21 Primitive Types¶
21.1 Summary¶
PrimitiveTypes パッケージとは、メタモデルの定義において一般に用いられる、再利用可能な PrimitiveTypes の集合を定義する独立パッケージだ。UML メタモデルはこの PrimitiveTypes パッケージを使用する。
Figure 21.1 Primitive Types
この五個の型が PrimitiveTypes のすべてだ。
21.2 Semantics¶
Table 21.1 PrimitiveType domains
- Integer
Integer オブジェクトは整数の集合に含まれる値だ。
- Boolean
Boolean オブジェクトは定義済みの値である真と偽のどちらかだ。
- String
String オブジェクトは文字の配列を定義する。
文字集合は非ラテン文字でない文字を含むことがある。
文字列自身の意味はその目的によって異なる。コメント、計算言語式、OCL 式、等々であり得る。
- UnlimitedNatural
UnlimitedNatural オブジェクトは自然数の集合に unlimited を加えた集合の値だ。
値 unlimited は
*
を用いて示される。UnlimitedNatural の値はふつう、多重度などの範囲の上限を示すのに用いられる。範囲に上限がないことを指定するときにはいつでも unlimited が用いられる。
- Real
Real オブジェクトは実数の集合の要素だ。通常、実装は内部的に ISO/IEC/IEEE 60559:2011 のような浮動小数点規格を用いて表現する。
21.3 Notation¶
There is no notation for PrimitiveTypes. There is notation for literal values of PrimitiveTypes; this notation is covered in sub clause 8.2.
21.4 Examples¶
上述のように記法がないので、以下の図式でリテラル値の表記を例示している:
Figure 21.2 An Integer used as a type for an attribute, with a default value
Figure 21.3 A Boolean used as a type for an attribute, with a default value
Figure 21.4 A String used as a type for an attribute, with a default value
Figure 21.5 An UnlimitedNatural used as an upper bound for a multiplicity
Figure 21.6 Two attributes with type Real