isbn-hyphenate 利用ノート¶
本稿は Python パッケージ isbn-hyphenate について記す。
Note
OS
Windows 7 Home Premium x64 SP1
Windows 10 Home x64
本稿において、利用した各パッケージのバージョンは次のとおり。
Python 3.4.1, 3.5.0
isbn-hyphenate 1.0.3
isbn-hyphenate とは何か¶
isbn-hyphenate は ISBN の数字列に適切にハイフンを配置するための Python パッケージだ。
私は読書ノートを記すときには、可能な限り対象書籍の ISBN を書き添えることにしている。そして数字だけからなるその文字列に、ハイフンを完璧に配置しておきたい。しかし、書籍に印刷されている ISBN とインターネットで検索して得られたそれとの表記が一致しない場合がある。少々調べると、ISBN のハイフンの付け方は機械的に定まるものではないらしい。細かいことはわからぬが、書籍に関係する国や版元などの要因によって、数字の区切り方が異なってくるようだ。少なくとも手動で行うのに不適な作業と判断した。
そこで我らが Python でこの問題を解決できないかと調べたところ、このパッケージを発見した次第だ。以下、isbn-hyphenate についてインストール方法および利用方法を記す。
インストール¶
他のパッケージと同様、pip を用いるのが最短であろう。
bash$ pip install isbn-hyphenate
または GitHub のレポジトリーを clone して、そこで pip install -e . してもよいだろう。
単体テスト¶
パッケージがインストールされたディレクトリーに test
というサブディレクトリーがある。ここのスクリプト isbn_hyphenate_test.py
がテストドライバーのようだ。インストールが成功したのかを確認するのには、これを単に実行し、その結果を評価すればよいだろう。
bash$ cd D:/Python34/Lib/site-packages/isbn_hyphenate/test
bash$ python34 isbn_hyphenate_test.py
.............
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Ran 13 tests in 0.006s
OK
コード¶
パッケージ isbn-hyphenate は基本的にはただ一つの関数を提供する。ユーザーの負担がべらぼうに小さくて済むのでありがたい。利用手順は次のようになる。
何はなくとも
from isbn_hyphenate import hyphenate
として、関数をインポートする。ISBN らしき文字列を関数
hyphenate
に渡して戻り値を得る。
これだけだ。二冊のある本について例を示す。ハイフンの入り方が異なることがわかる。
>>> from isbn_hyphenate import hyphenate
>>> hyphenate('978-4001140088')
'978-4-00-114008-8'
>>> hyphenate('978-4-87311-364-7')
'978-4-87311-364-7'
Todo
isbn_xml2py.py
をユーザーが起動することがあるのか。