197 日目(晴れのち曇り)下痢が治らない
名前は伏すが、最初の就寝場所はすり鉢状になっている構造物の芝生の植えにした。 ブルーシートをいつもとは違い地面に敷いて、厚着をして上で寝転がるというものだ。 これが意外なことに暖かい。しかし途中で警備員がやってきて、実はここが私有地であることが判明。退去する。
すると体が冷えて下痢が収まらなくなった。慌てて隣接した児童遊園付属トイレに駆け込む。 すべてを出し切ったあとも、まだ腹がシクシク痛む。
次は普通の公園だ。樹木を包囲するリング状のベンチ上で体を横たえる。 朝方までは順調だが、強風が出てきてスーツケースが倒れる。上にかけていた PC バッグも衝撃を受ける。怖い。
8:00 過ぎ、朝日を感じて起床。しかし寒い。 昨晩見かけた駅前の富士そばに行き、わかめそばを注文する。胃袋から肛門までを暖めたい。 内臓温度の低下が危ないというのは一昨日読んだ本にあった。
9:15 体調を回復したいので敢えて区役所に戻る。トイレを借りたあとはロビーで居座って体を温める。 もはや係員にいちいち断る気力が残っていない。11:45 頃、寝疲れて脱出。
12:00 大田区蒲田駅前図書館に入館。朝刊を読みたまった日記やら何やらをこなす。 たしか 15:00 過ぎに退館し、六郷へ向かう。
地図を見ながら南方へ歩く。第一京浜通りの寒々しさは弱った体に堪える。
16:25 大田区六郷図書館に到着。今日は時間がないので巡礼はここで終了。 幸いなことに設備もサービスもが整った図書館なので、PC 作業が進められる。 退館時間の 19:00 寸前まで滞在。
暗闇の中羽田方面へ移動開始。自力で萩中公園に至ったところで話しかけてくれたオッチャンから周囲の情報を得る。 かなり具体的な回答で助かる:
- にぎやかなところならここからすぐ北の環八。
- 銭湯ならやはりここから北。セブンイレブンから 50 メートル歩いたところに「観音湯」がある。
20:25 松屋大鳥居店。豚バラ焼肉定食を注文。こういうまともな定食を食すのは何年ぶりだろう。
21:15 観音湯(西糀谷三丁目)。コインランドリーも併設されているので、営業時間を確認しつつ入浴。 外は寒いのでなるべく店内滞在時間が極大化するように粘る。 申し訳ないことに、コインランドリーで洗濯機を可動させている途中に居眠りしてしまい、 乾燥機への投入が押して、閉店時間ギリギリに終了することになった。 すべての工程を終えてランドリーを出ると、もう銭湯本体のシャッターが閉まっていた。
23:30 寝床を求めてさきほどの萩中公園まで戻る。その近辺に別の公園がありそうなのだ。
読み物
- 朝刊(朝日、産経、東京)
- 東京新聞の佐藤優氏コラムのメッセージは獄中のゴーン氏に伝わるだろうか。 どこかのメディアがゴーン氏の言い分を掲載するような可能性は普通にあると思う。
- 夕刊(朝日)
- 週刊新潮
- 週刊文春
- 週刊ポスト
- 長谷川町子著『別冊サザエさん』