LibreOffice Calc 利用ノート¶
Note
- Platform:
Windows 10
- Version:
7.6.4.1 x86_64
Calc Guide 読書ノート¶
Calc を利用する前にマニュアル全編に目を通すべきだった。便利な機能を見落とし過ぎて作業能率が悪いままでいるのは愚かだ。
LibreOffice Calc Guide 読書ノート に読んた部分をまとめておく。感想を加えることもある。
個人的必修機能 Calc 編¶
私が考える習得優先度の高い順に排列したいが、難しい。習得方法はすべて前述のチュートリアルにある。
ワークシート基本操作:追加、削除、移動、複製、名前変更
行、列、セルの固定 (
, etc.)検索 (Ctrl + F)
セルの書式設定 (Ctrl + 1)
特に重要なのは Numbers タブにおける設定だ。数値や日付の表記仕様を細かく指示するのはここでしかできない。
日付、時刻の書式コードはややクセがある(和暦のコードがある)。
空行を削るにはコツがある。データをフィルターで絞り込んで空行を連続させてからコマンド
を実行する。コマンド
は Ctrl + Shift + V で実行したい。内容に基づくセル分割技法
コマンド
を使え。区切り文字に基づく文字列分割がもっとも自然かつ容易だ。文字列関数
MID
,LEFT
,RIGHT
などとFIND
を組み合わせて各部分を別のセルに出力することも可能だ。元のセルを損なわない。
TODO: Ctrl + Shift + Enter
Ctrl + ; による日付の入力はシート再計算時に更新されない
Auto Filter オンオフ (Ctrl + Shift + L)
条件付き書式設定
列を隠す(右クリックメニューから)
隠した列をまた見せる(前後の列を選択する必要がある)
列幅最適化
列ヘッダー境目をダブルクリック
などを実行するのは複数列を一度に調整したいときだ。
関数
その入力時に、関数の引数リストの区切り文字を
,
ではなく;
にすると紛れがない。文字列を連結する方法は複数ある。
CONCATNATE
,TEXTJOIN
,&
, etc.SUMIF
,SUMIFS
: 条件を与えて和を得るCOUNTA
,COUNTBLANK
,COUNTIF
: セルの個数を得る(状況に応じて使い分ける)WEEKDAY(date, 3)
で Python のdatetime
ルールに相当するDATEDIF
は日付二つの間の日数を返すTODAY()
: 入力時点の日付EXACT
,MATCH
AND
,OR
: 論理演算IF
,IFS
: 条件分岐INDEX
SUBSTITUTE
,REPLACE
: 文字列置換SEARCH
,FIND
: 文字列検索TEXT(number, format)
: 文字列に変換する関数とみなせる引数
format
に指定する書式文字列はさまざまだ。応用が多い。数値をメートル法単位接頭辞を付けて表す e.g.
TEXT(num,"#.#0,,") & "M"
.数値を百分率表記で返す e.g.
TEXT(num, "0.0%")
.数値を分数表記で返す e.g.
TEXT(num, "?/?")
.数値を科学的記法で返す e.g.
TEXT(num, "0.0E+00")
.日付や時刻あるいはその両方に対し、書式を指定して文字列を返す e.g.
TEXT(date, "yyyy-mm-dd")
,TEXT(time, "HH:MM:SS AM/PM")
.
TRIM(text)
VLOOKUP
: 表を上から下へ検索する。キーを検索して合致する値に関連する値を返す。検索範囲指定(第二引数)を絶対参照で行うべきだ。
この関数が存在するので、表においては最初の列をキーにするのが最善だ。
最後のフラグ引数は検索比較の緩さを許容するかどうかを示す。
相対参照、絶対参照の仕組み
絶対参照と相対参照を切り替える (F4)
ハイパーリンクは Ctrl + K で定義するものと、関数
HYPERLINK(url, text)
で実現するものがある。で重複削除などが可能
セル同士の差分を検証する
単純に
=
で比較するMATCH
,EXACT
の値を使う強調には
を利用
自動埋め
マウスドラッグによる範囲拡張方法
数値が増えるのを抑止するには Ctrl を押しながらドラッグする。
Ctrl + D
, etc.
空セルを埋める技法:補助セル列を定義する。各行の内容は一行上のセルを相対参照するものとする。そして Skip empty cells を上手く使う。作業後、補助セル列は削除していい。
の印刷プレビュー切り替え Ctrl + Shift + O
印刷範囲定義
印刷ヘッダーおよびフッター設定方法
印刷ページ共通ヘッダー行設定方法
個人的必修キーバインド Calc 編¶
Windows 標準のキーバインドは省略。便利なキーバインドを積極的に習得しろ。
キーバインド |
コマンド |
動作 |
---|---|---|
F2 |
Cell Edit Mode |
セル内容編集を開始する |
F4 |
Cycle Cell Reference Types |
相対参照と絶対参照をトグルしていく |
F5 |
Navigator |
Navigator ダイアログを開く |
F9 |
Recalculate |
数式などの評価を更新する |
F11 |
Styles |
Alt + 2 相当だがトグル操作なので便利 |
F12 |
Group |
セルをグループ化する |
Insert |
Paste Special |
ノートで述べた |
Shift + F3 |
Cycle Case |
英文編集でよくやる変換 |
Shift + F5 |
Trace Dependents |
対象セルの参照元を強調する |
Shift + F9 |
Trace Precedents |
対象セルの参照先を強調する |
Shift + F11 |
Save as Template |
Save as Template ダイアログを開く |
Shift + Space |
Select Row |
対象セルを含む行を選択する |
Shift + BackSpace |
Undo Selection |
セル選択解除 |
Ctrl + 1 |
Format Cells |
ノートで述べた |
Ctrl + D |
Fill Down |
ノートで述べた |
Ctrl + ; |
Insert Current Date |
ノートで述べた |
Ctrl + F2 |
Function |
Function Wizard ダイアログを開く |
Ctrl + F3 |
Manage Names |
Manage Names ダイアログを開く |
Ctrl + F12 |
Ungroup |
グループ化したセルを解除する |
Ctrl + Home |
To File Begin |
データ領域の左上へジャンプ |
Ctrl + End |
To File End |
データ領域の右上へジャンプ |
Ctrl + PageUp |
To Previous Sheet |
Tab を使うキーバインドもある |
Ctrl + PageDown |
To Next Sheet |
同上 |
Ctrl + Space |
Select Column |
対象セルを含む列を選択する |
Ctrl + + |
Insert Cells |
Insert Cells ダイアログを開く |
Ctrl + - |
Delete Cells |
Delete Cells ダイアログを開く |
Ctrl + * |
Select Data Area |
データ領域全体を選択する |
Ctrl + / |
Select Array Formula |
ノートで述べた |
Ctrl + Shift + J |
Full Screen |
全画面表示切り替え |
Ctrl + Shift + L |
AutoFilter |
ノートで述べた |
Ctrl + Shift + T |
Sheet Area Input Field |
Name Box にフォーカス |
Ctrl + Shift + V |
Paste Special |
ノートで述べた |
Ctrl + Shift + ; |
Insert Current Time |
入力時点での現在時刻 |
Ctrl + Shift + F5 |
Sheet Area Input Field |
もう一つのキーバインド |
Ctrl + Shift + Space |
Select All |
全セル選択 |
Alt + 5 |
Open the Functions Deck |
画面右端のドックを開く |
Alt + ↓ |
Selection List |
セルにドロップダウンリストを表示 |
Ctrl + Alt + C |
Edit Comment |
共通キーバインドが上書きされている |
Ctrl + Alt + Shift + V |
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