PyOpenGL 利用ノート¶
Important
動作環境の OS をアップグレードして Windows 10 環境にした途端、グラフィックドライバーがデグレードしてしまった。その結果、サポートする OpenGL のバージョン
(GL_VERSION
) が 1.1 に落ちぶれてしまった。現在当ノートの改訂作業ができない状態だ。
現在の glGetString
による情報を示す。稼動時の情報については後述する。
名前 |
値 |
---|---|
|
Microsoft Corporation |
|
GDI Generic |
|
1.1.0 |
|
表示できない |
|
|
デグレードと記したものの、Windows のデバイスマネージャーで確認したところ、グラフィックドライバーは別段古いものではなかった。
OpenGL Extensions Viewer を導入して、稼働中のグラフィックドライバーが OpenGL
の GLSL をサポートしていることを(ついでに関数 wglCreateContextAttribsARB
が利用可能であることも)確認したり、ベンダーのツールでドライバーを最新に更新できないか試したりと努力はしたが、本文で述べる PyOpenGL で書いたコードがどうしても正しいグラフィックドライバーを認識せず、 Microsoft の GDI Generic だと断言するのを改めようとしない。
そうこうしていると Windows のブルースクリーンが出てしまった。再起動したら画面がバグってしまって何も操作できないという、たいへんな危機的状況になってしまった。もう一度再起動しても画面がカーソルの残像で埋め尽くされて何も見えないという始末。なんとか Windows の自動修復機能を強引に発動させて原状回復を果たしたが、もう懲りた。無念だが本稿用の研究を全て打ち切る。
本稿は、筆者の個人的な PyOpenGL の環境構築方法および、コードの記述方法等の覚え書きである。
筆者が昔 OpenGL をやる必要に迫られたときに、当時所持していた PC のスペックでは C/C++ の環境をまともに構築できず、研究ができない状態になって一瞬困った。そこで、困ったときの Python 頼みということで、パッケージを探したところ、簡単に PyOpenGL に突き当たった。早速 PyOpenGL の環境を構築し、学習を始めた。始めるとすぐに、これが他の NumPy や PIL 等の有力パッケージとの強力なコンビ技で、むしろ Python のほうが学習環境に向いていることに気付いた。 OpenGL の勉強には Python を使う。これはなかなかよいコツかもしれない。
Note
OS
Windows XP Home Edition SP3
Windows 7 Home Premium x64 SP1
Windows 10 Home x64
本稿執筆にあたり利用した各パッケージのバージョンは次のとおり。
関連リンク¶
- PyOpenGL (The Python OpenGL Binding)
本パッケージ総本山サイト。インストール方法やドキュメント等。
- Python Extension Packages for Windows - Christoph Gohlke
非公式インストーラー配布元。