本節では特殊な方法で撮影に成功した珍画像の数々を披露する。
戦闘に関する珍画像を示す。
モンスターに関する珍画像を示す。 これらのキャラクターはモンスターデータとして定義されているので、 適当に PAR 改造で出現させることができる。
モンスターに関する基本的な事項については 5.5 モンスター で述べる。
重要人物であるオルテガがモンスター #$89
として定義されている。
ゲーム本編では専用スプライトによる特殊アニメーションでキングヒドラと死闘を繰り広げるので、
ここで示すような映像イベントは起こらない。
モンスターデータとしてのオルテガとカンダタは見てくれがよく似ているので、 ストーリー上まったく縁はないが、カンダタこぶんと共演をしてもらった。 図のカンダタこぶんは、バハラタのイベントバージョンを使用してみた。
ウィンドウに関する珍画像を示す。 ウィンドウに関する基本的な事項については 5.9 ウィンドウ で述べる。
アイテムに関する珍画像を示す。 アイテムに関する基本的な事項については 5.23 アイテム で述べる。
アイテム #$2A
はてつのそろばんという名前のものだ。
データ上はオブジェクト属性が十分に設定されているにも関わらず、ゲーム本編では入手方法がないため没アイテムとなっている。
上の画像は移動モードでの振る舞いだ。戦闘モードでもこのような振る舞いを呈する。
商人を仲間にしてこのアイテムを見せたところ、 カーソルを押した直後にウィンドウが閉じる。
店に持っていけば、店屋は 15 ゴールドで引き取ってもいいと言う。
移動中に使っても、戦闘中に使っても何も起こらない。 オリジナル版では、みずでっぽうが正規のアイテムとして存在した。 人に向けて「つかう」と「うわっ つめたい!」のような台詞を言い、 一歩動いてくれるというものだったが、それが全く再現しない。 正真正銘の没アイテムだ。
仲間の商人にこのアイテムを見せたところ、 みずでっぽうと同様に、カーソルを押した直後にウィンドウが閉じてしまう。 店屋に下取りに出そうものなら、0 ゴールドでの買取となる。 すいしょうだまも前述のみずでっぽう同様、 移動中でも戦闘中でも「つかう」ことで何か特別なことが起こることはない。
商人の鑑定を試みると、やはりウィンドウが即座に閉じる。 買い取りも 0 ゴールドである。
ただし、アイテムとしての用途はある。 しのオルゴールは戦闘中に使うことが可能なのだ。 その効果は「敵側パーティのキャラクターを順番に息の根を止め、 次に自分側のパーティのキャラクターを順番に息の根を止める」というものだ。
メッセージ遷移は以下の通りである。
○○○○は しのオルゴールの ふたを あけた!
かなしいメロディーが ながれる。(実際には音楽的な演出はない)
○○○○の いきのねを とめた!(敵側メッセージ)
○○○○は しんでしまった!(自分側メッセージ)
マニアックなポイントとして、次の点をおさえておきたい。
敵側にはザキ耐性が適用され、自分側パーティは 100 の確率で息の根が止まる
「いちどつかうと なくなる」道具である
ザキ系呪文やメガンテと同様、「いのちのいし」が身代わりになる
空間に関する珍画像を示す。
空間については付録の $C802F4
または
$C804A3
オブジェクトの CSV ファイルを参照して欲しい。
空間オブジェクト #$0163
の画像を示す。
改造環境をお持ちの方は $7E9850 = #$0163
を試してみよう。
運がよければ、適当にフロア切替をやっているとこの犬小屋にたどり着く。
デバッグコマンドが利用可能ならば、いんちきルーラのページ11の「しげのテスト」の一番目を選択するのが良い。
外観こそアリアハンの牢屋と同じであるが、ここにいるのはイヌとネコ。 しかもイヌはセリフがなく、話し掛けるとすごろく場の階段のマスに移動させられる。 これについては後述する。
BGM は格闘場とすごろく場に共通のものである。
牢屋の扉は扉判定がいない。すなわち単なる床の模様である。
ツボがふたつあるが、左の牢屋のものはツボと認識されないようで、 「しらべる」コマンドでも足元を調べてしまう。 右の牢屋のものはツボではなく本棚だ。 そこにはアリアハンのメダルおじさんの家の本棚に置いてあるメダル景品リストと同じものがある。
イヌにはなしかけると、画面が切り替わってすごろくが開始する。 ここにいるイヌそれぞれに相異なるすごろくの階段のマスが対応している。 話し掛けると場面が犬小屋からすごろく場に変わり、対応するマスからすごろくが始まる。
左の牢屋の右端のイヌに話し掛けると、例外的にすごろくにならないようだ。
犬小屋のわきにある階段にネコが立ちふさがっている。 話し掛けると「にゃ~ん」と返事があり、 直後に「はい」または「いいえ」を選択することになる。
「はい」を選択すると、会話が終了し一瞬画面が止まるが、実はふくろのちいさなメダルが 99 個になっている。 「いいえ」を選択すると、会話が終了する。