本節ではアッサラームの街に二軒しかないふっかけ店屋について述べる。 標準の店屋については 5.11 店屋 で述べる。
ふっかけ店屋を表現するためのデータ構造は標準的な店屋のそれと変わらない。
5.11.1.1 構造体 $C30900
: 店屋 を参照。
データによると、北西の店舗が武器と防具の店に、西の店舗は道具屋にそれぞれ分類されていることがわかる。
ふっかけ店屋に関係する振る舞いを述べる。
ふっかけ店屋の処理を実装しているのはサブルーチン $C1A92E
だ。
以下にこの処理の要点を挙げる。
商品リストの初期化には標準の店屋処理でも利用されるサブルーチン $C3CEC6
を利用する。
最初の店員の質問にどのように応じても、結局商品を見せられるはめになる。
商品を選択すると初めて価格を標準価格の 16 倍を計算する。
このあと最大 4 回ディスカウントに応じてくれるが、どの段階で買い上げてもよい。なお、所持金不足のときには店員が驚く。
標準店屋とは異なり、一度物品を購入すると引き続き何かをするわけではなく、店屋処理全体が終了する。