5.12. ふっかけ店屋

5.12.1. 構造に関する構成要素
5.12.2. 振る舞いに関する構成要素
5.12.2.1. サブルーチン $C3CF9B: ふっかけ店屋

本節ではアッサラームの街に二軒しかないふっかけ店屋について述べる。 標準の店屋については 5.11 店屋 で述べる。

5.12.1. 構造に関する構成要素

ふっかけ店屋を表現するためのデータ構造は標準的な店屋のそれと変わらない。 5.11.1.1 構造体 $C30900: 店屋 を参照。

データによると、北西の店舗が武器と防具の店に、西の店舗は道具屋にそれぞれ分類されていることがわかる。

5.12.2. 振る舞いに関する構成要素

ふっかけ店屋に関係する振る舞いを述べる。

5.12.2.1. サブルーチン $C3CF9B: ふっかけ店屋

ふっかけ店屋の処理を実装しているのはサブルーチン $C1A92E だ。 以下にこの処理の要点を挙げる。

  • 商品リストの初期化には標準の店屋処理でも利用されるサブルーチン $C3CEC6 を利用する。

  • 最初の店員の質問にどのように応じても、結局商品を見せられるはめになる。

  • 商品を選択すると初めて価格を標準価格の 16 倍を計算する。

  • このあと最大 4 回ディスカウントに応じてくれるが、どの段階で買い上げてもよい。なお、所持金不足のときには店員が驚く。

  • 標準店屋とは異なり、一度物品を購入すると引き続き何かをするわけではなく、店屋処理全体が終了する。