セットアップ

本章では VS Code 本体を Windows 環境にインストールする方法や、それに関連する事項について記す。

Attention

Visual Studio Code 利用ノート 冒頭の前提条件に留意すること。

インストール

VS Code をインストールする手段は複数用意されている。主なものを列挙する:

  • 公式ダウンロードページ からインストーラーをダウンロードして実行する。

  • Microsoft Store からインストールする。

  • Windows Package Manager つまり winget でインストールする。

    > winget install -e --id Microsoft.VisualStudioCode
    

新調するマシンにインストールするときには winget を利用することになるだろう。それも、おそらくインポート方式になる。Windows Package Manager CLI 利用ノート 参照。

WSL 対応

WSL の端末から VS Code を開けるようにしておく。実行ファイルのあるパスを環境変数 PATH に追加すればいい。Bash シェルの場合はファイル $HOME/.bash_profile`と :file:`$HOME/.bashrc を適切に選んで次のような記述を適宜与える:

# probably in .bash_profile
if [[ -n "$WSL_DISTRO_NAME" ]]; then
   PATH="${PATH:+${PATH}:/mnt/c/Program Files/Microsoft VS Code/bin}"
   # or
   # PATH="/mnt/c/Program Files/Microsoft VS Code/bin}${PATH:+:${PATH}}"
fi

# probably in .bashrc
export EDITOR='code --wait' # --new-window
export FCEDIT=$EDITOR
export GIT_EDITOR=$EDITOR
# ...

対話的セッションを開始してコマンド code --version などを実行して試験すること。

更新

VS Code 本体の更新もインストール同様、手段が複数ある。通常は VS Code メインウィンドウの UI から実施する。

  1. Help メニューまたは Activity Bar 下の歯車アイコンメニューを開く。

  2. Check for Updates… を選択する。

  3. 更新が可能な場合には画面右下に Restart Visual Studio Code to apply the latest update. というメッセージボックスがポップアップする。Update Now ボタンを押してプログラムを再起動する。またはやりかけの編集を終えてから手動でウィンドウを閉じても構わない。次の起動時に更新が適用されている。

VS Code にはインストールされている拡張機能に対しても更新するという手順が存在する。それについては別のページに記す。

バックアップおよび復元

VS Code におけるバックアップ、復元の考え方はユーザー設定のそれを意味する。 ユーザー設定とワークスペース設定 参照。

アンインストール

Windows から VS Code 本体をアンインストールし、残滓のようなファイル群を手動で削除するまでを記す。

まず、次のいずれかの(あるいは他の)方法で VS Code 本体を OS から削除する:

  • Windows の プログラムの追加と削除 などからアンインストールを実行する。

  • Windows Package Manager つまり winget でアンインストールする。

    > winget uninstall -e --id Microsoft.VisualStudioCode
    

次に設定ファイルなどを手動で削除する。以下のフォルダーを確認して必要なら削除する:

  • %APPDATA%\Code

  • %USERPROFILE%\.vscode