Hosts File Editor 利用ノート

Hosts File Editor はファイル %SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts の設定を編集するためのユーティリティーだ。観念的には UNIX 系 OS において /etc/hosts としてよく知られているファイルと同じものだ。

ファイルパスがわかっていて、管理者権限をどうにでもできる使用者ならば、普通のテキストエディターで編集しても全然構わないものだ。

Attention

Microsoft PowerToys 利用ノート 冒頭の前提条件に留意すること。

Hosts File Editor ウィンドウ

Hosts File Editor ウィンドウはファイル %SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts の内容を一覧形式で表現する UI だ。この UI は登録済みのホスト項目の On/Off を切り替えたり、項目を削除したりするのに用いるためのものだ。

以下、このウィンドウのコントロールを記す。

New entry ボタン

PowerToys 本体の設定で Hosts File Editor が有効になっていることをまず確認する必要がある。

新しいエントリーを追加するにはボタン New entry を押して Add new entry フォームを表示する。それから次の項目を埋める:

入力欄

入力値

Address

IP アドレス

Host

ホスト名

Comment

記入目的を確認するためのコメント

最後にスイッチ Active が有効になっていることを確認し、ボタン Add を押す。

Filters ボタン

ホストファイルのエントリーを絞るには、漏斗アイコンをクリックし、

  • Address

  • Host

  • Comment

のいずれかに文字列を入力する。

Open hosts file ボタン

Open hosts file ボタンを押すと、ファイル %SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts がテキストエディターで開く。

利用者ノート

このテキストエディターはメモ帳固定?

Settings ボタン

Settings ボタンを押すと、PowerToys 設定画面の Hosts File Editor ページに移動する。

バックアップ

Hosts File Editor は編集前にファイル %SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts をバックアップする。バックアップファイルはこのフォルダーに hosts_PowerToysBackup_YYYYMMDDHHMSS のような名前で置かれる。

設定

Enable Hosts File Editor を On にすれば Hosts File Editor を開くことが可能になる。

Activation

Open Hosts File Editor

この設定画面でこの項目を選択することで Hosts File Editor を開いてもかまわない。

Open as administrator

これが On であることがファイル %SystemRoot%\System32\drivers\etc\hosts を保存するのに必要だ。

Show a warning at startup

専用エディターを開いた瞬間に、DNS の名前解決変更可能性があることを警告してもらうかどうかを決める。案外うっとうしいので Off とする。

Behavior

Placement of additional content

行を TopBottom のどちらから追加していくかを選ぶ。

Consider loopback addresses as duplicates

Off とする。

No leading spaces

有効ホスト指定行の先頭を空白文字から始めたくないときには On にするという理解でいい?

Encoding

なんでもいいはずだが UTF-8 を指定しておくのが無難だ。