチョ「だんなさま[1000]おかえりなさいませ![1002][1003]サンチョ「ダンカンさんの病気の[1000]ごかげんは いかがでしたか?[1002][1003]サンチョ「なんと! ただのカゼ?[1000]それは ようございましたね。[1002][1003]サンチョ「ところで 留守中[1000]だんなさまに[1000]このような お手紙が……。[1002][1003]パパス「うむ……。 0251:08905F:10:[1003]サンチョ「さあさ 坊っちゃんは[1000]長旅で おつかれでしょう。[1002][1003]サンチョ「どうぞ[1000]おやすみなさいませ。 0252:08908D:01:うん? 坊やは[1000]ステキな 宝石を[1000]持っているな。[1002]その 宝石を ちょっと[1000]見せてくれないか? 0253:0890B6:20:[1006][1012]は ゴールドオーブを[1000]手わたした。[1002]本当に きれいな宝石だね。[1000]はい ありがとう。[1002][1006][1012]は ゴールドオーブを[1000]返してもらった。[1002]坊や お父さんを[1000]大切にしてあげるんだよ。 0254:089103:20:アハハ……。[1000]べつに 盗むつもりはないよ。[1000]信用してほしいな。 0255:089120:08:来てくれたのね![1000]私は エルフのベラ。[1002][1003]ベラ「じつは 私たちの国が[1000]大変なのっ![1002][1003]ベラ「それで 人間界に[1000]助けを求めて来たのだけど[1000]だれも 私に気がついて[1000]くれなくて……。[1002][1003]ベラ「気がついてほしくて[1000]いろいろ イタズラもしたわ。[1002][1003]ベラ「そこヘ あなたが[1000]あらわれたってわけ。[1002][1003]ベラ「シ! ちょっと まって。[1000]だれか 来たみたいだわ……。 0256:0891B4:08:[1003]パパス「話し声がしたので[1000]だれかいるのかと思ったが[1000]お前ひとりか……。[110B][1002][1003]パパス「ここは とても寒い。[1000]ひとり遊びも そこそこにして[1000]カゼをひかぬうちに[1000]あがってくるのだぞ。[110F] 0257:089204:01:[1003]ベラ「やっぱり ほかの人には[1000]私は見えないみたいね……。[1002][1003]ベラ「ともかく 私たちの国に[1000]来てくださる?[1000]そして くわしい話は[1000]ポワンさまから聞いて! 0258:089245:08:[1003]ベラ「来てくれたのねっ。[1000]さあ ポワンさまに会って! 0259:08925D:08:[1003]ベラ「ポワンさま おおせのとおり[1000]人間族の戦士を[1000]連れてまいりました。[1002][1003]ポワン「まあ なんて かわいい [1000]戦士さまですこと。[1002][1003]ベラ「め めっそうもありません。[1000]こう見えましても 彼は……。[1002][1003]ポワン「いいわけは[1000]いいのですよ ベラ。[1000]すべては 見ておりました。[1002][1003]ポワン「[1012]と いいましたね。[1000]私たちの姿が見えるのは[1000]あなたに 不思議な力が[1000]あるためかも知れません。[1002][1003]ポワン「[1012] あなたに[1000]たのみが あるのですが[1000]引き受けてもらえますか? 025A:08931D:01:[1003]ポワン「そうですか。[1000]ざんねんですが[1000]しかたありませんわね……。 025B:089339:01:[1003]ポワン「じつは 私たちの宝[1000]はるかぜの フルートを[1000]ある者に うばわれて[1000]しまったのです。[1002][1003]ポワン「このフルートが なければ[1000]世界に 春をつげることが[1000]できません。[1002][1003]ポワン「[1012][1000]はるかぜのフルートを[1000]とりもどしてくれませんか? 025C:08939F:02:[1003]ポワン「まあ![1000]引き受けてくださるのですね![1002][1003]ポワン「ベラ あなたも[1000]おともしなさい。[1007][1000][1003]ベラ「はい ポワンさま。[1002][1006]ベラが 仲間にくわわった! 025D:0893E2:80:[1003]ポワン「[1012]あなたが[1000]無事にフルートを とりもどせるよう[1000]祈っていますわ。 025E:089404:40:[1003]ポワン「まあ! これは まさしく[1000]はるかぜのフルート![1002][1003]ポワン「[1012]や[1000]よくやってくれました。[1000]これで やっと 世界に[1000]春をつげることが できますわ。[1002][1003]ポワン「なんて お礼をいって[1000]いいのやら……。[1000]そうだわ 約束しましょう。[1002][1003]ポワン「あなたが 大人になり[1000]もし なにかに困ったとき[1000]再び この国を訪ねなさい。[1002][1003]ポワン「きっと ちからに[1000]なりましょう。 いいですか?[1000]よく 覚えておくのですよ。[1002][1003]ポワン「さあ そろそろ[1000]お別れの時です。 025F:0894C3:40:まったく ザイルには[1000]あきれてしまうわい。[1002]わしが ポワンさまに[1000]追いだされたと カン違いして[1000]仕かえしを考えるとは……。[1002]妖精の村から来た お方よ。[1000]おわびといってはなんだが[1000]カギの技法をさずけよう。 0260:08951D:80:カギの技法は[1000]この洞くつ深く 宝箱のなかに[1000]封印した。 0261:08953A:20:どうか ザイルを[1000]正しい道に もどしてやって[1000]くだされ。 0262:089553:40:おお! カギの技法を[1000]身につけましたなっ! 0263:089568:08:ん? おお![1000]すでに カギの技法を[1000]身につけていましたかっ! 0264:089583:10:[1006][1012]は[1000]カギの技法を見つけた! 0265:089593:20:[1003]パパス「父さんは 調べることが[1000]あるので 今日は家にいるが[1000]お前も 村の外に出たり[1000]しないようにな。 0266:0895BF:80:[1003]パパス「おはよう [1012][1000]ずいぶん うなされていたが[1000]悪い夢でも見たのか?[1002][1003]パパス「なに?[1000]妖精の国が 大変だと?[1000]わっはっは ねぼけているな。 0267:0895FE:02:[1003]ザイル「くそー![1000]お前は なかなか強いな……。[1002][1003]ザイル「え? じいちゃんを[1000]村から追いだしたのは[1000]ポワンさまじゃないって?[1002][1003]ザイル「けど 雪の女王さまが…… 0268:089646:80:[1003]女王「ククククク……。[1000]やはり 子供をたぶらかせて[1000]という 私の考えは[1000]甘いみたいでしたね。[1002][1003]女王「こんどは 私が相手です。[1000]さあ いらっしゃい![1002][1006]なんと 女王は 怪物に姿を変えた! 0269:08969A:10:[1003]ベラ「[1012] あなたのことは[1000]忘れないわ。元気でね。[1002][1006]ポワンは はるかぜのフルートを[1000]くちびるに あてた……。 026A:0896CA:20:[1003]サンチョ「や! 坊っちゃん![1000]いままで どこにっ!? 026B:0896E2:04:[1003]サンチョ「だんなさまに[1000]ラインハットの城から使いが[1000]来て 出かけることに[1000]なったんです![1002][1003]サンチョ「坊っちゃんも 連れて[1000]いくつもりで ずいぶん[1000]さがしたんですが……。[1002][1003]サンチョ「見つからなくて[1000]だんなさまは たった今[1000]お出かけに なりましたっ。[1002][1003]サンチョ「すぐに追いかければ[1000]まだ間に合うかも知れません。[1000]さあ 坊っちゃん! 026C:089771:80:いってらっしゃい[1000]パパスさん! 026D:08977E:10:[1003]パパス「私は サンタローズに住む[1000]パパスというものだ。[1002][1003]パパス「ラインハット国王に呼ばれ[1000]お城にいく途中である。[1000]どうか 通されたい![1002][1003]兵士「おお! あなたが[1000]パパスどのですか!?[1000]連絡は うけています。[1000]どうぞ お通りください! 026E:0897E8:40:[1003]パパス「もし……。[1000]どうか されたか ご老人? 026F:0897FD:20:[1003]老人「ほっといてくだされ。[1000]わしは 川の流れを見ながら[1000]この国の ゆく末を[1000]案じているだけじゃて……。 0270:08982E:01:[1003]パパス「ふむ……。[1000]あまり風にあたると 身体に[1000]毒ですぞ。では ごめん! 0271:08984F:80:[1003]パパス「!! 0272:089856:20:[1003]兵士「待てっ![1000]わが城に なに用だっ!?[1002][1003]パパス「私は サンタローズに住む[1000]パパスという者だ。[1000]国王に呼ばれ 来たのだが。[1002][1003]兵士「おお! あなたが[1000]パパスどのですか!?[1000]国王が お待ちかねです。[1000]さあ こちらヘっ! 0273:0898B7:20:[1003]兵士「王さま! パパスどのを[1000]お連れしました![1002][1003]王「ふむ ごくろうであった。[1000]そのほうは さがってよいぞ。[1007][1000][1003]兵士「はっ! 0274:0898EF:02:[1003]王「さて パパスとやら[1000]そなたの勇猛さは このわしも[1000]聞きおよんでいるぞ![1002][1003]王「その腕をみこんで ちと[1000]たのみがあるのだが……。[1000]コホン……。[1002][1003]王「パパス もう少し そばに![1000]皆の者は さがってよいぞ! 0275:089947:01:[1003]パパス「[1012] そんな所に[1000]立っていても たいくつだろう。 0276:08995E:80:[1003]パパス「いい機会だから 城の中を[1000]見せてもらいなさい。[1002][1003]パパス「ひととおり見るうちには[1000]父さんたちの話も終るはずだ。 0277:089995:01:[1006]わっ! 0278:089999:02:ああ びっくりした。[1000]てっきりヘンリー王子かと……。[1002]人が カエルをきらいなのを[1000]知ってて 背中にカエルを[1000]入れるんだよ。ひどいよなあ。 0279:0899D5:01:[1003]ヘンリー「だれだ お前は?[1000]あっ! わかったぞ![1002][1003]ヘンリー「親父に呼ばれて城に来た[1000]パパスとかいうヤツの[1000]息子だろう! 027A:089A0D:01:[1003]ヘンリー「オレは この国の王子。[1000]王さまの次に えらいんだ。[1000]オレの子分に してやろうか? 027B:089A35:10:[1003]ヘンリー「わははははっ。[1000]だれが お前みたいな[1000]弱そうなヤツを子分にするか![1000]帰れ 帰れ! 027C:089A5F:01:[1003]ヘンリー「はーん?[1000]よく聞こえないなあ……。[1000]もう いちど聞くぞ。 027D:089A7C:04:[1003]ヘンリー「なんだ また お前か?[1000]やっぱり 子分になりたくて[1000]もどってきたのか? 027E:089A9F:01:[1003]ヘンリー「そんなにいうなら[1000]オレの子分に してやろう。 027F:089AB7:80:[1003]ヘンリー「となりの部屋の宝箱に[1000]子分のしるしが あるから[1000]それを取ってこい![1002][1003]ヘンリー「そうしたら[1000]お前を 子分と認めるぞっ。 0280:089AF3:10:[1003]ヘンリー「じゃあ あっちヘいけよ。[1000]さようならだっ! 0281:089B0A:40:[1003]ヘンリー「どうだ?[1000]子分のしるしを 取ってきた[1000]だろうな! 0282:089B25:04:[1003]ヘンリー「じゃあ 見せてみろ。[1000]うん? 持ってないじゃないか。 0283:089B41:08:[1003]ヘンリー「なに? 宝箱は[1000]からっぽだったって?[1000]そんなはずはないぞ![1002][1003]ヘンリー「子分に なりたければ[1000]もういちど よく調べてみな! 0284:089B7D:02:[1003]パパス「おお [1012]か![1000]父さんは ヘンリー王子の[1000]おもりを たのまれたのだ。[1002][1003]パパス「本当は 王子のそばに[1000]いたいのだが まいったことに[1000]キラわれてしまったらしい。[1002][1003]パパス「だが お前なら子供どうし[1000]友だちに なれるかも知れん。[1002][1003]パパス「父さんは ここで 王子が[1000]出歩かないよう見張ってるから[1000]がんばってみてくれぬか?[1000]たのんだぞ! 0285:089C0A:20:[1003]パパス「どうした? [1012]。[1000]えっ? ヘンリー王子が[1000]いなくなったって!? 0286:089C29:04:[1003]パパス「この通路を通らないと[1000]外には いけないはず![1000]しかし王子は来なかったぞ。 0287:089C4E:04:[1003]パパス「ふーむ……。[1000]とにかく見てみよう。[1000]お前も ついて来なさい。 0288:089C6C:04:[1003]パパス「しかし 王子は ここを[1000]通らなかったぞ。[1002][1003]パパス「部屋のなかを ちゃんと[1000]見てきたのか?[1000]父さんも いこうか? 0289:089C9F:20:[1003]ヘンリー「あっ! パパス![1000]お前は 部屋に入るなと[1000]いっておいたはずだぞ![1002][1003]パパス「やれやれ……。 とことん[1000]キラわれたものだな……。[1000]失礼つかまつった。 028A:089CE3:04:[1003]パパス「[1012]よ 夢でも見たな。[1000]王子は ちゃんと いたでは[1000]ないか。 028B:089CFF:08:[1003]パパス「ともかく 王子の友だちに[1000]なってやってくれ。[1000]たのんだぞ。 028C:089D1B:80:[1006][1012]は イスをどかせて[1000]足もとを調べた。 028D:089D2F:10:[1003]ヘンリー「なんだ もう 階段を[1000]見つけてしまったのか……。[1000]ふん! つまらないヤツだな。[1002][1003]ヘンリー「しかし 子分のしるしは[1000]見つからなかっただろう。[1000]子分には してやれないな。[1002][1003]ヘンリー「ん? 028E:089D83:80:[1003]*「ヘンリー王子だな!?[1007][1000][1003]ヘンリー「なんだ お前らは!?[1002][1003]*「わるいが いっしょに[1000]来てもらうぜっ![100D] [1019]バス![101A] 028F:089DBD:01:[1003]ヘンリー「うぐっ! 0290:089DC6:80:おい! はやく王子を舟ヘ![1000]ヘいっ! 0291:089DD8:01:[1003]パパス「なに…っ!![1000]王子が さらわれただと!? 0292:089DEC:80:[1003]パパス「なっ なんとしたことだ! 0293:089DFA:40:[1003]パパス「いいか [1012]。[1000]このことは 誰にもいうな。[1000]さわぎが大きくなるだけ[1000]だからな……。[1002][1003]パパス「とにかく 王子を[1000]助けださないとっ![1000]ついて来い [1012]! 0294:089E39:40:[1003]パパス「ヘ ヘンリー王子! 0295:089E47:40:[1003]パパス「く! カギが[1000]かかっている![1002][1003]パパス「ぬっ![1000]ぬおおおおおおーーーっっ!! 0296:089E6D:01:[1003]パパス「ヘンリー王子! 0297:089E79:04:[1003]ヘンリー「ふん![1000]ずいぶん 助けにくるのが[1000]おそかったじゃないか。[1002][1003]ヘンリー「まあ いいや。[1000]どうせ オレは お城に[1000]もどるつもりは ないからな。[1002][1003]ヘンリー「王位は 弟がつぐ。[1000]オレは いないほうがいいんだ。[1002][1003]パパス「王子! 0298:089EDB:08:[1003]ヘンリー「なっ なぐったな[1000]オレをっ!![1002][1003]パパス「王子! あなたは[1000]父上の お気持ちを[1000]考えたことが あるのか!?[1002][1003]パパス「父上は 父上は……。[1002][1003]ヘンリー「……………。[1002][1003]パパス「さあ ともかく[1000]追手のこないうちに ここを! 0299:089F3E:04:[1003]パパス「く! さっそく[1000]あらわれたかっ!? 029A:089F50:20:[1003]パパス「[1012]![1000]ここは 父さんが引きうけた![1000]お前は 王子を連れて[1000]はやく外ヘ! 029B:089F74:40:[1003]ゲマ「ほっほっほっ[1000]ここから逃げだそうとは[1000]いけない子供たちですね。[1002][1003]ゲマ「この私が おしおきを[1000]してあげましょう。[1000]さあ いらっしゃい! 029C:089FB1:02:[1003]パパス「こっ これは いったい![1000][1012]! ヘンリー王子![1002][1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]あなたですね。私のかわいい[1000]部下たちを やっつけて[1000]くれたのは……。[1002][1003]ゲマ「出でよ ジャミ! ゴンズ! 029D:08A002:40:[1003]ゲマ「さあ その なまいきな男を[1000]やっつけて おしまいなさい。 029E:08A01D:01:[1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]みごとな戦いぶりですね。[1002][1003]ゲマ「でも こうすると[1000]どうでしょう……。[1002][1006]なんと! ゲマは[1000][1012]の のどもとに[1000]死神のカマを あてがった![1002][1003]パパス「[1012]! 029F:08A069:40:[1003]ゲマ「この子供の命が[1000]おしくなければ ぞんぶんに[1000]戦いなさい。[1002][1003]ゲマ「でも この子供のたましいは[1000]永遠に じごくを さまよう[1000]ことに なるでしょう。[1000]ほっほっほっほっ。 02A0:08A0B3:10:[1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]ずいぶん 楽しませて[1000]くれました。[1002][1003]パパス「ううう……。[1002][1003]ゲマ「おや まだ 息が[1000]あるみたいですね。[1002][1003]パパス「[1012]! [1012]![1000]気が ついているかっ!?[1000]はあはあ……。[1002][1003]パパス「じつは お前の母さんは[1000]まだ 生きているはず……。[1000]わしに かわって母さんを 02A1:08A129:08:[1003]パパス「ぬわーーっっ!! 02A2:08A135:20:[1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]子を思う親の気持ちは[1000]いつみても いいものですね。[1002][1003]ゲマ「しかし 心配はいりません。[1002][1003]ゲマ「お前の息子は[1000]わが教祖さまの どれいとして[1000]一生 幸せに くらすことで[1000]しょう。ほっほっほっほっ。[1002][1003]ゲマ「ジャミ! ゴンズ![1000]この子供たちを 運びだし[1000]なさい。 02A3:08A1B5:40:[1003]ジャミ「ゲマさま[1000]このキラーパンサーの子は?[1002][1003]ゲマ「捨ておきなさい。[1000]野にかえれば やがて[1000]その魔性を とりもどすはず。 02A4:08A1EF:08:[1003]ゲマ「うん? 待ちなさい。[1000]この子供は ふしぎな[1000]宝石を 持っていますね。[1002][1006]ゲマは [1012]から[1000]ゴールドオーブを 手にとった![1002][1003]ゲマ「この 宝石は もしや…?[1000]どちらにしろ こうしておくと[1000]しましょう。 02A5:08A248:08:[1006]ゲマは ゴールドオーブを[1000]にぎりしめ 強く念じた! 02A6:08A262:40:[1006]なんと![1000]ゴールドオーブは こなごなに[1000]くだけちった![1002][1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]さあ いきましょう。 02A7:08A290:04:[1006]ゲマは ルーラを となえた! 02A8:08A29D:80:[1006]どこからともなく 声がする…。[1002]おい しっかりしろ![1000]大丈夫か!? 02A9:08A2BB:20:おお 気がついたようだな。[1002]野原に たおれていたのを[1000]旅の人が ここまで[1000]はこんでくれたのだ。[1002]どこヘ いくつもりだったかは[1000]知らないが あまり無理を[1000]しないようにな。 02AA:08A2FF:80:[1003]パパス「おいおい[1000]どこヘ いこうというのだ?[1002][1003]パパス「ヘンリー王子は きっと[1000]このなかに つかまって[1000]いるはず。[1002][1003]パパス「はやく 王子を[1000]助けださねばっ! 02AB:08A342:10:[1006]かくして 父を失った [1012]は[1000]ヘンリー王子とともに[1000]何処とも わからぬ所に運ばれた。[1002][1006]母は生きている! その父の言葉も[1000]むなしく [1012]を 待ちうけて[1000]いたのは[1002][1006]苛酷な どれいの日々であった。[1002][1006]そして 10余年の月日が流れた…。 02AC:08A3AE:08:坊やには 信じられますか? 02AD:08A3BB:01:こらー! なにをしているっ![1000]さっさと 岩をはこばんかっ! 02AE:08A3D2:20:ほらほら 休んでいないで[1000]次の岩を持ってこないと[1000]またムチで ぶたれるぞ。 02AF:08A3F3:80:[1003]兵士「よーし![1000]今日は ここまでだ![1002][1003]兵士「明日も 朝は早いぞ![1000]それぞれ 部屋に もどって[1000]さっさと 休むんだ! 02B0:08A429:80:[1003]ヘンリー「やあ [1012][1000]やっと 目がさめたようだな。[1002][1003]ヘンリー「ずいぶん うなされてた[1000]ようだけど また ムチで[1000]うたれる夢でも見たんだろ。[1002][1003]ヘンリー「しかし お前は[1000]いつまでたっても 反抗的で[1000]ドレイに なりきれないヤツ[1000]だよなあ。[1002][1003]ヘンリー「その点 オレなんか[1000]素直になったと 自分でも[1000]思うよ。わっはっはっ。 02B1:08A4B5:01:おめえはよお 考えが[1000]甘いんだよ![1002]誰から聞いたかは知らんが[1000]そんなのは オレたちを[1000]がんばらせるための口実に[1000]きまってるだろっ! 02B2:08A4EE:20:でも 本当だって……。[1002]知らん 知らん![1000]おめえは 幸せなヤツだよ! 02B3:08A50D:10:[1006]すごい ニオイがする。[1000]どうやら ドレイたちの[1000]トイレのようだ……。 02B4:08A52C:40:おらおら! 仕事の時間だぞ![1000]さっさと いかないと[1000]このムチが とぶぞ! 02B5:08A54C:10:[1006]なんと! ドレイの女が[1000]ムチで うたれているっ![1002]オレの足の上に 石を[1000]落とすとは ふてえ女だ![1000]その根性をたたき直してやる![1002][1003]マリア「ど… どうか[1000]おゆるしください……。[1002]いーや だめだ。[1000]たしか おめえは ドレイに[1000]なったばかりだったなあ。[1002]このさいだから[1000]自分がドレイだってことを[1000]身にしみて わからせてやる![1002][1003]マリア「ひいいい……。 02B6:08A5E1:01:[1003]ヘンリー「あれ [1012]![1000]いつのまに となりに[1000]いたんだっ!?[1002][1003]ヘンリー「まあ いい……。[1000]オレは もう ガマン[1000]できないぞ! 02B7:08A613:40:[1006]うわっ! 02B8:08A618:20:[1003]兵士「なんだ なんだ[1000]この さわぎはっ!? 02B9:08A62B:08:はっ! この2人が[1000]突然 はむかってきて……。 02BA:08A640:10:[1003]兵士「この女は?[1002]あっ はい。[1000]このドレイ女も 反抗的[1000]だったので……。[1002][1003]兵士「………………。 02BB:08A66C:40:[1003]兵士「まあ よい……。[1000]おい この女の 手当てを[1000]してやれ! 02BC:08A686:20:[1003]兵士「それから この2人は[1000]牢屋に ぶちこんでおけっ![1002]はっ! 02BD:08A6A4:02:さあ 来るんだっ! 02BE:08A6AC:01:[1003]ヘンリー「いやー まいったな。[1000]しかし ムチで うたれるより[1000]マシかな。わっはっはっ。 02BF:08A6CF:20:[1003]ヘンリー「いったい なんだろう?[1000]おい いってみようぜっ。 02C0:08A6E8:02:[1003]マリア「さ さきほどは[1000]助けていただいて 本当に[1000]ありがとうございました。 02C1:08A708:04:[1003]兵士「妹のマリアを たすけてくれた[1000]そうで 本当に感謝している。[1000]私は 兄のヨシュアだ。[1002][1003]ヨシュア「まえまえから 思ってい[1000]たのだが お前たちは どうも[1000]他のドレイとちがうらしい。[1000]生きた目をしている![1002][1003]ヨシュア「そのお前たちをみこんで[1000]たのみが あるのだ。[1000]聞いてくれるな? 02C2:08A786:04:[1003]ヨシュア「まあ そういわずに[1000]聞いてくれ。 02C3:08A79A:40:[1003]ヨシュア「じつは まだウワサだが[1000]この神殿が 完成すれば[1000]秘密を守るため ドレイたちを[1000]皆殺しにするかも知れないのだ。[1002][1003]ヨシュア「そうなれば 当然[1000]妹のマリアまでが……![1002][1003]ヨシュア「お願いだ![1000]妹のマリアを連れて[1000]逃げてくれ![1002][1003]ヨシュア「ここに お前の荷物も[1000]用意した。 02C4:08A825:20:[1006][1012]は 荷物を受けとった![1002][1003]ヨシュア「この水牢は ドレイの[1000]死体を流すためのものだが[1000]タルに入っていれば たぶん[1000]生きたまま出られるだろう。 02C5:08A869:40:[1003]ヨシュア「さあ 誰か来ないうちに[1000]早く タルの中ヘ! 02C6:08A884:10:[1006]ヨシュアは 願いをこめて[1000]カベのスイッチを 押した! 02C7:08A8A0:04:[1006][1012]は ビアンカのリボンを[1000]手にとった。[1002][1006][1012]は ふと[1000]ビアンカと [1013]のことを[1000]思いだした……。 02C8:08A8C9:40:よかった![1000]気がつかれましたのねっ![1002]もう3日も 眠りっぱなしで[1000]このまま 起きないのではと[1000]心配していましたのよ。[1002]しかし タルの中に[1000]人が はいっていたのには[1000]びっくりしましたわ。[1002]お連れの人から聞いたのですが[1000]とんでもない所から[1000]逃げていらしたとか……。[1002]ここは名もない海辺の修道院。[1000]どうか 元気になるまで[1000]ゆっくりしていってくださいね。 02C9:08A95B:01:[1003]ヘンリー「よし そうと決まったら[1000]さっそく 旅に出よう![1002][1003]ヘンリー「今 出かけるって[1000]いってくるから お前は [1000]ここで 待っていろよ! 02CA:08A995:08:[1003]ヘンリー「親分の いうことは[1000]聞くもんだぜ。[1000]なっ いいだろう? 02CB:08A9B1:08:やはり いってしまうのですね。[1000]なんでも 母をさがす旅とか。[1002]北にある 大きな町でなら[1000]何か 分かるかもしれませんね。[1000]どうか お気をつけて。 02CC:08A9EC:40:[1003]マリア「本当に いろいろ[1000]ありがとうございました。[1002][1003]マリア「私は ここに残り[1000]多くのドレイの皆さんのために[1000]毎日 祈ることにしました。[1002][1003]マリア「そして [1012]さんが[1000]お母さまに会えるようにも……。[1000]どうか お気をつけて。 02CD:08AA4D:01:[1012][1000]あなたは もう大人です。[1002]これからは 自分の道を[1000]自分で見つけなくては[1000]ならないでしょう。[1002]しかし 神さまが[1000]見守ってくれていることを[1000]わすれないでください。[1002][1012]の旅に[1000]神の ごかごの あらんことを。 02CE:08AAA1:10:ここは お客様の寝室ですわ。[1002]せまい所ですが[1000]お休みになりますか? 02CF:08AAC1:08:では ごゆっくりどうぞ。[1000]良い夢が見られますよう……。 02D0:08AADA:02:おはようございます。[1000]今日も いい天気ですよ。 02D1:08AAEE:20:この修道院を おとずれる方は[1000]みな 大切なお客様ですわ。[1002]お休みになりたい時は[1000]えんりょなく[1000]声をかけてくださいね。 02D2:08AB25:04:[1006][1008]は パパスの手紙を[1000]読みはじめた。[1002][1006]“[1012]よ。お前が これを[1000] 読んでいるということは[1000] なんらかの理由で 私はすでに[1000] お前のそばに いないのだろう。[1002][1006] すでに知っているかもしれんが[1000] 私は 邪悪な手に さらわれた[1000] 妻のマーサを助けるため[1000] 旅をしている。[1002][1006] 私の妻 お前の母には[1000] とても ふしぎな力が あった。[1002][1006] 私には よくわからぬが[1000] その能力は 魔界に通じるもの[1000] らしい。[1002][1006] たぶん妻は その能力ゆえに[1000] 魔界に連れ去られたのであろう。[1002][1006] [1012]よ![1000] 伝説の勇者を さがすのだ![1002][1006] 私の調べたかぎり 魔界に入り[1000] 邪悪な手から 妻をとりもどせ[1000] るのは 天空の武器・防具を[1000] 身につけた勇者だけなのだ。[1002][1006] 私は 世界中を旅して[1000] 天空のつるぎを見つけることが[1000] できた。しかし いまだ[1000] 伝説の勇者は見つからぬ……。[1002][1006] [1012]よ! 残りの防具を[1000] さがしだし 勇者を見つけ[1000] わが妻マーサを 助けだすのだ。[1000] たのんだぞ [1012]!” 02D3:08AC9F:10:[1003]ヘンリー「なにやら 大変な話に[1000]なってきたな [1012]。[1000]伝説の勇者かあ……。うーん。 02D4:08ACC3:08:そこの はり紙に[1000]書いてるように お客以外の[1000]通り抜けは おことわりだよ! 02D5:08ACE6:02:まず 馬車を[1000]手に入れることじゃ![1000]そして……[1002]憎む心ではなく 愛をもって[1000]モンスターたちと戦うのじゃ。[1002]その おぬしの心が通じたとき[1000]モンスターは むこうから[1000]仲間にしてくれと いってくる[1000]じゃろう。[1002]もっとも 彼らは 自分より[1000]強い者しか尊敬しないから[1000]仲間になりたいというのは[1000]こっちが勝ったあとじゃがな。[1002]どうじゃ わかったかな? 02D6:08AD7D:02:では もういっぺん いうぞ。 02D7:08AD89:02:よろしい! おぬしなら[1000]きっと 多くのモンスターを[1000]仲間に できるはずじゃ![1002]馬車があれば より多くの[1000]モンスターを連れて歩けるが[1000]それでも限度はある。[1002]そのときは わしの所ヘ[1000]来ればいい。[1000]仲間のモンスターの[1000]めんどうをみてあげるぞい。 02D8:08ADF7:04:おおっと![1000]あんた いい女 連れてるなあ![1002]え? あんたの奥さん?[1000]くは…! たまんねえなあ! 02D9:08AE1C:80:ぐうぐう……。 02DA:08AE23:40:船出のまえに 酒場にゆけば[1000]いろいろ 聞けるかも[1000]知れないぜっ。 02DB:08AE41:20:[1003]ビアンカ「まあ [1012]ったら[1000]調子いいんだから。 02DC:08AE55:08:[1003]ビアンカ「そうよ [1012]。[1000]私に 気をつかわなくても[1000]いいのよ。うふふ。 02DD:08AE72:40:[1003]ビアンカ「ちょっと [1012]。[1000]はやく いきましょうよ。 02DE:08AE88:80:[1003]ビアンカ「もうっ いやあねえ……。[1000]男って みんな[1000]こうなのかしら……。[1002][1003]ビアンカ「でも [1012]だけは[1000]ちがうもんねっ。 02DF:08AEB9:10:と思ったが お金が 足りない! 02E0:08AEC7:02:あれは 10年以上 昔じゃ![1002]天空のつるぎを さがしている[1000]たくましい男に 会ったことが[1000]あるんじゃ。[1002]その男は[1000]天空の武器防具を すべて集め[1000]魔界に入ると いうとった。[1002]身なりは ボロボロだったが[1000]国王のような 高貴な顔立ち![1000]あの男こそ 勇者さまじゃ![1002]おお! 今[1000]男の名前も 思いだしたぞ![1002]パパスじゃ![1000]たしかに パパスという[1000]名前じゃったぞ! 02E1:08AF68:04:そうか……。[1000]ざんねんじゃのう……。 02E2:08AF77:04:[1006][1012]は 天空のつるぎを[1000]そうびした。[1002][1006]しかし つるぎをもつ手に[1000]ちからが はいらず 身体が[1000]なまりのように重くなった。[1002][1006][1012]には 天空のつるぎを[1000]そうびできそうにない! 02E3:08AFC1:40:え? パパスさんを知ってる?[1000]あなたの父親ですって!?[1000]そんなっ……![1002]でも 確かに あの時の坊やの[1000]おもかげが……。[1000][1012]! [1012]なの!? 02E4:08AFFA:40:こんなことって……。[1000]こんなことって……。[1000]ああ[1113] 神さま! 02E5:08B012:10:ひどい人![1000]からかったのね![1002]でも あなたには どこかで[1000]会ったことがあるような気が[1000]しますわ。気のせいかしら……。 02E6:08B040:40:なんと! パパスどのの[1000]息子の [1012]か![1002]おお! おお![1000]大きゅうなって……。[1000]立派に なったのう……。[1002]して パパスどのは?[1002][1003][1012]「………………。[1002]なんと そんなことが[1000]あったのか!?[1000]苦労したんじゃのう……。[1113] 02E7:08B098:01:そういえば あの当時[1000]パパスどのは 洞くつのなかに[1000]大切な物をかくしてたようじゃ。[1002]なん年もたっているので[1000]どうなってるかは知らんが[1000]きっと まだあるはず![1000]気をつけて調べなされよ。 02E8:08B0E5:40:[1003]ヘンリー「…………。 02E9:08B0EF:40:[1006][1012]は ふと 目ざめた。[1000]ヘンリーが なにか 考えごとを[1000]しているようだ。[1002][1003]ヘンリー「起きたのか [1012]。[1000]いや ちょっと お城のことを[1000]思いだしていてね……。[1002][1003]ヘンリー「町の人に聞いたけど[1000]親父が 死んでたなんて[1000]ちょっとショックだったな……。[1002][1003]ヘンリー「弟のデールが 王に[1000]なったらしいけど あんまり[1000]評判も よくないみたいだし。[1002][1003]ヘンリー「ちょっとだけ[1000]帰ってみるかなあ……。[1000]ラインハットは ここから[1000]東のほうだったなあ……。[1002][1003]ヘンリー「まあ いいや。[1000]今夜はもう ねようねよう! 02EA:08B1C2:40:[1003]兵士「ここから先は[1000]ラインハットの国だ。[1002][1003]兵士「太后さまの 命令で[1000]許可証のない よそ者は[1000]通すわけにいかぬぞ! 02EB:08B1FD:02:[1003]ヘンリー「ポカリ![1000]えらそうだな トム![1002][1003]兵士「あいたた! タンコブが……。[1000]無礼なヤツ! 何者だっ!?[1000]どうして[100D] 私の名前を???[1002][1003]ヘンリー「あいかわらず カエルは[1000]苦手なのか? ベッドに[1000]カエルを入れておいたときが[1000]いちばん けっさくだったな。[1002][1003]兵士「…………![100D][1000]そ[100D] そんな……[100D] まさか……。[1002][1003]ヘンリー「そう。オレだよ トム。[1000] [1007][1000][1003]兵士「ヘンリー王子さま![1002][1003]兵士「ま まさか生きていたとは…[1000]おなつかしゅうございます![1000]思えば あの頃が楽しかった。[1000]今の わが国は……。[1002][1003]ヘンリー「なにもいうな トム。[1000]兵士のお前が 国の悪口を[1000]いえば なにかと問題が[1000]多いだろう。[1002][1003]兵士「はっ…………。[1002][1003]ヘンリー「通してくれるな? トム。[1000] [1007][1000][1003]兵士「はい! よろこんで! 02EC:08B333:02:[1006]内側から カギが[1000]かかっているようだ! 02ED:08B346:01:ガルルー! 02EE:08B34C:01:[1003]ヘンリー「ちょっと待ってくれよ。[1002][1003]ヘンリー「いっておくけど[1000]とりあえず事情が わかるまで[1000]オレが誰だかは ナイショに[1000]しておこうと思うんだ。[1002][1003]ヘンリー「しばらくは[1000]オレは ただの旅人だぜ。[1000]さあ いこうか。 02EF:08B3A8:80:[1003]ヘンリー「おい! このまま[1000]ひきさがる つもりなのか?[1000]といっても 城の奥に[1000]入れなきゃ しかたないか……。[1002][1003]ヘンリー「いや まてよっ![1002][1003]ヘンリー「たしか この城には[1000]外から中に入れる 抜け道が[1000]あったはずだ。[1002][1003]ヘンリー「抜け道の入口は[1000]どこだったっけなあ……。 02F0:08B41B:80:[1006]“ラインハット王国に栄光あれ![1000][1019] [101A]すべては 王国のために!” 02F1:08B43F:20:[1006]なにやら でっぱった石がある。[1000]押してみますか? 02F2:08B456:08:おお! よくぞ来てくれた![1002]わらわは この国の太后じゃ![1000]早く わらわを ここから[1000]出してたもれ! 02F3:08B480:20:[1003]デール「兄さん! ヘンリー兄さん[1000]生きていたんだね![1002][1003]ヘンリー「ああ ずいぶんと[1000]留守にして 悪かったな。[1000]じつは…………。[1002][1003]デール「え! 母上が地下牢にっ?[1002][1003]ヘンリー「シー![1000]声が大きいぞ デール。[1002][1003]デール「そういえば いろいろ[1000]思いあたることが あるな……。 02F4:08B4F8:80:[1003]デール「いつだったか ボク[1000]読んだことが あるんだ。[1000]ふしぎな鏡の伝説を。[1002][1003]デール「この城の 倉庫の[1000]本だな だったと思うな。 02F5:08B533:20:[1003]デール「そうだ。このカギを[1000]持っておいきよ。[1000]きっと 役にたつから。 02F6:08B552:02:[1003]デール「無理をしないようにね。 02F7:08B561:20:[1003]デール「と思ったけど[1000]それ以上 持てないみたいだね。[1002][1003]デール「ボクは ここにいるから[1000]出なおしておいでよ。 02F8:08B591:10:[1006]なんと 古びた日記を 見つけた![1000][1011]は 日記を読んだ。[1002][1006]“*月*日。[1000] 今日 この城の旅の扉より[1000] 南の地に おもむく。[1002][1006]“南の地には 古き塔あり。[1000] 真実の姿をうつしだす鏡が[1000] まつられていると聞く。[1002][1006]“しかし 塔の扉は 我には[1000] 開かれず。[1000] そのカギは 修道僧が持てり。 02F9:08B61B:10:マリア…………![1002][1003]マリア「この人たちは 私に[1000]とても 親切にしてくれました。[1000]今度は 私の番です。[1002][1003]マリア「それに 試したいのです。[1000]この私にも その塔の扉が[1000]開かれるか どうかを……。[1002]わかりました。[1000]そこまで いうなら もう[1000]止めません。[1002][1012]さん [1000]どうか マリアを[1000]連れてってくださいましね。[1002][1003]マリア「私 できるだけ[1000]足でまといに ならないよう[1000]気をつけます。[1002][1003]マリア「さあ いきましょうか。 02FA:08B6C4:04:[1006][1011]は 扉を開けようとしたが[1000]どうやっても 開かない! 02FB:08B6DD:02:[1006]マリアは ひざまずき[1000]手を合わせ 神に祈った……。 02FC:08B6F6:10:[1006]なんと 扉が開いた! 02FD:08B701:04:[1006]カガミには 年老いた女の姿が[1000]うつっている。 02FE:08B717:10:[1006]なんと カガミには 怪物の姿が[1000]うつしだされたっ![1002][1003]太后「そ その鏡はっ![1000]ええい 正体がバレては[1000]しかたがない! 02FF:08B74D:01:[1003]怪物「こうなったら[1000]みな殺しに してくれるわっ! 0300:08B763:02:[1003]怪物「おろかな人間どもよ……。[1002][1003]怪物「オレさまを殺さなければ[1000]この国の王は 世界の王に[1000]なれたものを……。[100D]ぐふっ! 0301:08B79A:02:[1006]なんと 太后さまは ニセ者だった。[1002][1006]このウワサは[1000]またたく間に 国中に ひろがり[1000]そして 夜が 明けた……。 0302:08B7CC:02:[1003]デール「[1012]。兄上とともに[1000]よくぞ 母上のニセ者を[1000]たおしてくれました。[1002][1003]デール「心から 礼をいいますぞ。[1000]あのままだと この国が[1000]どうなっていたか……。[1002][1003]デール「まったく ボクは[1000]王さまとしては 失格ですね。[1002][1003]デール「だから [1012]からも[1000]たのんでくれませんか?[1000]兄上が 王さまに なるように。 0303:08B84A:01:[1003]ヘンリー「王さま その話は[1000]おことわり したはずですが。[1002][1003]デール「しかし 兄上……。[1002][1003]ヘンリー「子分は 親分の[1000]いうことを 聞くものですぞ。[1002][1003]ヘンリー「もちろん この兄も[1000]できうるかぎり 王さまを[1000]助けてゆくつもりです。 0304:08B8AC:02:[1003]ヘンリー「というわけで[1000][1012]とは これ以上 旅を[1000]続けられなくなっちゃったな。[1002][1003]ヘンリー「いろいろ世話になったけど[1000]ここで おわかれだ。[1000]元気でやるんだぜ [1012]。 0305:08B8F2:20:[1003]船長「おっと![1000]まだ 客が いたか。[1002][1003]船長「しかし お前さんで[1000]どうやら 最後の客みたいだな。 0306:08B91D:10:[1003]船長「よーし 出航だあー![1002][1003]船長「イカリを あげろー![1000]帆を あげろー! 0307:08B942:80:[1003]農民「ひー お助けを![1002]お助けをは ねえだろ![1002]オレたちは おめえの たのみを[1000]聞いてやろうってんだぜ。[1002]だから さっさと[1000]その金を わたしな![1002][1003]農民「んにゃ![1000]あんたらは 信用できねえだ。[1002][1003]農民「この金は 村のみんなが[1000]村のために……。[1002]強情な おとっつあん だぜ![1000]ん? 0308:08B9BC:20:なんだよ お前は?[1000]オレたちと[1000]やろうっていうのか? 0309:08B9D2:20:上等だぜっ! そのナマイキな[1000]ハナっぱしらを[1000]たたきおってやるっ! 030A:08B9F2:80:ほう?[1000]見て見ぬふりかい?[1000]けど 気にくわねえなあ。[1002]おめえの その[1000]人を 小バカにしたような[1000]すずしげな目がなっ! 030B:08BA26:10:けっ! おぼえてやがれよ! 030C:08BA32:10:[1003]農民「あぶねえところを[1000]ありがとうごぜえました。 030D:08BA4A:01:[1003]農民「んだ! あんたなら[1000]信用できるだ![1002][1003]農民「おねげえだ。[1000]オラのたのみを 聞いてけれ! 030E:08BA74:10:[1003]農民「そういうふうに[1000]安うけあい しないところが[1000]さっきの連中とは ちがうだよ。 030F:08BA98:04:[1003]農民「やれ ありがたや![1002][1003]農民「んじゃ[1000]いっぺんしか 言わんので[1000]よおく 聞いてけろよ。[1002][1003]農民「じつは オラの村のそばに[1000]すごい化け物が 住みついて[1000]畑を あらすだよ![1002][1003]農民「このままじゃ オラたちは[1000]うえ死にするしかねえ……。[1002][1003]農民「だもんで 村を代表して[1000]オラが この町に 強い戦士を[1000]さがしに来たっちゅうわけだ。[1002][1003]農民「あんたに たのめて[1000]よかっただよ。なかなか強ええ[1000]みたいだしな。[1002][1003]農民「もちろん[1000]ただとは いわねえぞ![1002][1003]農民「お礼は 3000ゴールド![1000]今 半分 わたすだよ。 0310:08BB7B:04:[1006][1012]は 1500ゴールドを[1000]手に入れた! 0311:08BB90:04:[1003]農民「もう半分は 化け物を[1000]やっつけてくれた あとでな。 0312:08BBAC:02:[1003]農民「んじゃ オラは 先に[1000]村に帰ってるから[1000]きっと来てくんろよ![1002][1003]農民「オラの村は[1000]ここから ずっと南にいった[1000]カボチ村だかんな! 0313:08BBE9:80:[1003]農民「なんだったら[1000]もう いっぺん 言おうか? 0314:08BBFF:08:[1003]農民「あんたに やってほしいのは[1000]化け物退治ちゅうことだよ。[1002][1003]農民「みごと退治してくれたら[1000]もう1500ゴールド わたすだ。[1000]うそじゃねえぞ。 0315:08BC45:08:[1006]夜も おそいせいか[1000]内側から カギが かかっている。 0316:08BC5D:40:とにかく[1000]オラは 反対だな![1002]村のことを どこの馬の骨かも[1000]知れねえ よそ者に[1000]たのむなんて![1002]んじゃ オラは 仕事が[1000]あるで……。 0317:08BC98:01:なんだ? あんたは?[1002]どいてけろ! 0318:08BCA6:04:[1006][1013]が 仲間に くわわった! 0319:08BCB4:01:[1006][1013]は 馬車に乗りこんだ! 031A:08BCC2:08:[1006][1011]は[1000]紋章の入った つるぎを 見つけた。[1002][1006]この紋章には 見覚えが ある……。[1002][1006]なんと! パパスのつるぎだ! 031B:08BCF7:80:ヘヘ 待ってたぜ![1000]さっそく いっぱい もらおうか。[1002]なに? 店の者じゃねえ?[1000]ち! わるかったな! 031C:08BD22:02:[1003]ベネット「今 わしらが いる[1000]この町は ここじゃろ。 031D:08BD3A:04:[1003]ベネット「でな。 この あたりに[1000]ルラムーン草というのが[1000]はえているらしいのじゃ。 031E:08BD5E:02:[1003]ベネット「ちと それを[1000]とってきて もらえんかの。[1002][1003]ベネット「ただし ルラムーン草は[1000]夜しか とれんそうじゃ。[1002][1003]ベネット「夜になると その草は[1000]ぼんやり光ると いわれとる。[1002][1003]ベネット「どうじゃ?[1000]もう いっぺん いおうかの? 031F:08BDC6:02:[1003]ベネット「よろしい![1002][1003]ベネット「では わしは[1000]ねて 待つことに しようぞ。 0320:08BDE9:10:[1003]ベネット「お前さん 呪文が[1000]使えるように なっていないか[1000]ちと 試してくれんか。 0321:08BE0E:08:[1003]ベネット「これこれ どうした? 0322:08BE1E:01:[1003]ベネット「おお! おお![1000]やったぞ! やったぞ![1002][1003]ベネット「よし この調子で[1000]つぎの呪文に[1000]挑戦することに しようぞ! 0323:08BE57:01:[1003]ヘンリー「こいつは おどろいた![1000][1012]じゃないかっ![1002][1003]ヘンリー「ずいぶん お前のことを[1000]さがしたんだぜっ。[1002][1003]ヘンリー「うん その……。[100D][1000]結婚式に 来てもらおうって[1000]思ってな。[1002][1003]ヘンリー「じつは オレ[1000]結婚したんだよ! 0324:08BEB6:40:[1003]マリア「[1012]さま[1000]おひさしぶりで ございます。 0325:08BECB:20:[1003]ヘンリー「わははは![1000]と まあ そういうわけなんだ。[1002][1003]ヘンリー「もしかすると マリアは[1000]お前のほうを[1000]好きだったのかも知れないけど。[1002][1003]マリア「まあ あなたったら……。 0326:08BF12:10:[1003]マリア「[1012]さまには[1000]私などより もっと ふさわしい[1000]女性が きっと見つかりますわ。[1002][1003]ヘンリー「とにかく[1000][1012]に 会えて[1000]本当に よかった![1002][1003]ヘンリー「ゆっくり[1000]していって くれよなっ。 0327:08BF61:10:え? もう ご結婚を?[1000]まあっ! 0328:08BF70:01:え? その方が 奥さま?[1000]まあっ! 0329:08BF7E:80:わん わん! 032A:08BF84:02:誰か! お願いです![1000]その犬を つかまえて下さい! 032B:08BF9B:02:はあ はあ…。[1000]ごめんなさい。 この子が[1000]とつぜん 走りだして…。[1002]いったい どうしたのかしら?[1000]さあ いらっしゃい。[1000]リリアン! 032C:08BFCE:02:[1003]リリアン「くーん くーん。 032D:08BFDA:20:[1003]リリアン「わん わんっ! 032E:08BFE6:04:[1003]リリアン「くーん くーん。[1002]まあ!? リリアンが[1000]私いがいの人に なつくなんて[1000]初めてだわ。[1002]あなたは いったい…。[1002]……。[1002]…あらっ いやだわ[1000]私ったら お名前も 聞かずに[1000]ボーッとして。[1002]お名前は…そうですか[1000][1012]さんと[1000]おっしゃるのですね。[1000]本当に ごめんなさい。[1002]また お会いできたら[1000]きっと お礼をしますわ。[1000]さあ リリアン![1000]行くわよ。 032F:08C075:04:[1003]リリアン「わん わん! 0330:08C080:02:お待たせいたしました。[1000]どうぞ お入りください。 0331:08C094:02:[1003]ルドマン「みなさん ようこそ![1000]私が この家の主人の[1000]ルドマンです。[1002][1003]ルドマン「さて。本日 こうして[1000]集まってもらったのは[1000]娘のフローラの 結婚相手を[1000]決めるため。[1002][1003]ルドマン「しかし ただの男に[1000]かわいい フローラを[1000]嫁にやろうとは思わんのだ。[1002][1003]ルドマン「そこで[1000]条件を 聞いてほしい。[1002][1003]ルドマン「古い言い伝えによると[1000]この大陸のどこかに 2つの[1000]不思議な指輪が あるらしいのだ。[1002][1003]ルドマン「炎のリング 水のリング[1000]と呼ばれ 身につけた者に[1000]幸福を もたらすとか。[1002][1003]ルドマン「もしも この[1000]2つのリングを 手に入れ[1000]娘との 結婚指輪にできたなら[1000]よろこんで 結婚を認めよう![1002][1003]ルドマン「我が家の ムコには[1000]その証しとして 家宝の盾を[1000]さずけるつもりだ。[1002][1003]ルドマン「では… 0332:08C1CB:80:待ってください! 0333:08C1D3:04:[1003]ルドマン「フローラ![1000]部屋で 待っているように[1000]言っただろう。[1002][1003]フローラ「お父さま。[1000]私は 今まで ずっと[1000]お父さまの 言う通りに[1000]してきました。[1002][1003]フローラ「でも 夫となる人だけは[1000]自分で 決めたいんです。 0334:08C22F:04:[1003]フローラ「それに みなさん![1000]炎のリングは 溶岩の流れる[1000]危険な洞くつに あると[1000]聞いたこともあります。[1002][1003]フローラ「どうか お願いです![1000]私などのために[1000]危ない事を しないで下さい。[1002][1003]フローラ「……。[1002][1003]フローラ「…あらっ?[1000]あなたは さっきの…。[1002][1003]フローラ「それじゃあ[1000]あなたも 私の 結婚相手に?[1000]まあ…。[1002][1003]ルドマン「なんだ フローラ[1000]知り合いなのか? …ふむ[1000]少しは 頼りになりそうな[1000]若者だが…。[1002][1003]ルドマン「ゴホン! とにかく[1000]フローラと 結婚できるのは[1000]ふたつのリングを[1000]もってきた者だけだ![1002][1003]ルドマン「さあ フローラ[1000]来なさい! 0335:08C320:40:やれやれ 大変な[1000]条件を 出されたな。 0336:08C333:20:ぷはー! うまい![1000]にいちゃんも どうだい?[1000]いっぱい いきなよ! 0337:08C34E:08:そうかい。でもな![1000]酒くらい 飲めねえと[1000]女の子を 口説けないぜっ。 0338:08C36D:01:わっはっはっ。 0339:08C373:01:[1006][1012]は 酒を飲みほした! 033A:08C37F:04:おいおい! 大丈夫かい?[1000]見かけによらず 弱えんだな。 033B:08C398:01:おお! にいちゃんも[1000]だいぶ強くなったな![1000]わっはっはっ。 033C:08C3AF:10:ただいまー! 033D:08C3B4:20:[1003]ダンカン「ビアンカ![1000][1012]だよ![1002][1003]ダンカン「お前の 友だちの[1000][1012]が 生きてたんだよ。[1002][1003]ビアンカ「まあ…! [1012]![1000]やっぱり 無事だったのねっ! 033E:08C3F3:10:[1003]ビアンカ「それに [100A]も……。[1000]大きくなったわね [100A]! 033F:08C40B:08:[1003]ビアンカ「サンタローズの村が[1000]ほろぼされて[1000][1012]も 行方不明に[1000]なったって 聞いたけど[1002][1003]ビアンカ「私は 絶対に[1000][1012]は 生きてると[1000]信じてたわ![1002][1003]ビアンカ「だって あの時[1000]また一緒に 冒険しようって[1000]約束したものね。[1002][1003]ビアンカ「でも もう[1000]あれから 10年以上か……。[1002][1003]ビアンカ「いろいろ つもる話を[1000]聞きたいわ。[1000]ゆっくりして行ってよね。[1002][1003]ビアンカ「え? そんなに[1000]ゆっくりも してられないの?[1002][1003]ビアンカ「何ですって?[1000]結婚するために 水のリングを[1000]探してる? まあ……! 0340:08C4E2:40:[1006]かくして 10数年ぶりに再会した[1000][1012]と ビアンカの ふたりは[1000]その夜おそくまで 語り合った。[1000]そして 夜が明けた……。 0341:08C519:20:[1003]ビアンカ「おはよう! [1012]。[1000]きのうは よく眠れた?[1002][1003]ビアンカ「今 朝食のしたくを[1000]するから しばらくしたら[1000]起きてきてね。 0342:08C550:20:[1003]ダンカン「なあ [1012]。[1000]この事は ビアンカには[1000]言ってないんだが…。[1002][1003]ダンカン「ビアンカは 本当は[1000]私の 実の娘じゃないんだよ。[1002][1003]ダンカン「だからこそ よけいに[1000]ビアンカのことが ふびんでね。[1000]幸せにしてやりたいんだよ。[1002][1003]ダンカン「私は こんな身体だから[1000]この先 どうなるか[1000]分らないし…。[1002][1003]ダンカン「[1012]が ビアンカと[1000]一緒に くらしてくれたら[1000]安心なんだがなあ。 0343:08C5EF:08:[1003]ビアンカ「さあ できたわよ。[1000][1012] そこに すわって。 0344:08C605:02:[1003]ビアンカ「ねえ……。[1000]食べながらで いいから[1000]聞いてくれる?[1002][1003]ビアンカ「きのう あれから[1000]考えたんだけどね。[1002][1003]ビアンカ「水のリングを探すの[1000]私も 手伝ってあげるわ![1002][1003]ビアンカ「だって [1012]には[1000]幸せになって 欲しいもんね。[1000]いいでしょ? 0345:08C66E:08:[1003]ビアンカ「あら いいの?[1000]私が いなきゃ 水門を[1000]あけられないわよ。[1000]だから いいでしょ? 0346:08C694:08:[1003]ビアンカ「うふふ。また 一緒に[1000]冒険が できるわねっ。 0347:08C6AF:10:[1003]ビアンカ「出かけるときは[1000]私に 言ってね。 0348:08C6C3:20:…ん? ビ ビアンカちゃん![1000]ふが ふが…。 0349:08C6D6:80:[1003]ビアンカ「水門ね。[1000]大丈夫。私に まかせて。[1002][1003]ビアンカ「ここを こうしてと……。 034A:08C6FC:10:[1003]ビアンカ「さあ いきましょう! 034B:08C70A:10:[1003]ビアンカ「なんだか[1000]どきどき しちゃうわ。[1002][1003]ビアンカ「小さい頃 ふたりで[1000]お化け退治に いったのを[1000]思いだすわね。 034C:08C73E:20:[1003]ビアンカ「わー きれい![1002][1003]ビアンカ「こんなふうに[1000]景色に 見とれるなんて[1000]何年ぶりかしら……。[1002][1003]ビアンカ「母さんが 死んでからは[1000]そんな余裕 なかったしね。 034D:08C787:08:[1003]ビアンカ「失礼しちゃうわね![1002][1003]ビアンカ「さっきの男[1000]私のおしり さわったのよっ。 034E:08C7AD:02:[1003]ビアンカ「うわー![1000]なんだか すごい所に[1000]出ちゃったわね。 034F:08C7C7:02:[1003]ビアンカ「ヘんね……。[1000]水のリングじゃなかったの?[1002][1003]ビアンカ「まだ どこかに[1000]かくされた宝の部屋が[1000]あるのかしら……。 0350:08C7FB:80:[1003]ビアンカ「やったわね [1012]。[1002][1003]ビアンカ「これで フローラさんと[1000]結婚できるはずよっ。[1002][1003]ビアンカ「ねえ [1012]……。[1002][1003]ビアンカ「ううん[1000]なんでも ないわっ。[1002][1003]ビアンカ「結婚すれば[1000]天空の盾が 手に入るかも[1000]知れないんでしょ。[1002][1003]ビアンカ「また 一歩[1000]目的に 近づくわね。[1000]さあ いきましょう! 0351:08C87D:20:[1003]ルドマン「おお [1012]。[1000]なんと 水のリングを[1000]手に入れたと申すかっ![1002][1003]ルドマン「よくやった![1000][1012]こそ フローラの夫に[1000]ふさわしい男じゃ![1002][1003]ルドマン「約束どおり[1000]フローラとの 結婚を[1000]みとめよう![1002][1003]ルドマン「じつは もう 結婚式の[1000]準備を 始めとったのだよ。[1000]わっはっはっ。[1002][1003]ルドマン「そうそう。 水のリングも[1000]あずかっておかなくては。[1002][1006][1012]は 水のリングを[1000]ルドマンに 手わたした![1002][1003]ルドマン「2つのリングは[1000]結婚式の時に 神父さまから[1000]手渡されるからな。[1002][1003]ルドマン「フローラ![1000]お前も [1012]が 相手なら[1000]文句は ないだろう? 0352:08C96E:04:[1003]フローラ「ええ。 お父さま……。 0353:08C97D:10:[1003]フローラ「……でも[1000]そちらの 女性は? 0354:08C98F:80:[1003]ビアンカ「え? 私?[1000]私はビアンカ。[1012]とは[1000]ただの 幼なじみで……。[1002][1003]ビアンカ「さあてと![1000]用も すんだことだし[1000]私は このヘんで……。 0355:08C9CA:20:[1003]フローラ「お待ちください! 0356:08C9D8:01:[1003]フローラ「もしや ビアンカさんは[1000][1012]さんを[1000]お好きなのでは……?[1002][1003]フローラ「それに [1012]さんも[1000]ビアンカさんのことを……。[1002][1003]フローラ「そのことに 気づかず[1000]私と結婚して [1012]さんが[1000]後悔することになっては……。[1002][1003]ルドマン「まあ 落ちつきなさい[1000]フローラ。[1000]では こうしたら どうだ? 0357:08CA52:02:[1003]ルドマン「今夜一晩 [1012]に[1000]よく考えてもらって[1000]フローラか ビアンカさんか[1000]選んでもらうのだ。[1002][1003]ルドマン「うむ。 それがいい![1002][1003]ルドマン「今夜は 宿屋に 部屋を[1000]用意するから [1012]は[1000]そこに 泊まりなさい。[1002][1003]ルドマン「ビアンカさんは[1000]私の 別荘に 泊まるといい。[1002][1003]ルドマン「いいかね?[1000]わかったかね [1012]? 0358:08CADC:08:[1003]ルドマン「では もう1度 言うぞ。 0359:08CAED:10:[1003]ルドマン「よろしい![1000][1012]よ じっくりと[1000]考えるようになっ! 035A:08CB07:08:[1006]その夜 宿屋に泊った [1012]は[1000]夜中に ふと 目がさめた……。 035B:08CB23:08:[1006]しかし 呪文は かき消された! 035C:08CB32:10:[1006]ちゃんと 花嫁を 選ぶまでは[1000]旅に出るわけには いかない! 035D:08CB4E:02:[1006]そして つぎの朝……。[1002][1006][1012]は ルドマンの家に[1000]呼びだされた。 035E:08CB6B:08:おはようございます[1000][1012]さま。[1002]皆さん お待ちかねです。[1000]さあ どうぞ こちらヘ。 035F:08CB8D:20:[1003]ルドマン「さて [1012]。[1000]フローラと ビアンカさんの[1000]どちらと 結婚したいか[1000]よく考えたかね? 0360:08CBB5:40:[1003]ルドマン「そうか。[1000]かなり 悩んだであろうが[1000]両方と 結婚するわけには[1000]いかんからな。 0361:08CBDC:10:[1003]ルドマン「では 約束通り[1000]結婚相手を 選んでもらおう![1002][1003]ルドマン「フローラと[1000]ビアンカさんの どちらか[1000]本当に好きな方に[1000]プロポーズするのだ。 0362:08CC23:01:[1003]ルドマン「なんと! ろくに[1000]考えずに 決めてしまうとは[1000]軽はずみなやつだ。[1002][1003]ルドマン「まあ 自分の気持ちは[1000]自分でも 分かりにくいもの[1000]だからな。 それも よかろう。 0363:08CC6D:40:[1003]ルドマン「よし 決まったな![1000]では さっそく 式の準備だ![1002][1003]ルドマン「花嫁は 私の別荘で[1000]着がえさせなさい。 0364:08CCA1:80:[1003]ビアンカ「待って下さい。[1000]私も お手伝いします。 0365:08CCB8:10:[1003]ルドマン「さて……。[1000]いよいよ 結婚式だが……。 0366:08CCCE:04:[1003]ルドマン「実は 山奥の温泉村の[1000]ほら穴に 腕のいい道具屋が[1000]住んでると 聞いてね。[1002][1003]ルドマン「花嫁に かぶせる[1000]シルクのヴェールを[1000]注文しておいたのだ。[1002][1003]ルドマン「キミには 花嫁のため[1000]そのヴェールを[1000]とって来てもらいたい。[1002][1003]ルドマン「キミが もどる頃には[1000]式の準備も 終るだろう! 0367:08CD5A:02:[1003]ルドマン「え? ビアンカさんを[1000]選んだのに 式の準備まで[1000]してもらって いいのかって?[1002][1003]ルドマン「言っただろう。 私は[1000]君が 気に入ったのだよ。[1002][1003]ルドマン「フローラのことなら[1000]気にせんでいい。[1000]また いい相手が 見つかるさ。 0368:08CDBC:20:…と 思ったけど[1000]持ち物が 一杯のようだね。[1002]どこかで 売るか 捨てるか[1000]預けるかして[1000]また 来ておくれよ! 0369:08CDEC:08:[1006][1012]は シルクのヴェールを[1000]受け取った! 036A:08CE01:20:[1003]ヘンリー「おーい [1012]! 036B:08CE0C:20:[1003]ヘンリー「やあ 久しぶりだな![1000]結婚式の招待状を もらって[1000]あわてて来たんだよ![1002][1003]マリア「[1012]さん[1000]結婚おめでとう! ステキな[1000]結婚式になると いいですね。[1002][1003]ヘンリー「式の 最中に[1000]カッコつけて 失敗するなよ[1000][1012]![1002][1003]ヘンリー「じゃあ 後でな! 036C:08CE81:08:花嫁が お待ちかねです。[1002]シルクのヴェールは[1000]結婚式に 必要なもの。[1002]お仲間の方にではなく[1000]どうか [1012]さま ご自身で[1000]お持ち下さい。 036D:08CEC1:20:花嫁の 着がえは[1000]終わりましたわ。 さあ[1000]どうぞ お入り下さい。 036E:08CEDE:20:[1006][1012]は ビアンカに[1000]シルクのヴェールを かぶせた。[1002][1003]ビアンカ「[1012]…。[1000]ありがとう…。[1002][1003]ビアンカ「さあ 私を[1000]教会まで 連れて行って。 036F:08CF1B:20:[1006][1012]は フローラに[1000]シルクのヴェールを かぶせた。[1002][1003]フローラ「[1012]さん。[1000]私 幸せです。 きっと[1000]良い妻に なりますわ。 0370:08CF52:01:[1003]ビアンカ「あら [1012]ったら[1000]どこに 行くの? 教会は[1000]そっちじゃないわよ。 0371:08CF72:01:[1003]フローラ「あら [1012]さん[1000]教会は そっちじゃ[1000]ありませんわ。 0372:08CF8C:08:[1003]神父「本日 これより[1000]神の御名において[1000][1012]と [1015]の[1000]結婚式を 行います。[1002][1003]神父「まず 神ヘの 誓いの言葉を。[1000]なんじ [1012]は[1000][1015]を 妻とし…[1002][1003]神父「すこやかなる時も[1000]病める時も その身を[1000]共にすることを 誓いますか? 0373:08CFF2:40:[1003]神父「なんじ [1015]は[1000][1012]を 夫とし…[1002][1003]神父「すこやかなる時も[1000]病める時も その身を[1000]共にすることを 誓いますか?[1002][1003][1015]「はい。 誓います。[1002][1003]神父「よろしい。[1000]では 指輪の交換を。 0374:08D047:04:[1006][1012]は [1015]の ゆびに[1000][1015]は [1012]のゆびに[1000]リングを はめた。 0375:08D061:04:[1003]神父「そして 神の 御前で[1000]ふたりが 夫婦となることの[1000]証しを おみせなさい。[1002][1003]神父「さあ[1000]誓いの 口づけを! 0376:08D096:04:[1003]ヘンリー「おいおい [1012]![1000]照れないで [1015]さんに[1000]口づけ しちゃえよ! 0377:08D0B6:04:[1003]ビアンカ「[1012]…。 0378:08D0BE:80:[1003]フローラ「[1012]さん…。 0379:08D0C9:02:[1006][1012]は [1015]に[1000]誓いの 口づけをした! 037A:08D0DA:40:[1003]神父「おお 神よ![1000]ここに また 新たな夫婦が[1000]生まれました![1002][1003]神父「どうか 末長く この2人を[1000]見守って下さいますよう![1000]アーメン。 037B:08D119:02:[1003]ヘンリー「おめでとう![1000][1012]! 幸せにな! 037C:08D12C:02:ピー ピー![1000][1012]さん! 奥さんを[1000]大事に しろよ! 037D:08D142:80:[1003]フローラ「[1012]さん[1000]ビアンカさん[1000]どうぞ お幸せに! 037E:08D15A:20:[1003]ビアンカ「[1012]![1000]それに フローラさん![1000]おめでとう! 037F:08D172:01:[1006]こうして [1012]は[1000][1015]と 結婚した。[1002][1006]その夜は おそくまで[1000]お祝いの宴が 続き……[1002][1006]そして 夜が 明けた……。 0380:08D1A3:08:[1003]ビアンカ「おはよう [1012]。[1000]よく 眠れた?[1000]もう お昼ちかい時間よ。[1002][1003]ビアンカ「でも なんだか[1000]ウソみたい……。[1000]私たち 結婚したのよね……。[1002][1003]ビアンカ「[1012]……。 0381:08D1EA:40:[1003]ビアンカ「こんな ふつつか者ですが[1000]すえ長く よろしく[1000]お願い いたします……。[1002][1003]ビアンカ「なーんて[1000]私らしくない セリフだったね。[1002][1003]ビアンカ「[1012]……。[1000]ずうっと ずうっと[1000]仲よく やってゆこうね! 0382:08D241:02:[1006][1015]が 仲間に くわわった! 0383:08D24E:08:[1003]ビアンカ「さあ いきましょう![1000]でも 旅立つまえに[1000]ルドマンさんに あいさつして[1000]いったほうが いいかもね。 0384:08D27B:01:おお! 水だ![1000]グビグビグビ……。 0385:08D28B:10:やれやれ 助かりました。[1000]私は 旅の道具屋です。 0386:08D2A1:80:おや まあ![1000]あんたも 美人だねえ。[1000]女王さまに 負けないほどだよ。[1002][1003]ビアンカ「まあ おばさんたら……。[1000]お上手なんだから! 0387:08D2D7:04:[1003]アイシス「じつをいうと ここは[1000]勇者さまを まつってはいますが[1000]お墓では ありません。[1002][1003]アイシス「世界を救ったあと[1000]勇者さまが どこに ゆかれたか[1000]誰も 知らないのです。[1002][1003]アイシス「しかし わが国には[1000]代々 天空のカブトが[1000]伝わっていました。 0388:08D343:02:[1003]アイシス「もし 再び[1000]伝説の勇者さまが 現われれば[1000]きっと このカブトを求めるはず。[1002][1003]アイシス「その日が来るまで[1000]カブトを守るため[1000]ここを 建てたのです。[1002][1003]アイシス「さあ あなたも[1000]そのカブトを[1000]かぶってみて ください。 0389:08D3A9:01:[1006][1012]は 天空のカブトを[1000]かぶってみた……。[1002][1006]頭が ナマリのように 重い……。[1000]どうやら [1012]には[1000]そうび できないようだ。[1002][1006][1012]は 天空のカブトを[1000]もとに もどした。 038A:08D3F1:04:[1003]アイシス「やはり ダメでしたか。[1002][1003]アイシス「あなたがたには[1000]なにかしら 感じたのですが[1000]思いちがいだったようですね。[1002][1003]アイシス「では[1000]もどることに しましょう。[1000]ついてきてください。 038B:08D43E:40:[1006]石板には こう書かれている。[1002][1006]“闇が 世界を おおうとき[1000] 再び 勇者 来たらん” 038C:08D468:02:[1003]ビアンカ「[1012]![1000]ついに あなたの ふるさとが[1000]見られるのね![1002][1003]ビアンカ「道が けわしくったって[1000]私は 平気よ。[1000]さあ いきましょう。 038D:08D4A0:10:[1003]ビアンカ「[1012] 起きて……。[1000]あの音は なにかしら……。 038E:08D4B8:80:[1006][1012]は 奇妙な音に[1000]ふと めざめた……。 038F:08D4CD:10:[1003]ビアンカ「まるで[1000]刃物を とぐような音ね……。[1002][1003]ビアンカ「ねえ いってみる? 0390:08D4F2:10:[1003][1015]「気をつけてね……。 0391:08D4FE:02:[1003]ビアンカ「そうね。気にせず[1000]ねむっちゃいましょう。 0392:08D516:01:[1006]まるで 刃物をとぐような音だ……。[1002][1006]いってみますか? 0393:08D530:04:[1006][1012]は 気にせず[1000]ねむることに した……。 0394:08D542:08:[1006]だめだ! 身体が うごかない! 0395:08D551:01:なんじゃ[1000]起きていたのかい。[1002]よく ねむれるように[1000]呪文をかけてやったのじゃが[1000]あまり効かなかったようじゃな。[1002]ところで イッヒッヒッヒ。[1000]これを 見てみい。[1002]おぬしの つるぎを[1000]といでおいて あげたぞ。[1002][1006][1012]の つよさが[1000]5ポイント あがった![1002]さあ まだ夜中じゃ。[1000]もっと ねむりなされ。 0396:08D5CE:20:よく ねむれたようじゃな。[1000]もう 朝じゃぞ。[1002]気をつけて ゆきなされよ。[1000]イッヒッヒッヒ。 0397:08D5F9:02:これは いかん![1002]とにかく ベッドに運ぼう![1000]さあ あんたは[1000]そっちを持って! 0398:08D61A:01:ふーむ……。[1000]とくに熱は ないようだし[1000]ただの つかれかも知れんな。[1002]とにかく 今日は[1000]安静に していなさい。[1002]では 私は これで。 0399:08D650:02:たいしたことが なくて[1000]よかったですな! 039A:08D65F:10:ヘえ あなたの奥さんですか。[1000]いやー べっぴんさんだ! 039B:08D677:04:あまり 無理させず[1000]大事にしてやって下さいよ。 039C:08D68D:01:[1003]ビアンカ「ごめんね [1012]。[1000]心配かけちゃったね……。 039D:08D6A5:01:[1003]ビアンカ「[101C]もう 大丈夫よ。[1000]でも なんだか[1000]ねむくなってきちゃった……。[1002][1003]ビアンカ「私 少し ねむるわ。[1000]おやすみ [1012]……。 039E:08D6DD:80:[1003]ビアンカ「おはよう [1012]。[1000]私 もう 元気がでたわよ。[1002][1003]ビアンカ「だって もうすぐ[1000][1012]の ふるさとが[1000]見られるんだもんね。[1002][1003]ビアンカ「さあ いきましょう! 039F:08D71F:10:ほらほら 食べないと[1000]グランバニアの王妃さまみたいに[1000]怪物に さらわれちゃいますよ! 03A0:08D746:40:ほら 食べないと[1000]お兄ちゃんみたいな 身体の弱い[1000]男の人に なっちゃいますよ! 03A1:08D76A:20:[1003]ビアンカ「あら [1012]。[1000]ごめんね 起こしちゃった?[1002][1003]ビアンカ「ちょっとね。[1000]いろいろ 昔のことを[1000]思いだしちゃって……。[1002][1003]ビアンカ「ううん 別に[1000]悲しいわけじゃないのよ。[1000]昔は昔 今は今だもの。[1002][1003]ビアンカ「ねえ [1012]……。[1000]そっちに いってもいい? 03A2:08D7D5:04:[1003]ビアンカ「いじわる。[1000]でも いっちゃおうっと。 03A3:08D7E9:02:[1003]ビアンカ「愛してるわ [1012]。 03A4:08D7F6:10:[1003]シスター「あら?[1000]お客さまが いらしたみたいね。[1002][1003]シスター「それでは[1000]私は これで……。 03A5:08D81D:10:[1003]シスター「まあ! カンオケを……。[1000]それは なにかと[1000]おこまりでしょう。[1002][1006]シスターは 神に祈った……。 03A6:08D84B:02:[1006][1012]が 生きかえった! 03A7:08D855:20:[1006][1015]が 生きかえった! 03A8:08D860:10:[1003]シスター「では[1000]お気をつけて。 03A9:08D86F:10:[1003]兵士「これは サンチョどの。[1000]どうなされました?[1002][1003]サンチョ「重大な報告があり[1000]至急 王に会いたい。[1000]どうか 通されたい![1002][1003]兵士「はっ! 03AA:08D8B1:04:[1003]オジロン「おお サンチョか。[1000]なにやら うれしそうな顔。[1000]いい事でも あったのかな?[1002][1003]サンチョ「じつは 王さま……。 03AB:08D8E4:02:[1003]オジロン「なんと! パパスの……[1000]兄上の息子の [1012]が[1000]生きていたと申すかっ! 03AC:08D906:80:[1003]オジロン「おお! その目は[1000]まさしく 兄上の奥方[1000]マーサどのに 生きうつし![1002][1003]オジロン「あの時の赤ん坊が[1000]これほど立派に成長して[1000]帰ってくるとは……。[1002][1003]オジロン「申しおくれたが わしは[1000]そなたの父 パパスの弟の[1000]オジロンじゃ。 03AD:08D970:08:[1003]オジロン「して となりに いる[1000]この美しい女性は……? 03AE:08D989:01:[1003]オジロン「して となりに いる[1000]おじょうさんは…? 03AF:08D99E:80:[1003]ビアンカ「はい 王さま。[1000]私は [1012]の妻[1000]ビ[100D] ビアンカ……[100D]と…… 03B0:08D9BC:40:[1003]オジロン「こ これは いったい[1000]どうしたことだっ!? 03B1:08D9D2:08:[1003]サンチョ「ビ ビアンカちゃん! 03B2:08D9E2:04:[1003]サンチョ「よかった。[1000]ビアンカちゃん 気が[1000]ついたようですよ。 03B3:08D9FE:02:[1003]シスター「まったく そんな身体で[1000]旅を してくるなんて……。[1002][1003]シスター「聞けば 山の上の村でも[1000]1度 たおれたというし……。[1002][1003]シスター「もしものことが あったら[1000]どうなさる おつもり[1000]だったのかしら。[1002][1003]サンチョ「そ そんなに[1000]ひどいのですか? シスター?[1002][1003]シスター「ひどいも なにも……。[1002][1003]シスター「おめでたです。[1000] [1007][1000][1003]サンチョ「ヘっ? 03B4:08DA95:01:[1003]シスター「おめでとうございます。[1000][1012]さまは もうすぐ[1000]お父さまに なられますよ。 03B5:08DAB8:01:[1003]シスター「まあっ。[1000]でも 無理ありませんわ。[1000]とつぜん ですものね。 03B6:08DAD6:10:[1003]シスター「そう……。[1000][1015]さんに 赤ちゃんが[1000]できたのです。 03B7:08DAF0:10:[1003]サンチョ「こいつは めでたい![1002][1003]サンチョ「坊っちゃんと[1000]ビアンカちゃんの子供だから[1000]きっと 玉のように かわいい[1000]赤ちゃんが 生まれますよ![1002][1003]シスター「では 私は これで。[1000]どうか おだいじに……。 03B8:08DB47:10:[1003]オジロン「おお! すでに[1000]シスターから 聞いたぞよ。[1000]めでたいかぎりじゃ。[1002][1003]オジロン「そこで [1012]に[1000]話したいことが あるのだ。[1000]さあさあ こっちヘ。 03B9:08DB86:10:[1003]オジロン「じつはな [1012]。[1000]わしは そなたに 王位を[1000]ゆずろうと 思うのだ。 03BA:08DBA6:80:[1003]大臣「オジロン王![1000]私に なんの相談もなく[1000]とつぜん なにを言われる![1002][1003]オジロン「まあまあ[1000]いいではないか 大臣。[1002][1003]オジロン「わしは もともと[1000]人がいいだけで[1000]王のうつわじゃないのじゃ。[1002][1003]オジロン「兄上の息子の[1012]が[1000]帰ってきた以上 [1012]に[1000]王位をつがせるのが[1000]道理というものじゃろう。[1002][1003]大臣「そこまで 言われるなら……。[1002][1003]大臣「しかし 代々 王になられる[1000]お方は 試練の洞くつに[1000]ゆくのが わが国のしきたり。[1002][1003]オジロン「だが 大臣。[1000]昔とちがい 今では[1000]あの洞くつにも 怪物たちが。[1002][1003]大臣「どんな事が あろうとも[1000]しきたりは しきたり。[1000]守っていただかぬと![1002][1003]オジロン「ふむ……。[1000]それも そうか……。[1002][1003]オジロン「[1012]よ。[1000]話は 聞いたであろう。 03BB:08DCC5:20:[1003]オジロン「わしは そなたに[1000]王位を ゆずりたいのじゃ。[1002][1003]オジロン「たのむっ![1000]試練の洞くつに いって[1000]王家のあかしを[1000]取ってきてくれい![1002][1003]オジロン「そして その時こそ[1000]そなたに 王位を[1000]ゆずろうぞっ![1002][1003]オジロン「試練の洞くつは[1000]この城の東 森の中じゃ! 03BC:08DD3B:08:[1003]オジロン「とはいえ[1000]今日は 長旅で つかれておろう。[1002][1003]オジロン「出発は 明日にし[1000]今夜は ゆっくりと[1000]休むがよい! 03BD:08DD72:02:[1003]ビアンカ「おはよう [1012]。[1000]きのうは ふたりとも[1000]すごく ねちゃったね。[1002][1003]ビアンカ「うん 私は 大丈夫よ。[1000]だいぶ 元気になったみたい。 03BE:08DDAC:10:[1003]ビアンカ「おはよう [1012]。 03BF:08DDB8:02:[1003]ビアンカ「今日は とっても[1000]いい天気よ。 03C0:08DDCB:01:[1003]ビアンカ「きのうは ふたりとも[1000]すごく ぐっすり ねちゃったね。 03C1:08DDE7:04:[1003]ビアンカ「[1012]ったら[1000]すごく ねぞうが悪いんだもん。[1002][1003]ビアンカ「なあんて 私も[1000]人のこと いえないけどね。[1000]うふふ。 03C2:08DE18:80:[1003]サンチョ「坊っちゃん[1000]おはようございます。[1002][1003]サンチョ「さあ はやく[1000]奥さんの所に いってあげなさい。[1000]心配しているかも知れませんよ。 03C3:08DE54:10:[1003]大臣「では このことを[1000]国中に 知らせなくては[1000]いけませんな。[1002][1003]大臣「それに即位式の準備も……。[1000]その役目 この大臣が[1000]引き受けましょうぞ。[1002][1003]大臣「さて そうと決まったら[1000]こうしては いられないわい。[1002][1003]大臣「では これにてっ! 03C4:08DEBC:02:[1003]オジロン「ふーむ……。[1000]反対していたわりには[1000]大臣も気が早いことだな……。 03C5:08DEDF:04:大変でございます。[1000]大変でございます。 03C6:08DEF1:40:[1003]オジロン「なっ なにごとだっ!?[1002]はい! [1015]さまが……[1000][1012]さまの 奥さまが[1000]赤ちゃんを![1002][1003]オジロン「なんと![1000]産まれたと 申すかっ!?[1002]いいえ。でも[1000]今にも 産まれそうで……。[1002][1003]オジロン「なんと めでたい![1002][1003]オジロン「これは もしかすると[1000]新しい王と 王子の ふたりが[1000]同時に 誕生だわい![1002][1003]オジロン「おっと [1012]![1000]のんびりしている場合では[1000]ないぞっ。 03C7:08DF8A:40:さあ [1012]さま[1000]こちらで ございます! 03C8:08DF99:40:[1003]ビアンカ「[1012]……[1000]もどって来てくれたのね……。[1002][1003]ビアンカ「私 がんばって[1000]元気な [1012]の赤ちゃんを[1000]産むわ……。ハアハア……。 03C9:08DFD2:80:[1003]オジロン「これ [1012]。[1000]少しは 落ちついたら どうだ。[1002][1003]オジロン「心配なのは わかるが[1000]あまりオロオロしては[1000]父として みっともないぞ! 03CA:08E00E:20:[1012]さま [1012]さま![1000]お産まれに なりました! 03CB:08E020:01:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]おめでとうございます! 03CC:08E036:08:[1003]オジロン「さあ わしに かまわず[1000]いってあげるがよい! 03CD:08E04D:40:[1003][1015]「女の子のほうは[1000]どんな名前が いいかしら? 03CE:08E063:04:[1003][1015]「[1016] と [1017][1000]ちょっと かわってるけど[1000]ステキな名前ね。[1002][1003][1015]「男の子は [1016]で[1000]女の子は [1017]。[1000]これに 決めていい? 03CF:08E09A:02:[1003]ビアンカ「じゃあ 考えなおす? 03D0:08E0A9:80:[1003]ビアンカ「[1016] と [1017]。[1002][1003]ビアンカ「この ふたりが[1000]大きくなるまでに 平和な時代が[1000]やってくるといいね [1012]。 03D1:08E0DA:10:[1003]ビアンカ「つかれたせいか[1000]私 なんだか[1000]ねむくなって きちゃったわ。[1002][1003]ビアンカ「おやすみ [1012]。[1000]私 とっても しあわせよ……。 03D2:08E110:04:[1006]新しい王と そして王子,王女誕生の[1000]知らせは その夜のうちに[1000]国中に ひろがった。[1002][1006]人々は パパス王の息子[1012]が[1000]生きていたことを 心からよろこび[1000]そして また オジロン王の英断に[1000]かっさいを あびせた。[1002][1006]グランバニアに 新しい国王[1000][1012]王の 誕生である。 03D3:08E187:10:[1003]ビアンカ「おはよう [1012]。[1000]ゆうべは とっても よく[1000]ねむれたわ。[1002][1003]ビアンカ「今日は [1012]の[1000]即位式なんでしょう?[1000]がんばってきてねっ。 03D4:08E1C3:01:さあ [1012]さま![1000]こちらで ございます! 03D5:08E1D2:40:[1003]オジロン「おお来たか! [1012]。 03D6:08E1E0:10:[1003]オジロン「皆の者![1000]よく 聞くようにっ![1002][1003]オジロン「すでに知っている者も[1000]おろうが 今 余のとなりに[1000]いるのが 先代パパス王の[1000]息子 [1012]じゃ。[1002][1003]オジロン「余は これより[1000]この [1012]に 王位を[1000]ゆずろうと思う! 03D7:08E23E:20:[1003]オジロン「[1012]よ[1000]ひざまずくがよい。[1002][1003]オジロン「グランバニアの子にして[1000]偉大なる王 パパスの息子[1000][1012]よ![1002][1003]オジロン「余は 神の名にかけて[1000]本日この時より そなたに[1000]王位を ゆずるものである。 03D8:08E298:08:[1003]オジロン「さあ [1012]。[1000]その王座に すわるがよい。 03D9:08E2AE:04:[1003]オジロン「グランバニアの[1000]新しい国王の 誕生じゃ! 03DA:08E2C9:01:[1012]王! ばんざい![1002][1012]さま ご即位[1000]ばんざい![1002]グランバニアに 栄光を![1000][1012]王 ばんざい! 03DB:08E2F4:04:[1003]オジロン「さあ [1012]王![1000]つぎは 国中の民にも[1000]新しい国王の お姿を! 03DC:08E314:80:[1003]オジロン「[1012]王![1000]どこヘ ゆかれるつもりか?[1000]国民は 下の階ですぞ! 03DD:08E336:01:[1003]オジロン「皆の者 待たせたな![1000]たった今 グランバニアの[1000]新しい国王が 誕生した! 03DE:08E35D:20:[1003]オジロン「[1012]王じゃー! 03DF:08E369:40:新しい 王さま ばんざい![1002][1012]王 ばんざい! 03E0:08E37D:04:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]いえ…… [1012]王![1000]おめでとうございます![1002][1003]サンチョ「このサンチョ[1000]今日ほど うれしい日は……。[1000]うっ うっ……。 03E1:08E3BA:01:[1006]その日は 国中をあげて[1000]夜おそくまで 祝賀のうたげが[1000]もよおされた。[1002][1006]人々は あるいは歌い[1000]あるいは踊り,この日のよろこびを[1000]わかちあった。[1002][1006]しかし! 03E2:08E400:10:[1006]奥の部屋から[1000]赤ちゃんの泣き声が[1000]聞こえる……。 03E3:08E41A:01:王 王さま![1000]申しわけありません![1002]王妃さまが [1015]さまが[1000]怪物どもに さらわれて![1002]私は この2人の赤ちゃんを[1000]抱いて 身をかくすのが[1000]せいいっぱいで[1000]王妃さままでは……。[1002]申 申しわけありません![1000]ううう……。 03E4:08E475:04:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]いえ [1012]王![1002][1003]サンチョ「城の中が 妙に[1000]静まりかえって おかしな気が[1000]したので 来てみたのですが[1002][1003]サンチョ「まさか 王妃さまが……[1000][1015]さまが……。 03E5:08E4C2:02:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]このサンチョの目は[1000]だませませんぞ! 03E6:08E4DF:10:[1003]サンチョ「な なんということだ![1000]これでは まるで[1000]20年前の あの日と……。[1002][1003]サンチョ「いえ 同じにさせて[1000]なるものですかっ![1002][1003]サンチョ「さあ 坊っちゃん![1000]城の者たちを[1000]たたき起こすのです![1002][1003]サンチョ「そして なんとしても[1000]王妃さまを [1015]さまを! 03E7:08E54D:04:[1003]オジロン「すると 城の者たちが[1000]眠りこけた頃 怪物どもが[1000]やってきたと 申すのだな?[1002]はい。 でも [1015]さまは[1000]いち早く 邪悪な気配を感じて[1000]私に 赤ちゃんをつれて[1000]かくれるようにと……。[1002][1003]兵士「それにしても[1000]その騒ぎに 誰も気づかぬほど[1000]眠りこけていたとは 妙ですね。[1002][1003]兵士「何者かが 祝賀の酒の中に[1000]眠り薬でも 入れたのかも……。[1002][1003]オジロン「そういえば[1000]大臣の姿が 見えんな。[1000]大臣は どうした?[1002][1003]オジロン「誰か 大臣の姿を[1000]見た者は おらぬか?[1002][1003]兵士たち「…………。[1002][1003]オジロン「ふむ……。[1000]いつもなら ここで大臣の助言を[1000]聞くところだが[1000]いないものは しかたがないな。 03E8:08E653:80:[1003]オジロン「[1012]王……。[1000]心中 おさっし申すぞ。 03E9:08E669:10:[1003]オジロン「とにかく いっこくも早く[1000]王妃さまを さがしだすのじゃ![1000]では ゆけっ! 03EA:08E68D:02:そんな……。[1000]このオレさまが やられるとは。[100D][1000]ぐふっ! 03EB:08E6A5:01:おめえ……[1000]強いじゃねえか……。[1002]けど ジャミさまには[1000]かなわねえぜ。ケケケ……。[100D][1000]ぐふっ! 03EC:08E6D1:02:グルルルルー![1002][1006]なんと 岩は[1000]ばくだん岩だった! 03ED:08E6E8:08:おい 大丈夫かい?[1000]この塔には いろいろと[1000]しかけが あるそうだぜ。[1002]まっ[1000]気をつけるこったな。 03EE:08E710:10:[1003][1015]「あ! 03EF:08E715:20:[1003]ジャミ「さて ムダ話は[1000]もう いいだろう。[1002][1003]ジャミ「国王たる者 身内のことより[1000]まず国のことを 考えねば[1000]ならぬはず![1002][1003]ジャミ「なのに お前は[1000]ここに 来てしまった。[1002][1003]ジャミ「それだけで[1000]十分に 死に値するぞ。[1000]わっはっはっはっ![1002][1003]ジャミ「さあ![1000]2人仲よく 死ぬがよい! 03F0:08E795:80:[1003]ジャミ「こ[100D] こんな はずは……。[1002][1003]ジャミ「さ[100D] さっきの光は……。[1002][1003]ジャミ「まさか その女![1000]伝説の勇者の血を……。[1002][1003]ジャミ「勇者の子孫が[1000]まだ 生きていたとは……。[1002][1003][1015]「え? 私が 勇者の子孫?[1002][1003]ジャミ「やがて お前の血筋から[1000]伝説の勇者が よみがえるだろう。[1002][1003]ジャミ「しかし それだけは[1000]なんとしても とめねばならぬ。[1002][1003]ジャミ「これでも くらえ! 03F1:08E83C:40:[1006]なんと [1012]は 石になった![1002][1006]なんと [1015]は 石になった![1002][1003]ジャミ「わっはっはっはっ![1000]その身体で 世界の終りを[1000]見るがいい……。 03F2:08E875:10:[1006]身体が 石化し 動けない! 03F3:08E884:20:[1003]兄「なんでい![1000]宝があるって 聞いたのに[1000]そんなもの ねえぞ! 03F4:08E89E:40:[1003]弟「うわー 立派な石像だなあ。[1000]まるで 生きてるみたいだよ。[1002][1003]弟「ねえ 兄さん。[1000]この石像を 持ってゆけば[1000]高く売れないかなあ。 03F5:08E8DB:40:[1003]兄「ホントだ![1000]こいつは 色っぺえ石像だな![1002][1003]兄「よし! こっちは[1000]オレが もらった! 03F6:08E904:40:[1003]兄「おい! いくぜっ![1002][1003]弟「待ってよ 兄さん! 03F7:08E91B:04:なんと パパスが[1000]怪物たちと 戦っているっ! 03F8:08E92E:20:[1003]オジロン「ええいっ![1000][1012]王の ゆくえは[1000]まだ わからんのかっ!?[1002][1003]兵士「はい。国中の者に[1000]さがさせて おりますが[1000]いまだ……。[1002][1003]オジロン「それにしても[1000]大臣まで いなくなるとはっ![1002][1003]オジロン「まったく もって[1000]なにが どうなっているのか……。 03F9:08E994:04:[1003]兵士「オ オジロンさま![1000]はるか北の ほこらで[1000]王のお姿を 見た者が![1002][1003]オジロン「なんと! [1012]王を[1000]見た者が いたと申すかっ!?[1002][1003]兵士「はっ![1002][1003]オジロン「よし! 皆の者![1000]北の地じゃ! 北の地を[1000]くまなく調べるのじゃ![1002][1003]オジロン「どんな ささいな事でも[1000]見のがすで ないぞ![1000]さあ 行けいっ! 03FA:08EA19:04:[1003]オジロン「[1012]王も 王妃も[1000]ご無事でおられると良いが……。 03FB:08EA35:01:[1003]サンチョ「おお![1000][1016]さま [1017]さま[1000]どうなさいました! 03FC:08EA4C:10:まあ まあ![1000]こんなに お泣きになるなんて[1000]初めてですわ。[1002]もしや [1012]王と[1000]王妃さまの身に なにか……。[1002][1003]オジロン「これ![1000]めったな事を いうでないぞ。[1002][1003]サンチョ「そうですとも![1000]おふたりは きっと[1000]ご無事で ございます![1002][1003]サンチョ「ですから[1000][1016]さまも [1017]さまも[1000]どうか ご安心を……。[1002][1003]サンチョ「父上と 母上は[1000]きっと 帰ってきます。[1000]帰ってきますとも! 03FD:08EAE9:01:[1003]サンチョ「おお よしよしよし……。 03FE:08EAF9:01:[1003]兄「さあさあ[1000]いよいよ 今日の 1ばんの[1000]売り物だよ! 03FF:08EB11:80:[1003]兄「おい![1007][1000][1003]弟「あいよ 兄さん。 0400:08EB23:10:[1003]兄「どうだい![1000]みごとな石像だろう![1002][1003]兄「これほどの物は めったに[1000]よそじゃ 手に入らないぜ![1002][1003]兄「さあ 1000ゴールドからだ![1000]1000ゴールド[1000]1000ゴールド! 0401:08EB76:20:1200![1002][1003]兄「おっと きたぜ![1000]1200 1200![1000]ほかに ないかっ? 0402:08EB9B:10:1500じゃ![1002][1003]兄「よ! じいさん お目が高い![1000]さあ 1500だよ![1000]1500 1500 1500 0403:08EBD0:20:1600![1002][1003]兄「おっと出ました 1600![1000]もう ないかっ?[1000]1600 1600 1600[1002][1003]兄「はやく しないと[1000]買われちまうよ![1002][1003]兄「めったに 手に入らない[1000]みごとな石像だよ! 0404:08EC29:10:2000![1002][1003]兄「2000![1000]よーし 売ったあっ! 0405:08EC42:04:[1003]兄「お客さん いい買い物をしたね。[1000]たしかに 2000ゴールド[1000]受けとったぜ。[1002][1003]兄「さあ 持っていってくんな! 0406:08EC75:01:[1003]兄「みんな ありがとうよ![1000]今日は もう おしまいだ。[1000]気をつけて 帰ってくんなよ! 0407:08EC98:20:[1003]弟「あれれ? 兄さん[1000]もう ひとつの石像は[1000]売らなくて よかったの?[1002][1003]兄「ああ こっちは[1000]ちょっとした あてが[1000]あってな。[1002][1003]兄「さあて いくと するか。 0408:08ECD9:08:[1003]弟「まってよ 兄さん! 0409:08ECE4:20:あっ だんなさま[1000]おかえりなさいませ! 040A:08ECF3:80:奥さま 奥さま[1000]だんなさまが もどられました! 040B:08ED07:01:[1003]妻「あなた おかえりなさい。[1000]ほら ジージョちゃん[1000]パパが 帰ってきましたよお。[1002][1003]ジージョ「バブバブ……。[1002][1003]妻「ところで あなた[1000]その石像は?[1002][1003]夫「どうだ[1000]なかなか みごとな石像だろう。[1002][1003]夫「ジージョも 生まれたことだし[1000]わが家の 守り神として[1000]庭に かざろうと思ってな。[1002][1003]妻「まあ あなたったら[1000]ジージョのこと ばっかり。[1000]私ヘの おみやげは[1000]ございませんの?[1002][1003]夫「いや それは その……。[1000]わっはっはっはっ。[1000]まいったな どうも……。 040C:08EDC7:01:さあ だんなさま[1000]おつかれでしょう。 中で[1000]なにか つめたい物でも……。[1002]さあ 奥さまも。 040D:08EDEA:40:[1003]妻「あなた あなたったら[1000]早く 出てきてくださいな。 040E:08EE01:02:[1003]夫「そんな大声をあげて[1000]いったい なにごと なんだ? 040F:08EE18:04:[1003]妻「ほら あなた 見て![1000]ジージョが ジージョが……。 0410:08EE31:04:[1003]夫「おお! ジージョも ついに[1000]歩くようになったか![1000]えらいぞ! ジージョ。[1002][1003]夫「どれ もう いちど[1000]父さんに 見せておくれ。 0411:08EE68:40:[1003]妻「ジージョは 本当に[1000]アンヨが お上手ねえ。 0412:08EE80:80:[1003]夫「……………。[1007][1000][1003]妻「?[1002][1003]妻「どうしたの あなた?[1000]急に だまってしまって……。[1002][1003]夫「いや。最近 なにかと[1000]よくないウワサを[1000]耳にしてな。[1002][1003]夫「せめて このジージョが[1000]大きくなるまでは……。[1002][1003]妻「大丈夫ですよ あなた。 0413:08EEE5:40:[1003]妻「だって わが家には あなたが[1000]1年前 買ってきてくれた[1000]この守り神の 石像が[1000]あるのですものね。[1002][1003]夫「そ そうだったな。[1000]わっはっはっはっ。 0414:08EF23:20:[1003]妻「まあまあ ジージョったら。[1000]そんなに はしゃぐと[1000]ころびますよっ。[1002][1003]ジージョ「わーい わーい。 0415:08EF4E:20:[1003]妻「…………!![1002][1003]妻「ジ ジージョ[1000]こ こっちヘ いらっしゃい……。 0416:08EF6D:08:[1003]ジージョ「おじちゃんたち[1000]だれ?[1002][1003]妻「ジージョ! 0417:08EF86:04:ケケケ! この子供か?[1000]さあ わからねえな。[1002]しかし まちがえたって[1000]ドレイとして 使えば[1000]いいだろう。ケケケ![1002]そうさな。 子供なら[1000]大人とちがって いうことを[1000]聞かせやすいし。[1002][1003]妻「や やめて……[1000]その子は…… 0418:08EFE2:80:[1003]夫「ど どうしたんだっ!?[1000]いったい なにが[1000]あったんだっ!? 0419:08EFFB:20:[1003]妻「あ あなた![1000]ジージョが ジージョが[1000]怪物たちに……![1007][1000][1003]夫「な なんとっ! 041A:08F020:40:[1003]夫「あれから もう ひと月。[1000]私たちの かわいいジージョは[1000]今頃 どこに……。 041B:08F043:04:だんなさま。[1002][1003]夫「やっ クラウド もどったな! 041C:08F058:04:[1003]夫「で どうなんだ?[1000]ジージョのことが すこしでも?[1002]いえ だんなさま[1000]それが さっぱりでさ。[1007][1000][1003]夫「そ そうか……。[1000]ごくろうだったな……。 041D:08F093:10:[1003]夫「ええいっ![1000]なにが 守り神だっ! 041E:08F0A4:08:[1003]夫「こいつめ![1000]こうしてやる こうしてやる! 041F:08F0B7:40:だ だんなさま![1000]どうか おちついて![1002][1003]夫「はあはあ……。[1002]ほら だんなさま。[1000]言わんこっちゃねえ。[1000]そんなに 息をきらせて。[1002]さあ 家の中で[1000]少し 横になったほうが。[1002][1003]夫「ああ うむ……。 0420:08F107:80:[1006]そして さらに年月が 流れた……。 0421:08F118:20:[1003]夫「わが家に なにか用ですかな? 0422:08F128:10:はじめまして。[1000]私どもは 通りすがりの[1000]旅の者ですが。[1002]それにしても これは[1000]立派な石像で ございますね。[1002][1003]夫「………………。[1002]どうでしょう?[1000]この石像を 私どもに[1000]おゆずり願えませんか?[1002][1003]夫「ふん! その石像だったら[1000]タダで くれてやろう。[1000]さっさと 持ってゆきなさい![1002]おお そうですか![1000]では お言葉に あまえて……。[1002]さあ [1017]さま![1002][1003][1017]「はい サンチョおじさん。[1000]この つえを使うのね。[1002][1006][1017]は ストロスのつえを[1000]天に かざした![1002][1006]ふしぎな光が 石像をつつむ……。 0423:08F1F9:10:[1006]なんと! [1012]の石化が[1000]とけたっ! 0424:08F208:10:[1003]夫「うわ![1000]石像が 人間になったぞ![1000]あわわわわ……。 0425:08F221:10:[1003]サンチョ「や やはり[1000][1012]王で ございますね![1000]さ さがしましたぞ![1002][1003]サンチョ「わ わかりますか?[1000][1012]さま![1000]サンチョめで ございます! 0426:08F25D:01:[1003]サンチョ「おお![1000]お気が つかれましたかっ![1002][1003]サンチョ「さあ 坊っちゃんたち[1000]お父上ですぞ。 0427:08F287:80:[1003][1016]「わー! あなたが[1000]ボクの お父さん ですね![1002][1003][1016]「ボク お父さんのこと[1000]いっぱい いっぱい[1000]さがしたんだよ! 0428:08F2B8:08:[1003][1017]「はじめまして お父さん。[1000]わたし [1017]です。[1002][1003][1017]「この名前 お父さんが[1000]つけてくれたんですよね。[1002][1003][1017]「お父さんのことは[1000]サンチョおじさんから[1000]いつも 聞かされてました。[1002][1003][1017]「そして[1000]お母さんのことも……。[1002][1003][1016]「それから 世界が[1000]たいヘんだってこともね![1002][1003][1016]「ねえ お父さん![1000]ボクたちと いっしょに[1000]今度は お母さんを 助けに[1000]いこうよ![1002][1003][1016]「それから 悪いヤツを[1000]やっつけて ボクたちが[1000]世界を すくうんだよね! 0429:08F370:08:[1003][1016]「お父さん 聞いて![1002][1003][1016]「お父さんが 残していった[1000]天空のつるぎ。[1000]ボク そうび できたんだよ! 042A:08F39D:80:[1003]サンチョ「まあまあ 坊っちゃんたち。[1000]そんなに いっぺんに[1000]いろんなことを 言われても。[1002][1003]サンチョ「ここは ひとまず[1000]グランバニアの お城に[1000]もどることに しましょう。[1002][1003]サンチョ「さあ [1017]さま。[1002][1003][1017]「はい。[1002][1006][1017]は ルーラを となえた! 042B:08F405:40:どなたかは 知りませんが[1000]ありがとうございました。[1002]うっかり 乗ってしまい[1000]かれこれ 20年以上は[1000]まわっていたでしょうか……。[1002]いやー まいった まいった。 042C:08F445:40:あっ 申しおくれました。[1000]私は プサン。[1000]信じられないでしょうが[1000]かつて 天空の民だった者です。[1002][1003]プサン「お見うけしたところ[1000]あなたがたも 天空の城に[1000]むかっていますね。[1002][1003]プサン「よろしい![1000]私も おとも しましょう![1002][1003]プサン「人数が 多いほうが[1000]心強いですからね。[1000]わっはっはっ。 042D:08F4C0:10:[1006]天空人プサンが 仲間に[1000]くわわった![1002][1003]プサン「では まいりましょうか。 042E:08F4E2:04:[1003]プサン「いやー ひどいもんですね。[1000]湖に 沈んだだけあって[1000]城中 水びたしみたいですよ。[1002][1003]プサン「でも この城が なぜ[1000]天空から 落ちてしまったので[1000]しょうか……。 042F:08F52B:10:[1003]プサン「やはり ここにも[1000]誰も いないようですね。[1002][1003]プサン「あっ そうそう。[1000]たしか 玉座の後ろに ヒミツの[1000]階段が あったはずですが……。 0430:08F56B:08:[1003]プサン「やや! これは いったい![1002][1003]プサン「ここに あったはずの[1000]ゴールドオーブが なくなって[1000]いるでは ありませんか! 0431:08F59E:10:[1003]プサン「むっ! この穴は……。[1002][1003]プサン「たしか 大昔[1000]邪悪なものが 復活するときに[1000]あけた穴……。[1002][1003]プサン「そうか……。[1000]ゴールドオーブは[1000]この穴から……。[1002][1003]プサン「そして オーブひとつでは[1000]ささえきれずに やがて[1000]この城も……。 0432:08F608:20:[1006]プサンは 気を あつめはじめた! 0433:08F618:40:[1003]プサン「なんということでしょう![1000]オーブは すでに こわされて[1000]いたようです![1002][1003]プサン「もはや この城は[1000]2度と 天空には……。[1002][1003]プサン「いや![1000]ちょっと まってください! 0434:08F663:08:[1003][1008]「あれ?[1000]父さん たき火のところに[1000]だれか いるよ。 0435:08F67B:01:[1003][1008]「まって![1000]キミは だれなの?[1002]え? あなたには[1000]私の姿が 見えるの?[1007][1000][1003][1008]「うん![1002]ふーん。[1000]で 私に なにか用かしら?[1002][1003][1008]「ボクたち[1000]妖精の村に いきたいんだけど。[1002]……………。[1002]わかったわ。[1000]悪い人じゃなさそうだし[1000]案内してあげる。 こっちよ。 0436:08F6E9:08:[1003][1016]「父さん こっちだって。[1000]ついてきて。 0437:08F6FB:01:[1003][1017]「父さん こっちだって。[1000]ついてきて。 0438:08F70C:20:[1003]ポワン「でも 持ち物が いっぱい[1000]ですね。 出なおしてくると[1000]いいでしょう。 0439:08F72D:20:[1003]女王「でも 持ち物が いっぱい[1000]ですね。 出なおしてくると[1000]いいでしょう。 043A:08F74D:04:どうか [1012]さま ご自身が[1000]女王さまから もらったオーブを[1000]持って ここに いらっしゃい[1000]ますように。 043B:08F776:40:この絵は 心をうつしだす[1000]ふしぎな絵。[1002]あなたを 思い出の場所に[1000]はこんで くれるでしょう。[1002]さあ 絵の前に立ち[1000]心を 開くのです。 043C:08F7B2:04:[1003]プサン「いよいよ この城が再び[1000]天空に のぼる時が[1000]やってきました![1002][1003]プサン「[1012]! すべて[1000]あなたの おかげですね![1002][1003]プサン「さあ 見ていてください! 043D:08F7F5:20:[1003]プサン「ふむ……。思ったほど[1000]高く あがらなかったみたい[1000]ですね……。[1002][1003]プサン「まあ いいでしょう![1000]あとは あなたたちに[1000]おまかせ します。[1002][1003]プサン「水も 引いたみたいだし[1000]私は 城の様子を[1000]見てくることに しましょう。[1002][1003]プサン「では また あとで。 043E:08F861:01:[1003]ゲマ「こ この私が 負けるとは……。[1000]教祖さま ばんざい![1000]ほっほっほっほっ。[100D]ぐふっ! 043F:08F889:80:やや [1012]どの。[1000]いい所に きてくれました。[1002]じつは この城に[1000]あやしい男が ひそんで[1000]いたのです。 0440:08F8B1:01:プサンとかいったな![1000]お前は なに者だっ!?[1002]われわれ 天空の民には[1000]プサンなどという名前の者は[1000]いなかったぞっ。 0441:08F8E2:10:ま ま まさか そんな……。![1002]マ マスタードラゴン! 0442:08F8F9:02:わが名は マスタードラゴン。[1000]世界のすべてを[1000]統治する者なり……。[1002]よくぞ 来たな。[1000]伝説の勇者の 血を引きし[1000]一族たちよ。[1002]私が 人として くらす間に[1000]再び 世界の平和が[1000]やぶられてしまったらしい。[1002]魔界の門が 大きく開けられ[1000]魔界の王が こちらの世界に[1000]来ようとしているのだ。[1002]しかし そなたたちなら[1000]それを くいとめられるやも[1000]知れん![1002]もちろん 私も[1000]チカラを かそう![1002]これを 持ってゆくがよい。[1002][1006][1012]は 天空のベルを[1000]手に入れた。 0443:08F9BD:20:[1006]マスタードラゴンの声が聞こえる。[1002]私を よぶのなら[1000]もっと広い場所が 必要だ。 0444:08F9E5:04:[1006][1012]王が もどったという[1000]知らせは その日のうちに[1000]国中に 知れわたった。[1002][1006]人々は あるいは 抱き合い[1000]あるいは 涙を流して[1000]王の帰りを よろこびあった。[1002][1006][1012]王 ばんざい![1000]グランバニア国あげての[1000]まつりが[1000]その夜 おそくまで ひらかれ……[1002][1006]そして 夜が 明けた……。 0445:08FA5C:01:[1003][1016]「お父さん![1000]お母さんを さがしに[1000]ゆくんでしょ![1002][1003][1016]「それで 世界をほろぼす[1000]悪いヤツを やっつけに[1000]ゆくんだよねっ![1002][1003][1016]「ねえ ボクたちも[1000]連れていってよ。 0446:08FAA7:10:[1003][1017]「わたし[1000]サンチョの おじさんから[1000]聞いたの。[1002][1003][1017]「お父さんも[1000]わたしたち くらいの頃[1000]パパスおじいちゃんに 連れられ[1000]旅をしたって。[1002][1003][1017]「だから わたしたちも[1000]お父さんに ついてゆくって[1000]決めちゃったんだ! 0447:08FB02:02:[1003][1017]「あっ お父さん 待って![1000]さあ [1016]![1002][1003][1016]「うん! 0448:08FB1A:08:おはうようございます。[1000]どうか お気をつけて[1000]いってらっしゃいませ。 0449:08FB36:40:ハックション! 044A:08FB3F:10:つらい 砂漠の旅の中で[1000]このような オアシスを 見つけると[1000]ホッと しますなあ。[1002]さてと ひと息ついたところで[1000]商売をさせて もらいましょうか。 044B:08FB7F:02:[1003]アイシス「ここに まつられているのが[1000]わが国に 代々伝わる[1000]天空のカブトです。[1002][1003]アイシス「伝説の勇者であれば[1000]かぶることが できるはずです。 044C:08FBC1:04:[1003]アイシス「さあ [1016]。[1000]そのカブトを[1000]かぶってみて ください! 044D:08FBDC:20:[1006][1011]は 天空のカブトを[1000][1016]に わたした。 044E:08FBF0:01:[1006][1016]は 天空のカブトを[1000]かぶってみた……。[1002][1006]天空のカブトは 大きすぎて[1000]ブカブカだった……。[1002][1006]しかし 天空のカブトが[1000]だんだんと 小さくなっていく![1002][1006]なんと 天空のカブトは[1000][1016]の 頭に[1000]ピッタリの サイズになった! 044F:08FC55:10:[1003]アイシス「ああ……。[1000]なんという事でしょう……。[1002][1003]アイシス「とうとう……。[1000]伝説の勇者が 私たちの前に[1000]現われたのですね。[1002][1003]アイシス「[1016]さま……。[1000]世界を おおう闇を 必ず[1000]ぬぐいさってください……。[1002][1003]アイシス「さあ もう[1000]もどることに しましょう。[1000]民にも このことを 早く[1000]知らせなくては なりません。 0450:08FCDB:01:[1006][1016]は ふと 気が ついた。[1002][1006]なんと 持ち物が いっぱいだった![1002][1006][1016]は 天空のカブトを[1000]ゆかの上に もどした。 0451:08FD0C:40:[1006][1008]は [100A]を[1000]手に取り インパスを となえた! 0452:08FD22:08:[1006][100A]は[1000]武器らしい。 0453:08FD2D:02:[1006][100A]は[1000]体を 守る物らしい。 0454:08FD3B:02:[1006][100A]は[1000]盾らしい。 0455:08FD44:08:[1006][100A]は[1000]頭に かぶる物らしい。 0456:08FD53:01:[1006][100A]は[1000]道具らしい。 0457:08FD5D:10:[1006]1回 使ったら[1000]なくなって しまうらしい。 0458:08FD70:20:[1006]何回 使っても なくならないらしい。 0459:08FD81:40:[1006]これを そうび できるのは 045A:08FD8E:40:[1006][1008] [1008] [1008] 045B:08FD96:02:[1006][1008] [1008]のようだ。 045C:08FD9F:08:[1006][1008]のようだ。 045D:08FDA6:80:[1006]のようだ。 045E:08FDAD:02:[1006]今の パーティの中には[1000]これを そうび できる者は[1000]ひとりも いないようだ。 045F:08FDCE:40:[1006]もし 店屋に 売れば[1000][1004]ゴールドに なるだろう。 0460:08FDE6:10:[1006]店屋に 売ろうとしても これには[1000]ねだんは つけられないだろう。 0461:08FE02:80:ここは コインを 品物にかえる[1000]こうかん所です。 0462:08FE18:80:どれと こうかんしますか? 0463:08FE24:02:[100A] ですね?[1000]それで いいですか? 0464:08FE32:10:[100A]と[1000]こうかん するには[1000]コインが たりないようです。 0465:08FE48:40:では 残ったコインは[1000]預らせていただきます。[1000]また いつでも おこしください。 0466:08FE68:20:[1011]さんは 現在……。[1002]あら? コインが1枚もないわ。[1002]コインが たまったら[1000]また いつでも おこしください。 0467:08FE97:01:[1011]さんは 現在 コインを[1000][1004]枚 お持ちですが[1000]品物と こうかん しますか? 0468:08FEBA:08:いらっしゃいませ。[1000]ここは コイン売場です。 0469:08FECE:08:[1011]さんは 現在 コインを[1000][1004]枚 お持ちです。[1000]1枚 20ゴールドですが[1000]何枚 お求めに なりますか? 046A:08FF00:40:[1004]枚ですね。 046B:08FF08:04:[1004]ゴールドに[1000]なりますが いいですか? 046C:08FF19:02:どうも ありがとうございました。[1000]幸運を お祈りしていますわ。 046D:08FF34:04:あら お金が たりませんわ。 046E:08FF40:20:どうも ありがとうございました。 046F:08FF4E:01:おきゃくさまは これいじょう[1000]コインを もてないようです。[1000]またの おこしを おまちしています。 0470:08FF74:02:ここは ルイーダの店。[1002][1003]ルイーダ「旅人たちが[1000]仲間を求めて 集まる[1000]出会いと 別れの 酒場よ。[1002][1003]ルイーダ「なにを お望みかしら? 0471:08FFB3:10:[1003]ルイーダ「あら そんなに ぞろぞろ[1000]お仲間が いるのに?[1002][1003]ルイーダ「誰かを はずさないと[1000]これ以上 仲間に できなくてよ。 0472:08FFEB:40:[1003]ルイーダ「でも あなたには[1000]仲間に できる人が[1000]ひとりも いなくてよ。 0473:09800A:08:[1003]ルイーダ「誰を 仲間に 加えるの? 0474:09801D:10:[1003]ルイーダ「[1008]さんを[1000]仲間に加えるのね。わかったわ。[1002][1003]ルイーダ「[1008]さーん![1000][1011]さんが お呼びよー![1002][1006][1008]が 仲間に 加わった! 0475:098059:20:[1006][1008]は 外にある馬車ヘ[1000]走っていった。 0476:09806D:02:[1003]ルイーダ「はずすって……誰を?[1000][1008]さんは 今[1000]ひとりぼっちでしょう? 0477:09808D:20:[1003]ルイーダ「誰を はずすの? 0478:09809B:20:[1003]ルイーダ「[1008]さんを[1000]はずすのね? 0479:0980AB:20:[1003]ルイーダ「わかったわ。[1000]じゃ [1008]さん ごゆっくり。 047A:0980C2:20:[1003]ルイーダ「[1008]さんは[1000]馬車に いるのね。[1002][1003]ルイーダ「こちらヘ もどるように[1000]伝えておきますわ。 047B:0980EE:02:[1003]ルイーダ「あら やめるの?[1000]それがいいかも 知れないわね。 047C:098107:80:[1003]ルイーダ「[1008]さんは まだ[1000]やらなくては いけないことが[1000]あるんじゃないかしら。 047D:098128:20:[1003]ルイーダ「うーん モンスターさんは[1000]うちでは ちょっとね……。[1002][1003]ルイーダ「でも モンスターさんを[1000]専門に 預かってくれるところが[1000]たしか あったはずよ。 047E:09816D:02:[1003]ルイーダ「他に ごようは? 047F:09817B:04:[1003]ルイーダ「じゃ また いらしてね。 0480:09818A:40:[1003]ルイーダ「あら 死んでいる人を[1000]そのまま はずすなんて[1000]あんまりだわよ。 0481:0981A9:80:[1003]ルイーダ「[1008]さんの[1000]もっていた道具は[1000]預り所に 送っておくわね。 0482:0981C8:80:わしは 世界中の[1000]小さなメダルを 集めておる。 0483:0981DF:80:メダルを 見つけて来た者には[1000]ほうびを とらせようぞ! 0484:0981F9:10:ほほう メダルを 持って来たな。[1000]よし! わしが 預かろう! 0485:098214:02:[1011]からは げんざい[1000][1004]枚のメダルを 預っておるが[1000]のぞみの ほうびは あるかね? 0486:098239:08:どれが ほしいのじゃ? 0487:098243:20:[100A]じゃな? 0488:098249:10:うーむ……。 もっと[1000]メダルを 集めなくては[1000]それは やれんのう。 0489:098266:01:よし [100A]じゃな。 048A:09826D:80:誰に わたせば 良いのじゃ? 048B:09827B:80:では ほうびを とらせよう! 048C:098288:10:しかし [1008]は[1000]持ち物が いっぱいではないか![1002]ほかの者が 持つかね? 048D:0982A5:20:ほかにも ほしい物は あるかね? 048E:0982B3:20:また いつでも 来るがよい! 048F:0982BF:01:[1006]戦いのとき 道具として 使っても[1000]特別な 効果は ないようだ。 0490:0982DD:40:[1006]戦いのとき 道具として 使うと[1000]特別な 効果が あるようだ。 0491:0982FC:01:[1006]伝説の勇者が 身につけていたという[1000]天空の武具の ひとつのようだ。 0492:09831C:02:[1006]これで 急所を つけば[1000]どんな 魔物も 1発で[1000]やっつけられるようだ。 0493:09833E:01:[1006]これを そうびすると[1000]すばやく 2回 きりつけることが[1000]できるようだ。 0494:09835D:80:[1006]寒さに弱い敵には[1000]より多くの ダメージを[1000]あたえることが できるようだ。 0495:098380:10:[1006]これを そうびしていると[1000]炎のダメージを ヘらすことが[1000]できるようだ。 0496:0983A0:08:[1006]これを そうびしていると[1000]魔法の呪文の ダメージを[1000]ヘらすことが できるようだ。 0497:0983C5:80:[1006]これを そうびしていると[1000]吹雪のダメージを ヘらすことが[1000]できるようだ。 0498:0983E7:40:[1006]これを そうびしていると[1000]魔法の呪文と 炎と吹雪のダメージを[1000]ヘらすことが できるようだ。 0499:098414:01:[1006]これを そうびしていると[1000]炎と吹雪のダメージを[1000]ヘらすことが できるようだ。 049A:098438:04:[1006]これは くすりのようだ。 049B:098443:08:[1006]これを 使うと[1000]さいごに 立ちよった ところに[1000]もどることが できるようだ。 049C:098463:10:[1006]これを 使うと[1000]MPを 回復することが[1000]できるようだ。 049D:09847E:04:[1006]戦いのとき 使うと[1000]特別な 効果が あるようだ。 049E:098496:40:[1006]これを 使うと[1000]すばやさが 上がるようだ。 049F:0984AA:02:[1006]これを 使うと[1000]かしこさが 上がるようだ。 04A0:0984BC:40:[1006]これを そうびしていると[1000]ねむり 死 幻影 こんらんの[1000]呪文に かかりにくくなるようだ。 04A1:0984E5:04:[1006]しかし どんな 効力があるのか[1000]わからなかった! 04A2:0984FA:20:[1006]これで 敵を 攻げきすると[1000]特別な 効果が あるようだ。 04A3:098517:80:[1006]これで 攻げきすると[1000]敵1グループに ダメージを[1000]あたえられるぞ。 04A4:098539:20:[1006]これで 攻げきすると[1000]敵全員に ダメージを[1000]あたえられそうだ。 04A5:098559:10:[1006]これを そうびしていると[1000]特別な 効果が ありそうだ。 04A6:098573:40:[1006]いろんなドアを[1000]あけられそうだぞ。 04A7:098584:01:[1006]持っているだけで[1000]特別な 効果が ありそうだ。 04A8:09859B:08:[1006]これで 切りつけると[1000]敵を マヒさせることも[1000]あるみたいだな。 04A9:0985B8:02:[1006]ドラゴンに 対しては[1000]より多くの ダメージを[1000]あたえることが できるようだ。 04AA:0985DB:04:[1006]これで 切りつけると[1000]敵を こんらん させることも[1000]あるようだな。 04AB:0985F8:08:[1006]これで 切りつけると[1000]敵を ねむらせることも[1000]あるようだな。 04AC:098614:04:[1006]ゾンビに 対しては[1000]より多くの ダメージを[1000]あたえることが できるようだ。 04AD:098637:02:[1006]これを 使うと マヒと 石化を[1000]治すことが できるようだ。 04AE:098652:08:[1006]炎に弱い敵には[1000]より多くの ダメージを[1000]あたえることが できるようだ。 04AF:098674:01:[1006]これで 切りつけると[1000]敵は 毒に 犯されるようだ。 04B0:09868D:02:[1006]これを そうびしていると[1000]戦いのとき 毎回 体力が[1000]回復するぞ! 04B1:0986AD:08:[1006]これを そうびすると[1000]かしこさが 上がるようだ。 04B2:0986C2:10:[1006]自分より 弱い魔物を[1000]よせつけなくすることが[1000]できるようだ。 04B3:0986DF:40:[1006]これを 使うと 死んだ者を[1000]生き返らせることが できるようだ。 04B4:0986FC:80:[1006]これを 使うと[1000]全員の 体力を いっぺんに[1000]回復させることが できるようだ。 04B5:098721:80:[1006]これを 使うと[1000]マヒを 治すことが[1000]できるようだ。 04B6:098738:80:[1006]魔物たちの 好きな においが[1000]封じられているようだ。 04B7:098751:04:[1006]これを 使うと[1000]ちからが 上がるようだ。 04B8:098763:10:[1006]これを 使うと[1000]みのまもりが 上がるようだ。 04B9:098777:04:[1006]これを 使うと[1000]さいだいHPが ふえるようだ。 04BA:09878D:10:[1006]これを 使うと[1000]さいだいMPが ふえるようだ。 04BB:0987A3:20:[1006]これを 使うと[1000]昼を 夜に 変えることが[1000]できるようだ。 04BC:0987BD:10:[1006]これは この世界全体が[1000]書かれた地図のようだ。 04BD:0987D5:10:[1006]中に 何かが 入っているようだ。 04BE:0987E4:40:[1006]魔物たちの 好きな[1000]食べ物が 入っているようだ。 04BF:0987FC:40:[1006]なにやら 持っているだけで[1000]不幸を 招きそうだ。 04C0:098814:08:[1006]これを 使うと[1000]こんらんした者を[1000]治すことが できるようだ。 04C1:09882E:10:[1006]これを しかけておけば[1000]魔物を つかまえることが[1000]できるようだ。 04C2:09884B:01:[1006]暗闇を てらすことが[1000]できるようだ。 04C3:09885C:20:[1006]これは 手紙のようだ。 04C4:098868:08:[1006]グランバニアの王家の[1000]もんしょうが きざみこまれている。 04C5:098883:08:[1006]これに 乗ると[1000]水や 草原の上を 飛んで[1000]移動することが できるようだ。 04C6:0988A7:80:[1003]ルドマン「たのみましたぞ![1000]いままで 以上に[1000]げんじゅうな 見はりを!![1002][1003]ルドマン「何か あったら[1000]すぐに 私に[1000]知らせるのです! 04C7:0988E1:20:[1006]なんと パパスが[1000]怪物たちと 戦っている! 04C8:0988F5:04:[1003]パパス「おお! [1012]か![1002][1003]パパス「はぐれてしまったと[1000]思ったが こんな所まで[1000]ひとりで来るとは……。[1002][1003]パパス「お前も ずいぶん[1000]成長したものだな。[1000]父さんは うれしいぞ! 04C9:09893E:04:[1003]パパス「さて ともかく[1000]王子を助けださねば![1002][1003]パパス「お前が 先にいけ。[1000]うしろの守りは 父さんが[1000]引きうけたぞ! 04CA:098972:02:[1003]フローラ「[1012]さん[1000]おひさしぶり です。[1000]お元気でしたか?[1002][1003]フローラ「わたしたちが[1000]結婚できたのも みな[1000][1012]さんの おかげ。[1002][1003]フローラ「今は アンディと2人[1000]とても 幸せに くらして[1000]おりますわ。ぽっ……。[1002][1003]フローラ「でも ホントいうと[1000]たった ひとつ[1000]心配な ことが……。 04CB:0989EA:01:[1003]アンディ「そうなんです![1000]フローラの父 ルドマンさんの[1000]ようすが 変なんです![1002][1003]アンディ「落ち着きが なくて[1000]ときどき ふるえて[1000]いるような……。 04CC:098A2C:01:おっと 待ちな!! 04CD:098A34:04:悪いが 王家のあかしを[1000]持って行かせるわけには[1000]いかねえな![1002][1012]さんが 王になるのを[1000]イヤがる者も いるってことよ。 04CE:098A65:10:シーッ。[1000]よけいな事を 言うな![1002]とにかく そいつは[1000]返してもらうぜ!! 04CF:098A84:40:[1006]女神像の指が 白く光っている。 04D0:098A96:01:[1006][1008]は [100A]を[1000]女神像の指に はめた。 04D1:098AA7:80:[1006]この女神像には[1000]すでに リングが はめられている! 04D2:098ABF:02:[1006]女神像の指に [100A]が[1000]はめられている。[1000][100A]を はずしますか? 04D3:098ADB:01:[1006]しかし 持ち物が いっぱいだった! 04D4:098AEA:10:[1006]どこからともなく[1000]ふしぎな声が 聞こえてきた。[1002][1003]マーサ「[1012] [1012]……。[1000]ついに ここまで[1000]来てしまったのですね……。 04D5:098B1B:10:[1003]マーサ「[1012] お前は[1000]この母が そうぞうした以上に[1000]たくましく成長したようです。[1002][1003]マーサ「もう もどれとは[1000]言いません。[1002][1003]マーサ「今は ただ[1000]あなたがたの チカラを[1000]信じることに しましょう。 04D6:098B6D:20:[1003]マーサ「そして これが この母に[1000]できる 精いっぱいのこと……。[1002][1003]マーサ「どうか 母からの[1000]おくり物を 受けとって[1000]ください。[1002][1003]マーサ「がんばるのですよ[1000][1012]……。 04D7:098BB3:04:…し しまった![1000]見つかったか!![1002]でも 盗んだ宝は[1000]返さないぜ! 04D8:098BCF:04:くっ くそー![1000]おぼえてやがれ!! 04D9:098BDE:02:まさか こんな夜ふけに[1000]子供だけで 家出では[1000]ないだろうな![1000]早く家に 帰りなさい。 04DA:098C02:80:お前さん 旅の人かい?[1000]だったら 馬車のひとつも[1000]買ってみないかい?[1000]多くの仲間を乗せられるぞ! 04DB:098C30:40:3000Gと いいたい[1000]ところだが まけにまけて[1000]300Gで どうだい? 04DC:098C52:08:わるいが[1000]お金が たりないようだな。 04DD:098C61:04:また 来ておくれよっ! 04DE:098C6A:80:よし 商談成立だ![1000]馬車は 町の外に出しとくから[1000]いい旅を するんだぜ! 04DF:098C8E:02:おう! あんたは 馬車を[1000]買ってくれた人だな! 04E0:098CA2:80:また めずらしい物が[1000]手にはいったら 店に出すから[1000]ちょくちょく 寄ってくれよ! 04E1:098CC6:20:3000Gと いいたい[1000]ところだが まけにまけて[1000]1000Gで どうだい? 04E2:098CE9:04:すいませんが お客さん[1000]もう めずらしい品物は[1000]何もないんですよ。[1002]最近は ほりだし物を 探しに[1000]旅するのも 大変でね。[1000]あーあ 昔が なつかしいよ。 04E3:098D2A:01:お前さん 旅の人だろ![1000]だったら 旅人の地図は[1000]かかせないぜっ! 04E4:098D46:80:よし! 地図は [1008]に[1000]わたしておくぜ。[1000]いい旅をなっ。 04E5:098D5E:02:おおっ と![1000]持ち物が いっぱいみてえだな。[1000]また 来ておくれよっ! 04E6:098D7A:08:あら でも[1000]お金が 足りないようね。[1000]残念だけど 売れないわ。 04E7:098D96:08:と 思ったけど[1000]持ちものが いっぱいのようね。[1002]すこし 持ちものを[1000]ヘらしてから[1000]また いらっしゃいな。 04E8:098DBF:80:[1004]ドル スロットが あります。[1000]1回 コイン [1004]まい。[1000]やってみますか? 04E9:098DE1:08:んっ![1000]誰だ おまえはっ!? 04EA:098DED:10:[1003]ヘンリー「こら! コリンズ![1000]お客さまに むかって[1000]おまえとは 何だ? 04EB:098E0D:20:[1003]コリンズ「なんの用だよう。 04EC:098E1B:02:[1003]ヘンリー「いや 申しわけない。[1000]私の息子が 失礼を…[1000]ん?[100D] …あっ![1002][1003]ヘンリー「よおー! [1012]!![1000][1012]じゃないか![1000]待ってたんだよ![1002][1003]ヘンリー「おまえが グランバニアに[1000]無事 もどったって聞いて[1000]本当に うれしかったんだぜ![1002][1003]ヘンリー「[1012]。[1000]大変だったなあ…。[1002][1003]ヘンリー「まったく おまえは[1000]苦労ばっかり するヤツだよ。[1002][1003]ヘンリー「でも まあ こうして[1000]また会えて うれしいぜ。[1000]…あ[100D] そうそう[1000]オレ 子どもが できたんだよ。 04ED:098ED8:08:[1003]ヘンリー「息子の コリンズだ。[1002][1003]コリンズ「……。 04EE:098EF2:01:[1003]ヘンリー「コラ![1000]ちゃんと あいさつしないか![1000]ポカリ![1002][1003]コリンズ「あ いてっ![1000]は[100D] はじめまして…。 04EF:098F20:04:[1003]ヘンリー「いやー 悪い 悪い。[1000]どうも わんぱくでさー。 04F0:098F39:20:[1003]ヘンリー「ところで[1000][1012]にも 子どもが[1000]いるんだろう? 04F1:098F50:80:[1003]ヘンリー「ぜひ 会ってみたいな。[1000]こんど つれて来てくれよ。[1000]楽しみに 待ってるぜ。 04F2:098F77:02:[1003]ヘンリー「ん? おお その子か![1000]ヘえー やっぱり 昔の[1000]おまえに 似てるなあ。[1002][1003]ヘンリー「あ そうだ! 子どもは[1000]子どもどうし。コリンズに[1000]城の中を 案内させよう。 04F3:098FC2:20:[1003]ヘンリー「コリンズ。[1000]城の中を いろいろ[1000]見せてあげなさい。[1002][1003]コリンズ「はーい。 04F4:098FE9:01:[1003]ヘンリー「やれやれ。[1000]うるさいのが いなくなって[1000]ホッとしたよ。[1002][1003]マリア「まあ あなたったら[1000]本当は コリンズが かわいくて[1000]かわいくて しかたないのに。[1002][1003]ヘンリー「わっはっは[1000]それを 言うなよ マリア。 04F5:09903E:80:[1003]ヘンリー「まったく コリンズは[1000]誰に 似たんだか…。[1000]オレの 小さい頃は もっと[1000]おとなしかったもんだがなあ。 04F6:09906E:04:[1003][1008]「お父さーん![1000]コリンズくんが[1000]いなくなっちゃった![1002][1003][1008]「子分のしるしを[1000]とって来いって 言うから[1000]宝箱を開けてたら そのうちに[1000]どこかに 行っちゃって。[1002][1003][1008]「ねえ お父さんも[1000]いっしょに さがしてみて! 04F7:0990C8:40:[1003][1008]「あっ![1000]こんなところに 階段が![1002][1003][1008]「お父さん すごーい。[1000]よく知ってるね! 04F8:0990ED:10:[1003]コリンズ「なんだ もう 階段を[1000]見つけてしまったのか……。[1000]ふん! つまらないヤツだな。[1002][1003]コリンズ「しかし 子分の しるしは[1000]見つからなかっただろう。[1000]子分には してやれないな。[1002][1003]コリンズ「ん? 04F9:099144:04:コリンズ王子![1000]また こんなところで[1000]いたずらを して![1002][1003]コリンズ「なんだよう。[1000]いいじゃないか![1002]また お父上に しかられますぞ。[1000]さあ さあ! 04FA:099180:40:これは [1012]王さま。[1000]お子さまは まだ お城の中に[1000]いらっしゃいます。[1002]どうぞ お連れになって[1000]出かけられますように。 04FB:0991B0:08:[1003][1008]「お父さん[1000]コリンズくんを さがそうよ。 04FC:0991C4:08:[1006]しかし 持ち物が いっぱいだった。[1002][1003]コリンズ「そうか。ざんねんだな。 04FD:0991E3:20:[1003]コリンズ「大切に つかえよ。 04FE:0991F2:80:ああ そうだ。[1000]そこのイスを 調べてみな。[1000]いいものが 見つかるぜ。 04FF:09920F:04:なんだ おまえたちはっ!?[1002]今 マーサさまは 我らが魔王[1000]ミルドラースさまのために[1000]祈りを ささげているのだ。[1002]ジャマするやつは[1000]こうしてくれるわっ! 0500:099250:10:[1003]マーサ「バロンのつのぶえを使えば[1000]ここに 馬車を呼ぶことが[1000]できるでしょう。 0501:099275:20:[1003]マーサ「私がさらわれた あの日以来[1000]あなたのことを 考えぬ日は[1000]ありませんでした。[1002][1003]マーサ「[1012]……[1000]なんと たくましく成長[1000]したことでしょう……。[1002][1003]マーサ「今こうして あなたに[1000]会っていることが まるで[1000]夢のようです……。[1002][1003]マーサ「もう この母は なにも[1000]思いのこすことは ありません。[1002][1003]マーサ「さあ さがりなさい……。 0502:0992FB:10:[1003]マーサ「[1012][1000]大魔王ミルドラースの 魔力は[1000]あまりに 強力です。[1002][1003]マーサ「せめて せめて この私が[1000]この命に かえても[1000]その魔力を 封じてみせます。 0503:09933F:40:[1003]マーサ「全知全能の神よ[1000]わが願いを 聞きたまえ……。[1002][1003]マーサ「われは[1000]偉大なる神の子にして[1000]エルヘブンの民なり……。[1002][1003]マーサ「神よ! この命にかえて[1000]邪悪なる 魔界の王[1000]ミルドラースの…… 0504:09939B:04:[1003]マーサ「[101C]ミルド……ラースの…[1000]ま まりょ……く…を…… 0505:0993B5:10:[1003]マーサ「[101C]はあはあ……。[1000]こ こんな はずは……。[1002][1003]マーサ「そ それほどまでに[1000]ミルドラースの魔力が……。[1000]はあはあ……。[1002][1003]マーサ「か 神よ……[1000]私の かわいい [1012]のため[1000]今ひとたび 私に チカラを……。 0506:09940C:80:[1006]どこからともなく[1000]ふしぎな声が聞こえてきた。[1002][1006]マーサ……。[1002][1006]マーサ もう よい。[1000]おまえは 十分に よくやった。 0507:099440:01:[1003]マーサ「[101C]あ あなた! 0508:09944B:08:[1006]パパス「どうやら 私たちの子は[1000]私たちを こえたようだ。[1002][1006]パパス「子供たちの未来は[1000]子供たちに たくそうではないか。[1002][1006]パパス「さあ マーサ[1000]こっちヘ おいで。[1002][1003]マーサ「[101C]はい あなた……。 0509:09949F:01:[1006]パパス「[1012]よ。[1000]私たちは いつでも[1000]おまえたちを 見守っている。 050A:0994BB:08:[1006]パパス「がんばるのだぞ [1012]。 050B:0994C9:01:ついに ここまで来たか[1000]伝説の勇者と[1000]その一族の者たちよ。[1002]私が だれで あるか[1000]そなたたちには すでに[1000]わかっておろう。[1002]魔界の王にして 王の中の王[1000]ミルドラースとは 私のことだ。[1002]気の遠くなるような[1000]長い年月を経て[1000]私の存在は すでに神をもこえた。[1002]もはや 神の封印をとくのに[1000]エルヘブンの民の力など[1000]いらぬわ。[1002]さあ 来るがよい。[1000]私が 魔界の王たる所以を[1000]みせてやろう。 050C:099570:02:さすがだな 伝説の勇者と[1000]その一族の者たちよ。[1002]しかし 不幸なことだ……。[1002]なまじ強いばかりに[1000]私の 本当の おそろしさを[1000]見ることに なるとは……。[1002]泣くがいい 叫ぶがいい[1000]その苦しむ姿が 私ヘの[1000]なによりの ささげものなのだ。[1002]勇者などという たわけた血筋を[1000]私が 今ここで[1000]たちきってやろうっ!! 050D:0995F2:02:わが名は ミルドラース……[1000]魔界の王にして 王の中の王[1002]そ その……私が……[1000]やぶれる……とは…… 050E:09961C:40:わが名は マスタードラゴン。[1000]世界のすべてを[1000]統治するものなり。[1002]伝説の勇者[1016]と[1000]その父 [1012][1000]そして その一族の者たちよ。[1002]そなたらの はたらきで[1000]世界に再び 平和がおとずれた。[1000]心から 礼をいうぞ。[1002]……と 堅苦しいことは[1000]なしにしよう。[1002]私も 長く人間をやったせいか[1000]こういう言葉づかいは[1000]つかれてしまうのだよ。 050F:0996AA:01:[1003]天空人「マ マスタードラゴンさま![1002]わっはっはっはっ。[1000]まあ よいではないか。[1002]さて [1012]よ。[1000]地上では なつかしい人々が[1000]そなたらの帰りを[1000]待っていることだろう。[1002]私が そなたらを[1000]送りとどけてやろう。[1002]ひさしぶりに 人間界も[1000]見てみたいしな。[1002]では ひと足 先に[1000]外で 待っておるぞ! 0510:099725:08:[1003]天空人「マ マスタードラゴンさま! 0511:099737:20:おお やっと 来たか。[1000]さあ 私の背中に 乗りなさい。 0512:09974F:01:しっかり つかまって[1000]いるのだぞ! 0513:09975C:20:そうですか……。[1000]では ただ1度きりとはいえ[1000]マーサさまに 会ったのですね。 0514:09977C:04:マーサさまの その時の[1000]うれしそうな顔が[1000]目に うかぶようです……。 0515:099799:01:[1012] あなたの母上[1000]マーサさまを 私たちは とても[1000]ほこりに 思います。 0516:0997B6:01:マーサさまは これからも きっと[1000]あなたたちの 心の中で[1000]生きつづけてゆくことでしょう。 0517:0997DB:80:[1003]ヘンリー「しかし おどろいたなあ。[1000][1012]の息子が[1000]伝説の勇者だったとは……。[1002][1003]ヘンリー「トンビが タカを産む[1000]とは このことだったか! 0518:099816:20:[1003]マリア「まあ あなたったら。[1000]そんなことを いうと[1000][1015]さんに 悪いですわ。[1002][1003]ヘンリー「おっと そうだったな。[1000]まったく [1015]さんは[1000][1012]には すぎた奥さんだ。[1002][1003]ヘンリー「ともかく 世界が[1000]平和になり わがラインハットの[1000]国民たちも 大よろこびだよ。[1002][1003]ヘンリー「オレも [1012]の友人[1000]として ハナが高いぞ。 0519:099899:08:[1003]ヘンリー「おまえとは 本当に[1000]長い つきあいだったな。[1000]これからも 仲よくしてこうな。 051A:0998BE:02:ようこそ お帰りなさい。[1000]サンタローズの村に。[1002][1012]さん。 あなたが[1000]パパスさんと この村から[1000]出かけていった日[1002]あの日のことを つい[1000]きのうのことの ように[1000]おぼえています。[1002]まさか あの日以来[1000]2人とも帰らなくなるなど[1000]誰が思ったでしょうか……。[1002]しかし今 あなた方は[1000]こうして 帰ってきて[1000]くれました。[1002]しかも世界平和という[1000]おみやげまで持って……。 051B:099951:10:わーい うれしいなあっと![1000][1012]が帰ってきた![1000]わーい わーい![1000][1104] 051C:09996C:08:[1003]フローラ「おはようございます。[1000][1012]さん…いえ[1000]あなた。[1002][1003]フローラ「今 こうして[1000]2人で いるのが[1000]まだ 夢みたいですわ。[1002][1003]フローラ「でもこれからは[1000]ずっと いっしょなのね…。 051D:0999B6:04:[1003]フローラ「ねえ あなた。[1000]私よく考えたんですけど…[1000]やっぱり あなたの旅の[1000]お手伝いが したいんです。[1002][1003]フローラ「あなたには まだ[1000]お母さまを 探す旅が[1000]残っているのでしょう?[1002][1003]フローラ「それなのに 私は[1000]じっと 家で待ってるだけなんて[1000]イヤなの。 051E:099A21:40:[1003]フローラ「お願い。[1000]私も あなたの旅に[1000]つれて行ってください。 051F:099A3D:04:[1003]フローラ「うれしい![1000]ありがとう あなた。 0520:099A4F:04:[1003]フローラ「父のルドマンにも話して[1000]私が ついて行くのを[1000]許してもらわなくちゃ。[1002][1003]フローラ「さあ いきましょう。[1000]あなた。 0521:099A85:01:[1003]フローラ「もちろん それは[1000]私のわがままだと思います![1000]でも…。 0522:099AA0:20:[1003]フローラ「待って [1012]さん。[1002][1003]フローラ「お父さまに だまって[1000]旅立つわけには いかないわ。 0523:099AC8:02:[1003]フローラ「あなた。今日は もう[1000]つかれたでしょう。[1000]休みましょうか? 0524:099AE6:40:[1003]フローラ「お休みなさい[1000]あなた…。 0525:099AF6:40:[1003]フローラ「お早うございます。[1000]あなた。[1000]さあ 行きましょう。 0526:099B11:40:[1003]フローラ「あら そう?[1000]あなたって 元気が あるのね。[1000]でも あまり無理をしないでね。 0527:099B36:40:いやー あんた なかなか[1000]いい腰つきをしてるだ![1000]見なおしただよ。 0528:099B51:40:[1003]フローラ「もう[1000][1012]さんったら![1000]早く 行きましょうよ。 0529:099B6A:08:おや? あんた ずいぶん[1000]しとやかそうな おじょうさんを[1000]連れてるねえ。[1002]砂漠の旅は 大変だろう?[1000]気をつけておやり。 052A:099B9F:01:[1003]フローラ「[1012]さん。[1000]やっと あなたの ふるさとが[1000]見られるのね。[1002][1003]フローラ「道が けわしくったって[1000]私は 平気です![1000]さあ いきましょう。 052B:099BD9:80:[1003]フローラ「[1012]さん 起きて…。[1000]あの音は なにかしら…。 052C:099BF2:20:[1003]フローラ「まるで[1000]刃物を とぐような音ね…。[1002][1003]フローラ「なんだかこわいわ。[1000]あなた 見てきて下さる? 052D:099C21:02:[1003]フローラ「そうね。[1000]心配ないわよね。あなたが[1000]そばに いてくれるんですもの。 052E:099C41:80:ヘえ あなたの奥さんですか。[1000]こんな所ヘ 来るような女性には[1000]とても 見えませんなあ。 052F:099C67:08:[1003]フローラ「あなた ごめんなさい。[1000]心配かけちゃって…。 0530:099C80:08:[1003]フローラ「[101C]もう 大丈夫よ。[1000]でも なんだか[1000]ねむくなってきちゃった。…[1002][1003]フローラ「少しだけ ねむらせてね。[1000]おやすみなさい。 あなた…。 0531:099CBE:01:[1003]フローラ「お早うございます。[1000]あなた。[1000]きのうは ごめんなさい。[1002][1003]フローラ「でも もう[1000]元気になったから 大丈夫よ。[1002][1003]フローラ「それに もうすぐ[1000]あなたの ふるさとが[1000]見られるんですもの…。[1002][1003]フローラ「さあ いきましょう! 0532:099D1E:08:じゃあ たしかに わたしたぜ。[1000]あばよ! 0533:099D2E:10:[1003]フローラ「はじめまして 王さま。[1000]私は [1012]の妻[1000]フ フローラ…と… 0534:099D4C:02:[1003]サンチョ「フ フローラさん! 0535:099D5A:80:[1003]サンチョ「よかった。[1000]フローラさん 気が[1000]ついたようですよ。 0536:099D75:20:[1003]サンチョ「こいつは めでたい![1002][1003]サンチョ「坊っちゃんと[1000]フローラさんの子供だから[1000]きっと 玉のように かわいい[1000]赤ちゃんが 生まれますよ![1002][1003]シスター「では 私は これで。[1000]どうか おだいじに……。 0537:099DCB:10:[1003]フローラ「お早うございます。[1000]あなた。 きのうは とっても[1000]よく ねむれたわ。[1002][1003]フローラ「ええ 私は 大丈夫よ。[1000]もう 気分も 良くなったし。 0538:099E0A:01:[1003]フローラ「お早うございます。[1000]あなた。 0539:099E1C:04:[1003]フローラ「今日は とってもいい天気よ。 053A:099E2E:40:[1003]フローラ「きのうは あなたも[1000]すごく ぐっすり[1000]眠れたみたいね。 053B:099E4A:40:[1003]フローラ「ゆうべは ちょっと[1000]こわい夢を 見たの。[1002][1003]フローラ「[1012]さん。[1000]私を はなさないでね…。 053C:099E75:10:[1003]フローラ「[1012]さん…[1000]もどって来て下さったのね…。[1002][1003]フローラ「私 がんばって[1000]元気な 赤ちゃんを[1000]産むわ…。 はあはあ…。 053D:099EAB:20:[1003]フローラ「ハアハア…。[1000]愛してるわ。 あなた…。 053E:099EC2:04:[1003]ダンカン「はて? どちらさまで?[1000]どこかで お会いしたことが[1000]ありましたっけ?[1002][1003]ダンカン「……え? 何だって?[1000]パパスの息子っ!?[1002][1003]ダンカン「どひゃ…!![1000]こりゃ おどろいたよ。[1000][1012]! 生きとったのか![1002][1003]ダンカン「いやー 大きくなったなあ![1000]あの頃は まだ ほんの子どもで[1000]ビアンカと よく遊んでたっけ。[1002][1003]ダンカン「…で 父さんは?[1000]パパスも 元気なのかい?[1002][1003][1012]「……。[1002][1003]ダンカン「なんと…。 そうか[1000]パパスは もう…。[1002][1003]ダンカン「[1012]も ずいぶん[1000]苦労したろう。 たった1人で[1000]よくがんばったな。[1002][1003]ダンカン「うちでも 母さんが[1000]亡くなってね。[1000]あんなに 丈夫だったのに[1000]わからないもんだよ。[1002][1003]ダンカン「そういえば 来る途中で[1000]ビアンカを 見なかったかい?[1002][1003]ダンカン「母さんの お墓に[1000]参ってるはずだが…。 053F:099FF4:02:[1003]フローラ「じゃあ 考えなおすのね。 0540:09A005:04:[1003]フローラ「[1016]と[1017]。[1002][1003]フローラ「この ふたりが[1000]大きくなるまでに 平和な時代が[1000]やってくるといいわね。 0541:09A034:10:[1003]フローラ「つかれたせいか[1000]私 なんだか[1000]ねむくなって きちゃったわ。[1002][1003]フローラ「お休みなさい。 あなた。[1000]私 とっても しあわせよ…。 0542:09A06D:04:[1003]フローラ「お早うございます。[1000]あなた。 ゆうべは すごく[1000]よく ねむれたわ。[1002][1003]フローラ「今日は あなたの[1000]即位式なんでしょう?[1000]がんばってね。 0543:09A0AD:40:[1003][1015]「[1012]さん。[1000]助けてくれて どうも[1000]ありがとう。 0544:09A0C2:80:[1003]スーザン「[1012]さん[1000]はじめまして。 あなたの事は[1000]主人から よく 聞いてますわ。 0545:09A0E4:80:[1003]アンディ「いやー。スーザンは[1000]昔は 売れっ子の[1000]ダンサーだったんですよ。[1002][1003]アンディ「スーザンの ダンスを[1000]見てると それはもう…[1002][1003]アンディ「あっ! いけない![1000]こんな事を いってる場合じゃ[1000]なかったんだ。[1002][1003]アンディ「実は このごろ[1000]ルドマンさんの[1000]ようすが 変なんです![1002][1003]アンディ「落ち着きが なくて[1000]ときどき ふるえて[1000]いるような…。 0546:09A17C:01:[1003]アンディ「どうか ルドマンさんの[1000]なやみを 聞いて そして[1000]助けに なってやってください! 0547:09A1A2:40:[1003]ルドマン「以前にも 1度[1000]そこに行って 中に 置いてある[1000]ツボを 見て来てもらったろう?[1002][1003]ルドマン「あの ツボの色を[1000]また 見て来てほしいのだ。 0548:09A1E6:08:あらっ それじゃ[1000]私は おばあちゃん!?[1002]うれしいけど[1000]ちょっと ふくざつな気持ちねえ。[1000]ふふふっ。 0549:09A213:08:さすが 若だんなさま ですわ。[1000]お帰りになったとたん[1000]あんな怪物を やっつけるなんて。[1002]ルドマンさまの わらい顔[1000]本当に 久しぶりで…。 054A:09A24D:20:[1003]スーザン「[1012]さんって[1000]強いのねえ![1000]主人に 聞いてた通りの[1000]人だわ。 054B:09A26C:40:[1012]さま。[1000]私… 聞いてしまったのです。[1000]ご主人さまの ひとりごとを…。[1002]つぼが 赤く光る時[1000]いにしえより[1000]奴が よみがえる…って。[1002]広間の 本だなにある[1000]古い日記のようなものを[1000]調べていらした時でしたわ。[1002][1012]さま。[1000]どうか ご主人さまを[1000]助けて さしあげてくださいまし。 054C:09A2E1:02:わが名はルドルフ。[1000]この日記を 代々伝えよ[1000]けっして なくしては ならぬ![1002]いましがた わたしは[1000]巨大な 魔物を つぼの中に[1000]封印する事に 成功した。[1002]奴の体は 雲をつきぬけ[1000]天まで とどくほどの[1000]巨大さだった。[1002]ほうっておけば わがサラボナ[1000]だけでなく 世界中が[1000]ほろぼされた ことであろう。[1002]しかし 残念な事に 封じこめた[1000]聖なるつぼのちからは 100年……。[1000]長くても 150年だろう。[1002]つぼが そのちからを うしない[1000]赤く 光った その時[1000]奴は 再び この世に現われる![1002]まだ見ぬ わが子孫よ。[1000]なにも してやれぬが[1000]がんばるのだ。[1002]わたしも この事を のちの世まで[1000]伝えるため とりあえず[1000]子供だけは 作っておこう。[1002]では 運わるく 150年目に[1000]当った わが子孫よ[1000]けんとうを 祈る。[1000][1019] [101A]ルドルフより[1002][1006][1012]は 日記を[1000]本だなに 戻した! 054D:09A43B:01:おおっ [1012]どの。[1000]ルドマンさんは さきほどから[1000]見はらしの塔で お待ちですぞ! 054E:09A45D:02:[1003]ルドマン「[1012][1000]ごくろうだった。[1000]そうか… やはり赤色か。[1002][1003]ルドマン「その顔を見れば[1000]うらない師じゃない 私でも[1000]つぼの色は 当てられるさ。[1002][1003]ルドマン「もう時間が[1000]ないようだ。[1000]さっ こっちヘ! 054F:09A4B3:08:[1003]ルドマン「いいかね [1012]。[1000]つぼの中の 悪魔が もうすぐ[1000]よみがえるのだ。[1002][1003]ルドマン「150年前 私の[1000]ひい ひい ひい ひい…[1000]ひい ひいじいさん。[1002][1003]ルドマン「ようするに 私の[1000]ごせんぞ様が 奴を つぼに[1000]封じこめたんだが…。[1002][1003]ルドマン「その ききめが[1000]そろそろ 終るらしい。[1002][1003]ルドマン「おそらく奴は[1000]にくい血を引く この私を[1000]ねらって来る。[1002][1003]ルドマン「もちろん そのあと[1000]サラボナをも ほろぼすだろう。[1002][1003]ルドマン「私は 家に戻り[1000]たたかいの したくを[1000]してこよう。[1002][1003]ルドマン「[1012]![1000]しばらくの間 ここを[1000]たのんだぞ! 0550:09A59B:02:[1003]ルドマン「なんと![1000][1012]が[1000]やられているでは ないか![1002][1003]ルドマン「ささっ 早く教会ヘ。[1000]話は その後だ! 0551:09A5C8:40:ブウウーイッ[1000]まったく よくねたわい。[1002]さて……。[1000]ルドルフは どこだ。[1000]かくすと ためにならんぞ。[1002]まあよいわ。[1000]体ならしに キサマらから[1000]血まつりに あげてやるわ! 0552:09A610:02:[1003]ルドマン「おおっ[1000]むなさわぎがして 戻ったが[1000]ぶじだったか [1012]! 0553:09A62D:01:なに![1000]やつが すでに[1000]現われたとな![1002][1003]ルドマン「いかん! いそいで[1000]したくを してこよう![1000]ここは まかせたぞ!! 0554:09A65B:04:ブイイッ?[1000]また キサマらか。[1002]こりぬ やつらめ。[1000]思い知れ! 0555:09A678:02:[1006][1012]は[1000]さいごのカギを てにいれた! 0556:09A687:10:[1003]ルドマン「わっはっは。[1000]やあ ゆかい ゆかい! 0557:09A69B:40:[1003]ルドマン「わたしが[1000]したくしている あいだに[1000]倒して しまうとはな![1002][1003]ルドマン「さすがは [1012]![1000]やあ ゆかい ゆかい![1002][1003]ルドマン「ますます[1000][1012]のことを[1000]気に入ってしまったわい! 0558:09A6E5:02:[1003]ルドマン「これから先も[1000]親子で ちからを合わせ[1000]がんばるのだぞ [1012]よ! 0559:09A705:80:まあ まあ[1000]あなたに 子供ができたのね。 055A:09A716:02:でも いいこと [1012]。[1000]子供が いるだけでは[1000]親には なれませんよ。[1002]反対に 子供から[1000]ひとつ ひとつ 教えられて[1000]本当の親に なっていくのです。[1002]大丈夫。 あなたなら[1000]きっと 良いお父さんに[1000]なれますとも。 055B:09A76D:10:[1012]さま。[1000]助けて いただいて[1000]ありがとう ございました。[1002]ルドマンさまの わらい顔[1000]本当に 久しぶりで……。 055C:09A79A:80:おかげさまで 町の人々も[1000]何も知らずに[1000]すんだようで ございます。 055D:09A7B8:08:何を ウロウロしているのだ。[1000]教祖さまの お祈りが[1000]すでに はじまっているぞ。[1002]さあ はやく[1000]中に はいらぬかっ! 055E:09A7E9:08:[1003]ラマダ「こ この オレさまが[1000]やぶれるとは……。[1002][1003]ラマダ「し しかし たとえ[1000]お前たちでも イブールさまには[1000]かなうまい……。[1002][1003]ラマダ「イブールさま ばんざい![100D][1000]ぐふっ! 055F:09A834:40:わーわー なんだ なんだ?[1000]なにが あったんだっ!?[1002]わーわーわー。 0560:09A84F:10:[1006][1008]は ストロスのつえを[1000]天にささげ 深く祈った![1002][1006]しかし 石像は 変化しない![1000]何者かの 強力な呪いが 石像を[1000]つつんでいる! 0561:09A88D:01:ん? お前たち[1000]イブールさまに おつかえする[1000]ドレイたちだな。 0562:09A8A8:10:返事など せずとも よいわ![1000]たましいを ぬかれた お前に[1000]ろくなことは 言えまいて。[1002]しかし ちょうど よかった。[1000]オレさまは ハラが[1000]ヘっていたところだ。[1002]お前たちを[1000]いただくことに しよう。 0563:09A8F7:20:[1006]しかし なにも おこらなかった…。[1002][1003]イブール「そ そんな……[1000]バ バカな……。ぐふっ! 0564:09A91D:02:[1006]いのちのリングには かすかに[1000][1012]の母の ぬくもりが あった! 0565:09A936:40:[1006]いのちのリングから[1000]ふしぎな声が 聞こえてきた。 0566:09A94E:01:[1012]……。[1000][1012]……。[1002]わたしの名は マーサ。[1000][1012]……。 わたしの声が[1000]聞こえますか? 0567:09A96F:40:[1003]マーサ「ああ! わたしの……[1000]この母の声が 聞こえるの[1000]ですねっ![1002][1003]マーサ「[1012]。 大きくなった[1000]お前のすがたを この母は[1000]どんなに見たいことでしょう![1002][1003]マーサ「しかし それは[1000]願っては いけないこと。[1002][1003]マーサ「[1012]……。[1000]魔界に 来ては なりません。[1002][1003]マーサ「伝説の勇者といえども[1000]魔界にいる大魔王には とても[1000]かなわないでしょう。[1002][1003]マーサ「[1012]。お前には すでに[1000]かわいい奥さんと 子供たちが[1000]いると 聞きました。[1002][1003]マーサ「この母のことなど忘れて[1000]家族なかよく くらすのです。[1002][1003]マーサ「母は この命に かえても[1000]ミルドラースを そちらの世界に[1000]いかせません。[1002][1003]マーサ「さあ もう おゆきなさい。[1000]すぐ そこに かわいい人が[1000]待っているはず。[1002][1003]マーサ「さようなら [1012]……。 0568:09AA8D:02:[1006]なんと 石像のまわりを[1000]やさしい光が つつんでいる! 0569:09AAA4:80:[1003][1015]「ここは どこかしら…?[1002][1003][1015]「私ったら[1000]今まで なにを……? 056A:09AAC0:40:[1003][1015]「あら! あなたたちは![1002][1006]なんと 石像は [1015]だった![1002][1006]10年の年月をヘて 今 まさに[1000][1015]が よみがえった! 056B:09AAF3:10:[1003]ルドマン「魔界の王を たおし[1000]世界に 平和を とりもどして[1000]くれるとはな。 056C:09AB15:08:[1003]ルドマン「さすが [1012]と[1000]その子供たちじゃ。 わしが[1000]見こんだだけのことは あるな。[1002][1003]ルドマン「これで あの時 フローラと[1000]結婚してくれていれば と思うが[1000]それは いうまい。[1002][1003]ルドマン「ともかく 今日ほど[1000]うれしい日は ないぞ![1000]やあ ゆかい ゆかい! 056D:09AB7F:01:[1003]ルドマン「さすが [1012]![1000]わしが フローラのムコと[1000]認めただけのことは あるわい。[1002][1003]ルドマン「それに フローラも[1000]しばらく会わぬうちに[1000]見ちがえたようじゃぞ。[1002][1003]ルドマン「そして わしの[1000]かわいいマゴたち。[1002][1003]ルドマン「わしは 伝説の勇者の[1000]おじいちゃんって わけだな。[1002][1003]ルドマン「なにやら てれるのう。[1000]わっはっはっはっ。 056E:09AC09:40:[1003]ダンカン「そうかい そうかい[1000]魔界の王を やっつけて[1000]しまったのか……。[1002][1003]ダンカン「それは ともかく[1000][1012]たち 親子4人が[1000]こうして わしに会いに[1000]来てくれたんだ。[1002][1003]ダンカン「こんな うれしいことは[1000]ないぞ。[1002][1003]ダンカン「つもる話も あるし[1000]今日くらいは ゆっくり[1000]していけるんだろう?[1002][1003]ビアンカ「それが お父さん……。 056F:09AC90:20:[1003]ダンカン「なんだって?[1000]グランバニアでは 人々が[1000][1012]の帰りを[1000]待ちわびてる?[1002][1003]ダンカン「そうか……。[1000][1012]は グランバニアの[1000]王さまだったな。[1002][1003]ダンカン「よし わかった。[1000][1012] 早く グランバニアに[1000]帰ってあげるといいぞ。 0570:09ACF3:20:[1003]ビアンカ「お父さん また[1000]会いに来るからねっ。[1002][1003]ダンカン「会いにくるのはいいが[1000][1012]と ケンカして[1000]家出してくるんじゃないよ。[1000]わっはっはっはっ。 0571:09AD31:80:[1003]ビアンカ「まあ! [1012]![1000]会いにきてくれたのね![1002][1003]ビアンカ「あなたたちが 世界を[1000]すくったという ウワサは[1000]この村にも とどいているわ。[1002][1003]ビアンカ「でも びっくり[1000][1012]が こんなにも[1000]たくましくなるなんて……。 0572:09AD88:08:[1003]ビアンカ「ずっと昔 2人で[1000]お化け退治をした頃は[1000]ぜんぜん 頼りなかったのにね。 0573:09ADAF:20:[1003]ビアンカ「フローラさん。[1000]きっと あなたの おかげね。[1002][1003]ビアンカ「これからも[1000][1012]のことを よろしく[1000]お願いしますねっ。 0574:09ADE2:10:あ! [1012]王![1000]お帰りなさいませ! 0575:09ADF0:08:[1012]王 どこに[1000]ゆかれる おつもりですか![1000]皆 王の帰りを 待っていました! 0576:09AE0F:40:[1006][1019] どこからともなく[1000] ふしぎな声が 聞こえる。[101A] 0577:09AE2C:01:[1006][1019] 見てください あなた。[1000] 子供たちの あの幸せそうな顔を。[101A] 0578:09AE4A:20:[1006][1019] [1000] ああ 見ているとも。[101A] 0579:09AE5C:10:[1006][1019] 私たちの子供は[1000] 私たちが かなえられなかった夢を[1000] かなえてくれたようだ。[101A] 057A:09AE85:02:[1006][1019] [1000] さあ こっちヘおいで。[101A] 057B:09AE98:01:[1006][1019] [1000] はい あなた……。[101A] 057C:09AEA8:08:[1003][1015]「そう……。[1000]私ったら 8年以上も[1000]石に されてたのね……。 057D:09AEC5:02:[1003][1015]「[1012][1000]助けてくれて どうも[1000]ありがとう。 057E:09AED8:02:[1003][1015]「それから[1000][1016] [1017]……。[1002][1003][1015]「今まで ほっておいて[1000]本当に ごめんね。[1002][1003][1016]「お母さーん![1007][1000][1003][1017]「お母さーん! 057F:09AF0D:20:[1012]王。[1000]おそれいりますが[1000]オジロンさまが お呼びです。 0580:09AF25:10:[1003]パパス「これ [1012]。[1000]どこヘ いくつもりだ? 0581:09AF38:20:うーん……。 0582:09AF3D:80:[1019]わっ![101A] 0583:09AF44:01:[1006][1004]ドル スロットマシンが[1000]あります。 0584:09AF57:01:[1006]1回 [1004]まいの コインで[1000]あそべます。[1000]やってみますか? 0585:09AF71:20:[1006][1012][1005]は 全滅した! 0586:09AF7E:04:[1006][1008]は 死んでしまった! 0587:09AF8A:01:[1006][1008]は きぜつした! 0588:09AF94:10:ヘヘえ。 魔物とは いっても[1000]こうして 人に なれていれば[1000]なかなか かわいいもんですな。 0589:09AFB8:02:え?魔物をつれて[1000]旅をしてる? ヨッパライを[1000]からかうもんじゃないよ。[100D][1019]ヒック。[101A][1118] 058A:09AFE3:02:[1006]望遠鏡が あります。[1000]のぞきますか? 058B:09AFF5:80:[1006][1011]は 5ゴールドを[1000]手わたした。[1002]あ ありがとうございます。[1000]ご恩は 一生 忘れません。 058C:09B01F:10:うっうっうっ……。 058D:09B026:80:おい! いつまでも[1000]そんな所に つっ立ってないで[1000]帰れ 帰れ!! 058E:09B041:20:ん?[100D] なんだ お前は?[1002]ははーん。 さては[1000]親と はぐれて こんな所に[1000]来てしまったのだな。 058F:09B068:01:おい。 ちょうどいいぜ![1000]こいつを 神殿に…。 0590:09B07C:01:いや いかん! むやみやたらに[1000]身元のわからんガキを[1000]さらうなと 言われてるだろう。[1002]ちっ! そうだったな…。 0591:09B0AA:40:ひーひー いったい[1000]いつに なったら ここを[1000]埋めたてれるんだろう……。 0592:09B0C8:04:………………。[1002][1006]返事がない……。[1000]どうやら 話す気力も ないようだ。 0593:09B0E6:08:[1006]ヘンリーが 小声で ささやいた。[1002][1003]ヘンリー「ですが 王さま。[1000]子分は 親分のいうことを[1000]聞くものですぞ。[1002][1003]デール「…………!![1002][1003]デール「そんな…………。[100D][1000]まさか………………。[1002][1003]デール「おい 大臣![1000]私は この者と話がある。[1000]さがっておれ! 0594:09B14F:02:思えば あなたの父 パパスは[1000]本当に つまらない男でした。[1002]そういえば こんなことも[1000]ありました。[1002]その話を聞きたいですか? 0595:09B182:80:それならば! 0596:09B189:02:そうですね あんな男のことなど[1000]話しても しかたのないこと。[1000]ところで…。 0597:09B1A6:10:この母とともに あなたも[1000]大教祖イブールさまに[1000]おつかえすると[1000]約束してくれますね? 0598:09B1CD:02:おお! それでこそ わが息子![1000]イブールさまも きっと[1000]およろこびに なるでしょう![1002]さあ! イブールさまに[1000]会うまえに この母が あなたに[1000]祝福を あたえましょう……。 0599:09B215:01:どうしたのです?[1000]こんなことの話を[1000]聞きたくは ないのですか 059A:09B22D:02:なぜです? さっきは[1000]聞きたいと いったのに……。[1000]そういうところは 残念ですが[1000]本当に 父に似ましたね。 059B:09B25A:01:では どうしても[1000]イブールさまに さからうと……。[1002]この母と 戦うことになっても[1000]いいと いうのですか? 059C:09B283:01:どうして そんなことを……。[1000]まさか この母を 母とも[1000]思わぬと いうのですか? 059D:09B2A3:04:くくく……。[100D][1000]くはくはくは……。[100D][1000]わっはっはっはっはっ![1002]よくぞ 見やぶったな![1000]そうとも! お前の母など[1000]すでに この世界には おらぬわ! 059E:09B2DF:08:オレさまは イブールさまに[1000]おつかえする 神官ラマダ![1002][1003]ラマダ「ここにいる人間どものように[1000]お前たちの たましいも[1000]ぬきとってくれるわっ! 059F:09B31D:02:[1006]なんと[1008]は呪われた! 05A0:09B328:01:わっはっはっはっ![1000]かかったな! お前の母など[1000]すでに この世界には おらぬわ! 05A1:09B349:02:[1003]イブール「こ これが……[1000]こうなることが……[1000]運命だったと いうのか……。[1002][1003]イブール「すべては われらが神[1000]大魔王ミルドラースさまの[1000]予言どおり![1002][1003]イブール「[1012]よ。[1000]お前の母は 暗黒の魔界[1000]ミルドラースさまの元に いる。[1002][1003]イブール「母を助けたくば[1000]魔界に いくがよい。[1002][1003]イブール「しかし そこで[1000]おまえと その一族は[1000]ほろびることに なるのだ。[1002][1003]イブール「今このわしが[1000]魔界ヘの道を 通じさせてやろう。[1002][1003]イブール「大魔王ミルドラースよ![1000]このわしに 最後の力を[1000]あたえたまえ! 05A2:09B425:40:おお [1012]。 ちょうど 今[1000]お父上の 旅の安全を[1000]お祈りしていたところじゃよ。 05A3:09B448:08:[1003]ルドマン「おお! 炎のリングを[1000]手に入れたか! うむ[1000][1012]とやら よくやった。[1002][1003]ルドマン「では 炎のリングは[1000]私が あずかっておこう。[1002][1006][1012]は 炎のリングを[1000]ルドマンに 手わたした![1002][1003]ルドマン「残りは[1000]水のリングだが…。 05A4:09B4AA:80:[1003]ルドマン「水のリングと言うからには[1000]水に かこまれた場所に[1000]あるのかも知れんな。[1002][1003]ルドマン「よし! 町の外に[1000]私の船を とめておくから[1000]自由に 使うがいい。 05A5:09B4F1:80:[1003]ルドマン「なんと 炎のリングを[1000]手に入れたと申すか?[1002][1003]ルドマン「しかし [1012]は[1000]炎のリングなど[1000]持っとらんようだが……。[1002][1003]ルドマン「わかった![1000]だれか仲間に[1000]持たせているのだろう。[1002][1003]ルドマン「さあ はやく[1000]持ってきてくれ! 05A6:09B554:10:[1003]ベネット「なんと ルラムーン草を[1000]持って来たじゃと![1002][1003]ベネット「これが ルラムーン草か。[1000]あっぱれ あっぱれ![1002][1003]ベネット「さっそく 実験を[1000]再開することに しようぞ! 05A7:09B5A7:04:[1003]ベネット「よっこらしょ……と。[1002][1003]ベネット「よく聞くのじゃぞ。[1000]その呪文とは…[1000]パ[100D] ル[100D] プ[100D] ン[100D] テ[100D] じゃ![1002][1003]ベネット「戦いの時に[1000]この呪文を となえれば[1000]何かが 起こる![1002][1003]ベネット「ただし 何が起こるかは[1000]分からんからな。[1000]よく考えて 使うのじゃぞ。[1002][1003]ベネット「わしも 今回ばかりは[1000]かなり つかれたわい。[1000]よっこらしょ…と。 05A8:09B645:08:あんた いい所に来たわねえ。[1000]今なら 光の教団の教祖[1000]イブールさまの本を[1000]売ってあげるわよ。[1002]ねだんは たったの[1000]3000ゴールド![1000]ね? 買うでしょう? 05A9:09B68B:40:じゃあ これ[1000]イブールさまの本ね。 05AA:09B69B:04:光の教団は かならず 世界に[1000]平和をもたらすわ。[1000]そう信じなさい。 ほほほっ。 05AB:09B6BF:04:あら 買わないの?[1000]あなたのためを思って[1000]言ってるのに。 05AC:09B6D6:10:[1019]わっ![101A][1100][1000]話しかけないで下さいよ。[1002]今から 曲を[1000]演秦するところなんだから。[1002]えーと…。 05AD:09B702:10:[1006]かくして はなよめは[1000][1015]に 決まった。 05AE:09B713:20:[1003]フローラ「待って下さい。[1000]私も お手伝いします。 05AF:09B72A:08:[1003]ベネット「ふむ……。[1000]おかしいのう……。[1002][1003]ベネット「わしの考えでは[1000]今ので ルーラという昔の呪文が[1000]よみがえるはずなんじゃが……。 05B0:09B767:04:[1003]ヘンリー「さあて いこうぜ! 05B1:09B774:10:[1003]フローラ「お願いです![1000]父も あなたたちになら[1000]心を打ちあけるかも知れません。[1002][1003]アンディ「ボクからも たのみます。[1000]どうか ルドマンさんの[1000]なやみを 聞いて そして[1000]助けに なってやってください! 05B2:09B7CA:01:[1003]ルドマン「北西の小島の ほこらの[1000]つぼの色が もし[1000]赤かったら いそいで戻るのだ![1002][1003]ルドマン「まちがいで[1000]あって くれれば[1000]よいのだが……。 05B3:09B808:08:私は 旅の神父です。[1000]ひとり旅というのは[1000]心細いものですな。 05B4:09B823:04:やや![1000]おこまりでしょう![1002][1006]神父は 神に 祈りをささげた。 05B5:09B83E:04:旅には 危険が つきもの。[1000]どうぞ お気をつけて。 05B6:09B855:01:[1003]プサン「たしか 伝説では[1000]2つのオーブは 妖精たちの[1000]祖先が作ったと 言われています。[1002][1003]プサン「妖精の女王に たのめば[1000]また作ってくれるかも[1000]知れませんね。[1002][1003]プサン「世界のどこかに[1000]妖精の村に通じる森がある と[1000]聞いたことが あります。[1002][1003]プサン「私は ここで待っています。[1000]たのみましたよ [1012]! 05B7:09B8DC:01:坊や そのステキな宝石を[1000]ちょっと見せてくれないか? 05B8:09B8F5:20:[1003]プサン「…………。[1002][1003]プサン「どうしたことでしょう……。[1000]このオーブには この城を[1000]浮せるチカラは ないようです。[1002][1003]プサン「とりあえず オーブは[1000]おかえし します。[1002][1006][1012]は オーブを[1000]受けとった! 05B9:09B94C:04:[1003]プサン「よく わかりませんが[1000]もう1度 妖精の城に[1000]もどっては どうでしょうか。 05BA:09B970:80:[1003]プサン「さあ 私に[1000]ついて来てください。 05BB:09B982:80:[1003]プサン「ありがとうございます。[1000]なにやら 全身に チカラが[1000]みなぎってくるようです。[1002][1006]プサンは ドラゴンオーブをいだき[1000]めいそうを はじめた……。 05BC:09B9C5:10:さあ [1012]さま! 05BD:09B9CB:10:[1012]王! ばんざい! 05BE:09B9D4:01:[1012]さま ご即位[1000]ばんざい! 05BF:09B9E1:08:グランバニアに 栄光を![1000][1012]王 ばんざい! 05C0:09B9F6:40:[1003]ビアンカ「男の子のほうは[1000]どんな名前が いいかしら? 05C1:09BA0F:02:[101C]グゴゴゴゴ……。[1002]誰だ?[1000]わが眠りを さまたげる者は?[1002]わが名は エスターク……。[1000]今は それしか 思いだせぬ……。[1002]今は 自分が[1000]善なのか 悪なのか それすらも[1000]わからぬのだ……。[1002]その私に なに用だ?[1000]私を ほろぼすために[1000]やって来たのか? 05C2:09BA7C:80:[101C]ならば 立ち去るがよい。[1002]私は 今しばらく[1000]眠ることに しよう……。[1000]グゴゴゴゴ……。 05C3:09BAA5:40:ならば しかたがないな。[1000]私は ほろぼされるわけには[1000]いかぬ。[1002]さあ くるがよいっ! 05C4:09BAC7:40:[101C]グゴゴゴゴ……。[1000]なんということだ……。[1002]この私が たった[1004]ターンで[1000]やられてしまうとは……。[1002]しかし この次は[1000]そうは いかぬぞ……。[1000]グゴゴゴゴゴゴゴ……。 05C5:09BB0E:02:[1003]フローラ「男の子のほうは[1000]どんな名前がいいかしら? 05C6:09BB26:02:[1006]ここでは 降りられない。 05C7:09BB32:01:おはよう ございます。[1000]ゆうべは 本当に よく[1000]お休みで ございましたね。[1002]さあ オジロンさまが[1000]お待ちかねで ございますよ。 05C8:09BB68:10:新しい 国王 [1012]さまに[1000]けいれいっ! 05C9:09BB77:80:[1012]王 ばんざい![1002]国中の民が 下の階で[1000]国王さまの おでましを[1000]待っております! 05CA:09BB9B:40:[1003]イブール「ほほう。ここまで[1000]やって来たとは……。[1002][1003]イブール「その様子では どうやら[1000]わしの1ばんのかたうで ラマダを[1000]たおしてくれたようだな。[1002][1003]イブール「わしの苦労の かいもなく[1000]伝説の勇者などという たわけ者も[1000]生まれたらしい。[1002][1003]イブール「ここまでは[1000]神の すじ書きどおりと[1000]いうわけか……。[1002][1003]イブール「しかし それも これも[1000]ここで おしまいじゃ。[1002][1003]イブール「これより先の 歴史は[1000]このわしが 作ってやろう。[1002][1006]なんと 馬車の仲間たちも[1000]よびよせられた![1002][1003]イブール「さあ 来るがよい。[1000]伝説の勇者と[1000]その一族の者たちよっ! 05CB:09BC85:40:[1006]しかし 不思議な力によって[1000]かき消された! 05CC:09BC9B:08:[1006][1011]は 天井に頭を ぶつけた! 05CD:09BCAB:40:[1003]ダンカン「こっくり こっくり…。 05CE:09BCBA:08:[1003]ダンカン「…ああ いかん![1000]うっかり 眠ってしまった。 05CF:09BCD1:02:[1003]ダンカン「…ん?[1000]おおっ! [1012]![1000][1012]じゃないか! 05D0:09BCE6:10:[1003]ダンカン「なん年も 顔を見せずに[1000]いったい どうしてたんだね?[1002][1003]ダンカン「…な なんだって?[1000]石にされて?![1000]そんな 危ない目に[1000]合っとったのか!![1002][1003]ダンカン「うーむ…なんてこった。 05D1:09BD35:80:[1003]ダンカン「…ああ しかし[1000]ビアンカのことは[1000]言わんでもいい。[1002][1003]ダンカン「必ずや [1012]が[1000]助けてくれると言うのだろう?[1000]わしは 信じとるよ。 05D2:09BD72:01:[1003]ダンカン「…ところで[1000]その子供は? もしや…。 05D3:09BD86:80:[1003]ダンカン「ど どひゃー!![1000]やっぱり [1012]と[1000]ビアンカの子か![1002][1003]ダンカン「うん うん。 2人の[1000]小さい頃に そっくりだよ。[1000]それに どことなく[1000]わしにも 似とるぞ。[1002][1003]ダンカン「思えば [1012]と[1000]ビアンカが 行方しれずになって[1000]8年も 経ったのだなあ。[1002][1003]ダンカン「わしも[1000]年をとるわけだよ。[1000]わっはっはっ。 05D4:09BE0A:08:[1003]ダンカン「こんな じいちゃんに[1000]何が できるか 分らんが[1000]力になれることが あれば[1000]いつでも 言っておくれ。[1002][1003]ダンカン「わしは ここで[1000]みんなの無事を 祈っとるよ。[1000]もちろん[1000]天国にいる かあさんもな。 05D5:09BE60:02:[1003]ダンカン「こら こら[1000]うそをついても わしの目は[1000]だませないぞ。[1002][1003]ダンカン「その子供は[1000][1012]と ビアンカの子だね? 05D6:09BE91:40:[1003]アンディ「わっ 大変だ![1002][1003]アンディ「ヒャ ヒャ ヒャド! 05D7:09BEB1:01:[1003]アンディ「と とにかく[1000]あなたには 負けませんよ! 05D8:09BEC7:20:[1006][1011][1005]は[1000][1012]の ひつぎを[1000]教会まで 運んでいった。[1002][1006][1011][1005]は[1000][1012]を 生き返らせた! 05D9:09BEEF:20:[1006][100A]が 仲間に くわわった! 05DA:09BEFC:80:[1006][1008]は 馬車に もどっていった! 05DB:09BF0B:20:[1006]しかし 馬車は いっぱいだった! 05DC:09BF1B:02:[1006]だれを あずかり所に おくりますか? 05DD:09BF2C:01:[1006][1008]が おくられ[1000][100A]が なかまに くわわった! 05DE:09BF3F:02:[1006]このままでは 動けない!? 05DF:09BF4B:20:[1006][1008]は ビアンカのリボンを[1000]手に取った。[1002][1006][1008]は ビアンカと[1000][100A]のことを 思いだした……。 05E0:09BF73:40:[1003]フローラ「お父さまったら[1000]なぜ こんな所に[1000]ほこらを 建てたのかしら?[1002][1003]フローラ「とにかく[1000]トビラを 開けてみますわ。[1002][1006]フローラは トビラを 開けた! 05E1:09BFB9:10:[1006][1008]は 死んでいるので[1000]呪文は 使えない。 05E2:09BFCC:40:[1006]しかし [1008]は 死んでいる。 05E3:09BFD8:80:[1006][1008]は マヒしているので[1000]呪文は 使えない。 05E4:09BFED:02:[1006]あたりから モンスターの気配が[1000]なくなった! 05E5:09C001:80:[1006]あたりに モンスターの気配が[1000]ただよいはじめた! 05E6:09C018:08:ムニャムニャ……。 05E7:09C023:10:[1003]サンチョ「はて?[100D][1000]どちらさま でしたかな?[1002][1003]サンチョ「ん?[100D] まさか……![1002][1003]サンチョ「もしかしたら……![1002][1003]サンチョ「もしや まさかっ![1002][1003]サンチョ「[1012]坊っちゃん!? 05E8:09C070:04:[1003]サンチョ「いいえ![1000]そんなことを言っても[1000]このサンチョには わかります! 05E9:09C090:08:[1003]サンチョ「やっぱり[1000][1012]坊っちゃんだ![1000]まちがいない! 05EA:09C0A8:80:[1003]サンチョ「生きて……[1000]生きていなさったんですね……。[1113][1002][1003]サンチョ「どれ もっと よく[1000]お顔を 見せてください。[1002][1003]サンチョ「本当に……[1000]立派に なられて…… 05EB:09C0F0:20:[1003]サンチョ「ところで そちらの[1000]美しい女性は? 05EC:09C106:80:[1003]ビアンカ「私よ サンチョさん。[1000]わからないかしら?[1000]ビアンカよっ。[1002][1003]サンチョ「ひゃー![1000]あのビアンカちゃんかっ![1000]なんと まあ きれいになって。[1002][1003]ビアンカ「私たち 結婚したのよ。[1000]ねっ [1012]。[1002][1003]サンチョ「そ そうだったんですか。[1000]なにやら もう[1000]胸が いっぱいで……。[1002][1003]サンチョ「うう……………。[1002][1003]ビアンカ「サンチョさん……。 05ED:09C194:10:[1003]サンチョ「とにかく[1000]坊っちゃんが 帰ってきたことを[1000]オジロン王に 知らせなきゃ。[1002][1003]サンチョ「すでに ご存知でしょうが[1000]だんなさまは パパスさまは[1000]この国の王だったのです。[1002][1003]サンチョ「今は パパスさまの 弟[1000]オジロンさまが 国王に[1000]なられていますが。[1002][1003]サンチョ「さあ 坊っちゃん。[1000]私に ついてきてください。 05EE:09C21B:02:[1003]サンチョ「ところで そちらの[1000]おじょうさんは?[1002][1003]サンチョ「えっ? ひゃー![1000]坊っちゃんの奥さんですか![1000]すると 結婚を!?[1002][1003]サンチョ「そ そうだったんですか。[1000]いやー もう[1000]なにが なんだか…。[1002][1003]サンチョ「もう 会えないかと[1000]思っていた 坊っちゃんが[1000]かわいい奥さんまで[1000]おつれになって。[1002][1003]サンチョ「うう………。[1002][1003]フローラ「サンチョさん…。 05EF:09C2AF:80:[1003]サンチョ「父上が 旅に出るとき[1000]本当は 坊っちゃんも[1000]置いてゆこうと したんですよ。[1002][1003]サンチョ「しかし 坊っちゃんは[1000]火がついたように[1000]泣きだして……。[1002][1003]サンチョ「結局[1000]つれてゆくことに したんです。[1002][1003]サンチョ「けど つれてゆく限りは[1000]この先 なにがあるかも知れぬ。[1002][1003]サンチョ「無事に 城にもどるまでは[1000]王子であることを 明すなって[1000]そう おっしゃられて……。 05F0:09C354:01:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]今まで かくしていて[1000]すいませんでした![1002][1003]サンチョ「このサンチョを[1000]許してください![1002][1003]サンチョ「そして オジロン王の[1000]申し出をうけて この国の[1000]王に なってください![1002][1003]サンチョ「でないと このサンチョ[1000]天国にいる お父上に[1000]合わせる顔が ありません![1000]うっ うっ……。 05F1:09C3D5:08:私の名は マーサ……。 05F2:09C3E0:01:[1003]マーサ「あなたがたは [1012]の[1000]仲間のかたたちですね。[1002][1003]マーサ「どうか [1012]に[1000]会わせてください……。 05F3:09C409:20:[1003]マーサ「ああ…… [1012]……[1000][1012]ですね……。[1002][1003]マーサ「母は どんなにか[1000]あなたに 会いたかった[1000]ことでしょう……。 05F4:09C437:02:[1003]ビアンカ「[1012]![1000]やっぱり 来てくれたのね! 05F5:09C44B:02:[1003]ビアンカ「でも……。[1000]来ないほうが よかったかも。[1002][1003]ビアンカ「大臣を利用して[1000]私を さらったのは[1000][1012]を おびきだすため。[1002][1003]ビアンカ「そして あなたを[1000]亡き者にしたあと 自分が[1000]大臣になりすまして……。 05F6:09C4A3:01:[1003]フローラ「[1012]さん![1000]やっぱり 来て下さったのね! 05F7:09C4B9:40:[1003]フローラ「でも…。[1000]来ちゃいけなかったんだわ。[1002][1003]フローラ「大臣を利用して[1000]私を さらったのは[1000]あなたを おびきだすため。[1002][1003]フローラ「そして あなたを[1000]亡き者にしたあと 自分が[1000]大臣になりすまして…。 05F8:09C511:10:[1003][1015]「まあ! あなたたち![1000]こんな所に来たら 危ないわ![1002][1003][1015]「[1012]にも[1000]伝えてちょうだい。 私のことは[1000]もう 忘れてって……。 05F9:09C545:20:[1006][1015]は 世界樹の葉を[1000][1012]の くちに ふくませた![1002][1006]なんと [1012]は よみがえった! 05FA:09C569:80:[1003][1015]「まあ! [1012]……。[1000]私のために 危ない目に[1000]あったのね……! 05FB:09C584:20:[1003][1015]「[1012]……。[1000]ここまで 来てくれて[1000]ありがとう……。 05FC:09C59A:20:[1003][1015]「まあ! [1012]さん![1000]私のために 危ない目に[1000]あったのね……! 05FD:09C5B5:10:[1003][1015]「[1012]さん……。[1000]ここまで 来てくれて[1000]ありがとう……。 05FE:09C5CD:01:[1003]プサン「おお! オーブを[1000]持ってきてくれたのですね![1002][1006][1012]は プサンに[1000]オーブを 手わたした。 05FF:09C5F7:40:[1003]プサン「このオーブを[1000]台のうえに もどして……。[1000]さあ これで いいはずです! 0600:09C619:02:[1006][1008]は [100A]を[1000]はめようとしたが かたちが合わない! 0601:09C62E:20:[1006][1008]は [100A]を[1000]はめこんだ。 0602:09C63A:08:いらっしゃいませ。[1000]ここは ルドマン様の[1000]屋敷でございます。 0603:09C655:20:まあ! 水のリングも[1000]手に入れた ですって!?[1002]では どうぞ 水のリングを[1000]もって来てくださいませ。[1000]ルドマンさまも[1000]お待ちかねですわ。 0604:09C690:01:これより先は[1000]太后さまに 呼ばれた者しか[1000]通すわけにはいかぬ。[1000]帰った 帰った! 0605:09C6B4:08:ん?[1000]太后さまに 呼ばれた者か?[1002]用が すんだのなら[1000]城の中を ウロウロせず[1000]さっさと 帰ることだな。 0606:09C6E2:40:[1012]みたいな[1000]立派な 息子が できて[1000]私も うれしいわ。[1002]本当のお母さんだと 思って[1000]甘えていいのよ。 0607:09C70E:02:フローラ。 あなたも[1000]がんばって かわいい赤ちゃんを[1000]うまなくちゃね。[1002][1003]フローラ「まあ お母さまったら。[1000]ぽっ…。 0608:09C73E:20:まあ [1012]ったら[1000]ほほほ…。 0609:09C749:80:うう 暑い……。[1000]うう ノドが かわいた……。[1000]み み 水を……。[1002]だ だれか……[1000]私を…… 水の所まで……。 060A:09C776:10:[1006]どこからともなく[1000]ふしぎな声が 聞こえる……。[1002][1003]マーサ「さあ [1012]……。[1000]せいなるみずさしを……。 060B:09C7A1:04:[1006]ここは 水の上なので[1000]お城を移動させないと[1000]外には 出られません。 060C:09C7C0:80:[1003]ルドマン「なんとっ[1000][1012]か![1000]いつ 戻ったのだ!? 060D:09C7D6:08:[1003]ルドマン「い いや…[1000]つもる話は 後にしよう。[1002][1003]ルドマン「今は[1000]私の たのみだけ[1000]聞いてもらえないか? 060E:09C803:04:[1003]ルドマン「町の北にある[1000]山奥の村の 西の小島…[1000]いいかね?[1002][1003]ルドマン「町の北にある[1000]山奥の村の 西の小島に[1000]小さな ほこらがある。 060F:09C843:40:[1003]ルドマン「その中に[1000]古びた つぼが ひとつ[1000]置いてあるはず……。[1002][1003]ルドマン「その つぼの色を[1000]見て来て 欲しいのだ。 0610:09C87A:04:[1003]ルドマン「おかしな たのみと[1000]思うだろうが たのんだぞ! 0611:09C892:02:[1003]ルドマン「すぎゆく時は[1000]こうも人を はくじょう者に[1000]変えるものなのか……。 0612:09C8B4:01:[1003]ルドマン「な なんと![1000]父親である 私の たのみが[1000]聞けないとっ!?[1002][1003]ルドマン「[1012]は そんな男では[1000]なかったはずだぞ。[1002][1003]ルドマン「そもそも 私が[1000][1012]と フローラの結婚を[1000]許したのは… 0613:09C904:01:[1003]ルドマン「うん?[1000][1012]は どうした[1002][1003]ルドマン「あの男は 本当に[1000]たよりにできる男だ。[1000]はやく 連れてきてくれ! 0614:09C934:08:[1003][100A]「ふにゃー。[1000]ゴロゴロゴロゴロ……。 0615:09C948:20:ヘー あんた 旅の人かい。[1000]どうだい?[1000]旅は 楽しいかい? 0616:09C960:20:まっ 好きでやってるなら[1000]なにも言うことは ねえや。 0617:09C977:01:つらい旅か。[1000]するってえことは いやでも[1000]旅をする理由が あるんだな。[1002]まっ がんばんなよっ。 0618:09C99E:02:[1003]ベネット「おお! お前さんか![1000]また 別の呪文を 覚えたくて[1000]やってきたのか? 0619:09C9C2:80:[1003]ベネット「しかし 今度は[1000]なかなか 手こずりそうじゃ。[1002][1003]ベネット「もしかして[1000]わしの生きてるうちには[1000]成功せんかも知れんのう……。 061A:09CA00:04:[1003]ベネット「そうかい。[1000]まっ ゆっくり してゆきなされ。 061B:09CA18:80:[1003]大臣「いやはや すべては[1000][1012]どの の[1000]おかげですわい![1002][1003]大臣「ところで オラクルベリーで[1000]旅人の地図が 売り出されたとか。[1000]手に入れましたかの? 061C:09CA5B:02:[1003]大臣「おお![1000]さすが [1012]どのじゃ! 061D:09CA6B:02:[1003]大臣「なんでも[1000]旅には かかせない地図[1000]らしいですぞ。 061E:09CA84:01:[1003]ヘンリー「[1012]も[1000]いろいろと 苦労している[1000]みたいだな。[1002][1003]ヘンリー「しかし [1012]。[1000]その苦労を ともにする女性が[1000]欲しいとは 思わないか? 061F:09CAC0:10:[1003]ヘンリー「やっぱりなっ![1000]お前も そろそろ年頃だしな。[1002][1003]ヘンリー「オレみたいに[1000]ステキな お嫁さんを[1000]早く 見つけるんだぜ![1002][1003]マリア「まあ あなたったら……。 0620:09CB09:20:[1003]ヘンリー「母親を 助けだすのが[1000]先決と いうわけか……。[1002][1003]ヘンリー「しかし [1012]よ。[1000]その母親が 1ばん お前の[1000]幸せを 願っているはず。[1002][1003]ヘンリー「まず 自分が 幸福に[1000]ならなきゃ……。それからでも[1000]おそくは ないぜ。 うん! 0621:09CB6F:20:息子をつれて 旅する途中で[1000]この町に よったのですが…[1002]まったく すごい話ですよ。[1000]あなたも 聞きましたか? 0622:09CB9D:80:ルドマンさんの[1000]ひとり娘と 結婚すれば[1000]すごい財産が[1000]手に入るでしょうなあ。 0623:09CBC2:04:なんでも この町1ばんの[1000]大金持ち ルドマンさんが[1000]ひとり娘の 結婚相手を[1000]募集するそうですよ。[1002]条件は きびしいようですが[1000]結婚が 決まったら[1000]家宝の盾も くれるとか。 0624:09CC12:80:ああふ…。[100D] 退屈だわあ。[1000]ねえ あなたも[1000]あの お屋敷に 行くの? 0625:09CC31:80:なあんだ やっぱり![1000]でも あなたは[1000]お金が 目当てっていう[1000]感じじゃないわね…。 0626:09CC54:10:あら 今日のさわぎを[1000]知らないの?[1002]若い男なら みんな[1000]ルドマンさんの家にいったわよ。 0627:09CC7A:08:もう 橋を渡りましたか? 0628:09CC86:10:橋の上から[1000]お城が見えたでしょう。[1002]あの城が[1000]グランバニアの お城ですよ。 0629:09CCA8:80:橋を渡って[1000]洞くつを 下に おりると[1000]グランバニアの国ですよ。 062A:09CCC7:08:ねえ あんたも[1000]女性は しとやかで[1000]素直な方がいいと思う? 062B:09CCE2:04:ふーん やっぱりね。[1000]あたしも フローラさんみたいに[1000]修道院で 花嫁修業しようかな。 062C:09CD0A:08:そうよね![1000]本当の女らしさって[1000]それだけじゃないもの。 062D:09CD21:10:おぬし 知っておるか? 062E:09CD2C:01:ふむ。ならば[1000]なにも いうまいっ! 062F:09CD3A:02:この世界のどこかに[1000]たいようのかんむりという[1000]カブトが あるらしいぞ。[1002]なんと それを かぶれば[1000]メガンテも なんのその![1000]という話なのだ。 0630:09CD74:08:どうだ? もうかってるか? 0631:09CD7F:10:よーし それなら[1000]強気で ゆくんだ![1000]勝ってる時は 強気だぜっ! 0632:09CD9D:01:なーに。ツキは そのうち[1000]やってくるさ。[1000]ここは ガマンで がんばれよ。 0633:09CDBB:04:[1003]パパス「ぐうぐう……。[1002][1003]パパス「マーサ… わが妻マーサ…[1000]おまえの息子[1012]は[1000]元気に育っているぞ。ぐうぐう。 0634:09CDEE:04:ぐうぐう [100D][1019]ハクション![101A][1100][1101][1000]ズーズーズー……。 0635:09CE0B:20:すやすや……。 0636:09CE12:04:すや すや……。 0637:09CE19:08:おのれ 怪物め![1000]町には 入れさせないぞっ![1000]ムニャムニャ……。 0638:09CE38:08:[1019]うわー![101A][1100][110E] でたー![1000]なんまんだぶ なんまんだぶ。[1002]ヘ?[100D][1103] お化けじゃないのか?[1000]わっはっはっ。 0639:09CE68:08:これこれ。[1000]子供が こんな夜おそくまで[1000]遊んでちゃいけないよ。 063A:09CE83:02:いらっしゃい![1000]ミルクが いいかしら?[1000]なーんてね。[1002]坊や ここは[1000]もっと大人になってから[1000]くるところよ。 063B:09CEAE:02:いよー! 少年![1000]元気でやっとるかっ!?[1000]そりゃあ よかった。[100D][1019]ヒック。[101A][1118] 063C:09CED3:40:おうおう[1000]小さいのに酒場にくるとは[1000]なかなかやるのう。 063D:09CEEB:02:[1003]ソフィア「[101C]お願いです……。[1000]わたしたちの お墓を[1000]とりかえして下さい…。[1002][1003]ソフィア「この小さな お城で…[1000]子供のいない わたしたちは[1000]たった2人きりで…[1002][1003]ソフィア「…でも 平和に[1000]暮らしていたのです。[1000]どうか お願いです…[1002][1003]ソフィア「わたしと エリックを[1000]静かに 眠らせて下さい…。 063E:09CF6E:02:いらっしゃい…[1000]ひとばん泊まって行くかい?[1000]ヒッヒッヒ… 063F:09CF89:10:そうかい…[1000]ゆっくり 休みな! 0640:09CF96:80:そうかい…[1000]いつでも来るんだよ。[1000]ヒッヒッヒ… 0641:09CFAC:08:ケッケッケ…[1000]もうすぐ ごちそうが[1000]出るんだとさ。 0642:09CFC4:08:ふーっ…[1000]腹が ヘった。 0643:09CFCF:80:くんくん。うまそうな[1000]子供のニオイが するぞ。 0644:09CFE4:08:メラメラ…[1000]この城には 宝があると[1000]きいてきたのに…[1002]どこにも ないじゃないか…[1000]メラメラ… 0645:09D00C:04:ほほう……。[1000]ここまで来るとは[1000]たいしたガキどもだ。[1002]ほうびに お前たちを[1000]おいしい料理に[1000]してやろう……。 0646:09D03A:40:なんと![1000]がいこつどもは お前たちを[1000]食べそこねたようだな……。[1002]では このオレさまが[1000]食ってやろう! 0647:09D065:20:こっくり[100D] こっくり……。[100D][1115][1000]おや あんたは たしか[1000]パパスさんところの……。[1002]いったい どうしたんだい?[1000]お父さんが 心配してるわよ。 0648:09D09E:02:くかー くかー。 0649:09D0A5:01:すーすー…。 064A:09D0AA:20:やっぱり この子にも[1000]父親が 必要なのかねえ…。 064B:09D0C1:08:あら? マリアさんったら[1000]顔が赤いわ。[1000]どうしたのかしら。 064C:09D0D9:40:[1003]マリア「教団にいたことは[1000]後悔していますけど……。[1002][1003]マリア「ヘンリーさんや[1000][1012]さんと お会いできて[1000]うれしかったですわ。 ぽっ。 064D:09D113:20:うーん…[100D]パパ…[1000]むにゃ むにゃ。 064E:09D123:04:ここは 誰もが楽しむ[1000]オラクルベリーの町だ。 064F:09D139:01:最近の客は 文句が多くて[1000]いけねえや。 0650:09D14D:08:あら ハンサムな お兄さん[1000]ゆっくり飲んでいってねっ。 0651:09D165:40:この店は 酒は うまいが[1000]料理は まずいのう。[1000]ほれ 食ってみなされ。[1002]なんと うまいと申されるか?[1000]おまえさん 今まで よっぽど[1000]ひどい物しか食わんかったな。[1000]かわいそうにのう……。[1113] 0652:09D1B4:08:私はね[1000]今は しがない防具屋ですが[1000]もっと でっかい商売を[1000]するのが夢なんですよ。[1002]そのためには 北にあるという[1000]大きなお城にいって[1000]注文をどっさりと……。[1002]でも うちの女房が[1000]許してくれなくて……。[1000]なんでい! [100D][1019]ひっく[101A][1118]……。 0653:09D21A:80:いやー 今日は[1000]勝たせてもらったなあ![1002]ギャンブルは やっぱり[1000]引きぎわが 大事だな。 0654:09D243:04:うちの おじいちゃんたら[1000]また酒場かしら……。[1000]こまったものね。 0655:09D25D:08:風のうわさに聞いたのですが[1000]どこかで 人々が幸せに暮せる[1000]光の国をつくっているとか。[1002]もし本当なら[1000]いってみたいものですね。 0656:09D293:80:わしは 占いババじゃ。[1000]占ってほしいのか? 0657:09D2A8:02:よろしい。おぬしは[1000]男前じゃから 特別に ただで[1000]みてしんぜよう。 0658:09D2C6:04:ふむふむ おぬしは 誰かを[1000]捜しておるな。 それは[1000]おぬしに親しい女と でたぞ。[1002]しかし おぬしには その者が[1000]まだ生きているのか[1000]わからないとみえる……。[1002]安心せい![1000]その者は まだ 生きておる![1000]そして おぬしに会える日を[1000]待っているぞ![1002]まず 北にゆくがよい。[1000]そこで おぬしは なにかを[1000]見つけるじゃろう。 0659:09D34C:40:そうか……。[1113][1000]自分の道は 自分で見つけると[1000]いうのじゃな。[1000]それも また よかろうぞ。 065A:09D373:08:うわさでは 世界の どこかに[1000]ちいさなメダルを あつめてる[1000]王さまが いるそうです。[1002]その王さまの ところに[1000]メダルを 持ってゆくと[1000]いろんな物を くれるそうです。[1002]メダルを見つけたら 捨てずに[1000]とりあえず 預かり所にでも[1000]あずけておくことですな。 065B:09D3DC:80:[1019]きゃあー[101A][1100] エッチ![1002]と いうと思ったでしょ?[1000]でも もう お風呂から[1000]あがって 服をつけたとこよ。[1000]残念でした! 065C:09D413:08:今 私の妻が お風呂に[1000]入っているのだ。 のぞくと[1000]ただでは すまさぬぞ! 065D:09D433:40:うちの ばあちゃんに なにか[1000]用かい? ばあちゃんなら[1000]町のどこかで 占いを[1000]やっているはずだよ。 065E:09D45C:40:家族がいるって[1000]いいもんよねえ……。 065F:09D46C:10:よーし この次は[1000]見つからないぞ![1000]むにゃむにゃ……。 0660:09D484:08:最近 うちの子供が[1000]町の外で 遊んでるらしくて[1000]とても心配だわ。[1002]怪物たちの出ない[1000]平和な世の中に なって[1000]くれないものかねえ……。 0661:09D4C0:02:ぐうぐう……。[1000]王妃さま それでは約束が……。[1000]あっ 親分! [1019]ぎゃー![101A][1100][1000]むにゃむにゃ……。 0662:09D4ED:20:この子供は 親を失くして[1000]1人ぽっちじゃったのを[1000]わしが引きとったんじゃ。[1002]お前さんが この村にいたのも[1000]ちょうど この子くらい[1000]だったかのう……。 0663:09D52C:10:ぐうぐう……。[1000]キミはだれ? ベラ?[1000]おかしな名前だね……。[1000]むにゃむにゃ……。 0664:09D550:40:今 ベッドのしたくを[1000]してるからね。[1000]ゆっくり 休んでおくれ。 0665:09D56B:80:こんばんわ。[1000]ようこそ アルカパの町に。 0666:09D57D:02:ラインハットのお城も[1000]まえの王さまの時は[1000]よかったんだがね。[1002]王さまが おなくなりになって[1000]デール王子さまが 王位に[1000]ついてからは いけねえや。 0667:09D5BA:04:私は聞いたことが あります。[1000]どこかに 魔界の封印を[1000]守っている一族がいると。[1002]その人たちは 魔物たちとも[1000]心を通じることができた と[1000]いわれています。 0668:09D5FC:01:私の夢は 伝説の武器を[1000]手に入れて 地上最強の戦士に[1000]なることなのだ。 0669:09D61F:10:ダンカンさんの一家は[1000]どこヘ いってしもうたん[1000]じゃろうなあ。[1000]会いたかったのう……。 066A:09D643:40:ぐがーぐがー。 066B:09D64A:80:ビアンカなんて子は[1000]やっぱり 知らないねえ。[1002]それより 今夜は もう[1000]おそいから うちの宿に[1000]泊っておいきよ。[1000]旅のつかれも ふきとぶよ! 066C:09D686:10:さあ ねよう ねよう![1000]明日になれば いいことが[1000]あるかも知れませんからねっ。[1002]あなたも ねむっていけば[1000]いいことが あるかも[1000]知れませんよっ! 066D:09D6C0:40:なんでも この国の前の王は[1000]9年ほど前に 亡くなった[1000]そうだ。[1002]自分の死期を知り その前に[1000]ヘンリーという第一王子に[1000]王位をゆずろうとしたが[1000]ある日 王子は行方知れずに。[1002]そんなことがあり 今は[1000]第ニ王子だったデールさまが[1000]王さまというわけだ。 066E:09D731:20:国が豊かになっても[1000]国民は貧しくなるいっぽう。 066F:09D748:40:これが 飲まずに いられますか[1000]てんだ! [100D][1019]ヒック[101A][1118]……。 0670:09D766:01:私は めずらしい物を求め[1000]旅をしている商人です。[1002]このお城にも[1000]ふしぎな物について書かれた[1000]本があると聞いたのですが……。 0671:09D79C:08:まあ![1000]あなたさまは いつぞやの……。[1002]よくぞ おいでくださいました。[1000]マリアも きっと[1000]よろこびますわっ。 0672:09D7C7:01:これからは 国も 国民も[1000]どんどん豊かに なりますよ![1000]もう うれしくって。 0673:09D7E7:02:星が きれいだなあ。[1000]ぐがー ぐがー。 0674:09D7F8:01:ここだけの話ですが 東の国では[1000]ここより もっと おそろしい[1000]魔物たちが 人をおそって……。[1002]世界は もう長くない[1000]なんて言う人も いるんですよ。 0675:09D834:20:あら ステキな お兄さん![1000]ぱふぱふ する?[1002]え? あなた ぱふぱふも[1000]知らないの?[1002]わかった。[1000]あなた 女の子と[1000]つきあったこと ないでしょ。[1002]でも あせらないことね。[1000]あなたなら 今に きっと[1000]かわいい恋人が 見つかるわよ。 0676:09D893:40:ぐがー ぐがー。[1000]やった! これで船がくるぞ![1000]むにゃむにゃ……。 0677:09D8B0:08:船は 来てないかだって?[1000]もう 夜だしねえ。[1002]明日になれば[1000]来るかも知れないから[1000]出なおして おいでよ。 0678:09D8DC:40:[1019]ひっく![101A][1118][1000]ここは ポートセルミの港だぜ。 0679:09D8F5:10:最近は 海の怪物も強くなって[1000]航海も 命がけよ。 067A:09D90F:01:ふがふが……。[1000]わしの息子を 返してくれ![1000]むにゃむにゃ……。 067B:09D92A:80:オレは 船乗りだからよ[1000]いったん 航海に出ると[1000]なかなか 帰れないんだ。[1002]けど うちのやつは[1000]文句ひとつ 言わねえ。[1000]オレには すぎた女房だよ。 067C:09D96C:80:あら いけませんわ。[1000]主人が 帰ってきますわ。[1000]むにゃむにゃ……。 067D:09D989:10:灯台には すごい怪物が[1000]住んでるらしいですね。[1002]こわいなあ……。[1000]でも のぼりたいなあ……。 067E:09D9B0:40:こんな時代なのに[1000]うちの子ったら[1000]船乗りに なりたいなんて……。[1002]はやく 平和な 世の中に[1000]ならないのかしらね。 067F:09D9E0:04:ぐおーぐおー。 0680:09D9E7:20:わーい 宝の地図だ![1000]むにゃむにゃ……。 0681:09D9FA:40:ヒュー ヒュー[1000]ここのステージは いつ見ても[1000]サイコーだぜっ。 0682:09DA19:02:ラインハットでは[1000]ずっと 行方不明だった王子が[1000]最近 帰ってきたそうだ。[1002]いったい 10年以上も[1000]どこで なにを してたのか[1000]ふしぎな事件だな。 0683:09DA5B:40:あたしゃ あのバニーちゃんの[1000]大ファンなんです。[1106] 0684:09DA74:02:あの まん中の女の子が[1000]たまらんっすよ。[1002]ああいう子を[1000]お嫁さんに したいっすね。 0685:09DA95:02:これは うわさだがな[1000]西の町には 呪文の研究をしてる[1000]老人が 住んでるそうだ。[1002]その呪文を つかえたら[1000]旅が楽になるって話だが[1000]オレには 信じられねえよ。 0686:09DADB:10:わるかったですかね。[1000]あんたが 勇者をさがしてるって[1000]しゃべっちゃったんですよ。 0687:09DAFC:04:おお! おぬしじゃな![1000]伝説の勇者を さがしていると[1000]いうのはっ![1002]信じられんかも知れんが[1000]わしは 勇者さまを[1000]見たことが あるぞ。[1002]その時の話を 聞きたいじゃろ?[1000]いっぱい おごってくれたら[1000]話しても いいぞ。 0688:09DB54:80:[1006][1012]は 10ゴールドで[1000]老人に 酒を おごった。 0689:09DB6C:04:伝説の勇者さまを さがして[1000]あてどもない旅 だなんて[1000]ロマンチックね。[1002]私も 私の白馬の王子さまを[1000]さがして 旅にでたいなあ。 068A:09DBA2:80:やや! あなたも[1000]気が つきましたね。[1002]そうです。 ここからだと[1000]おどり子さんの ムネを[1000]のぞけるんですよ。エヘヘ。 068B:09DBD3:10:いやー[1000]いがった いがった。 068C:09DBDD:80:もう 今夜のショーは[1000]おしまいかなあ。 068D:09DBEE:08:うわー ヤダ……。[1000]あたしったら 汗べっちょり。 068E:09DC04:02:いやーん。 068F:09DC08:40:[1003]クラリス「え? あたしが[1000]すごい人気ですって?[1000]今はね……。[1002][1003]クラリス「でも 若いうちだけ。[1000]いつまでも 続けられる[1000]お仕事じゃないし……。[1002][1003]クラリス「ねえ……。[1000]あたしと 結婚してくれない? 0690:09DC5F:01:[1003]クラリス「なーんてね……[1000]カンタンに 決められたら[1000]いいんだけど……。[1113] 0691:09DC80:02:ふにー ゴロゴロ……。 0692:09DC8B:02:こんばんわっ。[1000]ここは ルラフェンの町です。 0693:09DC9E:20:まいった![1000]ここは 行き止まりのようだ。 0694:09DCB0:01:なんで 私が あの男と[1000]同じ部屋なのざあましょ![1002]あんな男を お供にしたのは[1000]まちがいだった ざあますわ。 0695:09DCDD:10:す[100D] すみません 奥さま……。[1000]オラは オラは……。[1000]むにゃむにゃ……。 0696:09DCFC:40:ひゃー うまい![1002]人間 やっぱり[1000]フロあがりの いっぱいが[1000]サイコーだな。 0697:09DD1D:10:ラインハットで[1000]王さまの兄上の ヘンリーさまが[1000]ご結婚 なさったんだって。[1002]どんな花嫁さんか[1000]見てみたいもんだねえ……。 0698:09DD53:01:キリキリキリ……。[1105][1000]んががががあ……。[1105] 0699:09DD68:10:あんた ポートセルミの南の[1000]カボチ村には[1000]いってみましたか? 069A:09DD84:40:だったら あんたも[1000]イヤな思いを したでしょ。[1000]いえね 私も なんですよ。 069B:09DDA2:04:それなら[1000]いかないほうが いいですよ。[1002]あの村の住民は よそ者には[1000]妙に つめたくて……。 069C:09DDC7:80:ヘえ。伝説の勇者を?[1000]けど あては ないか……。[1002]だったら その[1000]天空の 武器 防具とやらを[1000]あつめておくんですね。[1002]もし 本当に勇者が いるんなら[1000]むこうも それを さがすはず。[1000]いずれ 会えるってもんだ。 069D:09DE20:40:神さまは とっくの昔に[1000]いなくなっちゃったんです![1000]うっうっ……。[1002]おねえちゃん[1000]お酒 もう いっぱいね。[1000]アーメン……[100D] [1019]ひっく。[101A][1118] 069E:09DE5C:02:ここだけの話だが[1000]ベネットじいさんの研究には[1000]材料がひとつ 足りないらしいぜ。 069F:09DE82:20:今夜は 神父さん[1000]ずいぶん あれてるわねえ。 06A0:09DE96:40:古い伝説によると[1000]どこかに 天空ヘ通じる塔が[1000]あったそうですね。 06A1:09DEB5:04:お客さん[1000]武器が ほしいのかい?[1000]だったら 昼間 来てくんな。[1002]夜は 相ぼうに[1000]店を かしてるんでね。 06A2:09DEE2:20:この店は 酒は うまいが[1000]料理は まずいのう。 06A3:09DEF7:01:私は 旅人の地図を買いに[1000]この町に 来たのですが……。[1002]まず 馬車を買っていないと[1000]地図をうってくれないようです。 06A4:09DF2A:40:ふーむ……。西と出たぞ![1002]海をこえた はるか西で[1000]おぬしの求める物が[1000]見つかるじゃろう![1002]気をつけて いきなされよ。 06A5:09DF60:10:ここに来る途中の 山奥で[1000]突然 モンスターに 囲まれて[1000]足を やられちまってな。[1002]幸い 近くの村の 女の子が[1000]通りかかって 手当てを[1000]してくれたんで 助かったが。[1002]ひとりで 山を歩きまわるとは[1000]たいした女の子だ! 06A6:09DFC0:20:こっくり[100D] こっくり。 06A7:09DFCA:08:あんた! もっと しっかり[1000]もんでくれなきゃ[1000]ちっとも こたえないわよ! 06A8:09DFE6:08:ムニャ ムニャ…[1000]そこだよ パパっ![1000]怪物を やっつけろ![1000]すーすー…。 06A9:09E007:80:私の妻は 私が旅をしている[1000]間に怪物に おそわれて[1000]死んだのです。[1002]こんなことなら 危険でも[1000]一緒に 旅をしていればと[1000]後悔しましたよ。 06AA:09E045:04:つらい事は 忘れて[1000]ゆっくり 飲んで行ってね。 06AB:09E05A:40:私は もう フローラさんは[1000]あきらめましたが…。[1002]アンディは 本気で[1000]がんばるつもりですよ。[1000]大丈夫ですかねえ。 06AC:09E08B:80:[1003]アンディ「ボクは がんばって[1000]ふたつのリングを[1000]みつけてみせます! 06AD:09E0AC:01:[1003]アンディ「実は フローラのために[1000]呪文の勉強も してるんです。[1000]…メラ![1000]なんちゃって。 06AE:09E0D5:80:もう みなさん[1000]お休みに なっていますので[1000]また 明日 おいで下さい。 06AF:09E0F2:08:どひゃ…! 炎のリングを[1000]みつけたんですか![1002]じゃあ 明日になったら[1000]さっそく ルドマンさんに[1000]とどけるんですね。[1000]いや 大したもんだ! 06B0:09E12C:02:フローラと 結婚して[1000]お金持ちになって……。[1002]店を 大きくしたかったなあ![1000][100D][1019]ひっく[101A][1118]……。 06B1:09E158:80:[1003]アンディ「うーん うーん。[1113][1000]フローラ……。 06B2:09E16E:01:にゃーん。 06B3:09E172:40:昔 船で 川をのぼった時[1000]大きな洞くつを 見つけたよ。[1002]こわくて なかには[1000]入らなかったけど いかにも[1000]宝が眠ってそうな洞くつだったな。 06B4:09E1AE:10:まったく うちの亭主ときたら[1000]いつまで 酒場で[1000]飲んだくれてんだろうね! 06B5:09E1CE:20:村の奥に住む ダンカンさんの[1000]娘の ビアンカちゃんは[1000]すごい べっぴんさんじゃよ。 06B6:09E1F4:80:1度でいいから 一緒に[1000]フロに入ってみたいもんじゃ。[1000]ふおっ ほっほっ。 06B7:09E215:40:あーあ 武器屋のだんな[1000]寝ちゃったよ。 また[1000]奥さんに しかられるぞ。 06B8:09E234:20:バシャ バシャ バシャ!![1002]いやー すいてる温泉は[1000]最高だなや! 06B9:09E256:01:ん? やや あんたは[1000]ビアンカさん! あの時は[1000]本当に 世話になったね。 06BA:09E274:10:フローラちゃんは[1000]ずうっと アンディの[1000]看病をしててくれたんじゃ。[1002]でも さすがに[1000]疲れたようなので 今日は[1000]帰ってもらったんじゃよ。 06BB:09E2AF:04:いやー 話は聞きましたよ。[1000]大変なことに なりましたな。 06BC:09E2C6:40:ムニャ ムニャ……。[1000]フローラ姉ちゃんて やさしいね。 06BD:09E2E1:10:よう [1012]さん。[1000]眠れないのかい。[1002]悩むのも 無理ねえよな。[1000]結婚っていやあ[1000]一生の問題だからな。[1002]散歩でもして 頭を冷やせば[1000]考えが まとまるかも[1000]知れないぜっ。 06BE:09E32D:08:また 眠くなったら[1000]オレに 言いなよ。 06BF:09E33D:40:散歩して 少しは[1000]おちついたろう。[1000]もう 休むかね? 06C0:09E356:02:そうかい。[1000]じゃあ ごゆっくり! 06C1:09E363:80:おや あんた [1012]さんだね。[1000]町中 あんたのウワサで[1000]もちきりだよ。 06C2:09E380:02:うーん 悩むよなあ……。[1002]ビアンカさんは[1000]ちょっと 気が強そうだけど[1000]明るくて とびきりの美人だし…[1002]フローラさんは[1000]素直で やさしくて[1000]いい奥さんに なりそうだし…。 06C3:09E3CA:04:どちらを えらぶか……。[1002]一生の問題だからな[1000]教会で お祈りでもしてから[1000]決めた方が いいぜ。 06C4:09E3F6:10:あんたが 連れてきた[1000]ビアンカって子 あれは[1000]ホントに いい女だねえ。[1002]もし 結婚しないなら[1000]うちの酒場で[1000]雇いたい くらいだよ! 06C5:09E42E:04:私だったら[1000]フローラさんに決めますな。[1002]フローラさんと 結婚すれば[1000]家宝の盾も もらえるというし。[1002]なーんにも 悩むことなんか[1000]ないじゃないですか。 06C6:09E46F:04:男って どうして[1000]自分のことだけしか[1000]考えないのかしら……。[1002]少しは 選ばれる女の子の[1000]気持ちも 考えて欲しいわ。[1002]もちろん あなたは[1000]やさしそうだし[1000]そうしてると 思うけどね。 06C7:09E4BB:80:あんた ぼやぼやしてないで[1000]早く 答えなさいよ![1000]ねえ どっちだと 思う? 06C8:09E4DC:80:ルドマンさんは あんたを[1000]フローラの結婚相手として[1000]みとめたんだってね。[1002]アンディは 悲しむだろうけど[1000]あんたも がんばったんだから[1000]しかたないよ。 幸せにおなり。 06C9:09E523:40:[1003]ビアンカ「あら [1012]。[1000]なんだか 大変なことに[1000]なっちゃったね。[1002][1003]ビアンカ「でも 悩むことないわ。[1000]フローラさんと 結婚した方が[1000]いいに 決まってるじゃない。[1002][1003]ビアンカ「私のことなら[1000]心配しないで。 今までだって[1000]1人で やって来たんだもの。 06CA:09E58B:08:[1003]ビアンカ「さあ [1012]は[1000]疲れてるんだから もう[1000]眠った方がいいわよ。[1002][1003]ビアンカ「私は もう少し ここで[1000]夜風に あたってるわ。[1000]なんだか 眠れなくて…。 06CB:09E5CC:01:うつら[100D] うつら…。 06CC:09E5D5:04:[1003]ルドマン「しかし 本当に[1000]ふたつのリングを[1000]手に入れるとは 大した男だ。[1002][1003]ルドマン「私は 君が[1000]気に入ったよ! たとえ 娘を[1000]選ばなくても 結婚式は[1000]私に まかせなさい。[1002][1003]ルドマン「君の 友人ヘの 招待状も[1000]書かせておいたからな。[1002][1003]ルドマン「ラインハットの[1000]ヘンリーさんとマリアさん だったね。[1000]さて 私も ねるとしよう……。 06CD:09E66A:80:[1003]フローラ「すー すー…。[1002][1006]フローラは[1000]よく眠っているようだ。 06CE:09E687:01:オレの作る ヴェールは[1000]天下一品なんだぜ。[1002]大昔 ある国の 国王さまに[1000]たのまれて 作ったことも[1000]あるくらいだよ。[1002]あれは たしか[1000]パパスという 王子さまが[1000]結婚するときだったかな……。 06CF:09E6D8:01:旅は 1人より2人[1000]2人より3人が[1000]楽しいに決っている。[1002]人生も また しかりだな。 06D0:09E6FE:20:ムニャ ムニャ。[1000]どうして ボクには 母さんが[1000]いないの? ぐうぐう……。 06D1:09E720:01:くそー![1000]オレも 嫁さんが 欲しいぜっ! 06D2:09E732:08:ウヒャヒャヒャ。[1000]お酒を飲んでれば イヤな事も[1000]忘れられますよ。[1002]え? イヤな事?[1000]やがて世界を 闇がおおうって[1000]イヤなウワサですよ。[1002]しまった! 思いだしちゃった![1000]もっと飲まなきゃ……。[1000]グビグビ。 06D3:09E791:80:[1003]アンディ「見ていてください。[1000]今に きっと フローラに[1000]ふさわしい男に なってみせます![1002][1003]アンディ「よーし やるぞお![1000]いち にっ! いち にっ! 06D4:09E7D1:01:ほほう 夫婦で旅を?[1000]すると 新婚旅行というわけか。[1000]なかなか いいものだな。 06D5:09E7F3:20:[1003]クラリス「じつは 私[1000]はるか南の 砂漠の お城から[1000]この町に やって来たの。[1002][1003]クラリス「私が おどり子になった[1000]なんて 誰も 思っても[1000]いないだろうなあ……。 06D6:09E838:20:すでに夜も ふけた。[1000]城に用が あるなら[1000]明日の朝 来るがよい。 06D7:09E855:08:砂漠の夜は[1000]とても 冷えこみます。[1002]どうか おカゼなど[1000]おめしに なりませぬように。[1000]ハッ[100D] ハッ[100D]……[100D][1000][1019]ハックション![101A][1100][1101] 06D8:09E897:02:私たち テルパドールの民は[1000]こうして もう何百年も[1000]勇者さまの再来を 待っています。[1002]ああ 伝説の勇者さまは[1000]いったい どこに……。 06D9:09E8D1:08:ムニャ ムニャ。[1000]クラリス姉ちゃん……。 06DA:09E8E7:01:なんだって?[1000]クラリスという娘を[1000]ポートセルミで 見たって?[1002]バカヤロー![1000]そんな娘は 知らねえぞ![1002]オレのガキは[1000]こいつ ひとりよ![1000]てやんでえ! 06DB:09E92B:08:砂漠の旅が[1000]こんなに ツライとは[1000]思いませんでした。[1002]こんな所に 住んでいる人々の[1000]気が 知れませんなあ。 06DC:09E95A:10:やや![1000]あなたこそ 伝説の勇者さま![1002]ハッ![1000]なんだ 夢だったか……。[1000]ムニャ ムニャ。 06DD:09E982:20:おお! あんた[1000]ビアンカちゃんと 結婚した[1000][1012]さんじゃな![1002]だったら 一緒に フロに[1000]入ったりも しとるんじゃろ。[1000]ええのう…。 06DE:09E9B8:20:[1003]ビアンカ「もうっ![1000]なにを 言ってるのよ[1000]おじいさんったら。いやあね。 06DF:09E9D5:80:ラインハットのお城が[1000]また 平和になったらしいな。[1002]これで 安心して[1000]商売に行けるよ。 といっても[1000]途中の旅が 大変なんだけどね。 06E0:09EA11:40:夜は 無用心ゆえ[1000]門をあけるなとの[1000]大臣どのの 命令なのだ。 06E1:09EA2F:02:たしか サンチョどのの[1000]お知り合いだったな。[1002]今夜は サンチョどのの所に[1000]泊めてもらうなどして[1000]また明日 来るがよい。 06E2:09EA63:20:[1003]サンチョ「なんと![1000]大臣の命令で 夜は[1000]城に入れないですとっ!?[1002][1003]サンチョ「うーむ……。坊っちゃんを[1000]パパス王の息子と 知りながら[1000]あの大臣め![1002][1003]サンチョ「とにかく 今夜は[1000]うちに 泊ってください。[1002][1003]サンチョ「そういえば 坊っちゃんと[1000]いっしょに ねるなんて[1000]10数年ぶりですね。[1002][1003]サンチョ「おやすみなさい[1000]坊っちゃん……。 06E3:09EAF9:20:ムニャムニャ……。 06E4:09EB04:40:[1003]シスター「すやすや……。 06E5:09EB11:04:ぐがー ぐがー。[1000]なんと こんなに お酒を![1002]さすが 大臣さま ですな![1000]ムニャムニャ……。 06E6:09EB39:40:[1003]サンチョ「すうすう……。[1000]坊っちゃん よかったですね。[1000]ムニャムニャ……。 06E7:09EB5C:40:[1003]オジロン「せっかく [1012]が[1000]新しい国王に なってくれたと[1000]いうに こんな事になって……。[1002][1003]オジロン「わしは いったい[1000]どうしたら いいのか……。[1000]オロオロオロ……。 06E8:09EBA0:08:パパス王のときは[1000]マーサさまが……。[1002]そして [1012]さまが[1000]国王になったとたん[1000]こんどは [1015]さまが……。[1002]こ こわいですわ。 06E9:09EBD0:02:王さま![1000]申しわけありませんでした![1002]再び このような事が ないよう[1000]王さまの お子たちは[1000]命にかえても 守ってみせます! 06EA:09EC04:01:うーんと……。[1000]赤ちゃんのミルクって[1000]このくらいかしら……。[1002]しかし [1012]さまが[1000]王族のかた だったなんて[1000]びっくりですわ。 06EB:09EC35:08:[1003][1016]「キャッ キャッ キャッ。 06EC:09EC46:40:[1003][1017]「バブー。 06ED:09EC4E:40:くーん くーん。 06EE:09EC55:20:聞くところに よると[1000]大臣の姿が[1000]見えないそうですね。[1002]王さま ここだけの話ですが[1000]オレは 大臣が あやしいと[1000]思いますよ。 06EF:09EC8A:08:わーい 王さまだ![1000]新しい王さまだ![1002]ボクの名前は ピピン。[1000]大きくなったら 兵士に[1000]なるんだい! 06F0:09ECB5:80:ドリスさまったら[1000]ちっとも 私のいうことを[1000]聞いてくれなくて……。[1002]たとえ 姫さまでなくなっても[1000]少しは 女らしく[1000]していただかないと……。 06F1:09ECEE:01:よくぞ まいられた[1000]旅のおかた。 06F2:09ECFB:08:今夜は 宿屋に泊まるなどして[1000]ぞんぶんに つかれを[1000]いやすが よろしかろう。 06F3:09ED1D:08:おそろしい……。[1000]夜が おそろしい……。[1002]もし 暗黒世界の門が[1000]限りなく開かれれば[1000]世界は おそろしい夜の国に[1000]なってしまうでしょう。 06F4:09ED59:01:長老に 会いに 来たのか?[1000]しかし 今夜は もうおそい。 06F5:09ED71:10:こっくり こっくり……。[1002]は! これは [1012]さま![1000]はい とくに かわったことは[1000]ありませんです。 06F6:09ED95:40:ぐおー ぐおー。[1000]ふが ふが……。 06F7:09EDA4:40:ストロスのつえ というのは[1000]石になった人を もとに[1000]もどせるそうですね。[1002]たしか [1012]王も[1000]そのつえで 助けられたと[1000]聞いてますよ。 06F8:09EDDA:08:ムニャムニャ……。[1000]マーサさま……。 06F9:09EDEC:20:夜も ふけたので[1000]城の者は みな 休んでいます。 06FA:09EE01:04:[1011]さまも 今夜は[1000]お休みに なられますように。 06FB:09EE16:01:うわー! 大魔王が[1000]闇の世界から 攻めてきたー![1000]ムニャムニャ……。 06FC:09EE38:01:オジロンさまは[1000]すでに お休みです。 06FD:09EE48:08:ぐうぐう……。[1000][1015]さまは いったい[1000]どこに……。 06FE:09EE5B:20:ぐうぐう……。[1000]マーサさまは いったい[1000]どこに……。 06FF:09EE70:10:夜おそくまで 本当に[1000]おつかれさまで ございます。[1002]今夜は もう お休みに[1000]なられますか? 0700:09EE97:40:そうですか……。[1000]でも あまり ご無理を[1000]なさいませんように。 0701:09EEB1:08:では おやすみなさいませ。 0702:09EEBC:20:ぐうぐう……。[1000]だ だんなさま! どうして[1000]おなくなりに……![1002]このサンチョは サンチョは……。[1000]ムニャムニャ……。 0703:09EEEF:04:この おじいさんは[1000]両親を亡くしたボクを ひろって[1000]育ててくれたんです。[1002]ボクが 武器屋を始めたのも[1000]おじいさんが若い頃 洞くつで[1000]集めた武器が たくさん[1000]あるからなんですよ。 0704:09EF40:80:すうすう……。 0705:09EF47:01:ふー 酒がうまい![1000]若い女の子がいれば[1000]もっと うまいのだが…。 0706:09EF61:10:あのバカ娘が 今ごろ[1000]帰ってきやがって……。[1002]ちくしょうー![1000]もう どこヘも やんねえぞ! 0707:09EF89:02:[1003]クラリス「こうして 水に うつる[1000]月を見ていると 昔のことが[1000]しのばれますわ。[1002][1003]クラリス「私は ポートセルミで[1000]おどっていたことも[1000]ありますのよ。 0708:09EFCA:04:お城の人たちが[1000]勇者が どうのって[1000]さわいでましたが[1000]なにか あったんですかね? 0709:09EFEA:02:もう夜も ふけました。[1000]また 明日の朝 おいでください。 070A:09F001:80:うちの人ったら[1000]こんなに つかれちゃって……。[1002]ゆっくり 休ませて[1000]あげなくっちゃ。 070B:09F025:04:[1003]リリアン「スピー スピ……。 070C:09F034:08:こんな 夜ふけに[1000]なにを しておる。[1002]モンスターに まちがわれ[1000]私に 切られても[1000]もんくは 言えんぞ。 070D:09F060:01:旅の商人が 見たっていう[1000]赤く光るつぼの話を[1000]聞いたかい? 070E:09F07B:04:じつは オレも 昔[1000]見たことが あるんだけどよ[1000]そんときゃ 普通のつぼだったぜ。 070F:09F09F:08:なんだ[1000]まだ知らないのか。[1002]人の話を よく聞いておかねえと[1000]苦労するってもんだぜ。 0710:09F0C3:02:いらっしゃーい![1000]お目当ては おいしいお酒?[1000]それとも 私かしら うっふーん。 0711:09F0E3:40:ほこらの つぼの中は[1000]きっと 怪物だったろうな。[1002]赤く光っていたなら[1000]そうに きまってらね。 0712:09F10B:02:長い航海から[1000]帰って来た ばかりだが……。[1002]女房の しあわせそうな[1000]ねがおを 見りゃあ[1000]つかれも ふっとぶってもんさ。 0713:09F13F:01:ぐおーん ぐおーん。 0714:09F148:08:ときおり 海の闇の中に[1000]ゆれる炎が 浮かび上ります。[1002]多くの人を 乗せた船が[1000]魔物に おそわれたという[1000]かなしい 知らせなのです。 0715:09F183:80:こんな時代なのに[1000]うちの子ったら[1000]船乗りに なっちまって……。[1002]世界中の宝を さがすなんて[1000]言っているのよ。[1002]自分の命が 一番の宝だって[1000]早く 気づいて ほしいわ……。 0716:09F1CE:40:オレはよう。[1000]この港 ひとすじ 15年。[1002]他の やつらとは[1000]キャリアが ちがうぜ[1000]キャリアがよ! 0717:09F1FC:10:どんな時でも 酒と おどりで[1000]心を うるおすことを[1000]忘れない。[1002]ま 本物の戦士がもつ[1000]よゆうと 言うやつだな。[1000]わっはっはっ。 0718:09F232:10:[110A][100D]うーん クラリスちゃーん![1000]こっち向いてえ! 0719:09F24A:08:うーん ノーラちゃーん![1000]こっち向いてえ! 071A:09F25D:80:あの まん中の女の子が[1000]いま人気ナンバーワンの[1000]ノーラちゃんですよ。[1002]オイラは ノーラちゃんが[1000]町を 移るたびごとに[1000]追いかけてるんですよ。[1002]うーん……。[1000]もう この町で 8つ目かなあ。 071B:09F2B1:04:わしは 伝説の勇者さまを[1000]見たことが あるんじゃ。[1002]とは言っても ずいぶん[1000]昔のことじゃが 名前は[1000]しっかりと おぼえておるぞ![1002]あー。……。[1000]バズズ…いや。[1000]パンツ……。ちがうな。[1002]とにかく![1000]勇者さまは かならず世界を[1000]すくってくださるはずじゃ! 071C:09F31B:80:さらわれた 奥さんを さがして[1000]親子で 旅をしているの? 071D:09F333:80:あきらめちゃだめよ。[1000]きっと あなたが 助けにくると[1000]信じて まっているはずよ! 071E:09F355:40:さらわれた お母さまを さがして[1000]親子で 旅をしているの? 071F:09F36E:10:この場所は 人から人ヘと[1000]ひきつがれていて[1000]私が 6代目なんです。[1002]あなたも ここから[1000]のぞいて 見たいと[1000]思っているでしょ? 0720:09F3A4:10:気持ちは わかりますが[1000]すでに 10人さきまで[1000]よやくで いっぱいなんですよ。[1002]どこか べつの よい場所を[1000]さがすことですね。エヘヘ。 0721:09F3DE:10:また また。[1000]ムリしちゃって。エヘヘ。 0722:09F3EF:20:うーん。[1000]昔ここで おどっていた[1000]クラリスちゃんも よかったけど…[1002]やっぱし いまの[1000]ノーラちゃんは[1000]ひとあじ ちがいますな! 0723:09F424:02:さあて……。[1000]明日のノーラちゃんの ショーまで[1000]何して時間を つぶそうかなっと。 0724:09F448:08:今日のできは いままでで[1000]サイコーだったわ![1002]私が スターになる日も[1000]あと少しって ところね! 0725:09F470:80:[1003]ノーラ「えっ クラリスちゃん?[1000]ああ 何年も前に ここで[1000]おどっていた人ね。[1002][1003]ノーラ「あなた その人の[1000]ファンだったの?[1002][1003]ノーラ「でも ざんねんながら[1000]今のスターは この私よ。[1002][1003]ノーラ「うきしずみの はげしい[1000]世界だから 私も のんびりは[1000]していられないけどね! 0726:09F4E5:01:やっぱ [1015]王妃さまは[1000]いつ見ても かわいいなあ。[1002]あれで 2人も子供がいるとは[1000]信じられないよ。 0727:09F50E:20:ぐうぐう……。 王さま[1000]もう どこにも いかないで[1000]ください。ムニャムニャ……。 0728:09F530:40:ぐうぐう……。[1000]うっうっうっ……。 0729:09F53E:40:夜も ふけました。[1000]ここは 女だけの修道院。[1000]また 明日にでも おこし下さい。 072A:09F561:02:てやんでい![1000]押し売りなら おことわりだぜ![1002]ん? なんだ ちがうのか。[1000]また なんとかいう教団が[1000]来たのかと思ったよ。 072B:09F592:08:昼間 フロに つかりすぎて[1000]手が シワシワに[1000]なってしもたわい。 072C:09F5B0:01:うーい ひっく。[1000]かあちゃんが こわくて[1000]酒が 飲めるかってんだ! 072D:09F5CB:10:こうして 彼女と[1000]いっしょにいれば イヤな事も[1000]ふっとんじゃいますよ。 072E:09F5EA:08:うーむ…[1000]マクラが高くて 眠れねえだ。 072F:09F5FC:40:ムニャムニャ。[1000]うーん うーん…。 0730:09F60D:10:うつら うつら……。 0731:09F616:02:主人のイビキが うるさくて[1000]眠れないの。 こまったわ……。 0732:09F62E:80:光の教団は どうも[1000]いけませんや。[1002]それより オレなんかは[1000]伝説の勇者というのを[1000]信じたいですねえ。 0733:09F65B:08:あら 旅の方[1000]ゆっくり飲んでいってね。 0734:09F66C:10:うーむ この店の酒[1000]まずくなったんじゃ ないかのう。 0735:09F682:10:わっはっは![1000]カジノで 大もうけ![1002]さあ 今夜は 飲むぞー! 0736:09F69D:80:うう……。[1000]ボロ負けだ くっそー![1002]あそこで あいつに カケなきゃ[1000]こんなことには……。 0737:09F6C2:08:ラーラーラー! ヒック![1002]ろ ろうれす? ぼくろ うちは?[1000]イカスれしょ? ヒック! 0738:09F6E9:80:よろしい。[1000]今夜は 気分がいいから[1000]特別に ただで みてしんぜよう。[1002]なんと! 3つのリングが[1000]そなたを みちびく というのが[1000]出ておる![1002]1つめは ほのおのリング[1000]2つめは みずのリング[1000]3つめは いのちのリング。[1002]この3つの リングが合わさる時[1000]そなたに また別の道が[1000]しめされるはずじゃ。 0739:09F76A:80:ちなみに いのちのリングは[1000]とても高い所で 見つけると[1000]出ておるぞ。 073A:09F789:04:今 私の夫が お風呂に[1000]入ってるの。[1000]のぞいちゃ ダメよ。 073B:09F7A4:08:わっはっは! 残念だったな。[1000]私の妻は もう お風呂から[1000]あがったあとだぞ。 073C:09F7C5:20:よーし この次は[1000]つかまらないぞ![1000]むにゃむにゃ……。 073D:09F7DD:01:おかしいなあ……。[1000]どこで なくしたのかなあ。[1002]この前 旅の商人から[1000]手に入れた よろいが[1000]ないんですよ。[1002]売りものにも 出さないで[1000]大切にしてたのに…ぶつぶつ。 073E:09F81F:10:こんなに おそくまで[1000]ごくろう様です。[1002]ごゆっくり[1000]お休みくださいませ。 073F:09F83F:04:[1003]ルドマン「こっくり こっくり…。 0740:09F84D:80:わしが もう少し 若ければ[1000]ヨメに もらうんだがのう。 0741:09F866:01:ムニャ ムニャ…[1000]わーい 望遠鏡だー![1000]ぐうぐう…。 0742:09F881:02:[1003]パパス「父さんは ここにいるから[1000]気をつけて いってくるんだぞ。 0743:09F89C:40:どうした 坊や?[1000]船長に用なら そこの[1000]船室に いるぜ。 0744:09F8B6:40:もうすぐ ビスタの港だ。[1000]といっても なにもない[1000]小さい港なんだよ。[1002]あんたら親子のためだけに[1000]あんな港に よってゆくなんて[1000]船長も 人がいいよなあ。 0745:09F8F6:01:私が この船の船長だ。[1002]坊やの お父さんには[1000]昔 よく世話になったものだ。[1002]坊や。お父さんの いうことを[1000]よくきいて 立派な人に[1000]なるんだよ。 0746:09F932:20:坊やは お父さんと2人で[1000]旅をしているんだってね。 0747:09F948:40:がおーっ!![1105][100D][1000]お!?[100D] 泣かなかったな![1000]えらいぞ 坊主! 0748:09F965:20:おっ 坊や![1000]もう おなかが すいたのかな?[1002]おじさんの料理は うまいだろ。[1000]坊やの父さんと どっちが[1000]上手だろうね。 0749:09F997:02:坊やの父さんは なにかを[1000]探して 世界中を[1000]旅してるんだってな。[1002]それが なんだか知らないけど[1000]早く見つかるといいなっ。 074A:09F9CA:08:しかし こんな小さい子を[1000]母親がいなくて 男手ひとつで[1000]育てたなんて……。[1002]坊やの父さんは[1000]えらいよなあ。 074B:09F9F8:08:坊や 元気でな! 074C:09FA00:80:オレたちは このあと[1000]別の港に むかうから[1000]ここで お別れだな……。 074D:09FA1E:01:いいか[1000]男の子は どんなときでも[1000]泣いちゃダメだぜ! 074E:09FA35:80:そうか お別れか……。[1000]さびしくなるな……。[1000]元気でな! 074F:09FA4D:80:[1003]パパス「そうか 港に着いたか![1002][1003]パパス「村に もどるのは[1000]ほぼ 2年ぶりだ……。[1002][1003]パパス「[1012]は[1000]まだ 小さかったから[1000]村のことを おぼえていまい。[1002][1003]パパス「では いくかっ![1002][1003]パパス「わすれものを するなよっ。 0750:09FAA9:10:坊や ここで お別れだが[1000]たまには このオジサンのことも[1000]思いだしてくれよっ。 0751:09FAC9:20:[1003]パパス「わすれものは ないな?[1000]タンスのなかも 調べたか? 0752:09FAE3:20:[1003]パパス「じゃあ 船長![1000]ずいぶん世話に なった……。[1000]身体に 気をつけてな! 0753:09FB07:04:[1003]パパス「すぐに みてきなさい。[1000]父さんは ここで待ってるから。 0754:09FB22:04:ほう。この子が[1000]あのとき 連れてた子か……。[1002]坊や ずいぶん[1000]大きくなったなあ。 0755:09FB43:20:2年ほど前だったかね[1000]パパスという人が この港から[1000]旅にでたんだよ。[1002]大切なものを さがす旅だって[1000]いってたけど 小さな子供を[1000]連れたままで どうなったやら。[1002]え? 坊やが あのときの子で[1000]パパスさんは 今の船で[1000]帰ってきたんだって!?[1002]ウワサをすれば[1000]なんとやら だねえ……。 0756:09FBBA:10:[1003]パパス「待たせたな。[1000]そろそろ いくとするか! 0757:09FBCF:02:[1003]パパス「さて……と。[1000]父さんは ちょっと出かけるが[1000]いい子に してるんだよ。 0758:09FBEF:02:うー さぶい さぶい……。[1112][1000]もうすぐ夏だっていうのに[1000]この寒さは なんだろうね……。 0759:09FC14:01:坊やは いい子じゃな?[1000]だったら お父さんの ご用の[1000]ジャマは せんようにな。 075A:09FC35:02:おや あんたは パパスさんの[1000]むすこさんだね。[1002]パパスさんが この村に[1000]きたのは 5年くらい前[1000]だったかね。[1002]なかなかの はたらき者で[1000]たちまち 村の人気者だよ。 075B:09FC77:10:村の外は キケンだ。[1000]坊や いい子だから[1000]おうちに もどりなさい。 075C:09FC93:40:坊や 知ってるかい?[1000]武器や防具は もってるだけじゃ[1000]ダメなんだぜ。[1002]ちゃんと そうびして はじめて[1000]つかいこなせるってわけさ。[1002]洞くつなどで 手に入れた時も[1000]そうびするのを 忘れずにな! 075D:09FCE8:02:ここは 教会。なかに入って[1000]おいのりを すれば[1000]冒険の書にキロクできるんだよ。 075E:09FD0B:80:ここは サンタローズの村。[1000]西に いくと[1000]アルカパの町が あるのよ。 075F:09FD29:20:こう寒くっちゃ[1000]作物が 育たないよ。[1000]こまったことだわい。 0760:09FD43:01:坊や この先は 洞くつだ。[1000]迷子になっても[1000]おじさんは 知らないぞ。 0761:09FD61:01:坊やの お母さんは[1000]坊やが小さい頃[1000]お亡くなりになったそうね。[1002]でも 負けちゃダメよ。[1000]あんなに強くて たくましい[1000]お父さまが いるんだもん。 0762:09FD9E:02:パパスさんは いったい[1000]なんのために なにをさがして[1000]旅に出ていたんだろうねえ。 0763:09FDBE:01:坊やが お父さんと[1000]この村に 住みはじめたとき[1000]まだ赤ちゃんだったのに……。[1002]年月のたつのは早いものね。 0764:09FDEB:08:パパスどのは 村にくる前は[1000]なにを やってたんじゃろな?[1002]あんまり いいたがらないが[1000]わしは思うに パパスどのは[1000]ただ者では ないはずじゃ! 0765:09FE24:04:ありゃりゃ[1000]かわいいお客さんが きたぞ。[1002]ここは 酒場。[1000]坊やには ちょっと[1000]早すぎるなあ……。 0766:09FE4D:20:薬を とりにいってくれた人が[1000]まだ もどってこないのよ。[1002]本当は だれかに[1000]さがしに いってもらいたいけど[1000]あんたの父さんのパパスも[1000]いそがしそうだしねえ……。[1002]だれか 洞くつの奥まで[1000]ようすを 見にいってくれる人は[1000]いないものかねえ……。 0767:09FEAD:01:[1003]ビアンカ「わたしの住んでる町は[1000]ここから西にいった アルカパ。[1002][1003]ビアンカ「あなたが 小さい頃[1000]お父さんに連れられて よく[1000]わたしの家に 来てたのよ。 0768:09FEEE:01:こまった こまった。[1000]親方が 薬をとりにいったまま[1000]もどらないんだ。[1002]たぶん この村の洞くつに[1000]入っていったと思うけど[1000]どうしたんだろうなあ……。 0769:09FF29:02:ぐうぐう……。 076A:09FF30:01:は! いかん いかん![1000]動けないので いつのまにか[1000]ねむってしまったらしい![1002]歩いていたら とつぜん[1000]上から 大きな岩が[1000]落ちてきて……。 076B:09FF68:80:坊や わるいが この岩を[1000]ちょっと 押してくれるか![1000]もう少しで動かせそうなんだ。 076C:09FF8D:08:やれやれ たすかった![1000]坊や ありがとう![1002]これで ダンカンの[1000]おかみさんに くすりを[1000]わたせるってもんだ![1002]おっと こうしちゃいられない![1000]もどって このくすりを[1000]調合しなくっちゃな! 076D:09FFD8:20:いじめないで![1000]ボク わるいスライムじゃ[1000]ないよ。[1002]そうだ![1000]いいことを 教えてあげる。[1002]いろんな所を 調べるときは[1000]青のボタンを つかうと[1000]べんりだよ。 076E:0A801B:80:親方が やっと[1000]薬草をとって 帰ってきたんだ![1002]さっそく 薬を 調合してるから[1000]明日の朝には[1000]できるかもしれないな。 076F:0A8050:10:[1003]パパス「もし たいくつなら[1000]そのヘんを 散歩してきても[1000]いいぞ。 0770:0A806C:80:はやく だんなさんに[1000]元気になってもらわなきゃ……。 0771:0A8082:80:[1003]ビアンカ「わたしの お父さん[1000]病気なのよ。 0772:0A8096:10:おじさんは こうして[1000]町に怪物が入ってこないように[1000]見張っているのだ。[1002]坊やみたいな元気な子が[1000]勝手に町の外に[1000]いったりしないようにもな。 0773:0A80D3:02:また来たなっ![1000]このワルガキめ![1002]おや? 坊やたちは[1000]いつもの子と ちがうな……。[1002]ともかく仕事のジャマだ![1000]さっさと出ていってくれ! 0774:0A810D:08:むかし むかし レヌールの城には[1000]たくましい王と 美しい王妃が[1000]住んでいました。[1002]しかし2人には 子供ができず[1000]いつしか王家も絶え お城には[1000]誰もいなくなったのでした……。[1002]ところが[1116] その レヌール城から[1000]夜な夜な すすり泣く声が[1000]聞こえてくるという。[1002]と お話は ここまで。[1117][1000]どうだい坊や こわかっただろ。 0775:0A8195:04:ともかく レヌール城には[1000]近づいちゃいけないよっ。 0776:0A81AC:40:あら坊や![1000]彼女を連れて お酒を飲みに[1000]きたのかしら!?[1002]でも かわいい彼女ね。[1000]大きくなったら きっと[1000]美人になるわよ。 0777:0A81E3:08:ここは アルカパの町。[1002]北にいくと レヌールの城が[1000]ありますわ。 0778:0A8200:02:うちの子ったら[1000]子ネコなんか拾ってきて……。[1002]捨ててきなさいっていっても[1000]ちっとも聞かないし……。[1000]こまったものだわ! 0779:0A8231:02:なんだよう! 今 こいつを[1000]いじめて遊んでるんだ![1000]ジャマすんなよなっ! 077A:0A824F:40:あら 坊や[1000]今日は ひとりなのね。[1002]このまえ連れてた[1000]かわいい彼女は どうしたの?[1000]大切にしてあげなきゃ ダメよ。 077B:0A8282:01:レヌール城の お化けを[1000]退治したら このネコを[1000]あげるよ! 077C:0A829E:20:ガルルルルー! 077D:0A82A6:20:おうおう[1000]小さいのに教会にくるとは[1000]感心な子たちじゃのう。 077E:0A82C1:08:わしの小さい頃を[1000]思いだすようじゃい。[1000]ふぁっふぁっふぁっ。 077F:0A82DE:80:[1003]パパス「待たせたな [1012]。[1000]ダンカンの病気は どうやら[1000]ただのカゼらしい。[1002][1003]パパス「さて そろそろ[1000]サンタローズの村に[1000]帰ることにしよう! 0780:0A831C:40:[1003]パパス「[1019]ハクション[101A][1100] [1019]ハクション![101A][1100][1101][1000][100D]うう 頭がいたい……。[1002][1003]パパス「どうやら カゼを[1000]うつされてしまったらしいぞ。[1000]なさけないことだ。 0781:0A8364:40:うちの人のカゼが[1000]あんたの 父さんに[1000]うつってしまったみたいだね。[1002]こうなったら[1000]治るまで うちの宿屋に[1000]泊まっていってもらわなきゃ! 0782:0A839C:10:坊や カゼがうつると[1000]いけないから[1000]あっちの部屋に おいき。 0783:0A83B7:01:ようこそ! 旅の宿ヘ![1002]なんだ 坊やか!?[1000]お父さん はやく よくなると[1000]いいね。 0784:0A83D9:04:[1003]ビアンカ「ねえ 今夜もいくでしょ。[1000]今のうちに ねておく? 0785:0A83F4:01:[1003]ビアンカ「じゃあ おやすみ。[1000]夜 むかえにいくからね……。 0786:0A840E:08:[1003]ビアンカ「そうね。昼間のうちに[1000]買い物しておくのも[1000]いいかも知れないわ。[1002][1003]ビアンカ「ねむりたくなったら[1000]また わたしに いってね。 0787:0A8446:10:お前ら けっこう[1000]勇気あるよな! 0788:0A8455:01:しかし 本当に[1000]お化けを 退治してくるとは[1000]思わなかったよ……。 0789:0A8471:08:お化けを 退治したっていうのは[1000]坊やたちかい?[1000]たいしたもんだ! 078A:0A848C:10:おうおう[1000]小さいのに お化けを退治した[1000]とは 勇気があるのう。 078B:0A84A8:02:あら坊や![1000]すごいじゃないのっ![1002]きのうの夜は[1000]あなたたちの話で[1000]大さわぎだったわよっ。 078C:0A84CC:80:夜な夜な 聞こえていた[1000]レヌール城からの 泣き声が[1000]昨夜から しなくなったのです。[1002]おてがらでしたわね。[1000]坊やたち……。 078D:0A8502:10:子供ふたりだけで[1000]お化けを退治したとはねえ……。[1002]でも ビアンカ。[1000]夜中に出歩くなんて あぶない[1000]マネは これっきりだよ。 078E:0A8539:80:坊やは たいしたもんだ![1000]その勇気は きっと[1000]父親似だな。 078F:0A8553:02:[1003]パパス「心配をかけたな [1012]。[1000]父さんのカゼも すっかり[1000]よくなったらしい。[1002][1003]パパス「これから村に もどるが[1000]町の人たちに あいさつは[1000]すませたか? 0790:0A8592:02:[1003]パパス「では いくとしよう! 0791:0A859F:01:[1003]パパス「ダンカン[110C][1000]世話に なったな![110F] 0792:0A85B4:08:[1003]パパス「じゃあ [1000]父さんは ここにいるから[1000]いってきなさい。 0793:0A85CD:02:[1003]パパス「さて そろそろ[1000]いくと するかっ!? 0794:0A85E0:08:[1003]パパス「おはよう [1012][1000]よく ねむっていたようだな。 0795:0A85F6:02:さいきん 村に[1000]おかしなことが おこるんだ。[1002]先日 村にやってきた[1000]あの変なヤローのせいじゃ[1000]ねえのかなあ……。 0796:0A8625:02:ありゃりゃ 宿帳に[1000]おかしな いたずら書きが[1000]してあるぞ。[1000]坊やじゃないだろうね? 0797:0A864A:01:ここは サンタローズの村。[1000]この村を おとずれるのは[1000]心やさしい人ばかりですわ。 0798:0A866D:01:パパスどのの[1000]むすこさんじゃな。[1002]これはウワサじゃが[1000]パパスどのには[1000]とんでもない敵がいるそうじゃ。[1002]坊やが もっと大きければ[1000]父の助けを[1000]できただろうにのう……。 0799:0A86B3:40:坊や どんなツライことが[1000]あっても 負けちゃダメだよ。 079A:0A86CD:04:ねえ 坊や。[1000]教会の前にいた ステキな人は[1000]まだ いたかしら……。[1002]どうしましょ……。[1000]もしかして 私に気が[1000]あったりして……。ぽっ……。 079B:0A8706:01:あらあら[1000]タンスのなかに入れたと思った[1000]おさいほう箱が イスの上に。[1002]おかしなことが あるものねえ。 079C:0A872F:80:ありゃ?[1000]おなべのなかが いつのまにか[1000]からっぽだわ。[1002]おじいちゃんも[1000]おなかが すいたなら[1000]そう いえばいいのに……。 079D:0A875F:02:わしゃ 食べとらんぞ![1002]わしのことを子供あつかいして[1000]こまったヤツじゃわい。 079E:0A8781:04:おや?[1000]コップが ないぞ……。[1000]うん? こんな所にあったか。[1002]どうも 最近[1000]こういうことが多いなあ……。 079F:0A87AD:01:キミは 洞くつ好きの坊やだね。[1000]私は 洞くつの入口にいた[1000]おじさんだよ。 07A0:0A87CF:04:近頃 村に 変なヤツが来て[1000]いろいろと かぎまわってる[1000]ようなのだ。 07A1:0A87EE:04:たしか教会のそばにいたが[1000]坊やも 気をつけないと[1000]いけないよ。 07A2:0A8808:10:まあっ![1000]あなたには 私が見えるの!?[1002]よかった![1000]やっと私に 気がついてくれる[1000]人を見つけたわ![1002]私が 何者かですって?[1000]待って ここじゃ[1000]落ちつかないわ。[1002]たしか この村には[1000]地下室のある家が あったわね。[1000]その地下室に いってて![1000]私も すぐに いくから……。 07A3:0A8878:02:ヘえ 坊やの父さんは[1000]パパスさんと いうのか……。[1002]そういえば昔 どこかの国に[1000]パパスという国王がいたなあ。[1000]まあ 坊やの父さんとは[1000]別人だろうけどね。 07A4:0A88B8:04:親方が 薬をもって[1000]もどってきたんだ。 07A5:0A88C9:10:おお 坊やは[1000]洞くつで 会った……。[1000]あのときは 世話になったな。[1002]お礼に いい物をあげよう。[1000]そこのタンスを[1000]しらべてごらん。 07A6:0A88FF:40:坊やは やさしい目をしてるな。[1000]坊やに見つめられると[1000]心がなごむようだ……。 07A7:0A8921:40:[1003]サンチョ「おはよう 坊っちゃん。[1002][1003]サンチョ「ところで 坊っちゃんは[1000]まな板を どこかにしまったり[1000]しませんよね。[1002][1003]サンチョ「おかしいなあ。[1000]どこヘ やったんだろ……。 07A8:0A896B:04:[1003]サンチョ「なんと まな板が[1000]タンスのなかから[1000]見つかったんですよ。[1002][1003]サンチョ「どこかに イタズラ者が[1000]いるんですかねえ……。 07A9:0A89A3:10:私たち 妖精には[1000]剣をふる力は ありません。[1002][1012]さま どうか[1000]ポワンさまの願いを[1000]かなえてあげてくださいませ。 07AA:0A89D5:01:[1003]ベラ「どうして ことわったの?[1000]みそこなったわ! 07AB:0A89E9:40:この奥は教会。[1000]旅立つまえに 神さまに[1000]おいのりを していくと[1000]よいでしょう。 07AC:0A8A0A:80:ポワンさまも考えが[1000]甘いのよ。[1002]妖精も人間も怪物ですら[1000]みんなで 仲よく くらそう[1000]だなんて……。[1002]だから フルートを[1000]盗まれたりするんだわ。 07AD:0A8A4B:02:ポワンさまは 本当に[1000]やさしい方だよ。[1002]ボクみたいな スライムでも[1000]この村に 住ませてくれるから。 07AE:0A8A77:02:あわわわ![1000]おぬしが 連れているのは[1000]まさしく キラーパンサー![1002]まだ 小さいとはいえ[1000]地獄の殺し屋キラーパンサーが[1000]人間に なつくとは[1000]信じられんわいっ。 07AF:0A8ABC:40:わたし 知ってるよ。[1000]フルートを盗んだ悪者は[1000]北のほうににげていったって。 07B0:0A8ADD:80:ここは 季節をつかさどる[1000]妖精の国。 07B1:0A8AF1:08:このまま 春をつげられないと[1000]世界は 冷えきって[1000]しまうことでしょう……。 07B2:0A8B11:40:まあ! あなたが[1000]フルートを とりかえすため[1000]よばれた 人間の戦士ね!?[1002]フルートをうばった盗ぞくは[1000]なんでも 氷の館に[1000]逃げこんだそうよ。 07B3:0A8B51:04:ここから北にいくと 冬の国。[1000]そこには 氷の館とよばれる[1000]ものが あるそうですわ。[1002]ただ 氷の館の入口は[1000]かたく カギで[1000]閉ざされていると聞きます。 07B4:0A8B94:10:ああ いい湯じゃわい。[1000]骨まで しみるのう……。[1002]ところで 西の洞くつに住む[1000]ドワーフの話を しってるか? 07B5:0A8BC4:04:いやはや 最近は めっきり[1000]客も ヘったのう。[1000]さて…と。 07B6:0A8BDD:04:そうか。 おまえは なかなか[1000]耳がはやいな。 07B7:0A8BEF:04:なんでも大昔[1000]盗ぞくのカギの技法をあみだして[1000]村を追いだされたそうだ。[1002]ポワンさまの代なら[1000]追いだされなかったのに[1000]あわれなドワーフだよな。 07B8:0A8C2F:08:うわ! 人間と妖精だ![1002]フルートを盗んだのは[1000]ボクじゃないよっ。[1000]ザイルが やったんだよ! 07B9:0A8C59:04:ヘヘヘ あんたも[1000]カギの技法をさがしにきたな?[1000]でも オレさまが 先に[1000]いただくぜっ! 07BA:0A8C7F:10:ありゃりゃ 宿帳の[1000]いたずら書きが いつの間にか[1000]消えてるぞ。 07BB:0A8C9C:40:教会の前にいた ステキな人が[1000]洞くつの方ヘ 行くのを[1000]見かけたけど 大丈夫かしら?[1002]坊やは あぶない所ヘ[1000]行っちゃ ダメよ。 07BC:0A8CD8:10:パパスさんは このところ[1000]おちついてるようだけど[1000]また 旅に出るのかねえ。[1002]坊やも 大変だけど[1000]しっかり 父さんを[1000]助けて おやり。 07BD:0A8D10:08:あらあら?[1000]ひとつだけだと 思ったら[1000]こっちの おなべも[1000]からっぽだわ。[1002]いったい[1000]どうしたことかしら……。 07BE:0A8D3B:40:ヨメのやつが[1000]わしを うたがうから[1000]本当に 食べてやったわい! 07BF:0A8D57:20:おじさんが 探してたコップは[1000]見つかったけど パパスさんの[1000]探しものは 大変だねえ。[1002]なんでも[1000]伝説の勇者ってヤツを[1000]探してるとか……。[1002]おっと 坊やには[1000]むずかしい話だったかな。 07C0:0A8DA7:01:パパスさんが 何者かに[1000]ねらわれてるってウワサも[1000]聞くし……。[1000]坊やも 気をつけるんだよ。 07C1:0A8DCF:01:[1003]サンチョ「おや 坊っちゃん[1000]なんだか うかない顔を[1000]してますね。[1002][1003]サンチョ「たいくつ でしょうが[1000]お父上の ジャマをしては[1000]いけませんよ。 07C2:0A8E0B:80:[1003]ザイル「なんだ お前は!?[1000]そうか! ポワンにたのまれて[1000]フルートを とりもどしに[1000]きたんだなっ![1002][1003]ザイル「ポワンは じいちゃんを[1000]村から追いだした憎いヤツだ![1002][1003]ザイル「フルートが欲しければ[1000]力づくで うばってみろっ! 07C3:0A8E72:20:[1003]ザイル「なんだ 雪の女王さまって[1000]悪い怪物だったんだっ![1002][1003]ザイル「オレ だまされてた[1000]みたいだなあ。[1002][1003]ザイル「うわー まずい![1000]じいちゃんに しかられるぞ![1000]かえらなくっちゃっ! 07C4:0A8EC2:02:おかげさまで ザイルも[1000]自分のあやまちに[1000]気がついたようじゃ。[1000]ありがとうございました。 07C5:0A8EE8:08:ザイルが かえってきた![1000]わーい わーい! 07C6:0A8EFA:04:[1003]ザイル「オレを だますとは[1000]ふてえヤツだったなあ……。[1002][1003]ザイル「それにしても おめえは[1000]なかなか強かったな! 07C7:0A8F2B:40:フルートを とりもどして[1000]くれたのっ? うわー[1000]おにいちゃんて すごいね! 07C8:0A8F4A:08:ふーん 雪の女王というのが[1000]ウラで糸を引いてたの?[1000]いったい 何者かしら……。 07C9:0A8F6D:08:やったあー![1000]これで やっと春になるよ! 07CA:0A8F7E:20:こんどの事件は だれかが[1000]世界を凍らせようとしたのかも[1000]知れんな。[1002]これが よくないことの起こる[1000]前兆で なければよいが……。 07CB:0A8FB6:02:なんと![1000]はるかぜのフルートを[1000]とりもどしてくれたとはっ![1002]ポワンさまも きっと[1000]およろこびでしょう! 07CC:0A8FE1:10:これで 世界に[1000]春をつげることができます。[1000]ありがとうございました。 07CD:0A8FFF:02:どひゃー フルートを[1000]とりもどしたですって!?[1000]あなた 見かけによらず[1000]やりますね! 07CE:0A9023:04:ああ いい湯だなっと……。[1002]あんた 魔の世界を[1000]知ってるかい?[1000]そりゃ 寒い所でよお……。[1002]おらあ もう あんな所には[1000]帰りたくないねっ。 07CF:0A905C:40:あのまま 春をつげられないと[1000]世界は 冷えきって[1000]しまっていたことでしょう……。 07D0:0A907F:02:まあ! あなたが[1000]フルートを とりもどしたの?[1000]人間も ときには役にたつのね。 07D1:0A909F:80:あなたは この国の[1000]救い主ですわ! どうも[1000]ありがとうございました! 07D2:0A90BC:02:ふう……。なんだか心なしか[1000]あたたかく なってきたなあ。[1000]やっと 春が来たかな。 07D3:0A90DC:08:え? パパスさんが[1000]出ていかなかったかって?[1000]いや 見ていないぞ。 07D4:0A90F7:08:ずいぶん あたたかくなって[1000]きたわい。 こりゃー 今年は[1000]豊作だぞお。 07D5:0A9115:40:ありゃ 宿帳に また[1000]いたずら書きが あるぞ。[1002]なになに……。[1000][1012] ありがとう[1000]また いつか会いたいわね。[1000][1019] [101A]ベラより。[1002]なんだ こりゃ……? 07D6:0A9156:01:ここは サンタローズの村。[1000]東にいくと ラインハットの[1000]お城が ありますわ。 07D7:0A9178:08:また洞くつ探険かい?[1000]お父上が[1000]坊やを さがしていたぞ。[1002]洞くつになんか いかずに[1000]父上のところに いっておやり。 07D8:0A91AA:04:パパスさんが[1000]ラインハットの城に[1000]呼ばれたそうだね。[1002]パパスさんの 強さは[1000]かなり有名だから それで[1000]呼ばれたのかねえ。 07D9:0A91E0:40:オレも早く[1000]親方のような 一人前の薬師に[1000]なりてえなあ……。 07DA:0A91FE:04:そうかい パパスのだんなが[1000]ラインハットの城にねえ……。[1002]あそこの城は 王位継承問題で[1000]けっこう ゆれてるらしい。[1000]気をつけるこったな。 07DB:0A923C:40:パパスさんを 呼びつけるなんて[1000]ラインハットの国王も[1000]ごうまんな人よねっ。[1002]用が あるなら[1000]自分から来ればいいのに……。 07DC:0A9273:01:[1003]パパス「おお [1012]か![1000]今まで どこに いたんだ!?[1000]ずいぶん さがしたぞ。[1002][1003]パパス「まあ いい。[1000]父さんは 旅立つ前に 神に[1000]お祈りをしていたところだ。[1002][1003]パパス「お前も 祈っておくと[1000]いいだろう。父さんは[1000]村の入口で 待っているからな。 07DD:0A92D7:10:[1003]パパス「おお来たか [1012]。[1000]今度の行き先は[1000]ラインハットのお城だ。[1002][1003]パパス「まえの船旅とちがって[1000]そんなに長い旅には[1000]ならないだろう。[1002][1003]パパス「この旅が終ったら[1000]父さんは 少し落ち着く[1000]つもりだ。[1002][1003]パパス「お前には いろいろ[1000]淋しい思いをさせたが[1000]これからは遊んであげるぞ。[1002][1003]パパス「さて いくとするかっ! 07DE:0A9362:02:ここから先は[1000]ラインハットの国だ。 07DF:0A9372:80:この お城の 北東には[1000]大きな洞くつが あるんだって![1002]でも あぶないから[1000]ぜったいに 行っちゃダメって[1000]ママに 言われてるの。 07E0:0A93A9:80:ここは ラインハットの国よ。 07E1:0A93B7:20:まったく ヘンリー王子の[1000]わんぱくぶりには[1000]あきれてしまうのう。 07E2:0A93D3:02:あんな性格で 次の国王が[1000]つとまるのか 不安で[1000]ならんわい……。 07E3:0A93F0:10:私は 旅の商人です。[1000]めずらしいものを いろいろ[1000]あつかってますよ。さて…… 07E4:0A9410:08:旅をしていて思うのだが[1000]最近どうも 怪物どもが[1000]強くなってきた気がするぞ。[1002]どこかで よくないことが[1000]起こっていなければ[1000]よいのだが……。 07E5:0A944B:08:坊や 父上はどうした?[1000]勝手に お城の外に出ちゃ[1000]いけないよ。 07E6:0A9468:20:あーあ おでこにタンコブが。[1000]まったく ヘンリー王子には[1000]泣かされてしまいます。 07E7:0A948B:02:その昔 巨大な城が 天空より[1000]落ちてきたそうです。[1002]そして それ以来 再び[1000]魔物が 人をおそうように[1000]なったと言われています。 07E8:0A94C4:02:真実は 神のみが[1000]お知りなのでしょうね。 07E9:0A94D7:04:みんな ヘンリー王子さまを[1000]悪くいうけど[1000]私は そうは思わないね。[1002]小さい時 お母上をなくして[1000]王さまは 新しい王妃さまを[1000]もらったけど やっぱり[1000]本当の母親じゃないし……。[1002]それに 新しい王妃さまが[1000]可愛がるのは 自分の子供だけ[1000]ときちゃ ひねくれるのも[1000]当然じゃないかねえ。 07EA:0A9554:40:あら あなた ヘンリーさまの[1000]遊び相手として 呼ばれた子?[1000]大変ねえ……。同情するわ。 07EB:0A957E:02:王さまが ないしょ話とは[1000]いったい どんな用を[1000]たのむつもりだろうか……。 07EC:0A959C:02:坊やの父さんは[1000]サンタローズ村の人だよね。[1002]はて? まえに どこかの城で[1000]見かけたような気がするが[1000]気のせいかな……? 07ED:0A95CF:20:ここは 王妃さまと[1000]第2王子デールさまの[1000]お部屋で あらせられるぞ。 07EE:0A95EF:80:[1003]王妃「なんじゃ そなたは?[1000]わが子デールに あいさつに[1000]きたのですか? おほほほほ。[1002][1003]王妃「そなたは 小さいくせに[1000]なかなか目先が きくとみえる。[1002][1003]王妃「兄のヘンリーより[1000]このデールのほうが よほど[1000]次の王に ふさわしいと そう[1000]思ったのですね。おほほほほ。 07EF:0A9662:04:[1003]デール「ボク 王さまなんかに[1000]なりたくないよお……。 07F0:0A9679:02:うーん 気になる……。[1000]王妃さまが なにやら[1000]たちの良くない連中と[1000]つき合っているようなのだ。[1002]このことを 王さまに[1000]報告したほうが いいのか[1000]どうしたものだろう……。 07F1:0A96BE:40:次の国王は ヘンリーさまか[1000]デールさまか?[1002]まっ よほどのことがない限り[1000]やはり あとつぎは[1000]長男のヘンリーさまだろうな! 07F2:0A96F5:04:みんな どうかしてるぞ。[1000]王さまが まだ元気なのに[1000]次の国王の話なんて……。 07F3:0A9715:80:坊や この奥は[1000]王さまの寝室なんだよ。[1002]遊ぶなら ほかにいって[1000]遊びなさい。 07F4:0A9738:40:[1003]王「そなたは[1000]パパスの息子で あろう。[1000]なかなか よい目をしておるな。 07F5:0A9756:20:[1003]王「パパスには わが長男[1000]ヘンリーの おもりを[1000]してもらうことにした。[1002][1003]王「そなたも ヘンリーの友だちに[1000]なってやってくれい。[1000]たのむぞよ。 07F6:0A9792:40:はて? どこかで[1000]会ったかのう 坊や?[1000]おお そうじゃ![1002]いつぞや たくましい父親に[1000]連れられ ここを通っていった[1000]坊やじゃなっ。[1002]父親は どうした?[1000]いや みかけなかったぞ。 07F7:0A97DC:10:もどりなさい。[1000]ここから先は よその国だよ。 07F8:0A97EE:80:うん? なんだ お前は?[1002]ああ キラーパンサーを[1000]連れているところをみると[1000]お前も魔族だな。[100D][1019]ひっく[101A][1118]……。 07F9:0A9822:80:かー! 仕事のあとの酒は[1000]たまんねえなあ。[1002]ともかく ここに子供を[1000]連れてくると どれいとして[1000]買ってくれる。いい話だよな。 07FA:0A9857:04:ういー[100D] [1019]ひっく[101A][1118]……。[1002]王妃に 王子を始末してくれと[1000]たのまれたけどよお[1000]殺せといわれたわけじゃないし[1002]王子を どれいとして売れば[1000]また金が入る。こりゃあ[1000]一石ニ鳥ってもんだ。[100D][1019]ひっく[101A][1118]。 07FB:0A98B6:10:ぐごー ぐごー。 07FC:0A98BE:80:ういー。もう飲めないぞ。[1000]むにゃむにゃ。 07FD:0A98D0:80:[100D][1019]ひっく[101A][100D] [1019]ひっく[101A]。[1000]ぐうぐう……。 07FE:0A98E7:80:うらのほうで[1000]さわがしかったようだが[1000]どうかしたのだろうか……。[1002]坊や かわったことが[1000]あったら 父上のパパスどのに[1000]知らせるのだよ。 07FF:0A991D:20:パパスどのが あわてて[1000]出ていったようだが[1000]どうかしたのかな……。[1002]どうせ また ヘンリー王子の[1000]いたずらにでも ひっかかった[1000]のだろう。わっはっはっ。 0800:0A9959:10:坊やは 父上と 旅を[1000]していたんだってな。[1002]そこに かかっているのは[1000]このあたりの地図だよ。 0801:0A997F:02:ふんぬ ふんぬ![1000]グルリン グルリン! 0802:0A9992:02:オレたちは ドレイさ。[1000]ドレイが 夢なんか持っちゃ[1000]いけねえよ。 0803:0A99AF:40:私は 水くみ女よ。[1000]ステキなドレイさん[1000]水を いっぱい いかが? 0804:0A99CD:20:はい どうぞ。 0805:0A99D3:40:のどが かわいたときは[1000]私に いってね。 0806:0A99E3:08:さあ とっとと[1000]はこんで いきやがれ![1002]ノタノタしてると[1000]この岩に 押しつぶされるぞ! 0807:0A9A09:80:はたらけ! はたらけ![1000]死ぬまで はたらくんだ! 0808:0A9A1D:80:ほって ほって[1000]また ほって と……。 0809:0A9A2C:40:お母ちゃんの ためなら[1000]エーンヤコーラ! 080A:0A9A40:04:この石を 上の階に[1000]はこぶんだ![1000]わが教祖さまは 大神殿の[1000]完成を 待ちのぞまれているぞ。 080B:0A9A6A:80:なんだ その目つきはっ?[1002]ドレイはよお[1000]もっと 死んだような目を[1000]してるもんだぜ。[1002]ええい 気分のわるいヤツめ![1000]さあ はたらくんだっ! 080C:0A9AA5:20:はあはあ……。[1002]ジャマをしないでください。[1000]ムチで打たれたくないんです。 080D:0A9AC4:04:ふがふが……。こんな仕事でも[1000]年寄りの身には[1000]こたえますわい……。 080E:0A9AE2:04:また ここから 逃げだそうと[1000]いうの? もう まきぞえは[1000]ごめんだわ。[1002]ほら この前 逃げて[1000]つかまったときのムチのあとが[1000]まだ こんなに残って……。 080F:0A9B1F:80:おらおら どうした!?[1000]こんな石の量じゃ[1000]とてもじゃないが足りないぞ! 0810:0A9B3F:02:わっはっはっはっ。[1000]お前たち ドレイは 本当に[1000]しあわせ者だな![1002]わが大教祖さまのために[1000]一生 はたらけるのだからな! 0811:0A9B72:08:ひー ひー。[1000]重くて動かないよ。 0812:0A9B81:40:なんでも この部屋には[1000]ご神体の像が かざられる[1000]らしいな。[1002]ということは あそこの[1000]下り階段も いずれ[1000]つぶしてしまうのかなあ……。 0813:0A9BBA:80:ここの教祖さんは[1000]世界を救うと いうとる[1000]そうじゃ。[1002]しかし ドレイをつかって[1000]神殿をつくらせるようでは[1000]ろくなもんじゃねえぞ! 0814:0A9BF4:02:お水は いかが?[1000]外の世界は 魔物がウヨウヨ。[1000]でも ここは安心よ。[1002]それも これも[1000]教祖さまの おちからなのね。 0815:0A9C28:04:[1003]ヘンリー「やあ [1012]![1000]こんな所で 油をうってると[1000]またムチで 打たれるぞ。[1002][1003]ヘンリー「それとも また[1000]逃げだす相談かい?[1000]あれから もう 10年以上に[1000]なるもんな。[1002][1003]ヘンリー「お前の親父には 本当に[1000]申しわけなかったと[1000]思っているよ。[1002][1003]ヘンリー「お前は きっと[1000]親父の最期の言葉を信じて[1000]母親をさがしたいんだろうな。[1002][1003]ヘンリー「いいよなあ。オレなんか[1000]ここを逃げだしても[1000]お城では 弟のデールが[1000]王さまになってるだろうし……。[1002][1003]ヘンリー「と くどくど話してても[1000]しかたないなっ![1000]さあ 仕事 仕事……。 0816:0A9D0B:80:おらあ ドレイにされてから[1000]20年以上に なるだよ。[1002]そういや あんちゃんは[1000]ここに来たとき[1000]まだ 子供だったよな。[1002]あんちゃんも[1000]ずいぶん たくましく[1000]成長したもんだな。 0817:0A9D54:10:まだ秘密だが 教祖さまは[1000]この神殿が完成すれば[1000]お前たちドレイを 解放すると[1000]おっしゃっているぞ。[1002]もちろん わが教団の信者に[1000]なればという条件つきだが[1000]わるい話では あるまい。 0818:0A9DA9:40:なんだ お前はっ!?[1000]はやく 自分の仕事場に[1000]もどらんかっ![1002]そして まちがっても[1000]ここから逃げようなど[1000]思わぬことだな。 0819:0A9DDF:02:まいった……。[1000]妹のマリアが ドレイに[1000]されてしまったのだ……。[1002]なんとかしたいが[1000]教祖さまには さからえないし[1000]…………。[1002]と こんなことを[1000]ドレイの お前に 話しても[1000]しかたなかったな……。 081A:0A9E2B:80:なに? 神殿が完成すれば[1000]自由の身になれるだと?[1000]………………。[1002]うんうん それは本当だぞ。[1000]だから 思いっきり[1000]はたらくんだっ! 081B:0A9E65:02:[1003]ヘンリー「もっとも オレが[1000]素直になったのは お前の[1000]親父さんの死が こたえたのも[1000]あるけどさ。[1002][1003]ヘンリー「あれから 10年……。[1000]月日のたつのは早いもんだぜ。 081C:0A9EAD:10:おねげえだ 起こさないでくれ。[1000]ぎりぎりまで 眠らせてくれ。 081D:0A9EC9:01:こりゃ [1012]アニキ[1000]どうも おはようございます。[1002]なんでも アニキは[1000]子供のとき 連れてこられて[1000]10年以上も ドレイとして[1000]はたらかされているとか……。[1002]ずいぶん 苦労しなすったん[1000]ですねえ。うっ うっ……。 081E:0A9F23:04:うわー! すいません![1000]もう さぼりませんから[1000]ムチで うたないでください。[1000]むにゃむにゃ……。 081F:0A9F4A:10:うっうっうっ……。[1000]こんな生活なら 死んだほうが[1000]マシです……。[1002]なんの希望も 夢もなく[1000]一生 ドレイで終るなんて……。[1000]もう死んでしまいたいです……。 0820:0A9F8D:02:あんた 知ってますか?[1000]神殿が完成すれば 私たちは[1000]自由の身に なれるんですよ! 0821:0A9FB2:40:よお おめえか![1000]おめえの親父は この教団の[1000]ヤツらに 殺されたんだってな。[1002]その時の くやしさを[1000]忘れちゃいけねえぜ。[1002]その思いがあるかぎり[1000]おめえは きっと[1000]生きてゆくだろうからな。 0822:0AA004:80:ちょっと聞いておくれよ。[1000]そこのマリアちゃんは[1000]教団の信者だったのに[1000]ドレイに されちゃったのよ。[1002]なんでも 不注意で[1000]教祖さまの 大事なお皿を[1000]わってしまったとかで……。[1002]マリアちゃんの 兄さんは[1000]教団の兵士をしてるって[1000]いうのに まったく[1000]ひどい話よねえ……。 0823:0AA079:04:[1003]マリア「いいんです 私……。[1000]最近 教祖さまの お考えに[1000]ついていけないところが[1000]あったし……。[1002][1003]マリア「それに 今まで[1000]こんなに多くの人々が[1000]教団のために ドレイにされて[1000]いるなんて 知りませんでした。 0824:0AA0D1:40:はーん? また お前か……。[1000]なにかにつけて[1000]反抗的なヤツだな![1002]さっさと 出てゆかんかっ! 0825:0AA0FB:02:ん? お前の仕事場は[1000]ここじゃないだろう![1000]さっさと 自分の持ち場に[1000]いかんかっ! 0826:0AA11F:40:教祖さまの お話では[1000]やがて 闇の時代が来るらしい。[1002]そこで 教祖さまは[1000]光の国をつくり 人々を[1000]闇から守る おつもりなのだ。[1002]なんという ありがたい[1000]お考えで あろうか……。 0827:0AA16C:20:この神殿が 完成するまで[1000]とても 生きておれそうに[1000]ないのう。[1002]しかし 死んでしまえば もう[1000]ムチで うたれることもない。[1000]やっと 自由な身じゃよ……。 0828:0AA1AD:80:誰かを さがしているのかい?[1000]ドレイのヘンリーなら[1000]今日は 地下にまわされたよ。 0829:0AA1D1:08:神殿が 完成すれば[1000]自由になれるという話か?[1000]ああ もちろん本当だとも![1002]だから 何も考えず[1000]精いっぱい はたらくのだぞ! 082A:0AA20A:02:あんなに ムチでうたれて……。[1000]かわいそうに……。 082B:0AA21E:02:むごいのう……。[1000]誰か なんとかしてやれん[1000]もんじゃろうか……。 082C:0AA238:08:なんだ! お前も[1000]はむかう気だなっ!?[1000]よーし 思い知らせてやる! 082D:0AA254:40:[1003]マリア「いけません……。[1000]私にかまうと あなたまで[1000]ムチで うたれてしまいますわ。 082E:0AA276:20:[1003]ヘンリー「どうしようもないな。[1000]せっかくだから のんびり[1000]することに しようぜ。 082F:0AA298:04:[1003]ヘンリー「しかし いつまで[1000]ここに 入れておく気かなあ。[1002][1003]ヘンリー「ん?[1000]だれか 来たみたいだぞ! 0830:0AA2C2:80:[1003]マリア「………………。[1002][1006]なにを思っているのか マリアは[1000]だまって うつむいたままである。 0831:0AA2E8:04:そうですわ。その服は[1000]あなたが持っていた荷物に[1000]はいっていたものです。[1002]前の服は あまりにボロボロ[1000]だったので 着がえさせて[1000]もらいましたのよ。[100D]ぽっ……。 0832:0AA32A:20:お話は聞いています。[1000]10年以上も ドレイとして働き[1000]やっと 自由の身になったとか。[1002]あなたは もう誰からも[1000]命令されないでしょう。[1002]父上も なくなった今[1000]どこに行き なにをするか[1000]これからは すべて 自分で[1000]考えなくては なりません。[1002]しかし 負けないでくださいね。[1000]それが 生きるということ[1000]なのですから。[1002]あなたは やっと 自分の足で[1000]歩きはじめたのです。 0833:0AA3C6:80:あたしゃ 亭主から[1000]逃げてきたんだよ。[1000]とんでもない らんぼう者でね。 0834:0AA3E5:80:おや? あんたも どこかから[1000]逃げてきたのかい?[1000]そりゃ きぐうだねえ。 0835:0AA404:08:あなたは[1000]このマリアさんと 同じタルで[1000]流されてきた人ですね。[1002]マリアさんと 話せば話すほど[1000]その心の美しさに[1000]感心してしまいますわ。[1002]彼女こそ 神に おつかえ[1000]するため 生まれてきた人[1000]なのではないでしょうか……。 0836:0AA462:80:[1003]マリア「ああ! やっと[1000]気がつかれましたのねっ![1000]本当に よかったですわ。[1002][1003]マリア「兄の願いを聞きいれ[1000]私をつれて逃げてくれて[1000]ありがとうございました。[1002][1003]マリア「まだ あそこにいる兄や[1000]多くのドレイの皆さんのことを[1000]考えると 心から よろこべ[1000]ないのですが……。[1002][1003]マリア「今 私が ここにあるのも[1000]きっと 神さまの おみちびき[1000]なのでしょうね……。 0837:0AA4F9:10:[1003]マリア「[1012]さん。[1000]これは 兄から[1000]あずかったものなのですが[1000]どうぞ お役に立ててください。[1002][1006][1012]は 1000ゴールドを[1000]うけとった! 0838:0AA533:04:あーあ また遊びに[1000]いきたいなあ……。[1002]あのね! ここから北にいくと[1000]大きな町があるのっ。[1000]とっても面白い所だよ! 0839:0AA563:40:[1003]ヘンリー「やあ [1012]![1000]やっと 気がついたなっ。[1002][1003]ヘンリー「ヘえ ちゃんと着がえた[1000]のか? そういや お前は[1000]荷物を持っていたもんな。[1002][1003]ヘンリー「オレなんか まだ[1000]ドレイの恰好のままだぜ。[1000]まっ いいけどね。 083A:0AA5BF:10:[1003]ヘンリー「さあてと……。[1000]これから どうするかなあ……。[1000]出かけるときは オレにも[1000]声をかけてくれよ! 083B:0AA5EB:08:[1003]ヘンリー「いよいよ 旅に[1000]出るのか? 083C:0AA5FC:08:[1003]ヘンリー「そうか……。 083D:0AA607:04:[1003]ヘンリー「そうだよな。お前には[1000]母親をさがすっていう目的が[1000]あったもんな。[1002][1003]ヘンリー「なあ どうだろうか?[1000]その旅に オレも[1000]つき合わせてくれないか? 083E:0AA64A:20:[1003]ヘンリー「お前は 意外と[1000]つめたいヤツだな。[1002][1003]ヘンリー「よくは 覚えてないけど[1000]お前は たしか オレの子分に[1000]なったんじゃなかったかなあ。 083F:0AA689:80:ここは名もない海辺の修道院。[1000]おとずれる人は みな[1000]悲しみを 背負った人ばかり。 0840:0AA6B2:20:あなたも 若いのに[1000]ずいぶん 大変な経験を[1000]なさいましたね。 0841:0AA6CD:20:でも あんたは [1000]やさしい目をしてるから[1000]きっと いい亭主になるよ。 0842:0AA6E9:40:マリアさんと 話せば話すほど[1000]その心の美しさに[1000]感心してしまいますわ。[1002]人をうたがうのは[1000]よくない事ですけど……。[1002]彼女を ドレイにするような[1000]教団の人が 世界を救うとは[1000]とても しんじられませんわ。 0843:0AA743:04:[1003]マリア「今になって思うと[1000]教祖さまのお考えは[1000]やっぱり 間違ってますわ。[1002][1003]マリア「多くの人を犠牲にしてまで[1000]りっぱな神殿を つくっても[1000]しかたないと思うんです。[1002][1003]マリア「兄のことも 心配ですが[1000]私に できるのは[1000]こうして 祈ることだけ……。 0844:0AA7B1:08:マリアお姉ちゃんって[1000]きれいだね![1002]でも ずうっと[1000]お祈りしてばかりで[1000]淋しそうなんだよ。 0845:0AA7D9:02:お客さん 知ってますか?[1002]なんでも インパスという呪文で[1000]いろんな物の かんていが[1000]できるみたいですよ。 0846:0AA804:40:ここは 誰もが夢を抱き[1000]やってくる[1000]オラクルベリーの都だ。 0847:0AA821:40:なんか飲むかい?[1000]え?[100D] 酒を知らないだって?[1000]ヘえ そのトシでねえ……。[1002]よくは わからないけど[1000]ずいぶんと さみしい所から[1000]来たんだねえ。[1113] 0848:0AA861:02:はやあ 負けた 負けた![1000]人生 やっぱり 楽をして[1000]かせげないもんだなあ。 0849:0AA882:01:めずらしい物を売っている店が[1000]あると 聞いてきたのだが[1000]昼間は やっていないらしいな。 084A:0AA8A7:01:おじちゃん なにか用なの?[1000]ボク かくれんぼしてて[1000]いそがしいんだ。[1000]また あとでね。 084B:0AA8C9:80:おじさん![1000]むこうに いっててよ。[1000]見つかっちゃうじゃないか。 084C:0AA8E3:08:あたし 踊り子になりたくて[1000]この町に やってきたの。[1002]きっと トップダンサーに[1000]なってみせるわ。[1110] 084D:0AA90F:02:町の外に出て 長く歩くと[1000]やがて夜に なりましょう。[1002]夜ともなると この町は[1000]また別の顔を 人々に[1000]見せるのです。 084E:0AA942:20:ぐごー ぐごー。 084F:0AA94B:01:まったく 月日のたつのは[1000]早いものじゃな。[1002]わしが若い頃 この町は[1000]まだ小さな村じゃったのに[1000]北に橋が かかってからは[1000]人々が 来はじめてのう……。[1002]北に 橋ができてから[1000]もう10年になるかのう。 0850:0AA9A0:80:さあさ 亭主と子供が[1000]帰ってくるまでに[1000]夕食をつくっておかなきゃ。[1002]おや あんた 旅の人だね。[1000]でも 帰る所があるって[1000]いいもんだよ。[1002]とかいっても 若い人には[1000]まだ わからないかねえ……。 0851:0AA9F0:80:私は 旅の行商人。[1000]北から やってきたのですが[1000]途中 ずいぶん さびれた村を[1000]見ましたなあ。[1002]あんな所にも 人が住んでるか[1000]と びっくりして[1000]しまいましたよ。 0852:0AAA34:08:わしは この町では ちょっと[1000]名の知れた 占いババじゃ。 0853:0AAA4E:08:本当は 夜しか 占わぬが[1000]おぬしは なかなかの男前で[1000]わしの好みだから いいことを[1000]教えてあげるぞえ。[1002]巨大な闇の手が[1116] この世界を[1000]のみこもうと しておる![1002]信じる 信じまいは[1000]おぬしの勝手じゃがな……。[1117][1000]ふぁっふぁっふぁっ。 0854:0AAABA:10:おや あんた うちの人の[1000]知り合いかい?[1000]だったら 聞いておくれよ。 0855:0AAAD6:10:うちの人ったら ずっと北の[1000]大きなお城まで商売にでたい[1000]なんて いうんだよ。[1002]でも あんまり評判のよくない[1000]お城みたいだし あたしゃ[1000]なんだか心配で……。 0856:0AAB17:80:ここは 地下牢。[1000]囚人と話したければ[1000]鉄格子ごしに話しかけるといい。 0857:0AAB3A:10:まったく オレとしたことが[1000]カジノで イカサマがばれて[1000]つかまるとはなっ![1002]その昔 人をさらっては[1000]売りとばしていた頃が[1000]オレの人生の華だったぜ! 0858:0AAB7A:80:ふむ……。おぬしは なかなか[1000]いい目を しておるな。[1000]しかも ふしぎな目じゃ。[1002]もしかすると おぬしなら[1000]モンスターですら 改心させ[1000]仲間にできるかも知れんの。[1002]なに?[100D] それには[1000]どうしたら いいかだと?[1000]よろしい 教えてしんぜよう。 0859:0AABE0:01:ここは サンタローズの村だよ。[1000]西にゆくと アルカパの町が[1000]あるんだい! 085A:0AAC00:04:その昔 ここは とても[1000]美しい村でしたのよ。[1002]しかし ある日[1000]ラインハットの兵士たちが[1000]村を焼き払いに来て……。[1002]ひどい![1101] ひどいわ![1101][1000]パパスさんのせいで 王子様が[1000]行方不明になっただなんて![1002]あら ごめんなさい。[1000]あたしったら 急に[1000]とりみだしたりして……。[1002]見ず知らずの人に[1000]パパスさんの話をしても[1000]しかたなかったですわね……。 085B:0AAC93:04:そうだったの……。[1000]そんなことがあって[1000]パパスさんは もう……。[1002]そしてパパスさんに かわって[1000][1012]が お母さまを[1000]さがしだすつもりなのね。[1000]がんばるのよ [1012]。 085C:0AACD0:40:はて?[100D] どちらさま[1000]だったかのう……? 085D:0AACE1:10:昔ね もっとちゃんとした宿屋[1000]だったけど 兵士たちに[1000]こわされちゃってねえ……。[1002]まあ こんな所だけど[1000]ゆっくり 旅のつかれを[1000]とっていっておくれよ。 085E:0AAD21:04:まあ! 伝説の勇者さまを[1000]さがしだすですって!?[1000]本気なの? 085F:0AAD3B:10:そうなの……。そういえば昔[1000]アルカパの町で 勇者さまの[1000]話を聞いたことがあるわ。[1002]アルカパといえば [1012]の[1000]おさななじみのビアンカさんも[1000]いたわね。元気かしら。 0860:0AAD7F:01:そうよね 冗談よね。[1000]伝説なんていうくらいだから[1000]もうとっくに死んでいるはずよ。 0861:0AADA2:20:なんと 洞くつで[1000]天空のつるぎというのを[1000]見つけなされたか![1002]して そのつるぎは[1000]勇者にしか そうびできぬと。[1000]なるほどのう……。[1002]かつて パパスどのが[1000]なんで自分に そうびできぬか[1000]と なげいておったのは[1000]その つるぎじゃったのか。[1002]パパスどのの あんなに[1000]くやしそうな姿を見たのは[1000]その時が はじめてじゃったのう。 0862:0AAE27:04:ようこそ アルカパの町に。 0863:0AAE33:02:あんた 旅の人だね。[1000]オレも昔は ラインハットまで[1000]よく武器を売りにいったものさ。 0864:0AAE59:01:けど どんなに もうかっても[1000]もう あんな城にいくのは[1000]ごめんだね。[1000]命がいくつあっても足りねえや。 0865:0AAE83:04:私は 旅の尼。[1000]私には感じることができます。[1002]かつて神が閉ざしたという魔界[1000]その封印のちからが[1000]しだいに弱まりつつあります。[1002]もし封印が破られれば 世界は[1000]再び 闇におおいつくされる[1000]ことでしょう。ああ! 0866:0AAEE1:10:私は 伝説の武器を求めて[1000]旅をしている。[1002]この町に 伝説にくわしい男が[1000]住んでいるらしいのだが……。 0867:0AAF0F:02:あら ステキな お兄さん![1000]なにか飲む? 0868:0AAF22:02:はい どうぞ。[1000]ゆっくりしていってね。 0869:0AAF31:40:じゃあ どんなご用かしら?[1000]ふーん 伝説の勇者の話……。[1000]ちょっと まってね。 086A:0AAF54:20:その話なら お父さんが[1000]くわしいと思うわ。[1000]奥にいるから聞いてみたら? 086B:0AAF72:40:なに? 伝説の勇者について[1000]話を聞きたいだと!?[1000]よし! 話してやろう。[1002]だいぶ昔の話だが[1000]闇の帝王エスなんたらが復活し[1000]世界をほろぼそうとしたことが[1000]あったんだ。[1002]しかし 天空のつるぎ よろい[1000]たて かぶとをつけた勇者がな[1000]そのエスなんたらをたおし[1000]世界を救ったちゅうことだ。[1002]え? そのあとの勇者かい?[1000]うーん 一説には 天空に[1000]もどったとも いわれてるけど[1000]そこまでは知らんなあ。[1002]まあ 大昔のことだし[1000]どっちにしても もう生きては[1000]いないと思うぞ。[1002]勇者の子孫くらいなら[1000]どこかにいるかも知れんがな。 086C:0AB04D:08:こいつ ラインハットから[1000]逃げだしてきたんだぜ。[1002]うわさには聞いてたけど[1000]ラインハットのお城が[1000]それほど ひどくなってるとは[1000]知らなかったな。 086D:0AB08C:08:まいっちゃったよなあ。[1000]わがまま王子が いなくなって[1000]弟が王位をついだと聞いたから[1000]あの城の兵士になったのに……。[1002]実権をにぎってるのは[1000]王さまの母親の 太后さまで[1000]これが とんでもないんだもん。[1000]あの城も もう おしまいだな。 086E:0AB0EB:20:ラインハットに おつとめに[1000]出ていた うちの息子が[1000]帰ってきたんだよ。[1002]えらくなるまで 帰らないぞ![1000]なんていって 家をとびだした[1000]のに なさけないよね。[1002]でも あたしゃ ホッとしたね。[1000]これが 親心なのかねえ……。 086F:0AB145:20:誰かを おさがしの旅ですか?[1000]そういえば昔[1000]さらわれた王妃をさがして[1000]旅に出た王さまがいたとか。[1002]見つけたという話を[1000]聞いていませんから 今も[1000]さがしているのでしょう。[1000]ロマンチックな話ですね。 0870:0AB198:08:え? ビアンカ?[1000]知らないね[1113] そんな子は。 0871:0AB1AD:01:あたしら夫婦は 7年ほど前[1000]ダンカンていう人から ここを[1000]買いとって 宿をはじめたのさ。 0872:0AB1D5:20:それより 泊まっておゆきよ。[1000]うちに泊まれば なにかいいことが[1000]あるかも知れないよっ! 0873:0AB1FA:01:わしは 昔この宿をやってた[1000]ダンカンさんの知り合いでの[1000]ひさしぶりに会いに来たのじゃ。[1002]けど ダンカンさんは[1000]身体をわるくして 宿屋をやめ[1000]はるか海のむこうの山奥の村に[1000]引っこしていったらしい。 0874:0AB251:40:あの かわいい娘さんにも[1000]会いたかったのう。[1000]ざんねんじゃわい……。 0875:0AB26C:80:おねがいです![1000]どうか 見のがしてください![1002]え? 私たちをつかまえに[1000]来たのじゃないのですか![1000]ああ よかった……。 0876:0AB29B:40:じつは 私たちは身分ちがいの[1000]恋をしてしまい[1000]それでも はなれられなくて[1000]家出してしまったのです。[1002]はじめは 2人で死ぬつもり[1000]でしたが その時 この城を[1000]見つけて ここなら幸せに[1000]くらしていけると思いました。 0877:0AB2F4:40:とても ふしぎなこと[1000]なのですが……。[1002]はじめて このお城に入った時[1000]お城が 私たちを あたたかく[1000]むかえて くれたような[1000]そんな気がして……。[1002]死のうと考えたことが[1000]まるでウソのように[1000]今は幸せですわ。[100D]ぽっ……。 0878:0AB34F:80:[1003]兵士「また こうして[1000]ヘンリー王子さまに会えるとは[1000]夢にも 思いませんでした。[1002][1003]兵士「あの頃は 泣かされましたが[1000]今となっては いい思い出[1000]ですなあ。 0879:0AB392:01:[1003]兵士「やや! あなたは[1000]ヘンリー王子の お知り合い![1000]どうぞ お通りください。 087A:0AB3B5:40:おまえさん なにをしに[1000]来たのかは知らんが[1000]命がおしかったら あんまり[1000]城に近づかんほうが ええぞ。 087B:0AB3E0:02:どうか おめぐみを……。[1000]もう3日も なにも[1000]食べていないんです。 087C:0AB3FC:80:おなかが すいたよお。 087D:0AB405:40:この国が 強い兵士たちを[1000]高いお金で 集めていると聞き[1000]やってきたのだが……。[1002]そのために 国民は[1000]重い税金に 生活もできぬほど[1000]苦しんでいるらしいぞ。 087E:0AB44C:20:よお 兄ちゃん![1000]おめえも 兵士になりたくて[1000]やって来たのかい?[1000]この国は いいぞお![1002]戦ってさえいれば[1000]金が いっぱい もらえるし[1000]うまい物も 食い放題だぜっ。 087F:0AB493:02:この国の太后さまは[1000]なかなか たいした人物だな。[1002]この国が 世界を征服する日も[1000]そう遠いことでは あるまい。[1000]わっはっはっ。 0880:0AB4C8:08:世の中に 戦争ほど[1000]楽しいことは ないぜ。[1002]人と人とが 血を流しあう。[1000]たまんねえよなあ……。[1000]ぐひひひひ。 0881:0AB4FA:04:最近 思うのですが[1000]太后さまの集めた連中は[1000]気持ちの悪い人ばかりで……。[1002]ああっと! 私が こんなこと[1000]いったなんて 人には[1000]いわないでくださいよ。 0882:0AB539:10:うーん うーん……。[1000]は![100D] ユメだったかっ!?[1002]しかし 今 思いだしても[1000]あれは イヤな戦いだった……。[1002]いくら太后さまの命令とはいえ[1000]なんの罪もない村を[1000]ほろぼしてしまったのだからな。 0883:0AB589:40:ん?[100D] 誰か来たのか……。[1002]なん年も ここにいて[1000]目も耳も すっかり[1000]悪くなったわい。[1002]しかし これだけは[1000]言うとくぞっ![1002]ヘンリー王子を[1000]亡き者にしたのは 元王妃[1000]今の太后さまじゃ![1002]なのに自分も ヘンリー王子の[1000]行方知れずを悲しむふりをし[1000]すべて パパスどのの責任に![1000]村にまで攻めこんだんじゃ。[1002]あんな性悪な女は[1000]見たことがない。[1000]今に 天罰をくらうぞ! 0884:0AB62E:10:[1006]返事がない……。[1000]ただの しかばねの ようだ。 0885:0AB642:04:どうした? わらわが太后だと[1000]信じられぬと申すかっ?[1000]ええい はがゆい![1002]たしかに10年前[1000]ヘンリーをさらわせ 亡き者に[1000]させたのは わらわじゃ。[1002]しかし それも わが息子[1000]デールを王にさせたかった[1000]あわれな親心から……。[1002]今では 本当に悪かったと[1000]改心しておる。[1000]だから お願いじゃ。わらわを[1000]ここから……。[1113]うっうっうっ。 0886:0AB6D0:80:ここは 大学者デズモンさまの[1000]お部屋です。 0887:0AB6E6:04:わたしは 生き物についての[1000]研究をしておる。[1002]人は 生き物は なぜ[1000]今の形に なったのか?[1000]もっと強い存在になれぬのか?[1002]かつて その謎をとく秘法が[1000]あったと聞くが[1000]それは 神の技だったのかも[1000]知れんな……。 0888:0AB743:08:あら あなた 見かけない顔ね。[1000]新しく やとわれた人でしょ。[1000]だったら 教えてあげる。[1002]この国の王は デールさま。[1000]でも実権は デールさまの母上[1000]太后さまが にぎっているのよ。[1002]くれぐれも 太后さまに[1000]さからわないことね。[1000]でないと クビが とぶわよ。 0889:0AB7AE:80:太后さまも 王妃さまの頃は[1000]息子のデールさまを あんなに[1000]かわいがっていたのに……。[1002]デールさまが国王になり[1000]自分が太后さまになったとたん[1000]人が かわってしまって……。[1002]今では 国王のデールさまを[1000]ジャマにさえおもっている[1000]ご様子。[1002]まったく[1000]どうしてしまったのかねえ。 088A:0AB821:04:今日も また[1000]税金の払えなかった者を1人[1000]死刑にしてしまった……。[1002]太后さまの命令とはいえ[1000]いったい いつまで[1000]こんな事が続くのだろうか……。 088B:0AB861:80:[1003]大臣「わが国王に なにか用か?[1000]しかし デール王は[1000]気分が すぐれぬとのこと。[1002][1003]大臣「出なおしてまいれっ。 088C:0AB892:08:[1003]デール「……………。 088D:0AB89C:08:[1003]デール「そこにいる大臣から[1000]聞いたであろう。[1002][1003]デール「今日は[1000]誰とも 話したくないのだ。[1000]さがるがよい。 088E:0AB8CA:01:[1003]デール「ボクにも[1000]兄さんのような行動力が[1000]あったらなあ……。[1002][1003]デール「ボクには やっぱり[1000]王さまは むかなかったのかも[1000]知れないな。 088F:0AB905:02:[1003]大臣「この私まで さけるとは[1000]いったい わが国王は[1000]やる気が あるのだろうか![1002][1003]大臣「もっとも 太后さまさえ[1000]いれば わが国は安泰だがな。 0890:0AB942:02:ここは 太后さまの お部屋だ。[1000]太后さまに 呼ばれたのか? 0891:0AB95D:08:ウソをつくな![1000]お前のような者が来るとは[1000]聞かされておらぬぞ! 0892:0AB97A:10:では さがれ![1000]太后さまは 必要のある者しか[1000]お会いにならぬのだ。 0893:0AB998:02:そういえば [1012]さんは[1000]お母さまを さがして[1000]旅をしているのでしたね。[1002]早く 会えるよう[1000]私も 祈っていますわ。 0894:0AB9C5:80:[1003]マリア「まあ![1000]神さまが 私の願いを[1000]聞きとどけてくださったのかしら。[1002][1003]マリア「[1012]さまと[1000]ヘンリーさまには また[1000]お会いしたいと……。[100D]ぽっ。[1002][1003]マリア「ええ。私は元気です。[1000]みなさん とても[1000]よくしてくれるし……。 0895:0ABA22:01:あら 思いがけぬ お客さま[1000]だこと。でも お顔が……。[1000]なにか おこまりですか? 0896:0ABA42:40:それなら いいのですが。[1000]どうか ゆっくり[1000]していってくださいね。 0897:0ABA5C:04:え? 鏡がまつられている[1000]南の塔に 入りたいと?[1000]それは こまりましたね。[1002]あの塔の入口は[1000]神につかえる 乙女にしか[1000]開くことは できないのです。[1002]とはいえ 魔物のでるなか[1000]女の足で あそこまで[1000]いくのは……。[1002][1003]マリア「私に いかせてください! 0898:0ABAC4:10:マリアを よろしく[1000]お願いします。[1000]どうか お気をつけて。 0899:0ABADD:40:マリア姉ちゃんを[1000]あぶない目に 合わせたら[1000]ぜったい ダメだからねっ。 089A:0ABAFE:08:南の塔に ゆかれるのですね。[1002]あの塔は 神が 私たちを[1000]ためすために つくられたと[1000]いわれています。[1002]おのれの 見たことしか[1000]信じぬ者は そのごうまんさ故に[1000]神の祝福を受けられないでしょう。[1002]勇気をだして[1000]一歩ふみだした者が[1000]その祝福をうけられるとか…。[1002]どうか お気をつけて……。 089B:0ABB7B:04:[1003]大臣「わが王に なにか用か?[1000]しかし 今は それどころでは[1000]ないのだ![1002][1003]大臣「なんと 王さまが[1000]どこからか 太后さまを[1000]お連れして……。[1002][1003]大臣「おどろくなかれっ[1000]太后さまが 2人に[1000]なってしまったんじゃっ! 089C:0ABBD4:20:いったい どうしたことか![1000]2人の太后さまが 会ったとたん[1000]とっつかみ合いの ケンカに![1002]なんとか 2人を引きはなしたが[1000]王さまにも どちらが どちらか[1000]わからなくなったのだ! 089D:0ABC1D:08:[1003]デール「いったい どちらが[1000]本物の母上だろうか……。[1002][1003]デール「兄上だけに 苦労させてはと[1000]ボクなりに やってみるつもり[1000]だったのに……。[1002][1003]デール「どうも ボクのやることは[1000]ヘマばかりだな。 089E:0ABC72:10:[1003]太后「デールや この母が[1000]わからぬのですか?[1000]さあ こっちヘ いらっしゃい。 089F:0ABC94:04:[1003]太后「ええい! 私が 本物だと[1000]なぜ わからぬのかっ![1002][1003]太后「この うすぎたない女を[1000]早く 牢に入れておしまい! 08A0:0ABCC8:08:[1003]デール「本当に [1012]さんには[1000]お世話に なりました。[1002][1003]デール「これからは 兄と ともに[1000]人々が 幸せに くらせる国を[1000]作ってゆくつもりです。 08A1:0ABD06:40:[1003]太后「そなたには 本当に[1000]なんといったら よいか……。[1000]お礼の言葉も ないぞよ。[1002][1003]太后「すべては わらわの[1000]思いあがりから でたこと。[1002][1003]太后「これからは でしゃばらず[1000]かげながら 王を助けてゆくぞよ。[1000]安心してたもれ。 08A2:0ABD67:10:[1003]大臣「兄弟なかよく[1000]国を治めてくれれば[1000]この国も 安泰じゃ! 08A3:0ABD87:02:[1003]マリア「[1012]さまや[1000]ヘンリーさまと 旅ができて[1000]とても楽しかったです。[1002][1003]マリア「私は また 修道院に[1000]もどるつもりなので[1000]ここで おわかれ ですね。[1002][1003]マリア「[1012]さまは[1000]お母さまを助けるために[1000]伝説の勇者さまを さがす旅とか。[1002][1003]マリア「どうか お気をつけて。 08A4:0ABDF8:01:[1003]ヘンリー「国が もとに もどって[1000]まもなく ビスタの港にも[1000]また 船が入ってくるはずだ。[1002][1003]ヘンリー「お前は そこから[1000]さらなる旅に 出るつもり[1000]なんだろ。[1002][1003]ヘンリー「あっ そうだ![1002][1003]ヘンリー「お前に 買ってもらった[1000]武器や防具は オラクルベリーの[1000]預かり所に 返しておくからな。[1002][1003]ヘンリー「早く 伝説の勇者が[1000]見つかると いいなっ。[1000]元気でな [1012]。 08A5:0ABE95:20:やや! あなたが[1000]ニセの太后さまを[1000]やっつけてくれた人ですね![1002]おかげで この国も もとどおり。[1000]どうも ありがとうございました! 08A6:0ABECC:40:ヘンリーさまが[1000]生きていたとはなあ。[1000]おどろくことばかりだ! 08A7:0ABEE6:08:もう 誰も 死刑にしなくて[1000]いいんです。[1000]うれしくって……! 08A8:0ABEFF:10:おお! あんたは![1000]わしですじゃ。[1000]地下牢にいた ジジですじゃ。[1002]今は 牢から 出してもらい[1000]こうして 手あつい かんごを。[1002]これも あんたの おかげじゃ[1000]ありがとう ありがとう……。 08A9:0ABF4A:80:ようこそ![1000]ラインハットの お城に! 08AA:0ABF5B:40:と 誰にでも こう言えるって[1000]しあわせだなあ。 08AB:0ABF6F:02:ヘンリーさまが[1000]あんな立派になって[1000]帰ってきたなんて……。[1002]もう あたしゃ[1000]うれしくって うれしくって。 08AC:0ABF99:10:ねえ ヘンリーさまって[1000]すごく カッコいいよね![1000]あこがれちゃうなあ…。 08AD:0ABFB8:10:ここで ごはんを[1000]食べさせて もらえるんです。[1002]もう ひもじい思いを[1000]しなくても いいんです。[1000]うっうっうっ……。 08AE:0ABFE6:01:ビスタの港に 船が入るように[1000]なって この城下町も[1000]にぎわうように なったのう。 08AF:0AC009:01:私は はるか西の国から[1000]海をこえて やってきました。[1002]西の国には すごい防具の[1000]伝説が あったのですが[1000]結局 見つかりませんでしたな。 08B0:0AC044:08:昔 いなくなってた 王子が[1000]帰ってきたそうだ。[1000]めでてえこったなあ! 08B1:0AC060:01:さあっ みんなで[1000]おどって 祝いましょ![1110][1002]だって この国が 平和な国に[1000]もどったんですものねっ。 08B2:0AC089:80:わーい わーい。[1104][1000]太后さまは ニセ者だったんだ。[1000]わーい。 08B3:0AC0A4:20:私は 安住の地を求め[1000]さまよう戦士だ。[1002]かつて この地より[1000]多くの人々が 聖なる土地に[1000]運ばれたと 聞いたのだが……。[1002]今では ただの はいきょ。[1000]なにも ないようだな。 08B4:0AC0F0:08:うわさでは[1000]ラインハットの国が[1000]もとに もどったそうじゃ。[1002]わしが 川の流れを見ながら[1000]案じた おかげ じゃな。[1000]ふぁっ ふぁっ ふぁっ。 08B5:0AC12F:10:ここは ビスタの港だ。[1000]船に 乗りにきたのかい?[1000]でも 船は こないぜっ。[1002]ラインハット王からの命令で[1000]王家が 必要なとき以外は[1000]この港を使えないんだよ。[1002]そんなわけで どの船も[1000]このビスタの港には[1000]寄りつかねえって わけよ。 08B6:0AC196:08:まったく いやな世の中だよ。[1000]ラインハットの国は[1000]どうなっちまうのかねえ……。 08B7:0AC1B8:04:船が 来たよ![1000]船が 来たんだよ![1002]さあさ 早く いかなきゃ[1000]乗りおくれるよっ。 08B8:0AC1DA:40:さあ 乗った 乗った![1000]この船の 行き先は[1000]西の国だ! 08B9:0AC1F3:10:ここは 港町[1000]ポートセルミよ。 08BA:0AC203:10:ああ ニ日酔いだ。[1000]きのうは 飲みすぎたなあ。 08BB:0AC219:08:うわさに聞いたのだが[1000]ラインハットという国が[1000]世界を征服するつもりらしい。[1002]しかし いつまでも[1000]攻めて来ないところを みると[1000]どうやら デマだったようだな。 08BC:0AC25E:01:あんた![1000]しってますか? 08BD:0AC267:40:では 本当だったんだ![1000]私も 覚えたいもんですなあ。 08BE:0AC27D:20:昔は 1度いった城や町に[1000]いつでも戻れる呪文が[1000]あったらしいですよ。[1002]そういう呪文が つかえたら[1000]本当に 便利でしょうなあ。 08BF:0AC2B7:04:この先に 灯台があるが[1000]すごい怪物が 住んでるぞ![1002]命が おしかったら[1000]灯台には 近づくなよ! 08C0:0AC2E4:08:え? 灯台に 怪物なんか[1000]いなかったって?[1002]なんだ あんた 本気にしたのか。[1000]冗談だよ 冗談。[1000]わっはっはっはっ。 08C1:0AC316:40:船に乗りたいのか?[1000]だが この船は ルドマンという[1000]お金持ちの持ち物なのだ。[1002]見ず知らずの男を[1000]乗せるわけには いかないな。 08C2:0AC34E:02:わしの息子は 本当に[1000]腕のいい 船乗りじゃった。[1002]しかし 息子の乗った船が[1000]怪物どもに おそわれてのう。[1002]今 思いだしても くやしくて[1000]涙が でてくるわい……。[1113] 08C3:0AC395:80:ヘー 東の国から来たのかい?[1000]オレも 東の国の出身よ![1002]よし! いいことを[1000]おしえてやろう。[1002]教会の花畑を 調べてみなっ。[1000]ちょっとした物が[1000]見つかるぜっ。 08C4:0AC3DD:01:オレはよう 昔は[1000]医者に なりたかったんだ。[1002]でも オレに 薬のことを[1000]教えてくれてた 親方が[1000]死んじまってな。 08C5:0AC40E:04:くそー! サンタローズは[1000]本当に いい所だったよなあ! 08C6:0AC426:08:ボク 大きくなったら[1000]船乗りになって 世界中を[1000]旅するんだ![1002]それで いろんな宝物を[1000]集めるんだよ。[1000]すごいでしょ! 08C7:0AC45B:01:古い書物によると[1000]この世界は 巨大な竜の神さまが[1000]治めているそうです。[1002]それが真実なら[1000]なぜ 竜の神さまは 魔物たちを[1000]ほっておくのでしょうか……。 08C8:0AC49F:02:いやあ[1000]あんたは 見かけによらず[1000]うでっぷしが 強いですなあ。 08C9:0AC4B9:04:南にある カボチ村には[1000]私も いったことありますよ。[1002]しかし あそこは[1000]とんでもない 田舎ですね。 08CA:0AC4E3:08:ヘー 自分の母親を助けるため[1000]伝説の勇者を さがしてる?[1000]なるほどねえ……。 08CB:0AC507:80:私の夫は 学者ですが[1000]ある日 突然 旅に出ようと[1000]言いだして……。[1002]なんでも 世界を救うため[1000]勇者さまを さがしだす[1000]つもりらしいんですよ。 08CC:0AC546:01:うーん[100D] うーん[100D][1000]闇の世界から 大魔王が[1000]やって来ようとしている![1002]勇者さまを さがしだし[1000]早く このことを[1000]お伝えせねばっ! 08CD:0AC57E:02:あら カッコイイお兄さん。[1000]あたしに 会いに[1000]来てくれたのかしら? 08CE:0AC59A:40:もうっ。お上手ねっ。 08CF:0AC5A4:08:つめたい人ね。[1000]こういう時は ウソでも[1000]“はい”[100D]って 言うものよ。 08D0:0AC5C3:02:今日は どうも[1000]お化粧の のりが悪いわあ。 08D1:0AC5D7:02:でも あたしの場合[1000]素顔が いいから[1000]気にならないけどね。 08D2:0AC5F0:40:[1003]クラリス「私たちの ステージは[1000]夜からなのよ。[1002][1003]クラリス「見たかったら[1000]夜に 酒場にきてね。 08D3:0AC61C:20:にゃーん。 08D4:0AC621:08:オレが 怪物か だって?[1002]ケ! おととい 来やがれ! 08D5:0AC638:20:望遠鏡を のぞいたのか?[1000]だったら 東南の方向に[1000]高い山が 見えただろ。[1002]あれが セントベレス山だ。[1000]あの山には[1000]とても人の足じゃ のぼれねえ。 08D6:0AC67D:02:けど 選ばれた者なら[1000]カンタンに あの上まで[1000]いけるそうだぜ。[1002]誰に 選ばれるかって?[1000]そりゃ おめえ 神さまとか[1000]エライ人に きまってるだろ! 08D7:0AC6BC:40:最近では 竜の神さまが[1000]いなくなったのを いいことに[1000]だれかが あそこで[1002]悪さをしてるって[1000]ウワサも あるくれえだ。 08D8:0AC6ED:08:あいやー また 畑が[1000]あらされとるだ![1002]こんなことが 続けば[1000]オラたちは うえ死に だよ。 08D9:0AC713:02:ここは カボチ村じゃぞ。[1002]けんど 化け物のせいで[1000]近頃 作物が とれんでのう。[1002]わしも そろそろ[1000]お山に いこうかと思うとるよ。 08DA:0AC74B:20:最近 うちの おばあちゃん[1000]変なんだよ。[1002]少し食べただけで オナカが[1000]いっぱいになって ボクに[1000]ごはんを くれるんだ。[1002]病気かなあ……。 08DB:0AC788:10:わんわん! 08DC:0AC78D:04:ヒヒーン! 08DD:0AC793:10:ブルルルルー。 08DE:0AC79B:02:働いても 働いても[1000]くらしは 楽になんねえ。[1002]オラ なんで こんな村に[1000]生まれちまったんだか……。 08DF:0AC7C4:10:あんれ めずらしい![1000]お客さん だよ! 08E0:0AC7D4:80:なにか 用だか?[1000]お父っつあんなら[1000]村長さんとこ だべ。[1002]村長さんとこは[1000]馬を飼ってる家なんで[1000]すぐに わかるべよ。 08E1:0AC808:10:まんず ハラが ヘって[1000]ちからが 出ねえずら。 08E2:0AC81D:02:若いもんは[1000]血の気が多くて いけねえだな。 08E3:0AC830:20:おお あんたは![1000]オラだよ![1000]ほれ ポートセルミで。 08E4:0AC848:08:やっぱり 来てくれただか。 08E5:0AC854:08:あんたを信用した オラの目に[1000]くるいは なかっただな![1000]エヘン! 08E6:0AC870:04:んじゃ くわしい話は[1000]村長さんに 聞いてくんろ。 08E7:0AC885:04:[1003]村長「こんたびは どんも[1000]オラたちの たのみを[1000]引き受けてくれたそんで……。[1002][1003]村長「まことに[1000]すまんこってすだ。[1002][1003]村長「んで 退治してもらう[1000]化け物のことじゃけど……。[1002][1003]村長「どこに 住んどるかは[1000]わからねえんです。[1002][1003]村長「ただ 西のほうから[1000]やってくるちゅうことだけは[1000]皆 知ってますだよ。 08E8:0AC908:08:よその土地には[1000]もっと すごい怪物が出てるっ[1000]て話も 聞いただよ。[1002]あの化け物は[1000]まだ 人を おそわんだけ[1000]マシかも 知れんがよ。 08E9:0AC940:80:あんた[1000]化け物退治を いくらで[1000]引き受けたんかは 知らんけどよ。[1002]死んじまったら[1000]どうにも ならんだぞ。[1002]まっ よそ者の あんたが[1000]死ぬくらい 本気だとも[1000]思えんがよ……。 08EA:0AC98B:04:な なんだ 人間か……。[1002]こ この洞くつには[1000]すごい化け物が[1000]住んでいるらしいぞ。[1002]おぬしも 気をつけるようにな。 08EB:0AC9BC:01:ガルルルルー!! 08EC:0AC9C4:40:フニャー。ゴロゴロゴロ。 08ED:0AC9D2:20:そ[100D] そ[100D] その化け物はっ![1002][1019]ひえー[101A][1100][110E][1000]命だけは お助けをっ![1112] 08EE:0AC9F7:20:ここは カボチ村じゃぞ。[1002]なんと 化け物を[1000]仲間にして しまったのか![1002]村人が おどろくのも[1000]無理は ないのう。 08EF:0ACA28:40:うわー! お兄ちゃん[1000]化け物を ペットにしたの![1002]お兄ちゃんて もしかして[1000]モンスター使い なの? 08F0:0ACA55:10:すごいや! すごいや! 08F1:0ACA5F:10:なあんだ……。 08F2:0ACA65:08:お兄ちゃんて[1000]モンスター使い でしょ。[1000]ボク 知ってるもんね。 08F3:0ACA82:01:うわー おったまげただ![1000]あんた 化け物と[1000]知り合い だったべさ! 08F4:0ACA9E:01:わはははは![1000]こりゃまた けっさくだべ![1002]あんた 化け物と[1000]グルだったとはな![1002]あんたも うまい商売を[1000]考えたもんずらよっ。[1002]とにかく[110E] 残りの礼金を[1000]もらったら とっとと[1000]村を出ていってくんろよ。 08F5:0ACAF2:08:話は 聞いただ……。[1002]あんたは 化け物と[1000]グルだったんだってな。[1002]あんたを 信用したオラが[1000]バカだっただよ。 08F6:0ACB1F:20:[1003]村長「わかってるだ。[1000]なーーー[100D]んにも いうな。[1002][1003]村長「金は やるだ。[1000]約束だかんな。[1002][1003]村長「また 化け物を[1000]けしかけられても こまるだし……。 08F7:0ACB60:10:[1003]村長「もう 用は すんだろ。[1000]とっとと 村を[1000]出ていってくんろ。 08F8:0ACB7C:02:あんた ずいぶんと[1000]ひどい人に 思われたみたいだな。[1002]けど あたしには わかるだよ。[1000]あんたは そんな人じゃねえ。[1002]とにかく あんたの おかげで[1000]また みんな[1000]畑仕事に せいをだせるだ。[1002]あたしだけでも[1000]礼を いわせてくんろっ。[1002]ありがとう。[1000]あんたは 村の恩人だべさ。 08F9:0ACBEA:04:ようこそ[1000]ルラフェンの町に。 08FA:0ACBF7:40:まったく[1000]ベネットじいさんは なにを[1000]研究しているんだか……。[1002]けむたくって[1000]しょうがないやっ。[1000]ごほん[1114] こほん[1114]……。 08FB:0ACC2D:01:ラインハットの お城で[1000]たいそう豪華な 結婚式が[1000]あったらしいですよ。[1002]なんでも 結婚なされたのは[1000]王さまの兄上の ヘンリーさま[1000]とか……。 08FC:0ACC6B:01:お城の 結婚式というのを[1000]この目で みたかったわ。[1002]きっと 絵に描いたような[1000]美しい花嫁さま[1000]だったんでしょうねえ。 08FD:0ACC9E:08:まいった![1000]道に 迷ったようだ。 08FE:0ACCAC:08:この町は[1000]どうも 道が ふくざつで[1000]こまったものだよ。 08FF:0ACCC3:01:[1019]まったく[101A][1100] なにをしているの[1000]ざあましょ![1002]宿も 満足に とれないなんて[1000]トロくさいったら[1000]ないざあますわ! 0900:0ACCF4:02:すいません……。[100D][1000]その……。[100D]あの……。[100D][1000]オラと 奥さまは……。[1002]だから 部屋は その……。[100D][1000]もごもご……。 0901:0ACD23:80:この町に 呪文の研究をしている[1000]老人がいると聞いて[1000]やって来ました。[1002]今は失われている[1000]古代の呪文を いろいろと[1000]復活させるつもりとか……。 0902:0ACD65:08:闇が この世界を[1000]むしばもうと しています。[1002]しかし おそれることは[1000]ありません。[1002]その時は きっと[1000]伝説の勇者さまが 現われ[1000]世界を お救いくださるでしょう。 0903:0ACDA9:40:うまい! うまい![1002]人間 やっぱり[1000]うまい物を食べてるときが[1000]いちばん 幸せだよな。 0904:0ACDCE:40:まっ あとの人生は[1000]オマケみたいな もんだよ。 0905:0ACDE2:08:ベネットじいさんの家からは[1000]いつも 煙が出ててねえ。[1002]いつか 火事にならないかと[1000]心配で しかたないよ。 0906:0ACE11:08:さあて 今夜の酒のしこみは[1000]こんなもんかな。 0907:0ACE24:01:酒場は まだ[1000]やってねえみたいだな。[1000]はやく 飲みたいぜ。 0908:0ACE3D:08:トテカン トテカン……と。[1000]いい防具が できそうだぞ。[1002]兄ちゃん![1000]防具が ほしかったら[1000]夜 店に来てくんなよ。 0909:0ACE70:40:[1003]ベネット「なんじゃ お前さんは?[1000]お前さんも けむたいとか[1000]文句を いいに来たのかえ? 090A:0ACE98:10:[1003]ベネット「ふん! わしが[1000]わしの家で なにをしようと[1000]わしの勝手じゃろう。 090B:0ACEBB:01:[1003]ベネット「研究の ジャマじゃ。[1000]さあ 帰ってくれ。 090C:0ACED4:40:[1003]ベネット「すると わしの研究を[1000]見学に 来たわけじゃな。[1000]なかなか 感心なヤツじゃ。 090D:0ACEFF:04:[1003]ベネット「もし 研究が成功すれば[1000]古い呪文が ひとつ[1000]復活することに なるじゃろう。[1002][1003]ベネット「それは[1000]知っている場所であれば[1000]またたく間に 移動できるという[1000]たいそう便利な 呪文なのじゃ。[1002][1003]ベネット「どうじゃ?[1000]この研究を 手伝ってみたいと[1000]思わぬか? 090E:0ACF7E:10:[1003]ベネット「おお! やってくれるか![1000]それでは わしに[1000]ついてまいれ! 090F:0ACF9C:02:[1003]ベネット「ふん! お前さんも[1000]見かけによらず[1000]おくびょう者じゃな。 0910:0ACFBC:10:[1003]ベネット「ちょっと[1000]この地図を 見てくれぬか。 0911:0ACFD4:20:[1003]ベネット「ふわー ねむい ねむい。[1002][1003]ベネット「夜になると その草は[1000]ぼんやり 光るそうじゃぞ。[1000]むにゃむにゃ……。 0912:0AD00C:08:[1003]ベネット「ええい![1000]話しかけるでない![1002][1003]ベネット「よーし 今じゃ![1000]ここで ルラムーン草を……。 0913:0AD03B:01:ヘンリーさまが 帰って以来[1000]この国は いいことだらけだ。[1000]ありがてえこったなあ! 0914:0AD05C:08:ヘンリーさまの 奥さまは[1000]本当に おやさしい人じゃ![1002]わしも ああいう人と[1000]結婚したかったのう。[1000]もう おそいけど……。 0915:0AD08D:80:ヘンリーさまに[1000]あんなに 可愛い お嫁さんが[1000]きてくれたなんて……。[1002]もう あたしゃ[1000]うれしくって! 0916:0AD0B7:08:あたしも ヘンリーさまと[1000]結婚したかったのに……。[1000]ざんねんだわ! 0917:0AD0D2:40:本当に もう[1000]ヘンリーさまと 奥さまは[1000]仲がよくて……。[1002]ひとり者には 目の毒だな。[1000]わっはっはっ。 0918:0AD0FD:40:あの事件以来 太后さまも[1000]すっかり おとなしくなって。[1002]たよりなげに思えた[1000]デールさまですが 今では[1000]本当に立派な王に おなりです。 0919:0AD138:40:今では ここは[1000]太后さまの お部屋です。 091A:0AD14B:04:[1003]太后「おお! そなたはっ![1000]あの時は 本当に[1000]世話になりもうした。[1002][1003]太后「なぜ あんな事になったのか[1000]今となっては わらわにも[1000]わからぬが……。[1002][1003]太后「魔物らが この世界を[1000]むしばもうと しているのかも[1000]知れんの。 091B:0AD1A8:20:[1003]デール「やや! あなたはっ![1000]兄から あなたのことを[1000]いろいろと聞きました。[1002][1003]デール「そして せめて恩返しにと[1000]部下たちに 伝説の勇者のことを[1000]調べさせていたのです。[1002][1003]デール「かつて勇者の使った盾が[1000]サラボナという町に[1000]あるそうです。 091C:0AD212:80:[1003]デール「サラボナは 西の国[1000]ルラフェンの南と 聞きました。[1002][1003]デール「しかし 旅立つまえに[1000]兄に 会ってやってください。[1000]兄の部屋は この上です。 091D:0AD257:01:ここは ヘンリーさまと[1000]奥さまの お部屋[1000]無用の者は……。[1002]あっ あなたさまはっ![1000]さあ どうか[1000]お通りくださいっ! 091E:0AD287:04:あなたさまの ことは[1000]一生 忘れません! 091F:0AD298:40:[1003]マリア「[1012]さまの[1000]奥さまに なる人って[1000]どんな人でしょう……。[1002][1003]マリア「[1012]さまの結婚式には[1000]ぜひ 私たちも[1000]よんでくださいましね。 0920:0AD2D2:02:マリアお姉ちゃんを[1000]白馬に またがった王子さまが[1000]むかえに来たんだよ![1002]それで お嫁に いっちゃったの。[1000]いいなあ。 0921:0AD303:40:ヘンリーさまが[1000]ラインハットの王子さま[1000]だったなんて。[1002]私たちも とても[1000]おどろきましたのよ。 0922:0AD32B:20:ヘンリーさまも[1000]結婚なさったし……。[1002]つぎは [1012]さまの[1000]番ですわね。 0923:0AD349:20:まいった まいった。[1000]昼間は 商売 あがったりだよ。 0924:0AD35F:10:うわさでは ラインハットが[1000]平和な国に もどったそうです。 0925:0AD37A:01:わしも 若い頃は[1000]世界をまたにかけたもんじゃ。[1002]あの頃が なつかしいのう。 0926:0AD399:08:私は 伝説の盾をさがして[1000]旅をしています。[1002]もし みつけられたら[1000]きっと 高く売れるでしょうな。 0927:0AD3C3:20:うちの人ったら[1000]お城にいくのを あきらめさせたら[1000]今度は カジノ通いでね。 0928:0AD3E5:04:男って なんで[1000]ああなんだろうねえ……。 0929:0AD3F5:80:くそー[1000]カジノに いきてえなあ。[1002]ええい! いいや![1000]いっちまえ! 092A:0AD411:04:ここは サラボナの町よ。 092B:0AD41D:08:うちは 女房が[1000]店を きりもりしてるので[1000]私が 家事をやってるんです。[1002]いやあ はたらき者の女房で[1000]うれしいんだか[1000]悲しいんだか……。 092C:0AD456:40:あんた ぼやぼやしてないで[1000]お茶でも 入れてよ! 092D:0AD46C:10:あら? 主人じゃなかったの?[1000]わるかったわねえ。 092E:0AD481:08:お兄ちゃんは 旅の人だね。[1000]ボクも 父さんと[1000]商売しながら 旅してるんだ。 092F:0AD4A2:20:ルドマンさんの家なら[1000]そこの 立派なお屋敷だよ。[1002]道具屋の主人まで[1000]店を休んで 行っちまって[1000]今頃は 大さわぎだろうな。 0930:0AD4DC:08:ルドマンさんも[1000]やっと娘を 嫁にやる気に[1000]なったみたいだね。[1002]娘さんは フローラといってね[1000]まるで 白いバラのように[1000]清純な娘さんで……。[1002]これまで 何人もの男たちが[1000]フローラさんに[1000]言い寄ったけど……。[1002]父親の ルドマンさんが[1000]絶対に 相手に[1000]させなかったんだよ。 0931:0AD553:04:いらっしゃいませ。[1000]ごらんの通り すいてますから[1000]ゆっくり飲んでって下さい。[1002]今日は ルドマンさんの家で[1000]重大発表が あるらしくて。[1000]お客さんが ちっとも[1000]来ないんですよ。 0932:0AD59E:02:おや? 旅の人だね。[1000]うちの息子の アンディも[1000]あんたくらいの年頃でね。[1002]早いとこ 花嫁をみつけなきゃ[1000]安心できやしないよ。 0933:0AD5D7:01:あんたは もう[1000]いい人が いるのかい? 0934:0AD5E5:04:やっぱりねえ。 旅をしてれば[1000]女の子との出会いも[1000]たくさん あるんだろうね。 0935:0AD606:04:おや そうかい。[1000]それじゃ あんたも[1000]そろそろ 探さないと。[1002]かわいい娘に[1000]キャーキャー言われるのは[1000]今のうちだよ。 0936:0AD637:80:女房は ああ言っとるが[1000]結婚ばっかりは 神さまの[1000]めぐり合わせだからのう。 0937:0AD659:80:ここは ルドマンさまの[1000]別荘です。 0938:0AD669:80:結婚とは 神さまも見守る[1000]神聖な儀式…。[1002]心から好きな 相手となら[1000]きっと 神さまの祝福を[1000]得られることでしょう。 0939:0AD6A3:01:あなたも フローラお嬢さまとの[1000]ご結婚を お望みですか? 093A:0AD6BD:80:では どうぞ[1000]そちらで お待ち下さい。 093B:0AD6CE:20:では 申しわけありませんが[1000]お引き取り下さい。[1002]本日 ルドマンさまは[1000]フローラさまの 夫となる方に[1000]お話があるのです。 093C:0AD703:10:[1003]アンディ「やあ あなたも[1000]フローラと結婚したくて?[1000]ボクは アンディ。 彼女とは[1000]幼なじみなんですよ。[1002][1003]アンディ「ボクは お金も 宝も[1000]ほしくありませんが。彼女が[1000]妻になってくれるなら…。 093D:0AD75B:40:フローラさんと[1000]結婚できるなんて まるで[1000]夢のようだなあ。[1002]でも どんな条件が[1000]出されるんだろ? 093E:0AD786:20:いやいや あなたも[1000]ちょうど 良い時に[1000]この町を 訪れましたね。[1002]でも[1000]フローラさんと 財産は[1000]私が いただきますよ。 093F:0AD7B9:20:[1003]フローラ「私の父は 昔から[1000]強引なんです。[1002][1003]フローラ「あなたも 危いことを[1000]しないでくださいね。[1002][1003]フローラ「ふたつのリングなんて[1000]なくたって 私…。 0940:0AD7FB:20:[1003]ルドマン「ん? なんだ[1000]まだ いたのか。 0941:0AD80C:08:[1003]ルドマン「ウワサによると[1000]炎のリングは 東南の洞くつに[1000]眠っていると いうことだ。[1002][1003]ルドマン「ふたつのリングを[1000]手に入れなくては[1000]娘との 結婚は 認めんぞ。 0942:0AD856:40:この人ったら 言いだすと[1000]きかないんだから。[1002]フローラの気持ちも[1000]考えてあげればいいのに…。 0943:0AD87E:01:ごくろうさま でした。[1000]では お気をつけて…。[1002]フローラさまは とても[1000]おやさしい人ですから きっと[1000]良い奥さまに なられますわ。 0944:0AD8B3:08:本当か どうかは[1000]知りませんが……。[1002]ルドマンさんの家にある 盾は[1000]天空の盾とかいう すごい[1000]宝だという うわさですよ。 0945:0AD8E7:08:フローラさんと 結婚したら[1000]この店を 大きくしようと[1000]思ったんだけどね。[1002]死んでしまったら[1000]どうしようも ないし……。[1002]もし 本気で 探しに行くなら[1000]うちで いろいろ[1000]買ってった方が いいですよ。 0946:0AD939:04:お客さんも フローラさんと[1000]結婚したいんだって?[1000]いやあ 大変だねえ。 0947:0AD958:02:ウワサだと 炎の リングは[1000]南のほうの 火山の洞くつに[1000]眠っているって話よ。 0948:0AD97C:80:怪物が ウヨウヨしてるのに[1000]ふたつのリングなんて[1000]探せないよ。[1113] とほほ。 0949:0AD9A1:02:アンディから 聞いたけど[1000]あんたも フローラと[1000]結婚したいんだってね。[1002]だけど フローラのことは[1000]あきらめてやって[1000]くれないかねえ。[1002]アンディは 小さい頃から[1000]あの娘のことが[1000]好きだったんだよ。 094A:0AD9F4:02:[1003]フローラ「あら [1012]さん。[1000]父が 無茶なことを 言って[1000]ごめんなさい。[1002][1003]フローラ「そういえば アンディも[1000]来てくれてたけど[1000]大丈夫かしら? 小さい頃は[1000]弱虫だったから…。 094B:0ADA42:01:なんだか 私の若い頃を[1000]思い出すわ。[1002]うちの人もね[1000]私と 結婚するために[1000]危険な 冒険をしたのよ。 094C:0ADA6F:04:[1003]アンディ「やあ あなたも[1000]ここまで 来たんですか![1002][1003]アンディ「この 洞くつの奥には[1000]炎のリングが 眠っているはず。[1000]おたがい がんばりましょう。 094D:0ADAAE:02:[1003]アンディ「うーん 暑いなあ。[1000]くらくらする…。[1000]でも まけないぞ…。 094E:0ADACB:20:ちょっと前 アンディって人が[1000]大ケガをして 帰ってきて[1000]大変だったんだよ! 094F:0ADAEE:04:アンディさんは ケガを[1000]したんだってねえ。[1002]あなたも 気をつけないと。[1000]うちで いろいろ[1000]買ってった方が いいですよ。 0950:0ADB1F:10:いらっしゃいませ。[1000]今日も うまい酒が[1000]入ってますよ。 0951:0ADB36:08:お兄さんって ちょっと[1000]ステキね。[1002]フローラさんが 悩むのも[1000]無理は ないわ。[1000]うふふ。 0952:0ADB5E:40:炎のリングを みつけたのか![1000]アンディさんは 大ケガして[1000]帰って来たのに。[1002]でも フローラさんが[1000]看病してくれるんだから[1000]いいよなあ…。 0953:0ADB9B:01:キミなら 水のリングも[1000]手に入れるだろうな。[1002]で もし 気が変わったら[1000]オレに リングを おくれよ。[1000]なーんちゃって 0954:0ADBCE:02:アンディが[1000]溶岩の流れる 洞くつで[1000]大ヤケドしたんだよ。[1002]フローラにまで 心配かけて[1000]しようのない息子だよ。 0955:0ADC02:01:フローラちゃんは[1000]責任を感じて アンディの[1000]看病をしてくれとるんじゃ。[1002]本当に やさしい[1000]いい子だのう。 0956:0ADC33:04:[1003]フローラ「あ! [1012]さん……。[1002][1003]フローラ「アンディが[1000]ひどいヤケドを してきて[1000]熱が 下がらないんです。[1002][1003]フローラ「あなたは[1000]大丈夫だったのですか? 0957:0ADC77:02:[1003]フローラ「ああ よかった……。[1000]ほっ……。 0958:0ADC89:02:[1003]フローラ「まあ! あなたも[1000]どこか おケガをっ![1002][1003]フローラ「え?[100D] うそ?[100D][1000]からかったのね。 ひどい人! 0959:0ADCB9:01:[1003]アンディ「うーん うーん。[1113][1000]暑いよお……。 095A:0ADCCE:04:フローラなら[1000]アンディの家に 看病に[1000]いってるの。 095B:0ADCE6:08:それで 大ケガをして……。[1000]なん日も 看病したわね。 095C:0ADCFE:80:ここは 名もない[1000]山奥の村だ。 095D:0ADD0D:01:けんど 温泉がわいてるから[1000]旅人は けっこう[1000]やって来るだよ。 095E:0ADD28:40:オラの息子は 神父に[1000]なりてえなんて 言ってよう。 095F:0ADD3F:08:家に 閉じこもって[1000]いったい 何してんだべか。 0960:0ADD53:08:川を のぼって来たのですか?[1000]しかし 水門があるので[1000]先には進めなかったでしょ。[1002]村の人に いえば[1000]水門を あけてくれると[1000]思いますがね……。 0961:0ADD92:01:……。[1002][1006]どうやら お祈りをしていて[1000][1012]には 気づかないようだ。 0962:0ADDAD:08:にゃん にゃん! 0963:0ADDB4:08:ボクは 神父になるための[1000]修業中なんです。 0964:0ADDC9:20:最近 どこかの教団が[1000]光の国をつくるため と言って[1000]寄附金を 集めてるらしい。[1002]世界の終りがきても[1000]教団に入ってさえいれば[1000]助かるという話なのだ。 0965:0ADE0F:10:村の奥に住む ダンカンさんの[1000]娘の ビアンカちゃんは[1000]本当に よく働くよ。[1002]ダンカンさんの 身体が[1000]弱いからとはいえ 女の身で[1000]村の外にまで 出かけてねえ。[1002]本当に しっかりした[1000]娘さんだよ。 0966:0ADE65:80:お客さん すいません[1000]酒場は 夜からなんですよ。 0967:0ADE7B:10:ほっほっほ。 あんたも[1000]ピチピチギャルを[1000]見に来たんじゃろう。[1002]しかし あんまり ジロジロと[1000]見ては いかんぞ。[1002]せっかくの ギャルが[1000]逃げていって しまうでな。 0968:0ADEC2:40:いやーん。 エッチ! 0969:0ADECC:20:あなたは エッチな気持ちで[1000]温泉に 入りに来たんでしょう? 096A:0ADEE8:80:そうよね。 温泉は[1000]身体に いいんだもんね。 096B:0ADEFD:02:[1003]ダンカン「ゴホン[1114] ゴホン![1114][1000]……ん?[100D] 誰か 来たのか?[1002][1003]ダンカン「よっこらしょっと。 096C:0ADF29:10:[1003]ビアンカ「あら [1012]。[1000]もう 出かける? 096D:0ADF3B:01:[1003]ビアンカ「水門なら 私が[1000]あけられるから 大丈夫よ。[1000]じゃあ いきましょう! 096E:0ADF5E:10:[1003]ダンカン「[1012]は 父さんを[1000]亡くしたから 分かるだろうが[1000]ビアンカも 実は淋しいんだよ。[1002][1003]ダンカン「[1012]が 来てくれて[1000]本当に うれしそうな顔を[1000]しとった。[1002][1003]ダンカン「ビアンカのことを[1000]よろしく 頼むよ。 096F:0ADFB8:10:[1003]ビアンカ「もうっ![1000]なにを 言ってるのよ[1000]お父さんったら……。 0970:0ADFD2:80:おや ビアンカちゃん。[1000]今日も いい天気だなや。 0971:0ADFE8:20:おや ビアンカちゃん。[1000]父さんの 具合いは[1000]どうだい?[1002]あんまり無理しないで[1000]自分の幸せのことも[1000]考えるんだよ。 0972:0AE01A:40:おお! ビ ビアンカちゃん![1000]温泉に 入りに来たのかね?![1000]ふが ふが…。 0973:0AE03C:02:水門をあけて 川をのぼると[1000]大きな湖に でるそうですよ。 0974:0AE057:02:この洞くつには すごい指輪が[1000]かくされているらしいぜ。[1002]もっとも このオレにさえ[1000]見つけられないのに[1000]女連れの色男などに 探せるとは[1000]思えないがな。わっはっはっ。 0975:0AE09E:01:[1003]フローラ「ヤケドのせいで[1000]アンディの 熱が まだ[1000]下がらないの。[1002][1003]フローラ「心配だから もう少し[1000]つきそっていますわ。 0976:0AE0D5:04:[1003]ルドマン「おお [1012]。[1000]まだ 水のリングは[1000]見つからんようだな。[1002][1003]ルドマン「しかし 炎のリングを[1000]みつけた男だ。期待しとるよ。[1002][1003]ルドマン「ん?[1000]その娘さんは? …まさか[1000]恋人じゃないだろうね。[1002][1003]ルドマン「まあ いい。[1000]しかし フローラとの結婚後は[1000]浮気は いかんぞ。 0977:0AE14C:10:今日も 女房は仕事。[1000]私は せっせっと[1000]ごはんの用意っと。[1002]でも どうして こうなったん[1000]だろうなあ……。[1000]やっぱり はじめが肝心だったな。 0978:0AE18A:01:なんと! 水のリングも[1000]手に入れたんですか![1002]すると いよいよ[1000]フローラさんと 結婚か……。[1000]いやー うらやましい! 0979:0AE1BA:08:なんでも ルドマンさんは[1000]腕のいい道具屋に 花嫁がかぶる[1000]ヴェールを 注文したらしいぜ。 097A:0AE1E5:10:えっ? 水のリングも[1000]手に入れたのかい?[1000]すごいじゃないか![1002]そういえば ルドマンさんは[1000]もう 結婚式の準備を[1000]始めたらしいよ。 097B:0AE21F:08:ルドマンさんに 頼まれて[1000]結婚式の 打ち合せを[1000]してるんですよ。 097C:0AE23E:01:[1003]ルドマン「なんと この私が[1000]好きと申すか!?[1000]そ それはいかん![1000]もう1度 考えてみなさい。 097D:0AE266:80:あら いやですよ[1000][1012]さん。 年よりを[1000]からかわないで下さいな。 097E:0AE280:01:[1003]ビアンカ「まあ [1012]。[1000]こんな私で いいの?[1000]フローラさんみたいに[1000]女らしくないのに。 097F:0AE2A2:40:[1003]ビアンカ「…そうよね。[1000]やっぱり フローラさんの方が[1000]ふさわしいよね。 0980:0AE2C2:10:[1003]ビアンカ「あら なによ 私が[1000]女らしくないっていうの?[1002][1003]ビアンカ「でも それでも[1000]私を 選んでくれるのね。[1000]ありがとう [1012]。[1002][1003]ビアンカ「また 一緒に[1000]旅が できるね! 0981:0AE30A:08:[1003]フローラ「まあ [1012]さん。[1000]私は 守ってもらうことしか[1000]できない女ですのよ。[1002][1003]フローラ「それでも 私を[1000]選んで下さるの? 0982:0AE33E:04:[1003]フローラ「…そうですよね。[1000]ビアンカさんなら きっと[1000]あなたの ちからに[1000]なって下さいますわ。 0983:0AE365:10:[1003]フローラ「……本当に?[1000]本当に 私で いいの? 0984:0AE37B:02:[1003]フローラ「うれしい![1000][1012]さん ありがとう![1000]きっと 良い妻になりますわ。 0985:0AE39A:04:[1003]フローラ「まあ![1000]からかったのね。ひどい人! 0986:0AE3AE:02:今は 結婚式の 準備中なので[1000]立入禁止ですよ。 0987:0AE3C7:80:朝早くから 準備で[1000]大さわぎさ。[1002]あんたも 早く 花嫁に[1000]シルクのヴェールを[1000]かぶせておやりよ。 0988:0AE3F7:04:トホホ…。[1000]準備の じゃまなので[1000]追い出されて しまいましたよ。 0989:0AE414:20:やれやれ 結婚式のおかげで[1000]しばらく 休めそうだわ。 098A:0AE42D:04:花嫁は まだ[1000]着がえ中ですわ。[1002]シルクのヴェールを[1000]受け取ったら[1000]また 来て下さいね。 098B:0AE457:02:お客さん [1015]さんと[1000]結婚するんだってねえ。[1000]幸せになって下さいよ。 098C:0AE474:80:あら いらっしゃい。[1000]ステキな 結婚式に[1000]なるといいわね。 098D:0AE48E:04:あんた フローラとは[1000]結婚しないんだってね。[1002]アンディの 具合も[1000]だいぶ 良くなったし[1000]ひと安心だよ。 098E:0AE4BC:04:結婚式なんて ずいぶん昔の[1000]思い出じゃのう。 098F:0AE4D1:10:[1003]アンディ「すや すや…。 0990:0AE4DD:80:おや あなた[1000]幸せそうですね。[1002]え? 結婚を?[1000]それは おめでとう! 0991:0AE4FB:10:ああ シルクのヴェールなら[1000]ご注文の通り[1000]いいのが 出来たよ![1002]そら これだよ。[1000]持ってっておくれ。 0992:0AE528:20:[1003]ダンカン「おや [1012]。[1000]ビアンカは どうしたんだい? 0993:0AE53F:02:[1003]ダンカン「え? 結婚式の準備中?[1000]そうか そうか![1000]ビアンカを 嫁に[1000]もらってくれるのか![1002][1003]ダンカン「いや ありがとう![1000]これで 私も 安心だよ。 0994:0AE581:10:[1003]ダンカン「[1012]。[1000]ビアンカのことを[1000]よろしく 頼むよ。 0995:0AE599:80:[1003]ダンカン「え? 結婚式の準備中?[1000]そうか…。 [1012]は[1000]フローラさんという女性と[1000]結婚するのか。[1002][1003]ダンカン「残念だけど[1000]しかたないな…。[1002][1003]ダンカン「なーに ビアンカは[1000]あれほどの 美人だ。[1002][1003]ダンカン「その気に なれば[1000]男たちが ほっとかないはずさ。[1000]わっはっはっ。 0996:0AE610:02:さあ [1012]さん。[1000]その シルクのヴェールを[1000]花嫁さんの 頭に……。 0997:0AE62D:20:さあ 教会ヘどうぞ![1000]みなさん お待ちかねですよ。 0998:0AE644:10:教会の準備が[1000]やっと 終わりましたよ。[1002]さあ どうぞ。[1000]よい結婚式を! 0999:0AE665:10:ボクも 大きくなったら[1000]かわいい お嫁さんを[1000]もらうんだい! 099A:0AE67E:10:いやいや 本当に立派な[1000]結婚式でしたなあ。 099B:0AE693:02:フローラさんと 結婚すれば[1000]いずれは ルドマンさんの[1000]財産が 手に入ったろうに。[1002][1012]が ビアンカさんを[1000]選ぶとは 思わなかったよ。 099C:0AE6CD:10:お客さん いい人と結婚できて[1000]よかったねえ。 099D:0AE6E1:02:あたしも なんだか[1000]結婚したくなっちゃったな。 099E:0AE6F4:01:きのうは 飲みすぎたなあ。[1000]よーし むかい酒だ![1000]グビグビグビグビ。[1002]う![1114] ゲロゲロ……。 099F:0AE71F:20:[1003]アンディ「ボクは 自分が[1000]なさけなくて![1002][1003]アンディ「大けがをして 結局[1000]フローラには 心配をかけた[1000]だけだったし……。[1002][1003]アンディ「でも これからは[1000]がんばって 立派な人物に[1000]なってみせます! 09A0:0AE778:01:[1003]アンディ「そして その時こそ[1000]フローラを……。 09A1:0AE78D:40:かつて べつべつに育った[1000]他人同士の2人が 夫婦となり[1000]家族となり その後の人生を歩む。[1002]思えば 結婚とは[1000]神が 人に 与えたもうた[1000]ふしぎの ひとつですね。 09A2:0AE7DA:40:フローラのことなら[1000]心配なさらないでね。[1002]今に きっと[1000]いい相手が 見つかりますわ。 09A3:0AE7FF:20:[1003]ルドマン「よ! ご両人の[1000]おでましかっ。なかなか[1000]お似合いの夫婦だぞ。[1002][1003]ルドマン「ヘンリーさんたちは[1000]今朝はやく 帰っていったが[1000][1012]のことを いろいろと[1000]聞かせてもらった。[1002][1003]ルドマン「なんでも[1000]伝説の勇者を さがして[1000]旅をしているとか……。[1002][1003]ルドマン「そこでだ![1000]私からの 祝いを[1000]受けとってくれい! 09A4:0AE884:04:[1003]ルドマン「うしろの宝箱のカギを[1000]あけておいたから なかの物を[1000]持ってゆくがいい。 09A5:0AE8A8:04:[1003]ルドマン「それから[1000]ポートセルミにある 私の船も[1000]自由に 使っていいぞ。[1000]すぐに 連絡しておこう。[1002][1003]ルドマン「ともかく 私は[1000][1012]たちが 気に入ったのだ。[1002][1003]ルドマン「夫婦 仲よく 助け合い[1000]よい旅をなっ! 09A6:0AE906:20:[1003]フローラ「おふたりの結婚式[1000]見ていて 本当に幸せそうで[1000]うらやましかったですわ。[1002][1003]フローラ「また 遊びに[1000]来てくださいね。[1002][1003]フローラ「その時は 私も[1000]結婚しているかも[1000]知れませんことよ。 09A7:0AE95B:08:うーむ……。 すると[1000]ウワサは 本当だったんだ! 09A8:0AE970:40:なんでも セントベレス山の[1000]山頂に すごい神殿が[1000]建っているそうですよ。 09A9:0AE994:02:ん? もしかしたら あんた[1000][1012]さんかい? 09AA:0AE9A3:20:やっぱり そうか![1000]ルドマンの だんなから[1000]連絡を もらったぜ![1002]さあ そこに あるのが[1000]ルドマンの だんなの船だ。[1000]自由に 乗ってくんなっ。 09AB:0AE9DF:20:海には ここいらより[1000]もっと強い 怪物どもが[1000]うじゃうじゃ いるぜ。[1002]船旅には くれぐれも[1000]気をつけなよ。 09AC:0AEA0E:04:そうかい 人ちがい だったか。[1000]わるかったな。 09AD:0AEA1F:40:あんた 船で 旅をするのか?[1000]だったら いいことを[1000]教えてやろう。[1002]この港から 陸にそって[1000]南下すると 大きな砂漠に[1000]つきあたるはずだ。[1002]その砂漠の どこかに[1000]大きな お城があるって話だぜ。 09AE:0AEA73:04:砂漠の お城の話なら[1000]私も 聞いたことが あります。[1002]なんでも 伝説の勇者を[1000]まつってた お墓が[1000]あるとか ないとか……。 09AF:0AEAA6:40:ボクの お姉ちゃん[1000]お父さんと ケンカして[1000]家を 出ちゃったんだよ。[1002]元気で やってるかなあ……。 09B0:0AEAD2:08:私は 旅の ぎんゆう詩人ですが[1000]この城に 来てみて[1000]本当に びっくりしました。[1002]この城には 勇者に まつわる[1000]いろんな事が 語りつがれて[1000]いるみたいですね。 09B1:0AEB15:80:いにしえの昔[1000]天空より ひとりの女[1000]舞い降りき……。[1002]その子供 勇者となり[1000]世界を救う……。[1002]これは[1000]伝説の勇者に まつわる[1000]言い伝えの ひとつですわ。 09B2:0AEB5C:01:ようこそ![1000]テルパドールの お城ヘ! 09B3:0AEB6D:01:われらが女王 アイシスさまは[1000]旅人の訪問を 心より[1000]かんげい いたします。 09B4:0AEB8F:01:やや 旅の人ですね。[1000]ここは 兵士たちの[1000]訓練所です。 09B5:0AEBA9:02:再び この世界に[1000]勇者さまが あらわれる[1000]その時まで……。 09B6:0AEBC3:01:伝説のカブトを お守りするのが[1000]われら テルパドールの民の[1000]使命なのです。 09B7:0AEBE6:08:[1019]オリャー![101A][1100][1000]そばに来ると ケガをするぞ![1002]今 人形を相手に[1000]戦いの訓練を しているのだ。[1000][1019]キエー![101A][1100] 09B8:0AEC20:80:ずっと大昔のことだけどね[1000]私ら テルパドールの祖先は[1000]勇者さまの お供をしたんだよ。[1002]それで 世界が平和になってから[1000]この地に落ち着き[1000]この国を作ったのさ。 09B9:0AEC68:20:ねえ 知ってる?[1000]世界が 再び 危機になった時[1000]勇者さまが 現われるんだって。 09BA:0AEC8D:10:私は 伝説の勇者さまについて[1000]研究をしている者です。[1002]どうやら 伝説の勇者さまは[1000]天空の血をひいていた[1000]ようですな。[1002]しかし その天空の血をひく[1000]勇者さまの家系が[1000]その後 どうなったのか……。[1002]今となっては もはや[1000]知るすべも ありません……。 09BB:0AECF9:02:女王アイシスさまは[1000]下の庭園に おわしますわ。 09BC:0AED10:02:女王さまは 再び 闇が世界を[1000]おおいつくそうと[1000]していることを予言し……[1002]伝説の勇者さまの 再来を[1000]待っておられるのです。 09BD:0AED48:02:わっはっはっはっ![1000]砂漠の城に このような庭園。[1000]さぞや おどろいたであろう。[1002]これも 女王さまの おちからの[1000]たまもの なのだ。 09BE:0AED7E:04:さあさ お花の 手入れを[1000]しなくっちゃ。 09BF:0AED90:01:ようこそ いらっしゃいました。[1000]私が この国の女王[1000]アイシスです。 09C0:0AEDAB:20:[1003]アイシス「あなたがたも[1000]伝説の勇者さまの お墓を[1000]お参りに 来たのですか? 09C1:0AEDCE:08:[1003]アイシス「砂漠の旅は ツライもの。[1000]どうか 十分に 休養を[1000]とってゆかれるように。 09C2:0AEDF7:04:[1003]アイシス「いいでしょう。[1000]あなたがたには なにかしら[1000]感じるものが あります。[1002][1003]アイシス「案内しましょう。[1000]私に ついてきてください。 09C3:0AEE31:02:[1003]アイシス「私は 少しですが[1000]人の心を 読むことも[1000]できます。[1002][1003]アイシス「たぶん あなたの[1000]勇者さまを 強く求める心が[1000]私を 感じさせたのでしょう。[1002][1003]アイシス「なぜ それほどまでに[1000]勇者さまを求めるのか[1000]事情を 聞かせてくれますか? 09C4:0AEE9C:10:[1003]アイシス「誰にでも秘密はあるもの。[1000]言いたくなければ 聞かない[1000]ことに いたしましょう。 09C5:0AEEC4:01:[1006][1012]は 事情を話した……。[1002][1003]アイシス「まあ! それでは[1000]亡き父に かわって 母親を[1000]魔界から 救いだすために!?[1002][1003]アイシス「もしや その父とは[1000]パパス王のことではっ!?[1002][1003]アイシス「この地より 海をこえた[1000]はるか東の国 グランバニア。[1002][1003]アイシス「その国の パパス王が[1000]さらわれた王妃を 助けるため[1000]おさな子を連れ 旅に出たと[1000]聞いたことが あります。[1002][1003]アイシス「もし それが あなたなら[1000]東の国 グランバニアに[1000]いってみると いいでしょう。 09C6:0AEF89:02:この山を こえると[1000]グランバニアの国じゃ。[1002]しかし 道は けわしいぞ。[1000]ただ のぼりたいだけなら[1000]やめたほうが ええぞ。 09C7:0AEFBC:20:イッヒッヒッヒ。[1000]どうなされた 旅の人。[1000]道に 迷われたかの? 09C8:0AEFDA:20:そうかえ。[1000]では 気をつけて ゆきなされよ。[1000]イッヒッヒッヒ。 09C9:0AEFF7:80:それは おこまりじゃろ。[1000]今日は ここに[1000]泊っては どうじゃ? 09CA:0AF012:20:では ゆっくり休みなされ。[1000]わしは 上に いるからな。[1000]イッヒッヒッヒ。 09CB:0AF033:40:イッヒッヒッヒ。[1002]この笑いかたは[1000]わしの クセなんじゃ。[1000]気にせぬことじゃな。[1002]イッヒッヒッヒ。 09CC:0AF064:08:ここは 山の上[1000]チゾットの村よ。 09CD:0AF075:01:おつれの方の 顔色が[1000]すぐれませんが[1000]大丈夫ですかな? 09CE:0AF08F:02:[1003]ビアンカ「ううん なんでもないわ。[1000]ちょっとだけ 気分が……。[1002][1003]ビアンカ「心配しないで……。[1002][1003]ビアンカ「だ[100D] い[100D] じょ[100D] う[100D] ぶ 09CF:0AF0CB:04:やや![1000]元気に なられたようですな。[1002]いえ お礼など とんでもない![1000]あたりまえの事を[1000]しただけですよ。わっはっはっ。 09D0:0AF0FB:02:私も 主人につれられて[1000]ここまで 来たのですが[1000]女の足では[1000]ツライものが ありましたわ。 09D1:0AF120:08:元気になって よかったねえ。 09D2:0AF12D:01:昔はのう 怪物なぞ でなくて[1000]誰でも カンタンに[1000]この村まで 来れたものじゃ。 09D3:0AF14E:20:王妃を助けるため 旅に出た[1000]グランバニアの国王は[1000]まだ もどらぬそうだ。[1002]国王が 行方不明では[1000]あの国も 長くないだろうな。 09D4:0AF188:08:グランバニアの国王は[1000]パパスさまといって[1000]本当に立派な人だったんですよ。 09D5:0AF1AA:04:もう この子ったら[1000]ちっとも 食べないんですよ。 09D6:0AF1BE:04:うえーん[1000]ニンジン きらいだよー。 09D7:0AF1CD:04:グランバニアの王妃[1000]マーサさまは 魔界に通じる[1000]ちからを 持っていたらしい。[1002]それが どんな ちからかは[1000]わからぬが 本当に[1000]ふしぎな目を しておられた。[1002]あの目に 見つめられると[1000]心が なごむ というか……。[1002]そういえば[1000]そなたを 見ていても[1000]心が なごむようだ。[1002]これは いったい![1000]???? 09D8:0AF24A:10:あの人は 無事に[1000]着いたかなあ……。[1002]もう ずいぶん前の話ですが[1000]サンチョって人が ここを通って[1000]グランバニアに むかったんです。[1002]なにやら さびしそうで[1000]妙に 気にかかりました。 09D9:0AF298:04:いやはや[1000]えらいめに あいました。[1002]あなた これ以上 先に[1000]進まないほうが いいですよ。 09DA:0AF2BC:10:おや ビアンカちゃん。[1000]あんたが 幸せそうで[1000]あたしも うれしいよ。[1002]父さんのことは[1000]心配いらないから しっかり[1000]だんなさんに ついてお行き。[1002][1003]ビアンカ「おばさん ありがとう。[1000]なんだか 母さんと[1000]話をしてるみたい。 うふふ。 09DB:0AF318:80:あんたみたいな人が[1000]ビアンカちゃんと 結婚して[1000]安心したよ。 09DC:0AF333:80:[1003]ダンカン「おお お帰り。[1002][1003]ダンカン「[1012]が ビアンカと[1000]結婚してくれたんで 安心して[1000]元気がでたよ。 わっはっは。 09DD:0AF367:02:[1003]ダンカン「心配だから[1000]ビアンカも 顔を見せるように[1000]言っといておくれ。 09DE:0AF388:08:[1003]デール「え? もう手に入れた?[1000]いや さすが [1012]さん![1002][1003]デール「あなたなら きっと[1000]伝説の勇者を[1000]見つけられますよ。 09DF:0AF3BC:04:[1003]ヘンリー「[1012]じゃないか![1000]よく来たな![1000]新婚生活は どうだい? 09E0:0AF3DA:02:[1003]ヘンリー「そうか! なんたって[1000]かわいい お嫁さんだもんな。[1000]オレの マリアもだけどさっ。 09E1:0AF400:02:[1003]ヘンリー「これで 人生の[1000]パートナーも できたことだし[1000]いよいよ 勇者を探す旅か…。[1002][1003]ヘンリー「オレも 一緒に[1000]行きたいところだけど[1000]マリアがいるしな。[1002][1003]ヘンリー「まあ たまには[1000]あそびに来てくれよ。[1000]お城の暮らしは 退屈でさっ。 09E2:0AF469:01:[1003]ヘンリー「そんなこと言って[1000]照れてんだろ! [1012]! 09E3:0AF480:01:[1003]マリア「最近は 主人ったら[1000]あなたと旅したときの[1000]お話ばかり するんですのよ。[1002][1003]マリア「私は 楽しく聞いてますけど[1000]男の人って いつになっても[1000]旅に あこがれるんですね。 09E4:0AF4CA:20:ラインハットのお城が[1000]平和になったんだってね。[1000]でも どうしてだろ? 09E5:0AF4E9:04:まいっちゃったなあ。[1000]お城が ヤバくなったときに[1000]逃げ出してきちゃったから…。[1002]もう 今さら 兵士には[1000]もどれないもんなあ。 09E6:0AF51E:02:あちこち よく手入れされてて[1000]よっぽど 大切に[1000]使ってたんだろうと思ったよ。 09E7:0AF540:02:[1003]ビアンカ「おじいさん![1000]私よ ビアンカよ。[1002]なんと! ビアンカちゃんかね?[1000]こりゃ おどろいた![1000]大きくなったのう。[1002][1003]ビアンカ「父さんも 元気よ。[1000]引っこしたおかげで 病気も[1000]だんだん よくなってるわ。[1002]そうかい そうかい。[1000]いや なにしろ この宿屋は[1000]ダンカンさんの宝だったから。[1002]それを 手ばなすとは[1000]よっぽどのことと[1000]心配しとったんじゃよ。 09E8:0AF5D3:20:でも ビアンカちゃんに会えて[1000]本当に よかったわい。[1000]ダンカンさんにも よろしくな。 09E9:0AF5F7:04:え? なんですって?[1000][1012]と ビアンカさんが[1000]結婚を!? 09EA:0AF60F:04:まあ! それじゃ[1000]その ステキな人が[1000]ビアンカさんね![1002][1003]ビアンカ「お久しぶりです![1000]シスター。 今は [1012]と[1000]2人で 旅をしてるんです。 09EB:0AF64B:40:そうだったの…。 それなら[1000]パパスさんが いなくても[1000]もう淋しくないわね [1012]。 09EC:0AF66B:04:あとは お母さまが 早く[1000]見つかるといいわね。[1000]私も お祈りしているわ。 09ED:0AF689:40:ようこそ[1000]グランバニアヘ! 09EE:0AF697:02:ここは[1000]グランバニアの城下町だよ。[1002]先代の王 パパスさまは[1000]とても できた王さまでね。[1002]国民の安全を考えて[1000]町も お城のなかに[1000]作ったんですよ。 09EF:0AF6D9:02:わん わん わん。 09F0:0AF6E0:08:この国は ずいぶん長い間[1000]王さまが 旅に出てしまって[1000]王のいない時代が[1000] 続いたんだぜ。[1002]みんな 王さまの帰りを待ったさ。[1000]しかし 旅に出たまま[1000]ついに もどってこなくて……。[1002]数年前 王位についた[1000]オジロンさまが[1000]今の王さまってわけさ。 09F1:0AF745:08:うちの子が 大きくなるまでに[1000]平和な時代が やってくると[1000]いいんだけど……。 09F2:0AF766:10:ボク 大きくなったら[1000]兵士になって この国を[1000]守るんだ! 09F3:0AF77F:80:パパス王が 死んだなど[1000]わしには まだ[1000]信じられんわい……。[1002]ほれ こうして目をつぶると[1000]パパス王の たくましい姿が[1000]今でも 目にうかぶぞ。 09F4:0AF7BC:01:おっと お客さん。[1000]こっちは 店のなかだ。[1002]さあ![1000]むこうヘ まわった まわった。 09F5:0AF7DC:20:どうしたのかしら?[1000]今日は サンチョさん[1000]来ないわね。[1002]ちょっと 前までは[1000]毎日のように 教会に来て[1000]お祈りしてたのに……。 09F6:0AF812:80:サンチョさんも[1000]もうトシだからねえ……。 09F7:0AF825:08:私は 今のオジロン王より[1000]パパス王が 好きでしたね。[1002]パパス王には[1000]なにかしら 夢があった。[1002]その夢が なんだったのか[1000]今となっては[1000]知るすべも ありませんが……。 09F8:0AF86A:20:いぢめないでね。[1000]ボクは 悪いスライムじゃ[1000]ないよ。[1002]昔 このお城の王妃さまだった[1000]マーサさまに 飼われてたんだよ。 09F9:0AF89E:10:旅の人ですね?[1000]私も 長い旅の果てに[1000]この城に たどり着きました。[1002]そして 先代のパパス王には[1000]ずいぶん お世話に[1000]なったのです。[1002]もし マーサさまが[1000]あんなことに ならなければ[1000]パパス王は きっと……。[1002]やめましょう。[1000]今さら こんなことを言っても[1000]しかたありませんものね。 09FA:0AF911:20:ここから 先は 兵士の宿舎。[1000]城の者以外を[1000]通すわけには いかないな。 09FB:0AF932:40:ここは 王の間[1000]しかし 王さまは今[1000]休んでおられる。 09FC:0AF948:20:でなおして くるがよい。 09FD:0AF952:08:王さまの 許しなく[1000]このなかに入れるのは[1000]王族のかたたち だけだ。[1002]それとも お前が[1000]王族だと いうのか? 09FE:0AF97E:01:わっはっはっはっ。[1000]お前は なかなか[1000]冗談が うまいなっ。 09FF:0AF996:02:もう 姫さまは[1000]ちっとも 私のいうことを[1000]聞いてくれなくて……。 0A00:0AF9B0:02:[1003]ドリス「あたしはさ[1000]お姫さまなんかに[1000]なりたくなかったのよ。[1002][1003]ドリス「でも 親父が[1000]王さまになったもんだから 私も[1000]お姫さまに されちゃってさ。[1002][1003]ドリス「あーあ。[1000]もっと 気楽に[1000]くらしたかったなあ。 0A01:0AFA04:10:かつて 私は ここで毎日[1000]パパス王の 帰りを[1000]待っていました。[1002]そして ついに 城にやってくる[1000]サンチョどのの姿を[1000]見つけたのでした![1002]あの時ほど[1000]うれしかったことは[1000]ありません。[1002]しかし いくら 目をこらしても[1000]そのあとに いるはずの[1000]パパス王の姿が見えませんでした。[1002]サンチョどのの知らせを[1000]聞いた時ほど[1000]悲しかったことは ありません。 0A02:0AFA93:20:私は 先代のパパス王に命じられ[1000]かつて天空にあったといわれる[1000]伝説の城について[1000]研究をしている者です。[1002]しかし パパス王 亡き今[1000]この研究が いったい[1000]なにになると いうのでしょうか! 0A03:0AFAE4:40:[1003]サンチョ「坊っちゃん[1000]おめでとうございます。[1002][1003]サンチョ「まったく……[1000]死んだと思っていた坊っちゃんが[1000]帰ってきてくれて……。[1002][1003]サンチョ「しかも お嫁さんと[1000]もうすぐ 坊っちゃんの[1000]子供まで……。[1002][1003]サンチョ「このサンチョ[1000]今日ほど うれしい日は……。[1000]うっ うっ……。 0A04:0AFB5B:04:[1003]ビアンカ「[1012] ごめんね。[1000]今まで かくしていて……。[1002][1003]ビアンカ「そうかなって思ったけど[1000]そんなこと言ったら[1000][1012]は 私のために[1000]旅をやめちゃうような気がして[1002][1003]ビアンカ「でも もう[1000]いっしょに 旅をしたいなんて[1000]わがままを いわないわ。[1002][1003]ビアンカ「身体に気をつけて[1000]きっと 丈夫な赤ちゃんを[1000]生むわ。[1002][1003]ビアンカ「好きよ [1012]。 0A05:0AFBE8:02:なにやら おめでたい話で[1000]よかったわね。 0A06:0AFBF8:80:いくら 人のいい王さまでも[1000]ただの通りすがりの旅の人に[1000]ベッドを貸すわけはないし……。[1002]あなたたち[1000]いったい 何者なの? 0A07:0AFC2B:04:なに事もなく[1000]安心いたしました。[1002]王さまが お待ちかねです。[1000]さあ どうか下ヘ。 0A08:0AFC4D:10:[1003]ビアンカ「でも [1012]が[1000]この国の王子さまだったなんて[1000]びっくり しちゃったわ。[1002][1003]ビアンカ「もし [1012]が[1000]王さまに なっちゃったら[1000]私たちの子供も 王子さまね。[1002][1003]ビアンカ「なあんて[1000]そんなことは どうでもいいの。[1002][1003]ビアンカ「私は 今のままで[1000]十分に しあわせよ。 0A09:0AFCB9:80:[1003]ビアンカ「[1012][1000]もどってきて くれたのね。[1002][1003]ビアンカ「今日は もう休む? 0A0A:0AFCDB:01:[1003]ビアンカ「私も いっしょに[1000]冒険に でたいけど[1000]もう わがまま いわないわ。[1002][1003]ビアンカ「だって[1000]丈夫な赤ちゃんを 産んで[1000][1012]の よろこぶ顔が[1000]みたいもんね。 0A0B:0AFD1F:08:[1003]ビアンカ「おやすみ [1012]。 0A0C:0AFD2B:20:王さまから なにか[1000]たのまれたんだね。[1002]留守中の 奥さまの お世話は[1000]この私が ひきうけたよっ。 0A0D:0AFD54:10:[1012]さまが[1000]王族だったなんて ぜったいに[1000]人には いいません![1002]大臣からも きつくクチ止め[1000]されていますから……。 0A0E:0AFD84:02:[1003]大臣「[1012]どのが[1000]先代パパス王の子供である事は[1000]まだ ヒミツですぞ。[1002][1003]大臣「試練の洞くつで[1000]どんな事が あるやも知れず…。[1002][1003]大臣「国民たちを ぬかよろこび[1000]させても いけませんでな。 0A0F:0AFDDB:20:どうか[1000]お気を つけて。 0A10:0AFDE6:04:サンチョどのの[1000]お知り合いとは[1000]知りませんでした! 0A11:0AFDFD:01:先日は 失礼しました! 0A12:0AFE08:40:サンチョさんの[1000]お知り合いの かたですね。[1000]どうぞ お入りください。 0A13:0AFE26:01:ここは 兵士たちの酒場よ。[1000]でも あなたは[1000]兵士には 見えないわね。 0A14:0AFE44:01:オジロン王は[1000]本当に いい人なのだが……。[1002]ちょっと おひとよしすぎる[1000]気も するな。 0A15:0AFE69:01:オジロン王は とにかく[1000]大臣の 言いなりなのだ![1002]あれでは どっちが 王さまか[1000]わからないぞ! [100D][1019]ヒック[101A][1118]……。 0A16:0AFE9C:20:先代の パパス王の王妃[1000]マーサさまには[1000]ふしぎなチカラが あったらしい。[1002]そのために さらわれたとも[1000]言われているのだ。 0A17:0AFECF:80:マーサ王妃さまは まだ[1000]きっと 生きていらっしゃる![1002]私は そう信じています。 0A18:0AFEF1:10:パパス王が 旅に出るとき[1000]多くの兵士たちが[1000]ついていこうとしたんじゃ。[1002]しかし あてもない旅に[1000]皆を まきこむわけには いかぬ[1000]と そう申されて……。[1002]結局 まだ赤ン坊だった王子と[1000]おとものサンチョどのの[1000]3人だけで 旅だったんじゃよ。 0A19:0AFF58:01:あの大臣 パパス王が[1000]いなくなってから[1000]急に えらそうになって。[1002]オレは 好きじゃねえな。 0A1A:0AFF7F:20:[1003]シスター「あなたには なにかしら[1000]なつかしいものを 感じますわ。[1000]気のせいかしら……。 0A1B:0AFFA3:40:[1003]サンチョ「坊っちゃんも[1000]もうすぐ 父親かあ。[1002][1003]サンチョ「月日のたつのは[1000]はやいもんですねえ。 0A1C:0AFFCF:10:ここは 大臣どのの部屋。[1000]誰も 入れるなとの[1000]大臣どのの 命令です。 0A1D:0AFFEF:01:よくぞ もどられました! 0A1E:0AFFF9:10:おかえりなさいませ! 0A1F:0B8002:10:[1003]大臣「なんと![1000]王家のあかしを 手に入れ[1000]無事に もどってくるとはっ![1002][1003]大臣「いや もどられるとは。[1000]さすが 先代パパス王の[1000]血をひきし おかた。[1002][1003]大臣「この大臣 ほとほと[1000]かんぷく いたしましたぞ。[1000]わっはっはっはっ。 0A20:0B8063:04:[1003]オジロン「おお [1012]よ![1000]よくぞ やりとげた![1002][1003]オジロン「王家のあかし[1000]しかと 見とどけたぞよ![1002][1003]オジロン「これで 晴れて[1000]そなたに 王位をゆずれると[1000]いうもんじゃ。[1002][1003]オジロン「大臣! そなたも[1000]もはや 文句はないであろう?[101D][1002][1003]大臣「文句とは 心外ですな。[1000]私は ただ しきたりのことを[1000]言っただけで 文句などは……。[1002][1003]オジロン「そ そうであったな。[1000]とにかく [1012]が[1000]この国の王に なるのじゃ。 0A21:0B8111:80:[1003]ビアンカ「ハアハア……。[1000]愛してるわ [1012]……。 0A22:0B8128:02:おふたりの子供ですから[1000]きっと かわいい赤ちゃん[1000]ですわよ。 0A23:0B8142:01:[1003]シスター「おしずかに。[1000]今 まさに 新しい生命が[1000]生まれようと しています。 0A24:0B8163:80:なーに 大丈夫さ。[1000]これでも 私は 今まで[1000]3人も 産んでるんだよ。[1002]さあさ ここは 私たちに[1000]まかせて 下の部屋で[1000]待っておいでよ。 0A25:0B819C:40:こういう場合[1000]男は ただ オロオロするしか[1000]ありませんね。 0A26:0B81B6:20:[1003]オジロン「そうか。[1000]もうすぐ 産まれそうか……。[1002][1003]オジロン「王子になるか[1000]王女になるか どちらにしろ[1000]めでたいことだな。 0A27:0B81EB:04:[1003]サンチョ「あ! 坊っちゃん![1000]話を聞いて 私も[1000]とんで来たんです。[1002][1003]サンチョ「しかし ここで[1000]こうして待っていると まるで[1000]坊っちゃんが 産まれたときの[1000]ようですね。[1002][1003]サンチョ「坊っちゃんが 産まれた時[1000]パパス王は どんなに[1000]よろこばれたことか……。 0A28:0B8257:08:どうか お気を たしかに。 0A29:0B8262:02:[1012]さまも いよいよ[1000]父親ですね。 0A2A:0B8270:02:[1012]さま[1000]おめでとうございます! 0A2B:0B827D:10:[1015]さんは とっても[1000]よく がんばりましたよ。[1002]ほら。本当に かわいい[1000]たまのような 男の子と[1000]そして 女の子も……。[1002]いっぺんに ふたりも なんて[1000][1012]さんは[1000]本当に しあわせ者だねっ。 0A2C:0B82C7:40:男の子のほうは[1000]目もとが [1012]さまに[1000]そっくり。[1002]やさしそうで しかも[1000]どことなく ふしぎで……。[1002]女の子のほうは[1000]そうね やっぱり[1000]お母さん似かしら。[1002]大きくなったら[1000]きっと美人に なりましてよ。 0A2D:0B831A:01:[1003]ビアンカ「[1012]……。[1000]私 がんばったよ。[1002][1003]ビアンカ「よく やったって[1000]ほめてくれる? 0A2E:0B833E:10:[1003]ビアンカ「ありがとう。 0A2F:0B8349:10:[1003]ビアンカ「もう! いじわるね。[1000]でも 本当は[1000]てれくさいんでしょう。 0A30:0B8366:20:[1003]ビアンカ「[1012]……。[1000]私たちの 赤ちゃんよ。[1002][1003]ビアンカ「ねえ……。[1000]赤ちゃんの名前 どうする?[1002][1003]ビアンカ「私は [1012]に[1000]名前を つけてほしいな。 0A31:0B83A7:10:[1003]ビアンカ「ねえ [1012]……。[1000]ふしぎだと 思わない?[1002][1003]ビアンカ「私は 小さい頃[1000]お父さんや お母さんは[1000]ずっと昔から お父さん[1000]お母さんなんだって思ってた。[1002][1003]ビアンカ「でも みんな こうして[1000]お父さんや お母さんに[1000]なっていったのね。[1002][1003]ビアンカ「[1012] 私たちもステキな[1000]お父さんや お母さんに[1000]なりたいわね。 0A32:0B842A:10:[1003][1016]「バブー……。 0A33:0B8434:01:[1003][1017]「キャッ キャッ。 0A34:0B8440:80:[1012]さまが パパス王の[1000]子供だったなんて……。[1002]本当に びっくりして[1000]しまいましたですよ。 0A35:0B8465:02:さあ [1012]さま![1000]オジロン王が[1000]お待ちかねで ございます! 0A36:0B847D:40:ぐごごごごー。 0A37:0B8485:40:[1003]オジロン「ムニャムニャ……。[1000]もう 飲めんわい……。[1000]ぐうぐう……。 0A38:0B84A6:40:ぐがががが……。 0A39:0B84AD:80:ムニャムニャ……。[1000]外は キケンです……。[1000]ぐうぐう……。 0A3A:0B84CA:08:ススススス……。 0A3B:0B84D2:04:ぬ! なにやつだっ![1000]ムニャムニャ……。 0A3C:0B84E6:04:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]いえ [1012]王![1002][1003]サンチョ「王妃さまは きっと[1000]見つかります。[1000]ええ 見つかりますとも! 0A3D:0B8517:40:あっ 王さま![1000]はい ここは 大臣どのの[1000]お部屋で ございます。 0A3E:0B8532:10:やや! 新しく王になられた[1000][1012]さまではっ![1002]しかし このたびは[1000]とんだ事になって[1000]心中 おさっし申しあげます。 0A3F:0B8560:20:しかし なんだねえ[1000]歴史は くりかえすって[1000]ホントだねえ……。[1002]わっ! 王さま![1000]今のは 失言でした。[1000]どうか お許しを。 あわわ……。 0A40:0B859A:20:新しい王さまに けいれい! 0A41:0B85A6:01:あ! これは王さま[1000]よくぞ おこしを。 0A42:0B85B5:08:王妃さまは [1015]さまは[1000]見つかりましたかっ?[1000]そ そうですか……。[1002]でも きっと 王妃さまは[1000]帰ってきますよねっ。 0A43:0B85E3:40:[1003]シスター「王さま……。[1000]このたびは とんだことに……。[1002][1003]シスター「しかし どうして[1000][1015]さま までが[1000]さらわれたのでしょうか?[1002][1003]シスター「マーサ王妃さまには[1000]ふしぎなチカラが あって[1000]それが原因だったのですが……。 0A44:0B8640:08:今 多くの兵士たちが[1000]必死で [1015]さまの[1000]行方を 追っています![1002][1012]王 今 しばらくの[1000]ごしんぼうを! 0A45:0B866E:80:[1012]王も やっぱり[1000]先代のパパス王のように[1000]王妃さまを 助けるため[1000]旅に でてしまうのですか? 0A46:0B8697:20:うーむ。 また この国に[1000]王のいない時代が[1000]やってくるのかあ……。 0A47:0B86B2:08:それを聞いて 安心しました![1000]王さまあっての[1000]グランバニアですからねっ。 0A48:0B86D2:08:王さま。[1000]王子さまと王女さまの お誕生[1000]おめでとうございます[1002]こんな事を いうと[1000]おいかりに なるかも[1000]知れませんが。[1002]お子たちだけでも 無事で[1000]本当に よかったですね……。 0A49:0B871B:20:おお! おお![1002]パパス王が 連れていった[1000]あの時の 赤ン坊が[1000]この国の 新しい王に![1002][1012]王![1000]本当に ご立派な 王さまぶり[1000]ですぞ! 0A4A:0B8755:08:ちくしょう…![1000][1015]さまのような[1000]あんなに美しい王妃さまが[1000]さらわれるなんて![1002]王さま! なんとしても[1000][1015]さまを[1000]助けだしてくださいよっ! 0A4B:0B878D:04:[1012]王 大丈夫です![1002]マーサさまも [1015]さまも[1000]きっと 生きていらっしゃる。[1002]そして 2人を助けだしたとき[1000]王に 新しい道が[1000]しめされることでしょう。 0A4C:0B87CC:80:[1012]王が パパスさまの[1000]ご子息なら お教えしておかねば[1000]ならないでしょう。[1002]伝説の勇者の血は[1000]今も 生き続けています。[1002]そして もし世界が必要とした時[1000]伝説の勇者は よみがえる……と[1000]そう伝えられています。 0A4D:0B8829:04:グランバニアに 栄光を! 0A4E:0B8837:02:[1003]ドリス「誰も 信じちゃ[1000]くれないけどさ。[1002][1003]ドリス「あたしは 見たんだよ。[1000]大臣のやつが[1000]空をとんでゆくのを。[1002][1003]ドリス「やっぱり あの大臣[1000]どっか おかしかったんだなあ。 0A4F:0B8881:40:はい 王さま。[1000]今のところ あやしいヤツは[1000]見つかっていません。[1002]ただ なにやら[1000]北の空に 黒い雲が……。 0A50:0B88AF:02:だいぶ前ですが[1000]怪物たちの集団が 北の山を[1000]めざして 走ってゆきました。[1002]気のせいでしょうか。[1000]そのなかに 人の姿も[1000]見えたような……。 0A51:0B88EC:02:お前さん どこから来たかは[1000]知らんが 北の山だけは[1000]近づかんほうが ええぞ。[1002]なんでも 北の山には[1000]おそろしい怪物が 住む[1000]塔が あるそうじゃからな。 0A52:0B892F:02:ほほう。[1000]ここまで 来るとは[1000]たいしたヤツ だな。[1002]しかし これ以上は[1000]このオレさまを たおさぬと[1000]進めぬぞ。[1002]ざんねん だったなっ! 0A53:0B8968:02:ケケケ![1000]うまそうなヤツが[1000]やって来たわい![1002]さっきの女も うまそうだったが[1000]あの女は ジャミさまに[1000]とられてしまったからな。[1002]かわりに お前を[1000]食ってやろう! ケケケ! 0A54:0B89B2:04:この塔に あやしいヤツが[1000]潜入したそうだ。[1002]ん? お前はっ![1000]この あやしいヤツめ! 0A55:0B89D8:02:[1003]大臣「わ わたしが[1000]まちがっていた……。[1002][1003]大臣「や やはり 怪物などに[1000]チカラを かりるのでは[1000]なかったわい……。[1002][1003]大臣「このままでは[1000]グランバニアの国が……。[1002][1003]大臣「許してくれい[1000][1012]王……![100D][1000]ぐふっ! 0A56:0B8A32:40:オレはよお[1000]弟の来るのを 待ってるんだ。[1002]うわさでは この塔には[1000]すごい お宝が あるって[1000]話だからな。 0A57:0B8A5E:80:[1003]ジャミ「そう 死に いそぐことも[1000]あるまい……。 0A58:0B8A74:40:[1003]ジャミ「愛する妻に 別れの言葉でも[1000]かけてあげることだな。 0A59:0B8A92:08:[1003]ジャミ「そこにいる 私の未来の妻に[1000]あいさつでも したらどうだ。 0A5A:0B8AAF:40:ここは[1000]エルヘブンの村。[1002]忘れられた民族の[1000]住む村で ございます。 0A5B:0B8AD0:02:この村に 旅のお方とは[1000]まあ めずらしい! 0A5C:0B8AE2:02:まあ! お客さまなんて[1000]なん年ぶりかしら……。 0A5D:0B8AF6:01:旅のお人よ。[1002]もし そなたが[1000]世界の道理を 知りたくて[1000]この村に 来たのなら[1002]この村の 4人の長老に[1000]会うと いいだろう。 0A5E:0B8B2B:02:村の娘が 外に[1000]お嫁にいくなんて[1000]わしは 反対したのに……。 0A5F:0B8B46:01:もう なん年前に[1000]なるかのう……。[1002]この村に 1人の若者が[1000]迷いこんで来てのう。 0A60:0B8B68:40:村の娘と 恋に落ちて[1000]娘は その若者に連れられて[1000]村を 出ていったんじゃよ。[1002]娘の名は マーサ。[1000]若者は たしか パパスとか[1000]いう名前じゃったな。 0A61:0B8BAB:01:かつて この村にいた[1000]マーサさまは その能力ゆえに[1000]魔物に さらわれたそうです。[1002]ああ マーサさまは[1000]いったい どこに……。 0A62:0B8BDD:80:なんと! そなたは[1000]マーサどのの ゆかりの者と[1000]申すか? 0A63:0B8BF5:08:ならば そなたに[1000]まほうの じゅうたんと[1000]カギを さずけよう![1002]2つとも この町にあるので[1000]さがして[1000]持ってゆくがよい。[1002]そなたが マーサどのを[1000]助けだすことを[1000]期待しているぞよ。 0A64:0B8C41:02:ふむ……。[1000]わしの そら耳だったか……。 0A65:0B8C52:08:この上は 長老たちの[1000]部屋で ございます。 0A66:0B8C66:10:エルヘブンの民は[1000]神に 選ばれし 民族。[1002]かつては 魔界に通じる[1000]大きな能力を 持っていたと[1000]いわれています。[1002]しかし その能力も 今では[1000]長老たちが わずかに[1000]有するのみ![1002]ただ かつて この村にいた[1000]マーサさまは 偉大な能力の[1000]持ち主だったとか……。 0A67:0B8CD9:08:まほうの じゅうたんが あれば[1000]草原や湖 海の上ですら[1000]自由に 旅ができるでしょう。 0A68:0B8D01:80:古い言い伝えでは[1000]世界のどこかに ふしぎな塔が[1000]あるそうじゃ。[1002]その塔は 空高くまで そびえ[1000]塔をのぼった者は[1000]天空の 神のいる城に[1000]みちびかれるという。 0A69:0B8D48:04:よくぞ 来ました。[1000]大いなるマーサの子 [1012]と[1000]その仲間たちよ。[1002]そなたの来ることは[1000]わかっていました。[1002]かつては マーサを連れだした[1000]パパスどのを とても[1000]うらみに 思ったものです。[1002]しかし 2人の子 [1012]には[1000]なんの罪も ありませんものね。[1002]今こそ すべてを[1000]教えましょう。[1002]太古の昔 神は この世界を[1000]3つに わけたのです。[1002]神自身が住む 天空界[1000]人間たちが住む この世界[1000]魔物らを封じた 暗黒世界。[1002]そして この3つの世界が[1000]たがいに まじわることのないよう[1000]門番を もうけました。[1002]その門番を 命じられたのが[1000]我々 エルヘブンの民[1000]なのです。 0A6A:0B8E39:80:我々 エルヘブンの民は[1000]門を 閉めることも そして[1000]開くことも できたと[1000]いわれています。[1002]しかし 時がたつに つれて[1000]その能力は しだいに[1000]うしなわれて いったのです。 0A6B:0B8E82:10:[1012]の母上 マーサさまは[1000]我が民の 太古の能力を[1000]とくに強く 宿しておられました。[1002]魔物らが マーサさまを[1000]さらったのは 暗黒世界の門を[1000]開かせるためでしょう。 0A6C:0B8ECD:04:私は 感じることが できます。[1002]開かれた門は 年ごとに[1000]その開け口を 大きくしています。[1002]このままでは やがて[1000]巨大な魔界の王ですら[1000]こちらに やってくるでしょう。[1002]そうなるまえに マーサさまを[1000]助けだし 開かれた門を[1000]再び 封印するのです。[1002]大いなるマーサの子 [1012][1000]あなたには そのチカラが[1000]あるはずです。 0A6D:0B8F53:02:この塔には[1000]すごい宝が 眠っていると[1000]聞いて来たんだけどよ。 0A6E:0B8F6D:10:なんと この あれた塔を[1000]ここまで のぼってくる者が[1000]おったとは![1002]かつては この塔から[1000]天空の城に いけたものだが[1000]今は この ありさま……。[1002]天空の城も 今では[1000]湖の底じゃ![1002]もし それでも[1000]いきたいと いうなら[1000]そこの マグマの杖を[1000]持ってゆくがよい。[1002]その杖を つかえば[1000]洞くつを ふさぐ岩をも[1000]とかすことが できようぞ! 0A6F:0B8FF7:40:わー 助けてくれー![1000]誰か このトロッコを[1000]止めてくれー! 0A70:0B9013:08:ワシは昔 ここで[1000]はたらかされていた者じゃ。[1002]湖の底に すごいお宝が[1000]眠ってるって話で[1000]ほらされたんじゃよ。 0A71:0B9043:40:[1003]プサン「これで この城が 天より[1000]落ちてしまった理由が[1000]わかりました。[1002][1003]プサン「しかし ゴールドオーブは[1000]いったい どこに[1000]いったのでしょうか……。[1002][1003]プサン「さいわい この台には まだ[1000]オーブのオーラが かすかに[1000]残っているようです。[1002][1003]プサン「そのオーラを追って[1000]オーブのゆくえを[1000]めいそう してみましょう。 0A72:0B90CA:08:ここは 妖精の村に[1000]通じていると いわれている[1000]まよいの森だ。[1002]しかし ふつうの人間じゃ[1000]この森を ぬけることは[1000]できねえみたいだぜ。[1002]もっとも 妖精の姿を[1000]見ることが できるなら[1000]話は べつだけどよ。 0A73:0B9123:01:私もね 子供のときは[1000]妖精の姿を 見たことが[1000]あったんだけどねえ……。 0A74:0B9142:10:[1019]きゃっ![101A][1100] 0A75:0B914B:10:ここは ポワンさまが 治める[1000]妖精の村よ。 0A76:0B9160:01:わっ! 人間だ![1002]人間が この村に くるなんて[1000]ずいぶん ひさしぶりだなあ。 0A77:0B9180:10:たしか この前 人間が来たのは[1000]20年くらい前じゃったな……。[1002]なんと! お前さんが[1000]あの時の子供かっ!?[1000]大きゅうなったのう……。 0A78:0B91B8:40:[1003]ポワン「まあ もしかして[1000][1012]っ![1000]なんて なつかしいんでしょう。[1002][1003]ポワン「あの時は 本当に[1000]世話に なりましたね。[1002][1003]ポワン「それで 今日は 私に[1000]なにか 用なのですか? 0A79:0B9202:01:[1003]ポワン「でも本当に なつかしいわ。[1000]用がなくても ゆっくりして[1000]いって くださいね。 0A7A:0B9225:40:[1006][1012]は 事情を話した。 0A7B:0B9231:10:[1003]ポワン「そうですか。[1000]どうやら 約束を はたす時が[1000]来たようですね。[1002][1003]ポワン「[1012] このホルンを[1000]持ってゆきなさい。[1002][1003]ポワン「私たち 妖精国の女王が[1000]きっと チカラに[1000]なってくれるでしょう。 0A7C:0B9288:40:[1003]ポワン「神の城が 再び天にのぼり[1000]世界が平和になることを[1000]私たちも 祈っていますわ。 0A7D:0B92B1:40:[1003]ベラ「[1012]だってこと[1000]私には すぐに わかったわ。[1002][1003]ベラ「本当に ひさしぶりね[1000][1012]……。 0A7E:0B92D8:10:[1003]ルナ「妖精の城は ふつうの人間に[1000]見ることは できません。[1002][1003]ルナ「しかし ようせいのホルンを[1000]吹けば あなたがたにも[1000]見つけることが できるでしょう。[1002][1003]ルナ「山々にかこまれた 深き森。[1000]その森の湖の まん中で[1000]ホルンを お吹きなさい。 0A7F:0B9345:80:ようこそ 妖精の お城に。 0A80:0B9352:04:伝説の勇者さまが ついに[1000]誕生したことは 私たちも[1000]知っておりました。[1002]どうか [1016]さまに[1000]神の祝福が ありますように。 0A81:0B9385:40:[1003]女王「よくぞ まいられました。[1000]話は すでに ポワンから[1000]聞いております。 0A82:0B93A6:02:[1003]女王「しかし [1012]の姿が[1000]見えませんね。[1000][1012]は どうしたのです? 0A83:0B93C1:10:[1003]女王「たしかに 天空の城にあった[1000]2つのオーブは 私たち妖精の[1000]祖先が 作ったものです。[1002][1003]女王「しかし もはや 私たちには[1000]同じ物を 作ることは[1000]できません。[1002][1003]女王「これを ごらんなさい。[1007][1000][1006]……女王は ひかるオーブを[1000]とりだした! 0A84:0B942B:08:[1003]女王「じつは 作ろうとしたのです。[1002][1003]女王「しかし 形は にていますが[1000]このオーブには 天空の城を[1000]浮上させるほどの魔力は[1000]どうしても ないのでした。[1002][1003]女王「でも [1012]。[1000]あなたなら できるかも[1000]知れません。[1002][1003]女王「このオーブを [1012]に[1000]さしあげましょう。 0A85:0B9499:08:[1003]女王「私たち 妖精には[1000]時の流れを 変えるチカラは[1000]ありません。[1002][1003]女王「でも [1012]には[1000]できるかも知れないのです。[1000]さあ おゆきなさい。 0A86:0B94D5:10:知ってるかも知れないけど[1000][1015]さんは 伝説の勇者の[1000]子孫なのよ。 0A87:0B94F2:02:[1012]さんは エルヘブンの[1000]血を引いていましたね。[1002]2人の間に 伝説の勇者が[1000]生まれたのは 天のご意志[1000]だったのでしょう。 0A88:0B9528:40:どうか まず 女王さまに[1000]お会いに なりますように。 0A89:0B953E:04:さあ どうぞ お通りください。 0A8A:0B954B:04:私は 世界の歴史を すべて[1000]記録しておるのじゃ。 0A8B:0B9564:01:ここに あるものは[1000]私たち 妖精の宝物です。[1002]しかし せかいの平和には[1000]かえられません。[1000]どうか お持ちくださいませ。 0A8C:0B9596:08:ん? みかけない顔だな。[1000]この村の長 パパスどのは[1000]とても 強い![1002]イタイめに あいたくないなら[1000]さわぎなど おこさぬようにな。 0A8D:0B95CC:02:つい先日 村の長パパスさんが[1000]2年ぶりに 旅から[1000]帰ってきたんですよ。[1002]でも あんな小さい子を[1000]連れて 旅をするなんて[1000]大変だっただろうなあ。 0A8E:0B960A:20:あんた 知っとるかね?[1000]パパスのむすこ [1012]が[1000]おばけ退治を したそうじゃ。[1002]あの子は 大きくなったら[1000]きっと 強い戦士になるぞ! 0A8F:0B9642:10:あんた 旅の者だな。[1002]あやしまれたくなかったら[1000]村のことを あまり[1000]かぎまわらないようにな。 0A90:0B9667:01:はて? どこかで[1000]お会いしたことが[1000]ありましたっけ……。[1002]ああ だんなさまの[1000]お知り合いの方 ですね。[1002]だんなさまなら[1000]上に いらっしゃいますよ。 0A91:0B96A0:20:パパスさんも 2年ぶりに[1000]帰ってきたと思ったら[1000]アルカパに 出かけたりして。[1002]ホントに いそがしい人[1000]だねえ……。 0A92:0B96D2:04:これはウワサじゃが[1000]パパスどのの奥さんは[1000]怪物どもに さらわれたらしい。[1002]私は まだ子供の [1012]が[1000]ふびんで なりませんわい。 0A93:0B9708:02:きゃっ ステキな人![1002]あら 私としたことが[1000]なにを いってるのかしら……。[1002]なにも ない村ですが[1000]どうか ゆっくりしていって[1000]くださいね。ぽっ……。 0A94:0B9743:10:誰もいないのに どうも[1000]人の気配が するんだ。[1002]パパスさんとこの [1012]が[1000]誰かと話してるみたいに[1000]ひとり言を いってたし……。[1002]おかしいなあ……。 0A95:0B977E:02:ゆうべ 酒場で[1000]パパスという人と いっしょに[1000]飲んだのですが[1002]いやはや なかなかの苦労人で[1000]感心させられました。[1000]ただ者では ないですぞ! 0A96:0B97BA:04:なんでも パパスの だんなが[1000]ラインハットの城に[1000]よばれたそうだ。[1002]気のせいだと いいんだが[1000]なにやら むなさわぎが して[1000]ならねえんだ。 0A97:0B97F2:80:[1003]パパス「ん? 誰かは知らんが[1000]私に なにか用かな? 0A98:0B980A:01:[1003]パパス「では ジャマをしないで[1000]くれないか。 ちょっと[1000]調べものを しているんでな。 0A99:0B982D:40:[1003]パパス「なんだって!?[1000]おぬしが 私の むすこ? 0A9A:0B9843:08:[1003]パパス「わっはっはっはっ![1000]私の子供は あとにも 先にも[1000][1012]1人 だけだ! 0A9B:0B9864:01:[1003]パパス「なにか ほかに用でも[1000]あるのかな? 0A9C:0B9876:40:[1003]パパス「ふむふむ……。では[1000]ラインハットには いくなと[1000]いうのか? 0A9D:0B9895:04:[1003]パパス「なんだか いってることが[1000]よくわからない人だな。 0A9E:0B98AC:80:[1003]パパス「さあ もう いいだろう。[1000]私は いそがしいのだ。[1000]むこうに いってくれないか。 0A9F:0B98CE:02:[1003]パパス「私が ラインハット城に[1000]よばれていると[1000]よく 知っていたな……。[1002][1003]パパス「わかった![1000]おぬしは 予言者だろう。[1002][1003]パパス「わるいが 私は 予言など[1000]信じぬことに しているのだ。[1002][1003]パパス「しかし 私の妻に[1000]似た目をした人よ。おぬしの[1000]忠告だけは 気にとめておこう。 0AA0:0B9948:10:[1003][1012]「あっ お兄さんのことだね[1000]教会のお姉さんが いってた[1000]ステキな人って。[1002][1003][1012]「え? ボクのもってる[1000]きれいな宝石を[1000]見せてくれないかって? 0AA1:0B9987:10:[1003][1012]「なーんだ。[1000]ボクの 聞きまちがいか……。 0AA2:0B999B:01:[1003][1012]「うん いいよ。[1000]お兄さん わるい人じゃ[1000]ないみたいだし。[1002][1003][1012]「でも ちょっとだけだよ。[1002][1006][1012]は [1012]に[1000]ゴールドオーブを 手わたした。[1002][1006]ゴールドオーブとひかるオーブを[1000]すりかえますか? 0AA3:0B99ED:04:[1006][1012]は ゴールドオーブと[1000]ひかるオーブを すりかえた![1002][1006][1012]は [1012]に[1000]ひかるオーブを 手わたした。 0AA4:0B9A19:20:[1006][1012]は [1012]に[1000]ゴールドオーブを かえした。 0AA5:0B9A2C:80:[1003][1012]「ねっ すごく きれいな[1000]宝石でしょ。[1002][1003][1012]「うん。 どんなに[1000]ツライことが あっても[1000]ボクは 負けないよ。[1002][1003][1012]「[100A] いこ! 0AA6:0B9A63:80:[1003]プサン「城のなかには[1000]水に とじこめられてた人々が[1000]なん人か 生きていたようですね。[1002][1003]プサン「時間を止め[1000]ねむっていたとはいえ[1000]とてつもない生命力![1002][1003]プサン「私も なつかしい人に[1000]会えて うれしいかぎりです。 0AA7:0B9AC2:40:おお! あなたが この城と[1000]私たちを 救ってくれたのか![1000]なんと礼をいってよいやら……。[1002]えっ? 天空人プサンも?[1002]はて? 天空人には[1000]そのような名前の者は[1000]いなかったはずだが……。 0AA8:0B9B0F:40:どうも[1000]ありがとうございました。[1002]お礼に ぜひ ここにある[1000]せかいじゅのしずくを[1000]お持ちください。 0AA9:0B9B39:20:せかいじゅのしずくは[1000]ひとしずくしか 持てませんが[1000]全員を 1度に回復できます。[1002]なくなったら また ここに[1000]取りに きてくださいね。 0AAA:0B9B75:08:私たちは この日の来ることを[1000]どんなに 待ったでしょうか![1002]さあ 奥にいる おじいさんにも[1000]早く知らせてやってください! 0AAB:0B9BA7:08:なんと! この城が[1000]浮上したとっ!?[1000]それは めでたい![1002]あとは 竜の神さま[1000]マスタードラゴンの復活を[1000]待つばかりじゃわい![1002]マスタードラゴンは 北東の島[1000]ボブルの塔に その能力を[1000]封印したそうじゃ。[1002]そこの タンスの中身を[1000]持ってゆきなされ。[1000]役にたつかも知れんぞ。 0AAC:0B9C24:02:世界が まだ平和だった時代[1000]下界を見て マスタードラゴンは[1000]こう おっしゃいました。[1002]人間も なかなか[1000]よいものだな……。[1002]そして お姿を おかくしに[1000]なってしまったので[1000]ございます。[1002]ああ! その後 数百年の間に[1000]この城が 落ちてしまうなど[1000]誰が 思ったでしょうか![1002]天空に この城が あるかぎり[1000]平和は続いたはずでしたのに……。 0AAD:0B9CB3:02:はあはあ……。[1000]2匹の とてつもない怪物が[1000]竜の目を……。[1002]2匹は まだ この塔のどこかに[1000]ひそんでいるはず……。[1002]見つからないうちに 早く[1000]お逃げください。[1000]ぐふっ! 0AAE:0B9CFD:02:[1003]ゴンズ「なんだ お前は?[1002][1003]ゴンズ「そうか。 ゲマさまが[1000]言ってた [1012]とは[1000]お前たちの ことだな![1002][1003]ゴンズ「ゲマさまの手を[1000]わずらわすことも あるまい。[1000]ここで 死ねっ! 0AAF:0B9D47:01:[1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]ここで 待っていれば[1000]来ると思っていました。[1002][1003]ゲマ「私のことを[1000]おぼえて いますか? 0AB0:0B9D78:01:[1003]ゲマ「ほっほっほっほっ。[1000]そんなことは どちらでも[1000]いいでしょう。[1002][1003]ゲマ「ともかく あの時[1000][1012]を 殺さなかったのは[1000]私の 大きなミスでした。[1002][1003]ゲマ「しかし 同じミスは[1000]2度とは しません。[1002][1003]ゲマ「あの時 私が[1000]焼き殺し 灰にしてあげた[1000][1012]の 父のように[1002][1003]ゲマ「お前たちも ここで[1000]楽にして あげましょう。[1000]ほっほっほっほっ。 0AB1:0B9E08:40:なんと! ロープが[1000]役に たちなさったか![1002]それは よかったのう。 0AB2:0B9E23:08:[1003]プサン「待っていました [1012]。[1000]ドラゴンオーブを[1000]持ってきてくれたのですね。[1002][1003]プサン「やはり あなたがたは[1000]私の思ったとおり 知恵と[1000]勇気をかねそなえた人たちです。[1002][1003]プサン「さあ そのオーブを[1000]私に わたしてくれませんか? 0AB3:0B9E85:04:[1003]プサン「そうですか……。[1000]本当なら うでずくでも[1000]もらうのですが[1002][1003]プサン「私は 見てのとおりの[1000]やさ男。あなたがたに[1000]とても 勝てそうに ありません。[1000]あきらめることに しましょう。 0AB4:0B9ED1:10:[1006][1012]は ドラゴンオーブを[1000]プサンに 手わたした。 0AB5:0B9EE8:04:そなたたちの助けが なければ[1000]私は 非力な人間のままで[1000]あっただろう。[1002]礼をいうぞ! [1012]! 0AB6:0B9F10:01:プサンが マスタードラゴンの[1000]化身だったとはっ![1002]あやしいヤツなどと言った[1000]自分が はずかしいです……。 0AB7:0B9F3F:10:ついに この城も[1000]マスタードラゴンさまも[1000]もとどおりに……![1002]すべては あなたがたの[1000]おかげです。[1000]ありがとうございました! 0AB8:0B9F72:08:なんと! マスタードラゴンが[1000]復活なされたのかっ![1002]いよいよ 戦いの時が[1000]やってきたようじゃな! 0AB9:0B9F9C:08:やはり マスタードラゴンは[1000]人に おなりになって[1000]いたのですね。[1002]もとのお姿に もどるため[1000]この城に もどるため[1000]さぞかし ご苦労を[1000]なされたことでしょう……。 0ABA:0B9FDF:08:[1016]さまも [1017]さまも[1000]本当に 立派に お育ちで。[1002]あたしゃ もう[1000]うれしくって……。 0ABB:0BA003:01:[1012]王![1000]国の者は皆 あなたさまの[1000]お帰りを 待っていました![1002][1012]王 ばんざい![1000]グランバニアに 栄光あれ! 0ABC:0BA032:20:お! 目が さめたようだな[1000][1012]王![1002]ん? まさか わしを[1000]わすれたのでは あるまいな?[1000]わしじゃよ オジロンじゃよ。[1002][1003]オジロン「まあ 8年ものあいだ[1000]石に なっていたのでは[1000]無理も ないかも知れんが……。[1002][1003]オジロン「ところで [1012]王。 0ABD:0BA094:08:[1003]オジロン「わしらは [1012]王を[1000]さがすうち ぐうぜんにも[1000]マーサどのの ふるさとを[1000]発見したのじゃ![1002][1003]オジロン「先代のパパス王は[1000]ずいぶん きらわれていた[1000]らしいが それも昔の話。[1002][1003]オジロン「マーサどのの子供の[1000][1012]王になら チカラに[1000]なってくれるかも知れん。[1002][1003]オジロン「マーサどのの ふるさとは[1000]たしか このあたりだったぞ! 0ABE:0BA121:01:本当は もう王さまに[1000]どこにも いってほしくは[1000]ありません。[1002]しかし 8年も待ったのだから[1000]もし少し 待とうではないか[1000]というのが オジロンさまの[1000]お考えなのです。[1002][1012]王![1000]どうか お気をつけて! 0ABF:0BA171:80:[1003]サンチョ「[1012]坊ちゃん![1000]じゃなかった [1012]王。[1002][1003]サンチョ「オジロンどのは[1000]王のために 船まで[1000]用意してくれたのです。[1002][1003]サンチョ「2階の酒場には[1000]モンスターじいさんも[1000]よばれて来ています。[1002][1003]サンチョ「それから 酒場にいる[1000]ルイーダさんに たのめば[1000]城の者たちを つれて出られる[1000]でしょう。[1002][1003]サンチョ「たまには この私も[1000]旅のおともを[1000]させてくださいね。[1002][1003]サンチョ「年老いたといえども[1000]このサンチョ まだまだ[1000]若い者には 負けませんぞ! 0AC0:0BA236:01:私は 王さまの父上 パパスさまに[1000]命じられ 天空の城について[1000]長い間 研究してきました。[1002]そして わかったことは……。[1002]天空には すでに城はなく[1000]そこに住んでいた 竜の神さまも[1000]いずこヘか 姿を消して[1000]しまったということです。[1002]もし再び 天空の城を[1000]存在せしめられたなら[1000]平和な時代が やってくるのかも[1000]知れませんが……。 0AC1:0BA2C4:02:[1012]王! オジロンさまから[1000]話は うかがっています。[1000]どうか お気をつけて! 0AC2:0BA2E3:04:最近 前にも まして[1000]おかしな雲が 空を[1000]おおっています。[1002]闇の世界から 大魔王が[1000]やってくるという ウワサは[1000]本当なのでしょうか……。 0AC3:0BA31F:08:いろんな人たちが[1000][1012]王の帰りを よろこび[1000]この城に やってきています。[1002]どうか ここで[1000]旅のしたくを ととのえて[1000]いかれますように! 0AC4:0BA354:04:うう 頭が いたい……。[1000]夕べは 飲みすぎたなあ……。 0AC5:0BA36C:04:ここは 昔は大臣の部屋でしたが[1000]今は オジロンさま一家が[1000]お住いです。 0AC6:0BA38D:01:[1003]ドリス「[1012]王が 城を[1000]留守にばかり するもんだから[1000]パパったら ちっともヒマに[1000]ならないのよ。[1002][1003]ドリス「でも そのぶん あたしは[1000]うるさく言われなくて[1000]すむけどね。 0AC7:0BA3D4:20:[1012]王が いないあいだに[1000]この国も ずいぶん[1000]人が ヘってしもうたわい。[1002]本当なら 王を助けて[1000]いっしょに 旅に出たいところ[1000]じゃが……。[1002]兵士たちも わしらも[1000]この国を守るのが[1000]精いっぱいなんですじゃ。 0AC8:0BA429:08:城は われわれで[1000]守ってみせます![1002]どうか お気をつけて[1000]いってらっしゃいませ! 0AC9:0BA44B:40:おかえりなさいませ[1000]わが地 グランバニアに![1002]国の者は皆 [1012]王の[1000]お帰りを 待っておりました! 0ACA:0BA476:04:ふがふが……。[1000]わしが生きとるうちに[1000]平和な時代が やってくるかのう。[1000]ふがふが……。 0ACB:0BA49C:10:[1012]王が 8年ぶりに[1000]もどってきたんだ![1002]オレは もう うれしくって[1000]よおっ。ヒック……。 0ACC:0BA4C3:01:王さまは 帰ってきたけど[1000][1015]王妃さまは どこに[1000]いるんでしょうねえ……。[1002]もう どんな顔をしてたか[1000]忘れてしまったけど 私は[1000]あの人の ファンだったんです。 0ACD:0BA504:10:私は ピピン。[1000]小さい頃から こうして兵士に[1000]なるのが 夢でした。[1002]あとは 王を助けて いっしょに[1000]旅に出られたら どんなに[1000]うれしいでしょうか! 0ACE:0BA542:20:うちの子が 大きくなるまでに[1000]平和な時代が 来てくれたらと[1000]思っていたけど……。[1002]あの子 言ったんだよ。[1002]母さん 平和な時代は[1000]待っていても来ないよ。自分たちで[1000]きずいてゆくんだよって……。 0ACF:0BA596:01:オジロンさまから 聞きました。[1002][1012]王の母上 マーサさまの[1000]ふるさと エルヘブンに[1000]いかれるそうですね。[1002]どうか [1012]王に[1000]神の祝福が ありますように。 0AD0:0BA5D7:02:マーサさまって エルヘブンの[1000]出身だったんだって。[1002]あそこの人たちは 魔物から[1000]邪悪な心を ふりはらうチカラが[1000]あるって 聞いたことが あるよ。[1002][1012]王も その血を[1000]引いていたんだね。 0AD1:0BA626:08:え? [1016]さまが[1000]天空のつるぎを そうびできた?[1000]まあっ! 0AD2:0BA63F:20:[1003]ピピン「いっしょに 旅をしてみて[1000][1012]王の 戦いぶりには[1000]本当に 感心しました![1002][1003]ピピン「こんな私で よかったら[1000]またぜひ お声を[1000]おかけください! 0AD3:0BA682:04:[1003]サンチョ「坊ちゃん いえ[1000][1012]王と 旅をしてると[1000]パパス王のことが 思いだされて[1000]なりませんわい。[1002][1003]サンチョ「坊っちゃんの 今の姿を[1000]だんなさまにも 見せて[1000]あげたかったです……。 0AD4:0BA6CF:04:[1003][1016]「あっ お父さん![1000]ボクを 置いてゆくなんて[1000]ひどいや![1002][1003][1016]「すぐに[1000]ルイーダさんに いって[1000]ボクも 連れていってよ! 0AD5:0BA706:02:[1003][1017]「お父さんが いうなら[1000]わたし おるすばん してます。[1002][1003][1017]「でも 本当は わたしも[1000]連れてって ほしかったな。 0AD6:0BA735:04:まあ あなたたちは[1000]このまえの……。[1002]また ポワンさまに[1000]会いたいのね。[1002]わかったわ。案内してあげる。[1000]こっちよ。 0AD7:0BA763:40:えっ? ゴールドオーブを?[1000]それなら ポワンさまに[1000]聞けば いいと思うわ。 0AD8:0BA785:08:[1003]ポワン「そうですか。[1000]では 天空の塔や お城を[1000]さがしてみては どうでしょう。[1002][1003]ポワン「きっと 道が ひらけると[1000]思いますわ。[1002][1003]ポワン「わたしたちは[1000]あなたの 味方です。[1002][1003]ポワン「こまったときは いつでも[1000]たずねてきて くださいね。 0AD9:0BA7EB:40:[1003]ベラ「妖精国の女王さまに[1000]会う方法は 下の階にいる[1000]ルナが 教えてくれるはずよ。[1002][1003]ベラ「がんばってね [1012]。 0ADA:0BA820:08:[1003]ルナ「神の城が 天にのぼり[1000]再び 世界に 平和が[1000]おとずれますように。 0ADB:0BA842:40:サラボナの町の フローラさんが[1000]8年ぶりに 修道院から[1000]帰ってきたそうじゃ。 0ADC:0BA868:80:修道院で おあずかりしていた[1000]お嬢さんを 家まで[1000]送ってきたところです。[1002]彼女のような人には[1000]シスターとして 修道院に[1000]残ってほしかったのだけど。[1002]そろそろ ステキな男性を探して[1000]結婚させたいというのが[1000]お父上の お考えらしいですね。 0ADD:0BA8D5:02:ここから ずっと南に行って[1000]橋を わたれば[1000]サラボナの町ですよ。 0ADE:0BA8F3:10:ラインハットのヘンリーさまが[1000]ご結婚したらしいわね。[1002]え? あんた ヘンリーさまと[1000]お知り合いなの?[1000]だったら いってあげなよ![1002]ルラフェンで ルーラっていう[1000]呪文を習えば ラインハットに[1000]もどれるはずだよ! 0ADF:0BA951:40:あんた まさか ウワサを聞いて[1000]フローラさんと 結婚したいなんて[1000]思ったんじゃないだろうねえ。[1002]でも あれほどの娘さんだ。[1000]相手にも されないと思うよ。 0AE0:0BA992:08:じつは カボチの村の西の[1000]洞くつで とてつもなく[1000]強い怪物と 戦ったのだ。[1002]あれは まさしく[1000]キラーパンサー![1002]しかも 人に[1000]かわれていたことが あると[1000]オレは みたぞ![1002]なにか その頃の思い出の品でも[1000]つかえば 手なずけられるかも[1000]知れないのだが……。 0AE1:0BA9FE:08:ここは 見はらしの塔。[1002]魔物たちが おそって来たら[1000]すぐ わかるようにと[1000]ルドマンさんが 建てたのだ。 0AE2:0BAA29:80:おや お泊まりですか?[1000]だったら カウンターの外から[1000]お話しください。 0AE3:0BAA48:80:ここに いるのは 2人とも[1000]あたしの息子だよ。[1002]本当は 女の子も[1000]ほしかったんだけどねえ。 0AE4:0BAA6E:40:サンタローズの村ヘ ようこそ。[1000]神さまは いつも旅人を[1000]見まもっておいでですわ。 0AE5:0BAA91:80:昔 うちの店が[1000]焼かれちゃったときは[1000]本当に 絶望したよ。[1002]でもね 元気に育ってゆく[1000]娘を見てると なんだか[1000]希望が わいてきてさ。[1002]まあ 人生も なかなか[1000]すてたもんじゃないね。 0AE6:0BAAE2:04:わーい![1000]お客さんだ お客さんだ! 0AE7:0BAAF1:02:ふうふう…。[1000]そこの店で 鉄のヨロイを[1000]買ったんだけど 重くて…。[1002]ふうふう…。 0AE8:0BAB16:20:グランバニアの人々は[1000]8年ものあいだ 行方不明の[1000]国王を 探していたらしい。[1002]よほど 立派な[1000]国王なのだろうな。 0AE9:0BAB4C:02:おや? 旅のお客さんとは[1000]めずらしいねえ。 まあ[1000]ゆっくり飲んでってくださいよ。 0AEA:0BAB6E:08:グランバニアの国では[1000]2代も 続けて 王妃さまが[1000]さらわれたらしい。[1002]いったい どう[1000]なってんじゃろうな……。 0AEB:0BAB9D:80:おや? あなた[1000]お子さんが いるわりには[1000]お若いですなあ。 0AEC:0BABB5:10:愛する夫をもつ女は[1000]ずっと 若いままで[1000]いられるものですわ。 0AED:0BABD0:02:最近は ここでも[1000]武器がよく売れてね。 これも[1000]世の中が 暗いせいだろうな。 0AEE:0BABF3:02:ウワサによると[1000]とてつもない魔王が 世界を[1000]ねらっているらしい。[1002]しかし 光の教団に頼めば[1000]助けてくれるそうだ。 0AEF:0BAC26:02:こいつ エラそうなことを[1000]言ってるけど[1000]昔は 弱虫だったんだぜ。 0AF0:0BAC43:20:世界が あぶないとか[1000]いやなウワサもあるけど…。[1002]あたしに できるのは[1000]息子に おいしいゴハンを[1000]作ってやることだけさね。 0AF1:0BAC78:10:酒場のオヤジに聞いたのだが[1000]世界のどこかに 伝説の勇者の[1000]子孫が いるらしい。[1002]ぜひ 会ってみたいものだな。 0AF2:0BACA9:04:まったく こんな収入じゃ[1000]光の教団ヘの きふ金なんて[1000]払えやしないわ。ブツブツ…。 0AF3:0BACD2:08:あんた 知ってるかね?[1000]光の教団の神殿は[1000]セントベレス山に あるそうだ。[1002]でも ふつうの人間に[1000]あんな山 どうやって[1000]のぼれって いうんだろうねえ。 0AF4:0BAD14:10:ずっと 家を出てた[1000]ぼくの お姉ちゃんが[1000]帰ってきたんだ。[1002]わーい わーい。 0AF5:0BAD35:02:あら? どこかで[1000]お会いしましたっけ?[1000]わたしの名は クラリス。[1002][1003]クラリス「もう 私も 若くないし[1000]これからは しっかりと[1000]生きようと思って[1000]帰ってきたんです。 0AF6:0BAD78:80:伝説の勇者さまが あらわれ[1000]この城ヘ やって来る日が[1000]近いという ウワサです。[1002]私は 旅の ぎんゆう詩人ですが[1000]しばらく 旅は お休みです。[1002]勇者さまに お会いして[1000]勇者さまのために うたうのが[1000]私の夢 なのです。 0AF7:0BADD6:04:勇者さまが もうすぐ[1000]あらわれると いうことです![1000]その時まで……。 0AF8:0BADF2:04:それでね その勇者さまが[1000]現れる日が 近いって[1000]アイシスさまが 言ってるのよ! 0AF9:0BAE14:40:女王さまの 予言のとおり[1000]闇が 世界を[1000]おおい始めたようです……。[1002]しかし 女王さまは[1000]勇者さまの再来が 近いとも[1000]予言されたのです! 0AFA:0BAE51:02:きれいな お花を見れば[1000]魔物のことなんか[1000]忘れちまうよ! 0AFB:0BAE6A:80:[1003]アイシス「あら? あなたは 前にも[1000]いらしたことが ありましたね。[1000][1012]さん でしたね。[1002][1003]アイシス「あれから あなたのことは[1000]ずっと 気になっていたのですよ。 0AFC:0BAEAA:01:[1003]アイシス「実は 先日 天より[1000]お告げが あったのです。[1000]伝説の勇者が 現われる日が[1000]近い……と。 0AFD:0BAED8:20:[1003]アイシス「ところで……。[1000]そちらの 男の子は あなたの[1000]息子さんですか? 0AFE:0BAEF8:04:[1003]アイシス「ウソは いけません。[1000]私は 心を 読めるのですよ。 0AFF:0BAF15:02:[1003]アイシス「そうですか。[1000]お子さんが いらっしゃるとは[1000]時がたつのは 早いものです。[1002][1003]アイシス「お名前は? そうですか[1000][1016]と 言うのですね。 0B00:0BAF51:80:[1003]アイシス「……私 その子から[1000]なにかを 感じます。[1000]とても 強く……。 0B01:0BAF70:80:[1003]アイシス「その子をつれて[1000]私に ついてきてください! 0B02:0BAF88:08:[1003]アイシス「ああ !やはり[1000]そうでしたか……。 0B03:0BAF9B:40:[1003]アイシス「ぜひ その息子さんを[1000]つれて来てください。[1000]お待ちしていますわ。 0B04:0BAFBD:20:[1003]アイシス「ところで……。[1000]あなたには 息子さんが[1000]いらっしゃるのでは? 0B05:0BAFDB:20:ああ! 伝説の勇者さま![1000]待っていて 良かった……。[1002]勇者[1016]さま![1000]どうか 私の うたを[1000]お聞きください![1002]おおー でんせつのーゆーしゃー[1000]ぜったいー むてーきだー[1000]つよいぞ ゆうーしゃあー![1002]ど どうです?[1000]気にいって いただけましたか? 0B06:0BB03F:04:そ そうですか!?[1000]よろこんで いただいて[1000]光栄です! 0B07:0BB055:80:う……。 すみません。[1000]もっと 修業します……。 0B08:0BB06A:10:伝説の勇者さまが[1000]とうとう 現われたそうです![1002]うーん ぜひとも[1000]お会いしたいものです。 0B09:0BB08F:80:伝説の勇者の 言い伝えが[1000]真実だとしたなら…ー。[1002][1016]さまの お母上は[1000]天空人の血を[1000]ひいているのでしょうか? 0B0A:0BB0C2:10:うーむ……。[1000]もう 伝説のカブトを[1000]お守りする必要が[1000]なくなって しまったぞ。[1002]いや! まだ 私たちには[1000]テルパドールの民を 守るという[1000]使命が あるのだった! 0B0B:0BB108:10:オリャー![1000]勇者さまに 負けては[1000]いられぬぞ! キエエーイッ! 0B0C:0BB127:04:勇者といっても まだ[1000]小さな子 なんだね。 0B0D:0BB139:01:勇者って まだ[1000]小さな子供 なんだって?[1002]かわいそうだけど[1000]がんばって もらわないとね。 0B0E:0BB15D:20:ねえ 知ってる?[1000]勇者さまが とうとう[1000]現われたんですって![1002]それでね その勇者さまって[1000]かわいい 男の子なんですって! 0B0F:0BB18F:08:あら……? あなた[1000]もしかして 勇者……さま?[1002]キャー! どうしましょっ[1000]キャー! 0B10:0BB1B2:08:天空の血をひく[1000]勇者さまの家系は[1000]とだえていなかった[1002]これで 世界も 救われると[1000]いうものです。 0B11:0BB1DD:10:アイシスさまに お話は[1000]うかがいましたわ。 0B12:0BB1EF:20:勇者[1016]さま[1000]よくぞ おいで くださいました。 0B13:0BB202:02:勇者さまの ご家族の方[1000]よくぞ おいで くださいました。 0B14:0BB21A:08:女王さまが[1000]新たな予言を なさいました![1002]伝説の勇者の 再来により[1000]世界は 救われるであろう と! 0B15:0BB247:20:[1003]アイシス「おお 勇者[1016]よ[1000]よくぞ まいられました。[1002][1003]アイシス「まだ 若いとは いえ[1000]そなたには 勇者としての[1000]使命が あたえられたのです。[1002][1003]アイシス「その勇者としての ちからで[1000]世界を おおう闇を[1000]ふりはらってください! 0B16:0BB2A7:80:[1003]アイシス「私たちは これ以上[1000]あなたがたを お助けすることは[1000]できませんが……。[1002][1003]アイシス「せめて あなたがたの[1000]ごぶじを 祈らせてください。[1002][1003]アイシス「おおいなる 天空の神よ[1000]主の御子たる この者たちに[1000]祝福を……。 0B17:0BB30B:02:勇者さまが 現われたんだって?[1000]こりゃ 念入りに[1000]お花の手入れを しなくちゃ。[1002]勇者さまが 見に来てくださるかも[1000]知れないからね。 0B18:0BB344:20:あんたが おそいんで[1000]ほかの人にも 頼んだが[1000]魔物は たおせなかっただよ。[1002]でも あんたが[1000]来てくれたからには 安心だ![1000]よろしく頼むだよ。 0B19:0BB37F:01:あんれ! こんな村に[1000]お客さんとは めずらしいだ。 0B1A:0BB393:80:このところ 豊作つづきでのう。[1000]ありがたいことじゃ。 0B1B:0BB3AB:02:わーい わーい![1000]ここは カボチ村だよ! 0B1C:0BB3BC:08:あんた こんな村まで[1000]なにしに来ただ? まさか[1000]畑をたがやしに来たってのか? 0B1D:0BB3DB:10:わっはっは! そりゃそうだ。[1000]都会もんにゃ とてもムリだべ。 0B1E:0BB3F6:04:なんと そうだったか![1000]んじゃ さっそく頼むだ! 0B1F:0BB40A:10:あたし ルラフェンから[1000]お嫁にきたの[1002]主人は やさしんだけど[1000]あそぶ所はないし 手は荒れるし[1000]もうイヤ! こんな生活! 0B20:0BB440:10:おや? お客さんだよ。[1000]どうぞ 中に入って[1000]ゆっくりしてくんろ。 0B21:0BB45C:10:オラたちの村じゃ[1000]よそ者も 大かんげいだよ。 0B22:0BB470:04:なんたって この村の恩人も[1000]よそ者だったからな。 0B23:0BB484:20:[1003]村長「あんたに こんな話をしても[1000]しかたないだが 聞いてくんろ。[1002][1003]村長「実は昔 この村に[1000]魔物が出たとき ある旅のお方が[1000]退治してくれたんじゃ。[1002][1003]村長「それなのに わしらは[1000]その人を うたがって[1000]追い出してしまったんじゃ。[1002][1003]村長「今となっては おそいが[1000]本当に 悪いことをしたと[1000]思っとるだよ。 0B24:0BB504:80:よく考えてみると[1000]いつかの化け物は 村の者を[1000]おそったりはしなかっただ。[1002]もしかしたら[1000]悪い化け物じゃなかったのかも[1000]しれないねえ…。 0B25:0BB53D:10:やい かかあ![1000]お茶 もってきやがれ![1002]おっと 女房じゃなかったのか。[1002]女房なんてものは ガツンと[1000]やってやりゃ いいのよ。[1000]わっはっはっはっ。 0B26:0BB579:20:うちの人が あんなに[1000]たくましいとは[1000]思わなかったよ。[1002]あたしゃ ほれなおしたねえ。 0B27:0BB59A:40:山奥の村の 西にある[1000]ほこらの中で 赤く光る[1000]つぼを 見つけたんだよ。[1002]ルドマンさんに 話したら[1000]そ…そんなバカな! って[1000]まっ青な顔を しちゃってさ。[1002]なんか 悪いこと[1000]言ったのかなあ……。 0B28:0BB5ED:80:[1012]!?[1000][1012]じゃないか![1002]何年たとうが[1000]あんたの 顔を[1000]忘れるもんかね![1002]ところで もう[1000]ルドマンさんには[1000]会ったのかい。 0B29:0BB61F:40:なんだか このごろ[1000]ルドマンさんは 顔色が悪くて[1000]ようすが おかしいのさ。 0B2A:0BB63F:01:ここのところ[1000]ルドマンさんが[1000]よく 来るんだよ。[1002]外で 酒を飲むような人じゃ[1000]なかったんだがねえ。 0B2B:0BB669:08:ふあーあ…[1000]昼間は ダメね。[1000]どうも ちょうし出ないわ。 0B2C:0BB683:02:おや まあっ [1012]![1000]元気だったかい?[1002]あんたたちの 結婚式が[1000]つい こないだの ようだねえ。 0B2D:0BB6A8:40:なんと まあっ[1000]こりゃ あんたの子だね!?[1000]目元が そっくりだよ! 0B2E:0BB6C4:01:おう お前さんは [1012]![1000]いちだんと たくましく[1000]なった ようじゃのう[1002]ほほうっ 父親になったとは[1000]あっぱれじゃ [1012]![1002]まこと めでたいのう[1000]ほっほっほ。 0B2F:0BB701:01:[1003]アンディ「…………!!![1000]ま まさか もしかして……[1002][1003]アンディ「やっぱり [1012]だ![1000]いやー おなつかしい![1002][1003]アンディ「あれから いつも2人で[1000]あなたたちの話を[1000]してたんですよっ。 0B30:0BB74C:04:[1003]アンディ「あっ そうだった。[1000]しょうかい します。[1000]ボクの妻 フローラです! 0B31:0BB76D:80:まあっ! [1012]![1000]帰ってきてくれたのね!?[1002]ああ 神さまは[1000]私たちを 見守っていて[1000]下さったのだわ![1002][1012]。 どうか[1000]力を かしてちょうだい。[1002]数日前 この町にやって来た[1000]旅の商人の 話を聞いてから[1000]主人の ようすが変ったの。[1002]でも 私には[1000]何も話してくれないし……。[1000]ああ もう心配で……。 0B32:0BB7E6:10:いったい ルドマンさんは[1000]何を あんなに[1000]おそれて いるのだろう……。 0B33:0BB802:01:ルドマンさんの 屋敷から[1000]わらい声が 聞こえます。[1002]きっと 心配ごとが[1000]かたづいたのですね。[1000]よかったなあ。 0B34:0BB830:40:いやあ。[1000]さっき ひどい[1000]じひびきが してたろ。[1002]なんか 体のでかいやつが[1000]歩いているようだったよなあ。 0B35:0BB85B:02:えっ ルドマンさんが[1000]元気に なったって?[1002]そうかあ。[1000]いいお客さんが[1000]一人 ヘっちまったな。 0B36:0BB882:10:[1003]アンディ「そうでしたか。[1000]150年前の 魔物とは……。[1002][1003]アンディ「きっと 魔物にとっては[1000]数日くらいの[1000]時間だったのでしょう。[1002][1003]アンディ「ルドルフおじいさんが[1000]すでに いないなんて[1000]わからなかったんですよ。 0B37:0BB8DE:80:[1003]フローラ「お父さまを そして町を[1000]すくって いただいて[1000]本当に ありがとう ございます。[1002][1003]フローラ「[1012]さまの[1000]旅のごぶじを 心から[1000]おいのり いたしますわ。 0B38:0BB921:02:うわさに聞いたのだが[1000]闇の大魔王が この世界を[1000]ほろぼそうと しているらしい。[1002]うぬっ 方法さえあれば[1000]じっと待つより こちらから[1000]攻め入って やるものを! 0B39:0BB965:80:私は どんなトビラでも[1000]あけられるという 伝説のカギを[1000]もとめて 旅をしています。[1002]言いつたえでは その昔[1000]ゴロステという 大とうぞくが[1000]持っていたらしいのです。 0B3A:0BB9AA:40:じゃが わしも年老いた。[1000]息子に 会えるのも[1000]そう遠い日では なかろうて。 0B3B:0BB9CB:08:ほう あんた[1000]大とうぞく ゴロステの名を[1000]知ってるのか。[1002]ゴロステは さいごのカギで[1000]世界中を あらしたそうだが[1000]悪いことは できねえもんだぜ。[1002]なんでも 山ほどもある怪物に[1000]飲みこまれて[1000]いっかんの おわりって話だ。[1002]もっとも その怪物も[1000]だれかに 退治されたらしいがね。[1002]まっ 世のなか[1000]うえには うえが いるって[1000]ことよ。 0B3C:0BBA55:04:それも これも[1000]遠い昔の 思いでさね。 0B3D:0BBA65:20:ぼくは 小さいころから[1000]船乗りに なるのが[1000]夢だったんですよ。[1002]今は 魔物が 多くて[1000]船を 遠くまで[1000]だせないのですが……。 0B3E:0BBA9B:20:あんたも 船で[1000]旅を しているようだな。[1002]なに ちがう?[1000]空とぶジュータンで[1000]空の旅を しているだって!?[1002]う うそをつけ![1000]オレは だまされないぞ![1000]人が空を とべるわけがねえ! 0B3F:0BBAE7:80:いらっしゃいませ。[1000]ポートセルミの酒場ヘ[1000]ようこそ。 0B40:0BBB01:01:私と夫の2人は[1000]勇者さまを さがすため[1000]世界中を 旅しています。[1002]でも なかなか みつからずに[1000]月日ばかりが たって[1000]しまいました……。[1002]この町に 来るのも 2回目。[1000]この前は そう……。[1000]10年ちかく 前でしたかしら。 0B41:0BBB5E:10:私たちの ステージは[1000]夜からなのよ。[1002]見たかったら[1000]夜に 酒場にきてね。 0B42:0BBB7E:20:ここんとこ[1000]お酒の のみすぎかしら[1000]ひっく! 0B43:0BBB91:20:[1003]ノーラ「ごめんなさい。[1000]サインなら[1000]みなさんことわってるの。[1002][1003]ノーラ「まいばん ステージで[1000]おどるだけで[1000]もう ヘトヘトなのよ。[1002][1003]ノーラ「でも よわねは[1000]はかないわ。[1002][1003]ノーラ「今日も はりきって[1000]おどるから ぜひ[1000]見に来て ちょうだいね! 0B44:0BBBFB:40:[1006]返事が ない……。[1000]ただの しかばねの ようだ。 0B45:0BBC10:01:[1006]しかし [1012]は カベに[1000]落書きを 見つけた。[1002][1006]“マリア……。[1000] 兄さんは もう だめだ……[1002][1006]“せめて…… せめて おまえだけは[1000] しあわせに なってくれ……” 0B46:0BBC55:80:大教祖 イブールさまは[1000]今 めいそう中で あられる![1002]お前たちが 誰であろうと[1000]イブールさまの ジャマは[1000]させぬぞ! 0B47:0BBC8A:80:[1003]ビアンカ「[1012]。[1000]気にせずに いってきても[1000]いいわよ。[1002][1003]ビアンカ「だって これからは[1000]ずっと いっしょに[1000]いられるもんね。[1002][1003]ビアンカ「愛してるよ [1012]。 0B48:0BBCCA:08:[1003][1016]「お母さん……。[1000]えーん えーん……。 0B49:0BBCDC:08:[1003][1017]「お母さんが こんなに[1000]きれいな人だったなんて……。 0B4A:0BBCF3:40:[1003][1017]「お父さんも けっこう[1000]すみに おけないわね。 0B4B:0BBD09:02:[1016]さまも [1017]さまも[1000]どんなにか お母さまに[1000]会いたかったことか……。[1002]あたしまで[1000]涙が でてきちまって……。 0B4C:0BBD34:80:[1015]王妃さまが もどられ[1000]国中の者は わがことのように[1000]よろこんで います。[1002][1012]王![1000]おめでとうございます。 0B4D:0BBD61:10:[1003]オジロン「おお [1012]王! 0B4E:0BBD6D:04:[1003]オジロン「親子水いらずの所を[1000]お呼びたてして 本当に[1000]申しわけないのじゃが…… 0B4F:0BBD93:08:[1003]オジロン「[1012]王に[1000]どうしても 聞いておきたい[1000]ことが あってな。[1002][1003]オジロン「ずばり 申そう![1002][1003]オジロン「[1012]王は[1000]暗黒の魔界に ゆかれる[1000]おつもりか? 0B50:0BBDD7:10:[1003]オジロン「それを聞いて 安心した。[1000]これで この国もあんたい![1000]ばん ばんざいじゃ! 0B51:0BBDFC:08:[1003]オジロン「それは なりませぬぞ![1002][1003]オジロン「いのちのリングからの[1000]マーサさまの言葉 このわしも[1000]人づてに 聞き申した。[1002][1003]オジロン「どうか マーサさまを[1000]信じて お考えを[1000]あらためますように。 0B52:0BBE53:08:[1003]サンチョ「坊っちゃん![1000]いえ [1012]王![1002][1003]サンチョ「オジロンさまの[1000]お考えも わからずでも[1000]ないですが……。[1002][1003]サンチョ「私は なんとしても[1000]だんなさま いえ先代パパス王の[1000]ご意志を ついで マーサさまを[1000]助けて いただきたいと……。[1002][1003]サンチョ「そのためには[1000]このサンチョ どんな所にでも[1000]お供いたしますぞ! 0B53:0BBED9:08:王さま! もう どこにも[1000]いかないで ください! 0B54:0BBEEB:08:うわさでは 天空の城が[1000]復活したそうです。[1002]平和な時代が やってくる日も[1000]そう遠くないですぞ! 0B55:0BBF17:08:[1003][1017]「お父さんの お母さんて[1000]私の おばあちゃんに[1000]なるのよね。[1002][1003][1017]「私も おばあちゃんに[1000]会ってみたいなあ……。 0B56:0BBF48:08:[1003][1016]「お父さん[1000]伝説の勇者って ボクのこと[1000]なんでしょ。[1002][1003][1016]「いこうよ![1000]いって 悪いヤツを[1000]やっつけようよ![1002][1003][1016]「ボクは そのために[1000]生まれてきたと 思うんだ! 0B57:0BBF91:02:[1003]ビアンカ「私は なにも いわないわ。[1002][1003]ビアンカ「[1012]の 好きなように[1000]したら いいと思う。[1002][1003]ビアンカ「でも ひと言だけ[1000]いわせて……。[1002][1003]ビアンカ「どんなことに なっても[1000]私は [1012]に[1000]ついてゆくからね。[1002][1003]ビアンカ「愛してるよ [1012]。 0B58:0BBFF3:01:[1012]王![1000]お話は うかがっています。[1000]どうか お気をつけて! 0B59:0BC00B:02:[1015]王妃さまは[1000]昔のまま 美しくて……。[1000]ああ 王妃さま……。[1002]はっ! 私としたことが[1000]いかん! いかん! 0B5A:0BC035:01:わーい [1015]王妃さまが[1000]帰ってきたっ! 0B5B:0BC045:04:[1015]王妃さまが 8年ぶりに[1000]もどってきたんだ![1002]オレは もう うれしくって[1000]よおっ。ヒック……。 0B5C:0BC06F:02:暗黒の魔界だなんて[1000]聞いただけで おそろしいけど。[1002]でも いったい どうしたら[1000]そんな所に いけるんで[1000]しょうねえ……。 0B5D:0BC0A1:01:サンチョどのから 聞きました。[1002]母上マーサさまを 助けるため[1000]暗黒の魔界に[1000]いかれるそうですね。[1002]魔界ヘの入口のことは[1000]たぶん エルヘブンの民が[1000]知っていることでしょう。 0B5E:0BC0EF:40:ララララー。[1000]3つのリングが 合わさるとき[1000]ふしぎなトビラが 開かれるー。[1002]これは 先代マーサ王妃さまが[1000]よく 歌っていた歌だと[1000]聞いています。 0B5F:0BC132:04:まあ! なんと[1000]天空の城が ふたたび空に!?[1002]では 竜の神さまも[1000]復活なされたのですねっ![1002]だとすれば 神の光が[1000]暗黒の魔界にも えいきょうを[1000]あたえているはず。[1002]今なら 魔王のチカラも[1000]少しは 弱まっていること[1000]でしょう。 0B60:0BC195:01:[1003]ビアンカ「[1012]と 旅をしてると[1000]いろんなことを 思いだすわ。[1002][1003]ビアンカ「おばけ退治に いったり[1000]滝の洞くつに 入ったり……。[1002][1003]ビアンカ「ホントは ちょぴり[1000]こわかったんだ。[1002][1003]ビアンカ「でも [1012]が[1000]そばに いてくれたから……。[1002][1003]ビアンカ「[1012]。[1000]また 私を つれていってね。 0B61:0BC20B:01:あら あなたがたは たしか[1000]マーサさまの……。[1002]おひさしぶりで ございますね。 0B62:0BC22A:10:なんと そなたは[1000]魔界に 入りたいと申すか?[1000]それは ならんぞっ![1002]だいいち 魔界ヘのトビラは[1000]ここ何百年も[1000]閉じられたままじゃ! 0B63:0BC264:08:え? そのカギを すでに[1000]持っていると? わーお! 0B64:0BC279:40:ほう あんた ゴロステの[1000]名を 知っとるのかね?[1002]わしも 昔 その とうぞくの[1000]ことを ポートセルミで[1000]聞いたことが あったのう……。 0B65:0BC2B2:01:ほう。 あんたも 聞いたか。[1000]それは よかったのう。 0B66:0BC2C5:10:私たちには わかります。[1000]魔界に ゆきたいと[1000]申すのですね……。[1002]それには まず 洞くつのなか[1000]水の神殿のトビラを[1000]開かなくては なりません。 0B67:0BC302:40:水の神殿のトビラは[1000]何百年も カギが かかったまま[1000]なのです。 0B68:0BC31F:80:古い言いつたえでは[1000]神殿に 3つのリングを[1000]ささげたとき……。[1002]魔界ヘの門が 開くと[1000]いわれています。 0B69:0BC34E:20:うわさでは 天空の竜の神さまが[1000]復活なされたようです。[1002]そのためか この世界に[1000]おだやかな光が[1000]満ちはじめました。[1002]もはや 魔界の大魔王といえども[1000]おいそれとは こちらに[1000]やって来れないでしょう。 0B6A:0BC3A3:80:ここは ジャハンナ。[1000]暗黒の国で ただ ひとつの[1000]町で ございます。 0B6B:0BC3C3:08:お若いの。ここに このような[1000]町があって おどろいたで[1000]あろう。[1002]この町を とりかこんでいる水は[1000]マーサさまが オモテの国から[1000]持ってきた せいなる水。[1002]マーサさまは この町の[1000]すくい主なのだ。 0B6C:0BC413:80:おや 見かけない顔だね。[1000]まさか オモテの世界から[1000]来たとか……。[1002]いや そんなことが[1000]あるはずないよ。[1002]あんたも きっと マーサさまの[1000]おチカラで 邪悪な心を[1000]改心させて もらったね。[1002]はやく りっぱな人間に[1000]おなりよ。 0B6D:0BC473:04:私は こう見えても 昔は[1000]あくま神官 だったんだよ。[1002]あの頃は 毎日が[1000]戦いと うらぎりの連続で……。[1002]でも マーサさまの おかげで[1000]今では すっかり ひとがらも[1000]丸くなってね。[1002]ほら こんなに[1000]太ってしまったんだよ。 0B6E:0BC4D0:01:いったい マーサさまは[1000]いつまで 大魔王を 押さえて[1000]いられるだろうか……。[1002]マーサさまの 命のともしびが[1000]しだいに 小さくなってゆくのが[1000]私には わかります。[1002]ああ! だれか はやく[1000]なんとか しなければっ! 0B6F:0BC524:10:わーい わーい[1000]ボク 人間に なれたよお![1002]おともだちの スラタロウくんも[1000]はやく なれると いいのになあ。 0B70:0BC551:01:ピキー! 0B71:0BC556:08:うーん うーん……。[1002]マ マ マスタードラゴンさま![1000]大魔王のチカラが 日に日に[1000]強くなってきています……。[1002]こ このままでは[1000]大魔王みずからが 封印を破り[1000]オモテの世界に……。[1002]うーん うーん……。 0B72:0BC5AE:20:大魔王さまは この町の北[1000]エビルマウンテンの頂きに[1000]住んでおられる。[1002]あの お方は 偉大だ![1000]たとえ伝説の勇者といえども[1000]あの方の足元にも[1000]およばないであろう。[1002]私は 人となった 今でも[1000]大魔王さまだけは[1000]そんけい しているのだ。 0B73:0BC614:20:やや あなたは たしか[1000]ヘンリーさまの お友だちの方![1002]いやー おなつかしゅう[1000]ございます。[1002]しかし ふしぎですな。[1000]あれから だいぶたつのに[1000]あなたは まったく昔のままだ。 0B74:0BC65B:04:あ! あんた![1000]いつか どこかで 会ったよね![1002]う うちの人が うちの人が[1000]怪物に 食べられて[1000]しまったんだよ![1002]あんた 強いんだろ。[1000]だったら 悪い怪物たちを[1000]やっつけて 平和な世界に[1000]しておくれよ。[1002]おねがいだよ……。[1000]うっうっうっ……。 0B75:0BC6BE:08:まあ あなたさまは……。[1000]ええ おぼえていますともっ。[1002]たしか お母さまを さがして[1000]旅を しているとか……。 0B76:0BC6E9:01:え? 今は 石にされた奥さまを[1000]助けるために? まあっ![1002]早く 会えるよう[1000]私も 祈っていますわ。 0B77:0BC714:02:うわさでは サラボナという町の[1000]東には 妖精の村に通じる森が[1000]あるそうです。 0B78:0BC738:10:だいぶ昔のことですが[1000]グランバニアから たくさんの[1000]兵士が やって来ました。[1002]なんでも 行方不明になった[1000]王さまを さがしているとかで。[1002]見つかっていれば[1000]よいのですが……。 0B79:0BC782:08:グランバニアといえば[1000]やっぱり パパス王のときが[1000]よかったのう。[1002]わしゃ このトシになるまで[1000]あれほどの ええ男は[1000]見たことが ないわい! 0B7A:0BC7BD:02:おや お客さんとは[1000]めずらしいのう。[1002]せっかくじゃから[1000]いいことを 教えてやろうぞ。 0B7B:0BC7E1:01:ここから さばくを西に歩けば[1000]テルパドールの城。[1000]そして 東南の海に浮かぶのが[1000]メダル王の島じゃ! 0B7C:0BC811:80:ここから 北にいった大陸には[1000]その昔 天空に通ずる塔が[1000]あったそうじゃ。[1002]今も あるのかのう……。 0B7D:0BC83D:01:いらっしゃい![1000]ここは ネッドの宿屋だよ! 0B7E:0BC850:02:ここから北にゆくと[1000]グランバニアの国。[1002]しかし 高い高い山を[1000]こさねばなりません。[1002]もし 山ごえする気なら[1000]ここで ひと休みしてゆくと[1000]いいでしょう。 0B7F:0BC893:10:ここだけの話ですが[1000]光の教団の 大神官は[1000]女の人らしいですよ。[1002]え? 教団を知らない?[1000]教団に入ってれば 世界の終りが[1000]来ても 助かるそうです。[1002]でも そういって お金だけを[1000]集めていたりして[1000]あやしいもんですがね……。 0B80:0BC8F5:02:この大陸の まん中には[1000]わすれられた民族が[1000]住んでいるらしいのう。[1002]いいつたえでは 彼らは[1000]船で 外界に出ていた[1000]そうじゃぞ。 0B81:0BC92C:08:ああ 私のかわいい息子[1000]ジージョは 今 いったい[1000]どこに……。[1002]ジージョが いなくなってから[1000]わが家は まるで[1000]灯が 消えたようだよ……。 0B82:0BC965:80:ジージョさまが いなくなってから[1000]だんなさまも 奥さまも[1000]すっかり おチカラを落として…。[1002]ああ……。だれか[1000]ジージョさまを 連れもどして[1000]くれないものかねえ……。 0B83:0BC9A9:20:ジージョや……。[1000]ああ ジージョや……。 0B84:0BC9BB:80:旅のお方[1000]聞いてくださいな![1002]ジージョ坊っちゃんが[1000]ジージョ坊っちゃんが[1000]帰ってきたんです![1002]だんなさまも 奥さまも[1000]大よろこびで[1000]あたしゃ もう うれしくて……。 0B85:0BCA01:10:わっはっはっはっ![1000]家族の だんらんが こんなにも[1000]楽しいものだったとはっ![1002]やっぱり あの石像は[1000]わが家の 守り神だったに[1000]ちがいないな……。 0B86:0BCA3C:20:きっと 神さまが[1000]ジージョを 私たちに[1000]おもどしくだされたのです。[1002]ああ 神さま![1000]あなたの深き ごじひに[1000]感謝いたします。アーメン。 0B87:0BCA76:08:[1003]ジージョ「やや あなた方は……。[1000]あの時の……。[1002][1003]ジージョ「ボクが こうして[1000]もどれたのも すべて[1000]あなた方の おかげです![1002][1003]ジージョ「ご恩は一生 忘れません。[1000]本当に ありがとうございました。 0B88:0BCACD:40:家の中を[1000]まるで 教会みたいに[1000]かざっちまって…。 0B89:0BCAE4:02:今じゃあ[1000]オラが眠る場所も ないだよ。 0B8A:0BCAF6:08:そんなに はずかしがらずに[1000]もっと近くヘ 来ないかね?[1002]…やや!![1000]ばあさんじゃ なかったのか![1000]こ こりゃ 失礼したわい。 0B8B:0BCB2A:01:おじいさんったら いつまでも[1000]若いつもりなんだから。[1000]しようのない人ですよ。 0B8C:0BCB48:08:温泉に入ってたら[1000]わたしの着がえが[1000]なくなっちゃったの。[1002]だれが 盗んだのかしら?[1000]いやーね! 0B8D:0BCB71:01:おや おや! まあ まあ![1000]ずいぶん 久しぶりだねえ!! 0B8E:0BCB89:10:ちっとも 顔を 見せないで[1000]どうしてたんだい? 0B8F:0BCB9C:80:まったく [1012]さんも[1000]ビアンカちゃんも[1000]危ない旅をしてると思うと[1000]心配で しようがないよ。 0B90:0BCBC2:10:あーあ 宿屋の修業は[1000]つらいなあ…。[1002]宿屋の息子になんて[1000]生まれたくなかったよ。[1000]ぶつ ぶつ…。 0B91:0BCBEE:02:ベネットじいさんの家から[1000]ケムリが 出てないってことは[1000]まだ 寝こんでるんだな。[1002]いいトシして[1000]ムリを しすぎたんだよ。 0B92:0BCC23:04:あんた 知ってるかい?[1000]もうすぐ 世界が 闇に[1000]おおわれるらしいよ。[1002]けど 光の教団というのに[1000]入っていれば その信者だけは[1000]助かるって話だよ。 0B93:0BCC61:10:私には どうも[1000]光の教団というのが[1000]信じられないんですよ。[1002]これは ウワサですが[1000]昔 たくさんの人が[1000]教団の神殿を建てるための[1000]ドレイにされたとか…。 0B94:0BCCA4:10:や やっぱり[1000]都会の宿屋は ちがうだな。[1002]コラ! あんまり[1000]キョロキョロすんでねえ![1000]いなか者だと思われるだよ。 0B95:0BCCD8:02:わーい わーい! 0B96:0BCCDE:80:教会の中で あばれたりしちゃ[1000]いけません! 0B97:0BCCF2:02:やれやれ うちの息子にも[1000]こまったものだわ。[1002]この様子じゃ[1000]まだまだ 孫の顔は[1000]見られそうにないねえ。 0B98:0BCD1E:02:[1003]ベネット「[1019]ゴホン[101A][1114] [1019]ゴホン![101A][1114][1000]ついに もうひとつの[1000]古代呪文が 復活したのじゃ。 0B99:0BCD50:04:[1003]ベネット「[1019]ゴホン[101A][1114] [1019]ゴホン![101A][1114][1000]…ん?[100D] おお! [1012]か![1002][1003]ベネット「お前さんは きっと[1000]また 来ると思って[1000]待っておったのじゃよ 0B9A:0BCD94:08:[1003]ベネット「ちと やっかいな[1000]呪文じゃが お前さんなら[1000]使いこなせるかもしれん。 0B9B:0BCDB8:40:[1003]ベネット「[1019]ゴホン[101A][1114] [1019]ゴホン![101A][1114][1000]わしは お前さんたちが[1000]何者か 分かるつもりじゃ。[1002][1003]ベネット「だてに 古代の研究を[1000]やっとらんからな。[1002][1003]ベネット「わしの研究が[1000]お前さんたちの役に立つことを[1000]祈っとるよ…。 0B9C:0BCE24:02:そこの 詩人さん[1000]毎日 飲んでっけど[1000]大丈夫なのかなあ。 0B9D:0BCE3F:01:よーし 勝った 勝った![1000]人生 負けるときも ありゃ[1000]勝つときも あるってことだな! 0B9E:0BCE64:01:私は ひたすら強力な[1000]武器 防具を もとめて[1000]旅をしている。[1002]天空とつくものは[1000]伝説の勇者にしか そうび[1000]できぬらしいが……。[1002]世界には それ以上のものも[1000]あるらしいな。 0B9F:0BCEB0:02:ぐおー ぐおー。[1000]店は 夜から だよっ。[1002]え? なに?[1000]天空の武器 防具より[1000]強いもの?[1002]ああ 知ってるよ。[1002]ドラゴンのつえ ひかりのたて[1000]おうじゃのマント それに[1000]たいようのかんむり[1000]この4つと いわれてるな。 0BA0:0BCF0B:80:ぼくに なにか用なの?[1000]ぼく オニごっこの オニで[1000]いそがしいんだ。[1000]また あとでね。 0BA1:0BCF2F:08:わっ わっ オニが くるよ![1000]ぼくに 話しかけないで! 0BA2:0BCF46:04:お酒を飲むと 声が良くなるって[1000]聞いたんです。[1002]ラララー ララー[1000]どうです? いい声でしょう? 0BA3:0BCF71:01:本当ですか?[1000]よーし もっと 飲むぞ![1000]グピ グピ! 0BA4:0BCF8A:01:……。[1000]まだ 飲みたりないんですね。[1000]えーい グピ グピ! 0BA5:0BCFA3:08:あたし ここから ずっと北の[1000]ラインハットの国から[1000]やってきたの。[1002]あの国も 昔は いろいろ[1000]あったけど 今は とっても[1000]いい国に なってるよ。 0BA6:0BCFDE:01:この世界には ドラゴンのつえ[1000]とよばれる とんでもない武器が[1000]あるそうですよ。[1002]そのつえを つかえば[1000]巨大な竜に変身できるそうです。 0BA7:0BD019:80:じゃが わしは 夜しか 占わぬ。[1000]夜になったら 店の方ヘ[1000]くるんじゃな。 0BA8:0BD03A:04:うちの人ったら[1000]お店を ほったらかして すぐ[1000]カジノヘ いっちまうんだよ。 0BA9:0BD05A:10:くそー いったい[1000]いつになったら ここから[1000]出られるんだっ!? 0BAA:0BD073:01:おっ ありがてえ![1000]オレを ここから[1000]出してくれるってわけか! 0BAB:0BD08D:04:私は ここに 10年以上[1000]入ったままだが[1000]私に 話しかけてくれたのは[1000]そなたが はじめてだ。[1002]お礼といっては なんだが[1000]いいことを 教えよう。[1002]カジノの スロットは[1000]うしろの列 右から2つめが[1000]1ばん よく出るらしいぞ。 0BAC:0BD0ED:10:ようこそ カジノヘ。[1000]ここでは コインしか[1000]つかえません。[1002]そこの キャッシャーで[1000]コインを 買ってくださいね。 0BAD:0BD11F:40:コインが たまったら[1000]ここで 品物に[1000]かえられるのよっ。 0BAE:0BD137:10:おお! 今日の かせぎが[1000]ぜんぶ パーです。トホホ……。 0BAF:0BD151:20:いくら カジノで勝っても[1000]コインは お金には[1000]もどらないのだ。[1002]無理をせずに あまったお金で[1000]楽しむのが りこうな[1000]やりかた だろう。 0BB0:0BD18C:01:今日は どうも[1000]ついてないわねえ……。 0BB1:0BD19C:04:ここに 来ると[1000]いろんな人の 人生が[1000]見えるのじゃよ。[1002]このトシになったら[1000]それだけが 楽しみで……。[1000]ふぁっふぁっふぁっ。 0BB2:0BD1D3:80:世界を 闇が むしばむという[1000]ウワサが あるみたいですが[1002]人間 死ぬときは 死ぬんです。[1000]人生 楽しまなくっちゃ! 0BB3:0BD209:04:伝説の勇者って 知っていますか?[1000]そういう人が ホントに[1000]出現するか どうか……。[1002]私は 出現するほうに[1000]コイン1000まい[1000]かけてるんですよっ。 0BB4:0BD24B:04:聞いてください![1000]あのモンスターが 勝つと[1000]ダブルアップしてるんで[1000]なんと 1000まいに![1002][1107][1019]いけー![101A][1100] そこだ! 0BB5:0BD283:40:どう? 私の おどりって[1000]色っぽいでしょ。[1000]みんなに いわれるんだあ。 0BB6:0BD2A1:02:あら お客さんも おどりたいの?[1000]ほら もっと コシをふって。[1000]シャン シャン シャン! 0BB7:0BD2C8:02:ララララー。[1000]あいの ささやきもー[1000]いまは とどかなーい[1002]ララララー。[1000]プリーズ プリーズ[1000]アイ ニード ユウー 0BB8:0BD2FA:08:ここは 私たちの ひかえ室よ。[1000]タンスを かってに[1000]あけたりしないでね。 0BB9:0BD318:08:あんた 知っとるかね?[1000]昔 ヘンリーさまと いっしょに[1000]ニセ太后を退治した男のことじゃ。[1002]なんと! あの方は[1000]グランバニアの王子さま[1000]だったんじゃと![1002]でもな 王になられたとたん[1000]行方不明に なったとかで……。[1002]この国にも 王をさがすため[1000]グランバニアの兵士たちが[1000]たずねてきたりも したんじゃぞ。 0BBA:0BD39A:40:そういえば あんた[1000]あの男に よう似とるのう。 0BBB:0BD3AE:02:まったく コリンズ王子の[1000]わんぱくぶりには[1000]あきれてしまうのう。 0BBC:0BD3CA:04:なんでも ここから はるか西[1000]山にかこまれた 洞くつに[1000]すごい宝が 眠っているという[1000]ウワサなのですが…[1002]やたらと 怪物が多くて……。[1000]危ないから 近づかないほうが[1000]いいですよ。 0BBD:0BD416:10:ここは ラインハットの お城。[1002]……はっ?[100D] あ あなたは[1000]たしか ヘンリーさまの[1000]お友だちの [1012]さま! 0BBE:0BD442:08:どうぞ お通りください! 0BBF:0BD44D:10:このところ なぜか[1000]胸さわぎがして なりません。[1002]とてつもなく巨大な 悪意が[1000]世界を おおい始めているように[1000]感じられるのです。 0BC0:0BD487:04:コリンズ王子の いたずらには[1000]ヘンリーさまも[1000]手を やいてるみたいだね。 0BC1:0BD4A6:80:あたしは[1000]コリンズさま 好きよ![1002]だって やさしいもん。 0BC2:0BD4BE:40:ああ びっくりした。[1000]てっきりコリンズ王子だと……。[1002]人が ネズミをきらいなのを[1000]知ってて 頭に ネズミを[1000]のせるんだよ。 まいるよなあ。 0BC3:0BD4FA:80:はるか昔 勇気ある王が[1000]戦いのとき 身につけたという[1000]マントが 今でも どこかに[1000]残されているらしい。[1002]すぐれた防具は すぐれた者が[1000]身につけてこそ[1000]真の力を 出しうるもの。[1002][1012]さまが グランバニアの[1000]王に なられたという話は[1000]すでに 聞きおよんでいまする。[1002][1012]王になら きっと[1000]つかいこなせるはず! 0BC4:0BD57B:08:あーあ おでこにタンコブが。[1000]まったく コリンズ王子には[1000]泣かされてしまいます。 0BC5:0BD59E:10:デール王さまは この国で 再び[1000]権力あらそいが 起きないよう[1000]結婚しない おつもりなのだ。[1002]そうすれば 次の国王は[1000]ヘンリーさまの ひとり息子[1000]コリンズ王子に決まりだからな。 0BC6:0BD5EE:02:ラインハットヘ ようこそ![1000]こちらに おわすのが[1000]デール王で ございます。 0BC7:0BD60F:01:[1003]デール「あ[100D] あなたは…![1002][1003]デール「[1012]さん[1000]いえ[1012]王! 0BC8:0BD628:08:[1003]デール「あなたが[1000]行方不明になった時は[1000]本当に 心配しましたよ。[1002][1003]デール「でも グランバニアに[1000]もどられたと聞いて また[1000]この国にも 来てくださることと[1000]思っていました。[1002][1003]デール「どうぞ ごゆっくり[1000]くつろいでいって下さい。 0BC9:0BD68B:20:[1012]さまの おかげで[1000]ヘンリーさまも 奥さまも[1000]幸せに お暮らしです。 0BCA:0BD6AA:01:[1003]ヘンリー「よう [1012]。[1000]よく来たな。 0BCB:0BD6B9:80:[1003]マリア「[1012]さんは[1000]今でも 大変な旅を[1000]続けているのですね。[1002][1003]マリア「あなたなら きっと[1000]世界を 平和に みちびける[1000]そんな気が しますわ。 0BCC:0BD6F8:08:[1003]ヘンリー「よう [1012]。[1000]コリンズが 失礼をしたな。[1002][1003]ヘンリー「オレは いつでも[1000]ここに いるから[1000]また 旅の途中にでも[1000]あそびに来てくれ。[1002][1003]ヘンリー「もう 行方不明には[1000]なるなよ。 0BCD:0BD74A:01:[1003]コリンズ「ふん わるかったな。[1000]オヤジが あやまれっていうから[1000]いいものを やろう。[1002][1006][1012]は かぜのぼうしを[1000]手に入れた! 0BCE:0BD77E:40:[1003]コリンズ「ふん なんだよう?[1000]もう やるものは ないぞ。 0BCF:0BD797:04:[1003]ヘンリー「よう [1012]。[1000]よく来たな。 0BD0:0BD7A7:02:おや あなたも[1000]メダルを こうかんに?[1002]ボクは まだ[1000]せんしのパジャマしか[1000]もらったことがないんですよ。 0BD1:0BD7D2:08:世界が 平和になったとたん[1000]これだものな……。[1002]いやはや マスタードラゴンさまは[1000]なにを 考えているのやら……。 0BD2:0BD802:01:まさか プサンとかいう人間に[1000]もどってしまう おつもりでは[1000]ないだろうな……。 0BD3:0BD821:40:クルリン クルリン。[1000]世界に 平和が もどりました。 0BD4:0BD83A:01:私の友だちの ベラが[1000]あなたたちに よろしくって[1000]いってたわよ。 0BD5:0BD854:08:ほら 地上の人々が[1000]世界の平和を あんなに[1000]よろこび合っています。[1002]すべては あなたたちの[1000]おかげですわ。 0BD6:0BD883:40:ありがとうございました。[1002]あなた方のことは ここで[1000]永遠に 語りつがれて[1000]いくでしょう。 0BD7:0BD8A9:10:わしじゃよ。[1000]ダンロのなかにいた老人じゃよ。[1002]おはんらは すごいのう。[1000]わしは 見なおしたぞ! 0BD8:0BD8D1:01:おお! すべては[1000]神の おみちびきですぞ! 0BD9:0BD8E4:02:ああ いそがしい![1000]新しい歴史に あなたがたのことを[1000]書きくわえなくっちゃ。 0BDA:0BD905:02:このたびは 本当に[1000]ありがとうございました。[1002]さあ マスタードラゴンさまが[1000]おまちかねで ございます。 0BDB:0BD930:10:世界に 平和が おとずれたのも[1000]すべて あなたたちの おかげ。[1000]ありがとうございました。 0BDC:0BD955:08:やはりマーサさまは[1000]偉大な女性でした。[1002]マーサさまの子と[1000]そのマゴたちが 世界を[1000]すくったのですからね。 0BDD:0BD983:04:わっはっはっは。[1000]わしは あんたたちなら[1000]やってくれると思っていたよ。 0BDE:0BD99E:20:そうか 平和が来たのか。[1000]長生きは するもんじゃのう。[1000]ありがたや ありがたや……。 0BDF:0BD9C1:40:思えば それが すべての[1000]はじまりじゃった。[1002]わしは 生き続けるかぎり[1000]この話を 後世に[1000]伝えてゆこうぞ。 0BE0:0BD9F1:80:ここは武器の店だ。[1002]しかし もう武器など[1000]必要のない時代が 来たんだ! 0BE1:0BDA14:01:いらっしゃい![1000]防具屋にようこそ![1002]といっても もう防具なんか[1000]いりませんよねえ。[1000]商売をかえなくっちゃ! 0BE2:0BDA43:02:ここは あなたたちの[1000]ふるさとです。[1002]また 遊びに来てくださいね。 0BE3:0BDA5E:04:かつて この村から[1000]かけおちした若い2人の[1000]その子らが 世界をすくった。[1002]ロマンチックよねえ……。 0BE4:0BDA8A:01:すべては 神の おみちびき。[1002]どうか 伝説の勇者と[1000]その家族に これからも 神の[1000]ごかごが ありますように。 0BE5:0BDAB9:02:[1003]コリンズ「ふーん。[1016]は[1000]伝説の勇者だったのか。[1000]えらいんだな。[1002][1003]コリンズ「なんだったら 本当に[1000]オレの子分に してやっても[1000]いいぞ! 0BE6:0BDAF5:01:[1003]マリア「そうですか……。[1000]兄が あの神殿のカベに[1000]そんな書きおきを……。[1002][1003]マリア「でも あなた方のおかげで[1000]世界が平和になり 兄も きっと[1000]うかばれたと思いますわ。 0BE7:0BDB3E:04:はじめて会った時から[1000]あなた方のことを ただ者では[1000]ないと 思っていました。[1002]さすが ヘンリーさまの[1000]お友だちです! 0BE8:0BDB6E:04:[1003]デール「このたびは 世界を[1000]すくってくださって 本当に[1000]ありがとうございました。[1002][1003]デール「ラインハットの王として[1000]国民を代表し 心から[1000]お礼をいいます。[1002][1003]デール「[1012]さん。 いえ[1000]グランバニアの [1012]王![1002][1003]デール「本当は もっと おひきとめ[1000]したいところですが さぞかし[1000]グランバニアでは あなたの[1000]帰りを 待っていることでしょう。[1002][1003]デール「どうか お気をつけて。 0BE9:0BDC0F:04:ありがとうございました。[1000]どうかお気をつけて。 0BEA:0BDC23:01:見[100D] 見てくだされ![1000]あの すみきった空を![1002]これほど 美しい空を見るのは[1000]何十年ぶりであろうか……。[1000]う 美しい……。 0BEB:0BDC58:20:魔界の王は ほろびさり[1000]再び 神の城が 天空高く[1000]まいあがったと ききましたぞ。[1002]めでたいですなあ。[1000]わっはっはっはっ。 0BEC:0BDC8C:02:おお! あなた方こそ[1000]まことの伝説の勇者です![1000]ありがとうございました。 0BED:0BDCAA:20:今さら こんなことを いうのも[1000]なんですが 私も お手伝い[1000]させて欲しかったなあ……。 0BEE:0BDCCD:10:ぐうぐう……。[1000]なに?[100D] 世界に 平和が[1000]おとずれた?[1002]そ[100D] そんなはずは……。[1000]夢でも 見てるのかな?[1000]えい! イタタタタ……。 0BEF:0BDD06:80:さあて 世界に 平和が[1000]もどってきたんだ。[1002]今日は とびきりの[1000]ごちそうを 作らなきゃね。 0BF0:0BDD2E:80:ねえ 知ってる?[1000]もう 魔物を こわがる必要が[1000]なくなったのよ![1002]もう 夜でも 平気で[1000]歩けるわ! うれしいー! 0BF1:0BDD5F:20:昔 この村にいた パパスどのは[1000]なんと グランバニアという国の[1000]王さまじゃったそうじゃ。[1002]わしゃ もう[1000]びっくりじゃわい! 0BF2:0BDD93:08:だんなさまに なにか用ですか?[1000]だんなさまなら 上にいますよ。 0BF3:0BDDAC:08:世界が平和になって[1000]この村にも 昔のように[1000]人が集まるように なりました。[1002]おかげで この村も このとおり[1000]修復されつつあります。[1000]ありがとうございました。 0BF4:0BDDEE:80:オレはよう パパスの[1000]ケンカ友だちで パパスの頭を[1000]何回も どついたもんだよ。[1002]けど パパスは どこかの国の[1000]王さまだったっていうじゃないか。[1000]しょえー。 まいっちまうよな。 0BF5:0BDE38:20:この先は洞くつだ。[1002]しかし もう怪物も でるまい。 0BF6:0BDE4E:08:ようこそ[1000]サンタローズの村ヘ。 0BF7:0BDE5D:04:ん? [1012]![1000][1012]じゃないか![1002]そうか 帰っていたのか![1000]いろいろ ウワサは[1000]聞かせてもらったよ。[1002]王さまになって しかも[1000]魔界の王まで たおしたとか。[1002][1012]は この村 1ばんの[1000]出世がしらだな! 0BF8:0BDEAA:20:今年は ほう作だなや! 0BF9:0BDEB6:01:この家は その昔[1000]伝説の勇者の祖父 パパスと[1000]勇者の父 [1012]が[1000]住んでいたそうだ。[1002]なに? 知っていると?[1000]そうか それで[1000]見学しに来たのだな。[1002]なに? 昔 ここに[1000]住んでいたと……?[1002]す[100D] すると! あなた方が![1000]あわわわわ。 0BFA:0BDF15:04:はて どこかで 会ったかい?[1000]オレは 少しまえまで[1000]ポートセルミに いたんだよ。[1002]でも くすり師になる夢が[1000]捨てられなくて ここに[1000]もどって来たってわけさ。[1002]はやく 親方のような[1000]りっぱな くすり師に[1000]ならないとな! 0BFB:0BDF71:40:なんだい?[1000]酒場は夜から……えっ?[1000][1012]じゃないか![1002]じゃなかった [1012]王![1000]ずいぶん りっぱに[1000]なられましたね。 0BFC:0BDFA0:08:うう 食った 食った。[1002]嫁のやつが わしのせいばかりに[1000]するから 今度は 本当に[1000]食ってやったわい。 0BFD:0BDFCB:40:フローラさんとは[1000]結婚できなかったけど いつか[1000]すごい嫁さんを[1000]みつけてみせますよ。 0BFE:0BDFF1:02:あんなに ひ弱だった[1000]アンディが ひとりで[1000]洞くつに 行くなんて…。[1002]フローラの おかげで[1000]アンディも 一人前の男に[1000]なれそうだよ。 0BFF:0BE02C:02:[1003]アンディ「フローラ…。[1000]幸せに なるんだよ。[1002][1003]フローラ「ありがとう アンディ。[1000]あなたもね…。 0C00:0BE057:01:あら 若だんなさま[1000]おはようございます。 0C01:0BE068:10:ビアンカさんは 今朝[1000]山奥の村に もどられましたけど[1000]持ちものは 預かり所に 送ると[1000]おっしゃってましたわ。 0C02:0BE098:80:いらっしゃいませ。[1000]ここは ルドマンさまの…。[1002]あ いえ 若だんなさまの[1000]屋敷でもあるんですわね。 0C03:0BE0C1:08:まあ おそろしい![1000]カンオケを…![1002]早こ その方を[1000]なんとかしてあげて下さいませ! 0C04:0BE0E4:40:[1003]ルドマン「フローラ。[1000][1012]が 旅に出てる間は[1000]さみしいだろうが[1000]待っていてやれるな? 0C05:0BE10A:02:[1003]フローラ「そのことなんですけど[1000]お父さま。 私…[1000][1012]さんに[1000]ついて行きたいんです。[1002][1003]ルドマン「な なんだって!?[1000]それは いかんぞ! フローラ。[1002][1003]フローラ「でも 私のいない所で[1000][1012]さんに もしもの事が[1000]あったらと思うと…。[1002][1003]ルドマン「うーむ…。[1000]フローラの気持ちも[1000]分かるが…。[1002][1003]ルドマン「では[1000]こうしたら どうだろう。[1002][1003]ルドマン「実は 山奥の村の[1000]西の小島に 小さな ほこらが[1000]あるんだが[1002][1003]ルドマン「その ほこらの中に[1000]置いてある ツボの ようすを[1000][1012]に 見てきてもらおうと[1000]思っていたのだ。[1002][1003]ルドマン「もし フローラが[1000][1012]に めいわくを かけずに[1000]そこまで 行ってこられたら[1000]2人で旅立つのを 許そう。[1002][1003]ルドマン「どうだね? フローラ。[1002][1003]フローラ「ええ お父さま。[1000]きっと [1012]さんの[1000]お手伝いをして 帰ってきます。[1002][1003]ルドマン「よし 決まった。[1000]では フローラに 入口の[1000]トビラのカギを 持たせよう。[1002][1003]ルドマン「よろしく たのむぞ[1000][1012]。 0C06:0BE277:20:[1003]ルドマン「山奥の村の 西の小島の[1000]ほこらだ。 その中にある[1000]ツボの色を調べてきてくれ。 0C07:0BE2A3:01:[1003]ルドマン「おお! お帰り![1000]どうやら 無事に[1000]帰ってきたようだな。[1002][1003]ルドマン「そうか[1000]ツボの色は 青かったか。[1000]うむ ひと安心だ。[1002][1003]ルドマン「あ いやいや[1000]なんでもない。[1002][1003]ルドマン「で どうだったかね[1000][1012]? フローラは[1000]役に立ったかね? 0C08:0BE30D:04:[1003]ルドマン「本当かね?[1000]どうも 信じられんが…。 0C09:0BE323:20:[1003]フローラ「でも お父さま。[1000]私 [1012]さんと 旅をして[1000]思ったんです。[1002][1003]フローラ「やっぱり この人に[1000]ついて行きたいって。[1000]お願い。許して下さい。[1002][1003]ルドマン「うむ…。[1000]そこまで言うなら しかたない。[1002][1003]ルドマン「しかし 決して[1000]無理をするんじゃないぞ。[1002][1003]フローラ「ええ…ええ お父さま。[1000]ありがとう! 0C0A:0BE3A4:40:[1003]ルドマン「こうなったら [1012]に[1000]いっこくも早く 勇者を[1000]探しだして もらわなくてはな。[1002][1003]ルドマン「そうそう。[1000]ポートセルミにある 私の船も[1000]自由に 使っていいぞ。[1000]すぐに 連絡しておこう。[1002][1003]ルドマン「2人とも 気をつけてな。[1000]もし つかれたら いつでも[1000]帰ってくるんだぞ。[1002][1003]ルドマン「そして 世界が[1000]本当に 平和になった[1000]その時こそ 家族そろって[1000]一緒に 暮らそう! 0C0B:0BE448:10:[1003]ルドマン「やはり そうか。[1000]フローラには 剣を 持つことも[1000]できんしな…。 0C0C:0BE469:04:[1003]フローラ「ううん なんでもないわ。[1000]ちょっとだけ 気分が…。[1002][1003]フローラ「心配しないで…。[1002][1003]フローラ「あ な た…。 0C0D:0BE49B:40:あなたたち 夫婦でしょ?[1000]でも つくづく 女の人って[1000]大変よね。[1002]女の人って どんな人と[1000]結婚するかで 自分の人生が[1000]かわっちゃうけど[1002]男の人って だれと結婚しても[1000]そんなには 自分の人生は[1000]かわらないでしょ。[1002]だから 結婚については[1000]男の人より 女の方が[1000]あれこれ なやむものなのよ。[1002]奥さんを 大切に してあげてね。 0C0E:0BE527:80:おや あんた[1000]ビアンカちゃんの[1000]友だちだね。[1002]ビアンカちゃんなら[1000]家に 帰ってるよ。[1000]遊びに 行っておやり。 0C0F:0BE557:80:[1003]ダンカン「ゴホン ゴホン。[1000]おお [1012]じゃないか。[1002][1003]ダンカン「[1012]を 見ると[1000]今でも パパスを 思いだすよ。[1002][1003]ダンカン「あの頃が[1000]なつかしいなあ…。 0C10:0BE598:40:[1003]フローラ「まあ おじいさんったら![1000][1012]さんは そんな人じゃ[1000]ありませんわ。[1002][1003]フローラ「ねえ [1012]さん。[1002][1003][1012]「……。 0C11:0BE5C9:10:[1003]ビアンカ「あら [1012][1000]いらっしゃい![1002][1003]ビアンカ「2人の 結婚式[1000]とっても ステキだったわね。[1002][1003]ビアンカ「きっと 天国の[1000]パパスおじさんも[1000]よろこんでるわよ。 0C12:0BE60F:08:[1003]ビアンカ「あ いたいっ![1000]指を 切っちゃった。[1002][1003]ビアンカ「どうして 私って こう[1000]料理が ニガ手なのかしら。 0C13:0BE640:80:えっ? 宿屋を 売って[1000]山奥の村に? まあ…。[1000]ビアンカさんも 大変だったのね。 0C14:0BE665:04:あら? そういえば[1000]その きれいな女の人は? 0C15:0BE678:04:まあ! [1012]の 奥さん!? 0C16:0BE682:80:やや! あんたは たしか[1000]フローラさんの だんなさん! 0C17:0BE698:08:それに フローラさんも! 0C18:0BE6A3:10:ちょうど よかった![1000]じつは ルドマンさんから[1000]預りものが あるんだ。[1002]よっこらしょっと! 0C19:0BE6C8:20:[1003]フローラ「あなた ごめんなさいね。[1000]今まで かくしていて…。[1002][1003]フローラ「もしやとは 思ったけど[1000]そんなことを 言ったら[1000]あなたは 私のために[1000]旅を やめてしまったでしょう?[1002][1003]フローラ「でも もう[1000]いっしょに 旅をしたいなんて[1000]わがままを 言わないわ。[1002][1003]フローラ「身体に気をつけて[1000]きっと かわいい赤ちゃんを[1000]生みます。 0C1A:0BE74F:20:[1003]フローラ「愛してるわ。[1000]あなた…。 0C1B:0BE75F:20:[1003]フローラ「でも [1012]さんが[1000]この国の王子さまだったなんて[1000]びっくり しちゃったわ。[1002][1003]フローラ「あなたには どこかしら[1000]他の人と ちがう ふんい気が[1000]あると 感じていたけど…。[1002][1003]フローラ「私も がんばって[1000]あなたに ふさわしい女性に[1000]なるわ。 0C1C:0BE7C4:20:[1003]フローラ「[1012]さん[1000]もどってきて下さったのね。[1002][1003]フローラ「今日は もう休む? 0C1D:0BE7E8:02:[1003]フローラ「私も いっしょに[1000]冒険にでたいけど[1000]もう わがまま いわないわ。[1002][1003]フローラ「だって[1000]丈夫な赤ちゃんを 産んで[1000]あなたの よろこぶ顔が[1000]見たいもの。 0C1E:0BE82C:08:[1003]フローラ「あなた…。[1000]私 がんばったわ。[1002][1003]フローラ「これで 私も[1000]あなたの妻として 一人前に[1000]なれたかしら? 0C1F:0BE85B:04:[1003]フローラ「ありがとう。 0C20:0BE866:08:[1003]フローラ「まあ! あなたって[1000]きびしいのね。 うふふ。 0C21:0BE87E:02:[1003]フローラ「あなた…。[1000]私たちの 赤ちゃんよ。[1002][1003]フローラ「ねえ…。[1000]赤ちゃんの名前を[1000]考えなくちゃね。[1002][1003]フローラ「私は あなたに[1000]名前を つけてほしいわ。 0C22:0BE8C4:08:[1003]フローラ「ねえ あなた…。[1000]私 ずっと 言いたかった事が[1000]あるの。[1002][1003]フローラ「私ね 本当は[1000]父と母の 実の娘じゃ[1000]ないのよ。[1002][1003]フローラ「まだ 赤ちゃんのときに[1000]今の両親に ひろわれたの。[1002][1003]フローラ「私を 修道院に[1000]あずけたのは 有名な占い師の[1000]すすめだったんですって。[1002][1003]フローラ「この子は ふしぎな運命を[1000]せおっているから それに[1000]たえられるような すんだ心を[1000]持たせなさいって。[1002][1003]フローラ「それが どんな意味なのか[1000]よく分からないけど…。[1002][1003]フローラ「今は ただ[1000]いっしょうけんめい[1000]この子たちを 育てるわ。 0C23:0BE9A8:40:[1003]フローラ「あなた。[1000]気にしないで 行ってあげて。[1002][1003]フローラ「だって これからは[1000]ずっと いっしょに[1000]いられるんですもの。 0C24:0BE9DB:04:[1003][1017]「お母さんって[1000]お金持ちの おじょうさま[1000]だったんですって?[1002][1003][1017]「そんな人を[1000]旅に つれ出しちゃうなんて… 0C25:0BEA0C:08:[1003]フローラ「私は なにも いわないわ。[1002][1003]フローラ「あなたの 好きなように[1000]なさったら いいと思います。[1002][1003]フローラ「私は あなたを信じて[1000]ずっと ついていくわ。[1002][1003]フローラ「もちろん[1000]子供たちもよ。 0C26:0BEA5F:10:[1003]フローラ「長い間 石にされて[1000]ねむっていたなんて 今でも[1000]信じられませんわ。[1002][1003]フローラ「でも ふしぎなんです。[1002][1003]フローラ「あなたに 助けられてから[1000]私の からだに 新しいチカラが[1000]みなぎっている気がするの。[1002][1003]フローラ「このチカラが[1000]あなたの 助けになれば[1000]本当に うれしいわ。[1002][1003]フローラ「今までは ずっと[1000]あなたに 迷惑を かけてばかり[1000]だったものね……。 0C27:0BEAFB:80:[1003]アンディ「あっ そうだった。[1000]しょうかい します。[1000]ぼくの妻 スーザンです! 0C28:0BEB1D:02:いらっしゃいませ。[1000]ここは ルドマンさまの…[1002]あらっ?[1000]まあ! 若だんなさま![1000]お帰りなさいまし! 0C29:0BEB44:20:まあっ! [1012]![1000]帰ってきてくれたのね!?[1002]ああ 神さまは[1000]私たちを 見守っていて[1000]下さったのだわ![1002][1012]。 どうか[1000]力を かしてちょうだい。[1002]数日前 この町にやって来た[1000]旅の商人の 話を聞いてから[1000]主人の ようすが変ったの。[1002]でも 私には[1000]何も話してくれないし…。[1000]ああ もう心配で…。 0C2A:0BEBBB:40:もちろん 私だって[1000]あなたたちの[1000]おばあさま ですもの。[1002]えんりょ しないで[1000]甘えていいのよ 0C2B:0BEBE0:08:まあ [1011]ったら[1000]ほほほ…。 0C2C:0BEBEC:02:あんたが ちっとも 顔を[1000]見せないんで ビアンカちゃんが[1000]心配していたんだよ。 0C2D:0BEC0D:04:[1003]ダンカン「ずいぶん[1000]久しぶりだなあ。[1000]ビアンカも [1012]のことを[1000]心配してたんだよ。[1002][1003]ダンカン「最近は どうも[1000]おかしなウワサが 多いしな。 0C2E:0BEC4C:01:[1003]ダンカン「ん?[1000]ところで その子供は?[1002][1003]ダンカン「ど どひゃー![1000][1012]の 子供か![1000]こりゃ おどろいた。[1002][1003]ダンカン「そういえば[1000]どことなく [1012]に[1000]似てるなあ。[1002][1003]ダンカン「そうか そうか[1000][1012]に 子供が…。[1000]わしも 年を とるわけだよ。 0C2F:0BECAF:80:…まあ でも[1000]ビアンカさんに 会えるのは[1000]うれしいけどね。 エヘヘ。 0C30:0BECCD:01:[1003]ビアンカ「まあ! [1012]![1000]無事だったのね![1002][1003]ビアンカ「なん年も[1000]顔を 見せないから[1000]どうしちゃったのかと[1000]思ったわよ。[1002][1003]ビアンカ「[1012]…。[1000]ずいぶん 苦労したのね?[1000]本当に たくましくなって…。 0C31:0BED21:01:[1003]ビアンカ「[1012]。[1000]今の あなたなら きっと[1000]パパスおじさんの夢を[1000]つぐことができるわ。 0C32:0BED45:20:ここにあるのは 伝説の勇者が[1000]つけていたという ヨロイだ![1002]さあ あっちヘいけ![1000]いかぬと イタイめに会わすぞ! 0C33:0BED76:80:もう くるなよ! 0C34:0BED7D:40:たましいを ぬかれているわりには[1000]さからうやつだな![1000]いっても聞かぬなら これだ! 0C35:0BED9F:01:神官さま ばんざい![1000]マーサさま ばんざい! 0C36:0BEDB3:08:お前 どうも 様子が おかしいぞ[1000]ここにいる人間たちは みな[1000]たましいを ぬかれているはず。[1002]しかし お前は まるで……。[1002]ぬぬ! あやしいヤツめ![1000]どうやって ここまで来たっ!? 0C37:0BEDFE:20:[1003]ジージョ「神官さま ばんざい![1000]マーサさま ばんざい! 0C38:0BEE18:80:[1006]返事が ない……。[1000]ただの 石像のようだ。[1002][1006]しかし 石像は あまりに[1000][1015]に そっくりだった! 0C39:0BEE41:10:わが名は マーサ[1002]大教祖イブールさまに かわり[1000]この神殿を 治めている者です。 0C3A:0BEE66:40:ところで [1012]の姿が[1000]見えないようですね。[1002][1012]は どうしたのです?[1000]早く [1012]を連れて[1000]来るのです。 0C3B:0BEE8F:10:[1012]ですね。[1000]すでに 気づいているでしょうが[1000]私は あなたの母親です。[1002][1012]……。 ずいぶん[1000]たくましく成長しましたね……。[1002]母は どんなに あなたに[1000]会いたかったことでしょうか……。 0C3C:0BEED9:04:わ わたし 見ました![1000]教祖イブールが あの石像に[1000]呪いを かけるのを![1002]そして 石像が ここにある限り[1000]伝説の勇者など 生まれはせぬ![1000]って いってました。 0C3D:0BEF1F:01:[1003]ジージョ「はっ! ボクは 今まで[1000]なにをしてたんだろ……。[1002][1003]ジージョ「おや? あなたは[1000]昔 ボクの家にあった 守り神に[1000]よく似てますね。[1002][1003]ジージョ「そうだ![1000]父さんや 母さんのところに[1000]帰らなくっちゃ! 0C3E:0BEF79:08:オラ 知ってるだよ![1002]あの台には 下に おりる[1000]かくし階段が あるだよ! 0C3F:0BEF99:20:ありがとうございました![1000]もう少しで イケニエに[1000]されてしまうところでしたわ。 0C40:0BEFBB:04:[1012]さんの 息子さんが[1000]伝説の勇者だったなんて……。[1002]本当に おどろいて[1000]しまいましたわ。[1002]きっと [1012]さんと[1000]ビアンカさんとは[1000]結ばれる運命でしたのね。 0C41:0BEFFB:02:ルドマンさまは[1000]本当に うれしそうで……。[1002]このルドマンは あの勇者に[1000]船を かしたんだぞ!って[1000]会う人ごとに そればっかり[1000]いうんですよ。 0C42:0BF035:08:世界が平和になって[1000]みんな おまつりさわぎ じゃよ。 0C43:0BF04D:10:それ おどれや おどれや[1000]めでたい めでたい。 0C44:0BF060:08:こうやって おどっていると[1000]本当に 平和が来たって[1000]実感できますなあ。あっ それ! 0C45:0BF084:08:ラッタラ ラッタラ[1000]ランランラン。[1002]こんなに 楽しく おどるなんて[1000]なん年ぶりかねえ……。[1000]娘時代に もどったようだよ。 0C46:0BF0B9:80:キャー ステキ![1000]あなたがたが 魔界の王を[1000]たおした勇者さまたちね! 0C47:0BF0D8:08:もう うれしくって[1000]今日は 商売に ならねえや! 0C48:0BF0ED:80:[1003]リリアン「わん わん わん! 0C49:0BF0FA:80:大人たちが うかれてるから[1000]ボクが お店番をしてるんだよ。[1000]ボクって しっかりしてるなあ。 0C4A:0BF122:01:ふあっ ふあっ ふあっ。[1000]長生きは するもんじゃのう。[1002]生きてるあいだに[1000]こんな日が来るとは ユメにも[1000]思わんかったわい。 0C4B:0BF156:08:どうです いっぱい![1000]今日の酒は ルドマンさんの[1000]おごりですよ。 0C4C:0BF172:02:くはー![1000]この酒は 最高に うまいや。[1000]なんといっても タダだからな。 0C4D:0BF18F:08:世界も平和になったことだし[1000]あたしも この商売やめて[1000]そろそろ結婚しようかなあ。 0C4E:0BF1B3:40:[1003]アンディ「やや [1012]さん![1000]あなたたちは やはり[1000]すごい人たち だったんですね。[1002][1003]アンディ「そんな すごい人と[1000]いっときであれ フローラのことで[1000]競い合ったなんて……。[1002][1003]アンディ「なんだか ますます[1000]自分に 自信が もてたような[1000]気がします。 0C4F:0BF21B:08:[1003]フローラ「本当に[1000]ありがとうございました。[1002][1003]フローラ「[1012]さん[1000]ビアンカさん それに[1000]おふたりの お子たち。[1002][1003]フローラ「どうか いつまでも[1000]仲よく おしあわせに。 0C50:0BF261:40:[1012]さん これからも[1000]フローラを よろしく お願い[1000]いたしますね。[1002]それに フローラ……。[1000]今まで だまっていましたが[1000]あなたは 本当は 私たちの[1002][1003]フローラ「お母さまっ。[1000]そのことは 知っていました。[1002][1003]フローラ「でも このフローラは[1000]今でも お父さま お母さまの[1000]ことを 本当の親以上に……。[1002]ありがとう フローラ……。[1000]ううう……。 0C51:0BF2EA:80:ルドマンさまは[1000]本当に うれしそうで……。[1002]このルドマンは 伝説の勇者の[1000]おじいちゃん なんだぞって[1000]会う人ごとに そればっかり[1000]いうんですよ。 0C52:0BF327:40:[1003]スーザン「[1012]さんって[1000]強いのねえ![1000]主人に 聞いてた通りの[1000]人だわ。 0C53:0BF346:80:[1003]ダンカン「どれ わしの かわいい[1000]マゴたちの顔を よく[1000]見せておくれ。[1002][1003]ダンカン「[1016]に [1017]。[1000]お父さんや お母さんに[1000]負けないくらい りっぱな大人に[1000]なるんだよ。 0C54:0BF38E:02:けど世界が平和になったって[1000]いうし ひょっとしたら[1000]そのおかげかも 知れねえだよ。 0C55:0BF3B2:01:平和になったし[1000]この温泉にも 今まで以上に[1000]ピチピチギャルが やって来る[1000]かもしれんのう。[1002]うひゃー。こりゃ まいったわい。 0C56:0BF3EA:40:まさか 本当に 平和な時代が[1000]もどってくるなんて[1000]思いませんでした。[1000]ありがとうございました! 0C57:0BF413:02:おれ 聞いちゃったよ。[1000]ビアンカさんて ダンカンさんの[1000]本当の娘さんじゃ なかったんだね。[1002]なんでも ダンカンさんが[1000]山にいったとき 拾ったとか。[1002]あっ これ[1000]言っちゃいけなかったかな……。 0C58:0BF461:10:[1012]が[1000]グランバニアの王さまだったとは[1000]わしも おどろいたよ。[1002][1003]ダンカン「しかし こうして[1000]気安く たずねてくれて そこが[1000][1012]の いいところだな。[1002][1003]ダンカン「これからも ちょくちょく[1000]遊びに来ておくれよ。[1000]ビアンカも よろこぶしな。 0C59:0BF4C4:01:[1003]ビアンカ「フローラさんて[1000]なんだか 他人のような気が[1000]しなくて……。[1002][1003]ビアンカ「フローラさん。[1000]これからも 仲よく[1000]しましょうねっ。 0C5A:0BF4FE:02:国の者は 皆 王さまの帰りを[1000]待っていました! 0C5B:0BF512:08:まさか 本当に 平和な時代が[1000]もどってくるなんて[1000]思いませんでした。[1000]ありがとうございました! 0C5C:0BF53A:40:あっ! [1012]王![1002]このたびの ごかつやく![1000]グランバニアの民として[1000]これほど ほこらしいことは[1000]ありません! 0C5D:0BF568:01:うひゃー![1000]王さまたちが 帰ってきた! 0C5E:0BF578:40:王さま! オレは もう[1000]うれしくって うれしくって。[1000]ヒック……。 0C5F:0BF594:02:ルイーダの 店にようこそ。[1000]なにを お望みかしら?[1002]なーんて もう そんな必要も[1000]なくなったのね![1000]王さま ステキよっ! 0C60:0BF5C8:08:先代パパス王も[1000]りっぱな王さま じゃったが[1000][1012]王が これほどとは。[1002][1012]王! あなたたちは[1000]父上を こえられましたぞ! 0C61:0BF5FA:08:ララララー。[1000]魔界の王は ほろびさりー[1000]世界に 平和が おとずれたー。[1002]えらいぞ [1016]ー[1000]われらが 伝説のー[1000]ゆー うー しゃ あー。ラララー[1002]さあ 王さまたちも[1000]ごいっしょに![1000]ララララー。 0C62:0BF64C:04:わーい![1000]王さまが もどって来た![1000]わーい わーい! 0C63:0BF660:40:ヒック……。[1000]世界は 平和になったし[1000][1015]さまは あいかわらず[1000]お美しいし……。[1002]私は 今日ほど[1000]うれしい日は ありませんよ。[1000]ヒック……。 0C64:0BF69D:10:ばんざい ばんざい![1000][1012]王 ばんざい![1002][1015]王妃さま ばんざい![1000][1016]王子さま ばんざい![1000][1017]王女さま ばんざい! 0C65:0BF6CF:01:これは 王さま。[1000]このモンスターたちも 王さまの[1000]お手伝いを したんですよね。[1002]やはり 生きとし生けるものは[1000]みな 神の子ですわ。 0C66:0BF705:20:わんわんわん! 0C67:0BF70C:01:ピキー ピキー。 0C68:0BF715:20:わっはっはっはっ。[1000]人々の よろこぶ姿は[1000]いつ見ても よいものだな。[1002]どれ…… 私も いっぱい。[1000]グビグビ ぷはー。[1002]え? 私が だれか だって?[1000][1012] まだ わからないか?[1002]私だよ プサンだよ プサン。[1002][1003]プサン「やはり 人間というのは[1000]いいものだなあ……。 0C69:0BF780:02:天空の城のことといい[1000]竜の神さまのことといい[1000]本当に ありがとうございました。[1002]伝説の勇者と その家族に[1000]神の ごかごが ありますように。 0C6A:0BF7BB:20:あ! [1012]王[1000]お帰りなさいませ! 0C6B:0BF7C9:01:さあ 早く 王の間に![1000]皆 [1012]王のことを[1000]待ちかねてますぞ。 0C6C:0BF7E3:10:[1003]ドリス「父のオジロンから聞いたわ。[1000]王さまたちが 魔界の王を[1000]やっつけたんだってね。[1002][1003]ドリス「なーんて 本当は 王さまに[1000]こんな クチのききかたしちゃ[1000]いけないよね。[1002][1003]ドリス「でも こういうのって[1000]なかなか なおらなくて……。[1002][1003]ドリス「[1012]王 ステキよ。 0C6D:0BF850:40:[1003]サンチョ「ぼ 坊っちゃん[1000]いえ [1012]王![1000]お帰りなさいませ![1002][1003]サンチョ「このたびの ごかつやく[1000]このサンチョ どれほど[1000]うれしかったことか……。[1002][1003]サンチョ「その昔 先代パパス王と[1000]まだ赤ン坊だった [1012]王を[1000]連れて この城を出たとき……[1002][1003]サンチョ「まさか こんな日が[1000]来ようとは ユメにも……。[1000]うっうっうっ……。[1002][1003]サンチョ「さあ [1012]王[1000]皆が 待ちかねていますぞ。 0C6E:0BF8F2:02:旅のトビラを くぐれば[1000]たちまち 遠い所ヘ[1000]はこばれよう。 0C6F:0BF90D:08:じゃが 今は 夜ふけ。[1000]こんな時間に ここを[1000]通すわけには いかんのう。 0C70:0BF92C:02:[1003]ヘンリー「オレは もう ガマン[1000]できないぞ! 0C71:0BF941:02:やや! あなたさまはっ!?[1000]さ さがしましたぞ![1002]私は ラインハットの兵士。[1000]ヘンリーさまが あなたさまに[1000]会いたがっております。[1002]ど どうか ラインハットに[1000]おもどりください! 0C72:0BF98B:80:この絵は[1000]伝説の勇者さまの 誕生を祝って[1000]描かれたものですわ。 0C73:0BF9AA:01:あっ! これは[1000][1012]王さま![1002]あなたさまの ウワサは[1000]このラインハットにも[1000]とどいております 0C74:0BF9D0:02:なんだか 知らねえが[1000]ラインハットの国が[1000]平和を とりもどしたらしいな。[1002]これで もうすぐ この港にも[1000]船が やって来るだろうよ。 0C75:0BFA08:20:おや あんた[1000]馬車を 手に入れずに[1000]海のむこうヘ わたる気かい?[1002]そりゃ 無茶ってもんだよ。[1000]むこうの大陸には それは[1000]おそろしい化け物がいるって[1000]ウワサだからねえ。 0C76:0BFA54:01:ひゃー! 暑い 暑い[1000]とても この先には[1000]進めないぞ! 0C77:0BFA6D:01:まったく うちの人ったら[1000]いねむりばかりして……。[1002]でも まあ いいことだよね。[1000]平和でなけりゃ 眠ってなんて[1000]いられないもんねえ。 0C78:0BFAA2:08:おや?[1000]あのケムリは なんだろう? 0C79:0BFAB2:02:おや? むこうに 見えていた[1000]ケムリが 見えなくなったぞ。[1000]いったい 何だったんだろ? 0C7A:0BFAD6:20:私は 助手のイナッツよ。[1000]いいことを 教えてあげる。[1002]モンスターに いうことを[1000]きかせたかったら 育てて[1000]かしこさを あげることね。[1002]かしこさが 20以上になったら[1000]ちゃんと 命令どおりに[1000]戦ってくれるはずよ。 0C7B:0BFB33:04:ここは グランバニア[1000]王家ゆかりの地。[1002]用のない者は[1000]そうそうに 立ち去れい! 0C7C:0BFB57:40:ひえー[1000]命だけは お助けをっ![1002]オラ 見てしまっただよ![1000]あんたが あの化け物と[1000]歩いてるところを! 0C7D:0BFB83:02:じゃが まだ その時ではない。[1000]出なおして来なされ。