Calc Guide Chapter 5, Using Styles and Templates ノート

What are styles? Why use them?

A style is a set of formats that you can apply to selected elements in a document to quickly change their appearance.

スタイルを使用するということは、属性や特性を個別に適用するのをやめることになる。属性や特性を手動で適用するのは時間がかかり、エラーになりがちだ。対照的に、必要な属性や特性を含むように定義されたスタイルを使用することで、時間を節約し、書式設定に一貫性を持たせられる。

  • スタイルによって書式の大幅な変更も簡単に行える。

  • 図面とページに対するスタイルもある。

Direct formatting and style formatting

手動書式設定はスタイルを上書きする。スタイルを適用して手動書式を削除することは不可能だ。この書式を削除するには、対象オブジェクトを選択し次のいずれかを実行する:

  • 右クリックメニュー Clear Direct Formatting を実行

  • Ctrl + M

  • Standard ツールバー Clear Direct Formatting を押す

  • Menu バー Format‣Clear Direct Formatting を実行

利用者ノート

これは便利なので覚える。

Calc style types

  • セルスタイル

  • 図面スタイル

  • ページスタイル

Cell styles

  • セルスタイルは Writer で言う段落スタイルに似ている。

  • セルスタイルはセル内のデータを書式設定する。

  • セルスタイル要素の

    • 多くは Menu バー Styles‣ 以下に示されている。

    • すべては Sidebar Styles 甲板 に示されている。

読書ノート

継承に関する記述は後でまとめて理解しよう。

Drawing styles

  • 図面スタイルは Draw で言うグラフィックスタイルに似ている。

  • 図面スタイルは図形やコメントに適用される。

  • スプレッドシートには DefaultNote という二つの図面スタイルが定義済みだ。

    • どちらも変更可能。

    • どちらも削除不可。

    • スプレッドシートに追加した直後の図形オブジェクトには Default スタイルが適用されている。

    • スプレッドシートに追加した直後のコメントオブジェクトには Note スタイルが適用されている。

Page styles

  • ページスタイルはページではなくシートに適用される。

  • シートごとに異なるページスタイルを適用可能。

  • スプレッドシートには DefaultReport という二つのページスタイルが定義済みだ。

  • ページスタイルでは次を設定可能:

    • 判型

    • 向き

    • 余白

    • ヘッダー

    • フッター

    • 枠線

    • 背景

    • シート印刷順序

Applying cell styles

セルスタイル適用方法:

  • Menu バー Styles‣ コマンド各種

  • Sidebar Styles 甲板

  • Fill Format モード

  • Formatting ツールバー Apply Style コマンド

  • キーバインド各種

Styles menu

セルスタイルを適用するには、書式設定するセルまたはセルグループを選択し、必要なスタイルコマンドを Styles‣ 以下から探して実行する。

Styles deck in Sidebar

Sidebar Styles 甲板 は使用可能なスタイルを一覧し、オプションでプレビューを表示する。

甲板の開き方は割愛。F11 押しが早い。

スタイル適用手順:

  1. 甲板上部にある Cell Styles タブ を押し、一覧を開く。

  2. ワークシート上でセルスタイルを適用したい対象セルを強調する。

  3. Styles 甲板 でセルスタイル名をダブルクリックする。

Fill Format mode

Fill Format Mode はスタイル適用したいセルがあちこちにある状況で便利だ。

  1. Styles 甲板 を開く。

  2. セルスタイルを選択する。

  3. 甲板右上にある Fill Format Mode を押す。マウスポインターに注目。

  4. ワークシート上で、選択セルを適用したいセルを順次クリックする。

  5. 適用が完了したら Fill Format Mode を再び押す。

注意:このモード中にはワークシート上で右クリックすると、直前の Fill Format 動作が取り消される。

Apply Style list

Apply Style ドロップダウンリストは初期設定では Formatting ツールバー に含まれていない。次のようにして追加する:

  1. 当該ツールバーの UI のないところを右クリック。

  2. 右クリックメニューから Visible Buttons‣Apply Style をオンにする。

おそらくツールバーの先頭にドロップダウンリストが現れる。これを使ってセルスタイルを適用するには:

  1. 適用したいセルをワークシートから選択。

  2. 当該ドロップダウンリストを展開する。

  3. 必要なスタイルを選択する。

使用中のスタイルのみドロップダウンリストに含まれる。ここにないものを使いたい場合には Mode Styles を選べ。

Keyboard shortcuts

Chapter 15, Setting up and Customizing で述べられる方法で、よく使うスタイル適用コマンドを実行するキーバインドを定義可能だ。

Applying drawing styles

  1. 対象の図形またはコメントを選択

  2. Sidebar Styles 甲板 に行く

  3. 甲板上部 Drawing Styles タブ をクリック

  4. 必要なスタイルをダブルクリック

Applying page styles

スプレッドシート内のシートに適用されているページスタイルは Status バー に示されている(左から三番目の区画辺りに Default などと記されている)。

  1. シートを選択(シートタブ)

  2. Sidebar の Styles 甲板 に行く

  3. 甲板上部 Page Styles タブ をクリック

  4. 必要なスタイルをダブルクリック

Creating new styles

  1. Sidebar の Styles 甲板 に行く

  2. 甲板上部の Cell Styles タブ などをクリック

  3. 甲板で右クリックし、メニューから New… を選択

  4. ダイアログボックスで新しいスタイルの属性を設定

  5. OK を押す

注意:新規スタイルにせよ既存スタイル変更にせよ、使用中のスプレッドシートにしか適用されない。新規スタイルは雛形に保存しろ。

注意:スタイル名については大文字小文字の区別がある。

Cell style attributes

Cell Style ダイアログボックス はタブページからなる。Format Cells ダイアログボックス と酷似している。

Organizer tab

  • Inherit from で新規スタイルを既存スタイルにリンクし、その属性の一部を変更することが可能になる。継承ということで、親スタイルの属性変更は子スタイルに影響が及ぶ。

  • Category から Custom Styles を選択すると新規スタイルを作成または編集できる。

    • Styles 一覧にしか出現させたくないスタイルに対しては Hidden Styles を指定しろ。

Numbers tab

Category

区分を選択する。

Format

選択升目の内容をどのように表示するかを選択する。

区分として通貨を選択すると、ドロップダウンリストから通貨を選択し、かつその通貨で使用可能なオプションから使用形式を選択する必要がある。

通貨書式は Language ドロップダウンリストで選択した言語には依存しない。セルの既定の通貨書式は OS の地域設定によって決まる。

Language

選択升目の言語設定を指定する。言語を既定値に設定すると、システムの既定言語に関連付けられた数値書式が自動的に適用される。言語設定により、異なる既定の言語設定を使用する OS で文書を開いても、日付と通貨の書式が維持される。

Decimal places

表示したい小数点以下の桁数を入力する。

Leading zeroes

小数点の前に表示するゼロの最大数を入力する。

Negative numbers red

オンにすると負の数の文字色が赤に変化する。

Thousands separator

オンにすると千の位に区切り文字が入る。区切り文字の種類(カンマや空白など)は言語設定によって異なる。

Format code

選択した書式の番号書式コードが表示される。カスタムフォーマットを入力することも可能。

チェックマークボタン

入力した番号形式コードを使用者定義区分に追加する。

吹き出しボタン

選択した数値書式に説明を追加する。

バツボタン

選択した番号書式を削除する。

プレビュー欄

現在の選択部分のプレビューを表示する。

Font tab

言語設定に応じて、このタブで以下のフォントタイプの書式を変更可能:

  • Western ラテン文字セット

  • Asian 中国語、日本語、または韓国語の文字セット

  • Complex 右から左へのテキスト方向

Figure 8 は Options ダイアログボックス Language Settings‣Languages ページ の Default Languages for Documents 区画で Asian および Complex text layout がオンである場合の|CellStyleDlg| の Font タブ を示している。これらのいずれかがオフになると、Font タブ と Font Effects タブ の間取りが変化する。

読者ノート

図版と現況で見てくれが合致していないが、意義はだいたい同じ。

Font

インストールされているフォントを一覧から選択する。

Style

太字、斜体、下線など、適用したい書式を選択する。

Size

適用するフォントサイズを選択または入力する。スケーラブルフォントの場合は、小数値を入力することも可能。他のスタイルに基づいてスタイルを作成する場合は百分率値またはポイント値 (e.g., 5 pt) を入力可能。

Language

綴字検査で使用する言語を設定する。綴字検査は対応する言語モジュールがインストールされている場合に限り機能する。言語登録項目の前にチェックマークがあるのはその言語で綴字検査が活動中である場合だ。

Features…

このボタンを押すと対する Font Features ダイアログボックスが開く。フォントの一部に備わる Discretionary LigaturesHorizontal Kerning などの特別な機能を使えるようになる。

Font Effects tab

Font Color

Font color

テキストの色を設定する。Automatic を選択した場合、テキストの色は明るい背景の場合は黒に、暗い背景の場合は白に設定される。

Transparency

文字テキストの透明度を設定する。値 100% は完全に透明であることを意味し、0% は全く透明でないことを意味する。

Text Decoration

Overlining

適用する上線スタイルを選択する。上線を単語のみに適用するには、 Individual words をオンにする。以下同様。

ドロップダウンリスト横にあるパレットで上線の色を選択する。Automatic でフォントの色と一致する。以下同様。

Strikethrough

選択したテキストの取り消し線のスタイルを選択する。

Underlining

適用する下線スタイルを選択する。

上付きテキストに下線を適用すると、下線は上付きテキストの高さまで引き上げられる。上付き文字が通常のテキストを含む単語内にある場合、下線は引かれない。

下線フィールドの横にあるボタンをクリックすると表示されるパレットで、下線の色を選択する。

Individual words

上線、取り消し線、下線効果を、単語間の空白を無視して適用せず、単語にのみ適用する。

Relief

テキストに適用する浮彫効果を選択する。Embossed を使用すると文字が紙面の上に浮き上がっているように見える。Engraved では文字が紙面に押し込まれているように見える。

Outline

文字の輪郭を表示する。この効果が機能しないフォントもある。

Shadow

文字の右下に影をつける。

Emphasis Mark

選択したテキストの全長にわたって、上または下に表示する文字を選択する。

Position

強調マークを表示する位置を指定する。

Alignment tab

Text Alignment

現在升目の内容または選択升目の整列オプションを設定する。

Horizontal ドロップダウンリストでは升目の内容に適用する水平方向の整列オプションを指定する。

Horitonzal options

Default

数字を右に、テキストを左に配置する。

Left

升目の内容を左に揃える。

Center

升目の内容を水平方向に中央揃えにする。

Right

升目の内容を右に揃える。

Justified

升目の内容を左右境界に揃える。

Filled

升目の可視領域が埋まるまでセルの内容(数字とテキスト)を反復する。この機能は改行を含むテキストでは機能しない。 * Distributed 升目全体の内容を均等に揃える。Justified とは異なり、最後の行のテキストも揃えられる。

Indent 欄で升目の左端からの字下げ量を指定する。

Vertical ドロップダウンリストでは升目の内容に適用する垂直方向の整列オプションを指定する。

Vertical options

Default

内容を升目の下端に揃える。

Top

内容を升目の上端に揃える。

Bottom

内容を升目の下端に揃える。

Middle

内容を垂直方向に中央揃えする。

Justified

内容を升目の上辺と下辺に揃える。

Distributed

テキストの向きが縦でない限り Justified と似ている。その場合は、水平方向の Distributed 設定と同様に動作し、最後の行が両端揃えになる。

Text Orientation

升目内容のテキスト方向を定義する。

ABCD

テキストの向きを設定するには車のどこかをクリックする。車上の文字 ABCD は新しい設定に対応する。

Vertically stacked

升目内容に垂直方向のテキストを割り当てる。

Asian layout mode

アジア言語の支援が有効で、テキストが縦書きに設定されている場合に限り使用可。選択升目内のアジア文字を下に一つずつ並べる。升目に複数行テキストが含まれる場合、行は右から左に並ぶテキスト列に変換される。変換されたテキスト内の欧米文字は右に 90 度回転し、アジア文字は回転されない。

Degrees

向きの角度を手動で入力可能。

Reference edge

回転テキストを書き込む升辺を指定する。

  • Text Extension From Lower Cell Border: 升下辺から外側に書く。

  • Text Extension From Upper Cell Border: 升上辺から外側に書く。

  • Text Extension Inside Cell: 升目内にのみ書く。

Properties

升目内のテキストフローを決定する。

Wrap text automatically

升の境界でテキストを別の行に自動的に折り返す。行数は升の幅に依存する。手動で改行するには升目内で Ctrl + Enter を押す。

Hyphenation active

テキストを次の行に折り返す際に単語分綴を有効にする。

Shrink to fit cell size

フォントの見かけのサイズを小さくして、升目内容が現在の升幅に収まるようにする。改行を含む升目には適用できない。

Text direction

Left-to-right (LTR), Right-to-left (RTL), `Use superordinate object settings, つまり直前のセルに適用された設定、から選べる。

Asian Typography tab

アジア言語の支援が有効になっている場合、Cell Style ダイアログボックス に Asian Typography タブが表示される。このタブで利用可能なオプションの詳細については Chapter 2, Entering and Editing Data の|CellStyleDlg| の対応するタブの説明を見ろ。

読者ノート

どのタブ?

Borders tab

選択升目の境界の属性を設定する。

Line Arrangement

Presets の境界スタイルを選択するか、User-defined 図式内をクリックして独自の組み合わせを定義する。

Line

適用する線のスタイル、幅、色を選択する。このスタイルはプレビューで選択されている枠線に適用される。

Padding

境界と升目の内容の間に残す空きの量を指定する。各距離(左、右、上、下)を個別に設定することも、新しい値を入力する際に四方向すべてに同じ量を適用するために Synchronize をオンにすることもできる。

Shadow Style

境界に影効果を適用する。影の位置(右下、右上、左下、右下)、影の伸びる距離、色を指定する。

Background tab

書式設定された升目の背景として使用する色を選択するには Color ボタンを押す。パレットがいくかあるなかから選択可能。色を変更するには別のものを選択する。背景色を削除するには None ボタンを押す。

Cell Protection tab

このタブではスプレッドシートの基本的な保護を設定する。

Protection

Hide all

選択升目の数式と内容を隠す。

Protected

選択升目が変更されるのを防ぐ。この升目保護はシートも保護する場合にのみ効果がある。

Hide formula

選択升目の数式を隠す。

Print

Hide when printing

選択升目が印刷されないようにする。

Resetting cell style attributes

Cell Style ダイアログボックス の底部ボタン群の機能は次のとおり:

  • Reset ボタンは現在のタブページ内の値をダイアログボックスが開いた時点に適用されていた値に戻す。

  • Standard ボタンは子スタイルの場合、現在のタブページ内の値を親スタイルの設定と一致するように変更する。

Drawing style attributes

Drawing Style ダイアログボックスは Draw における Graphics Styles ダイアログボックスと同等だ。Draw Guide のほうに記述がある。

本文ではダイアログボックスのタブページの構成を簡潔にまとめるに留めている。

Page style attributes

Page Style ダイアログボックス のタブページの構成を見ていく。

Organizer tab

Cell Style ダイアログボックス の同名タブページと似ている。そのページ版という理解でいい。

Page tab

単一ページおよび複数ページのスプレッドシートのページレイアウト、ページ番号、用紙判型など。

Borders and Background tabs

Cell Style ダイアログボックス のそれと同等の設定項目に加え、背景ビットマップ指定項目 Image がある。

Sheet tab

ページスタイルを持つすべてのシートの印刷に含まれる要素を指定する。さらに、印刷順序、最初のページ番号、ページ尺度を設定可能。

Chapter 7, Printing, Exporting, Emailing, and Signing で詳しくやる。

Using themes

  • スプレッドシートに適用できる書式設定のテーマは定義済みだ。

  • 新規テーマを追加することは不可能。

  • 定義済みのスタイルを変更することは不可能。

  • スタイルをスプレッドシートに適用した後で変更することは可能。変更したスタイルはそのスプレッドシートでしか使用不可。

スプレッドシートにテーマを適用する手順:

  1. Menu バー Format‣Spreadsheet Theme などを実行

  2. 適用したいテーマを選択する(即時反映される)

  3. OK ボタン を押す

スプレッドシートテーマを使用すると、スプレッドシート内の範囲を表として書式設定するときに効果的だ。スプレッドシートテーマを選択すると、スプレッドシートに新規セルスタイルが追加され、既定セルスタイルが変更される。追加されるセルスタイルは:

  • Column Header

  • Card

  • Card B (bottom)

  • Card BL (bottom left)

  • Card BR (bottom right)

  • Card L (left)

  • Card R (right)

  • Card T (top)

  • Card TL (top left)

  • Card TR (top right)

  • Background: 範囲の背景スタイル。表の辺にない表内容に適用される。

  • Input: データ入力に使用するセルスタイル。

  • Result2: 数式結果に対する第二選択肢。

Using spreadsheet themes

  • 文書テーマは、さまざまな書式集を一つにまとめ、すばやく適用・変更できるようにしたものだ。

  • テーマカラーは LibreOffice 7.6 で実装された。

  • フォントと書式の設定は、それ以降のリリースで実装される予定だ。

ここではテーマカラーの使用方法について述べられる。

Using document themes

定義済みテーマカラーには Dark 1, Light 2, Accent 3 などの名前が付けられている。スタイルで使用したり手動で適用したりする。

テーマを使用するようにスプレッドシートを設定するには、フォント、背景、または物の色を、テーマカラーパレットから選択する。

  • パレットの最初の行にはテーマカラーが含まれ、他の行には修正が含まれる。

  • パレットのセル上にマウスポインターを置くと、その色の情報を示すツールチップが現れる。

テーマカラーを変更するには

  1. Format‣Theme… を実行

  2. ダイアログボックス上で別のテーマを選択

テーマカラーとして定義された色は文書内で変更される。

既定テーマは LibreOffice (Standard) だ。

利用者ノート

LibreOffice から Sunset の差し替えを実習しておく。

Managing styles

Modifying styles

  1. Sidebar の Styles 甲板 で変更したいスタイルの型図像を押す

  2. スタイル名の右クリックメニューから Modify… を選択

  3. スタイル属性に対して変更を加える

  4. OK ボタン を押す

利用者ノート

シート保護の解除ができていないのか、Modify… が見当たらない。

Renaming styles

カスタムスタイルに限り名前を変えられる。上の手順でスタイルダイアログを開いて Organizer タブ で変えろ。

Deleting styles

カスタムスタイルに限り削除可。

  • カスタムセルスタイルは適用されていない限り削除可。

  • カスタムページスタイルを削除すると、影響を受けるシートは Default ページスタイルに戻る。

Hiding and showing cell styles

セルスタイル一覧を短くするためだけの機能。割愛。

Filtering the list of styles

スタイル一覧を短くするための真っ当な機能。甲板底部ドロップダウンリストがフィルターになる。意味は見ればわかる。

What is a template? Why use one?

雛形を使用する大きな利点は、スプレッドシートを作成するときに、雛形のカスタムスタイルが新しいスプレッドシートに組み込まれることだ。

雛形には通常の文書に含まれるものなら何でも含められる。

  • LibreOffice の文書はすべて雛形に基づいている。

  • 新規スプレッドシートを開始するときに雛形を指定しなかった場合、その新しいスプレッドシートは Calc 既定雛形に基づく。

  • 既定雛形は空白のスプレッドシートで構成されており、必要に応じてカスタマイズしたり、カスタム雛形を作成するための基として使用したりする。

Using a template to create a spreadsheet

利用可能なスプレッドシートの雛形がある場合、それを使用して Templates ダイアログボックス または LibreOffice Start Center から新規スプレッドシートを作成可能だ。

Creating a spreadsheet from the Templates dialog

雛形を使ってスプレッドシートを作成する手順:

  1. File‣New‣Templates… (Ctrl + Shift + N) を選択

  2. Templates ダイアログボックス 上部のリストから Spreadsheets および所望の雛形の区分を選択する

  3. 必要な雛形を選択して OK ボタン を押す

雛形とスプレッドシートの関係は、その雛形が変更されるまで維持される。次にその雛形に基づいたスプレッドシートを開いたとき、その修正内容に合わせてスプレッドシートを更新するか否かを選択可能。

Templates ダイアログボックス のビュー形式を List View に切り替えると、Modfied や Size などの付加的情報を確認できる。

Creating a spreadsheet from a template in the Start Center

スプレッドシートは LibreOffice Start Center の Template ビューから作成可能。さきほど述べたダイアログボックスと同じようなものだ。

Creating a template

どんなスプレッドシートからでも雛形を簡単に作成できる。手順:

  1. 雛形の基となる新規または既存のスプレッドシートを開く。

  2. 新規雛形を使用するたびに表示させたい内容を追加したり、不要な情報を削除したりする。

  3. 雛形で使用するセル、図面、ページ各スタイルを作成または変更する。

  4. File‣Templates‣Save As Template… (Shift + F11) を実行する。

  5. 新しい雛形の名前を入力し、必要な雛形区分を選択する。この雛形を既定雛形にしてもよい。

  6. Save を押す。

または File‣Save As… (Ctrl + Shift + S) のオプションで雛形として保存することも可能。

Editing a template

雛形のスタイルと中身を編集可能なのはもちろん、旧雛形から作成された文書に新スタイルを適用することも可能だ。

編集手順:

  1. File‣Templates‣Manage Templates… (Ctrl + Shift + N) を実行してダイアログボックスを開く。

  2. 編集対象スプレッドシート雛形に移動し、右クリックメニューから Edit を実行する。雛形が開く。

  3. 雛形を編集する。

    • 雛形を上書き保存するならば File‣Save As…

    • 雛形を新規雛形として保存するならば File‣Templates‣Save As Template…

Updating styles from a changed template

雛形とそのスタイルを変更した場合、旧雛形から作成されたスプレッドシートを次に開くと、確認メッセージが表示される。

  • Update Styles を押すと変更後のスタイルがスプレッドシートに適用される。

  • Keep Old Styles を押すと適用されない。こうすると、以降の雛形更新があっても確認メッセージは現れない。

Changing the template assigned to a document

目的の雛形から新規文書を作成し、対象文書の内容をそれにコピーすればよい。

Template Changer 拡張というものがあり、それを利用する方法もある。インストールした後に、Menu バー に File‣Templates‣Change template (current document) というコマンドが出現するらしい。

Todo

拡張学習時に試す。

Adding templates obtained from other sources

LibreOffice Extensions リポジトリーから雛形に絞って検索すると、インストール可能な雛形一覧が示される。項目をクリックすると詳細ページに移動する。

他のウェブサイトでは拡張子 .oxt または .zip ファイルにパックされた雛形集を見つけることがある。

Installing templates

インストールしたい雛形が手許にあるとして:

  1. Templates ダイアログボックス を開く

  2. Manage‣Import… を実行

  3. Select Category ダイアログボックスで雛形を保存する区分を決定する

  4. ファイルダイアログで雛形を選択して Open を押す

Installing collections of templates

Extension Manager を使うのが簡単だ。

  1. 上記ウェブサイトなどから .oxt ファイルをダウンロードしておく

  2. Tools‣Extensions… (Ctrl + Alt + E) を実行

  3. ダイアログボックスで Add を押す

  4. 対象雛形を選択して Open を押す

  5. Restart now などを押す

雛形は Templates ダイアログボックス から使用可能に、拡張は Extension Manager に表示されるようになる。

Chapter 15, Setting up and Customizing に続く?

利用者ノート

Windows Explorer から .oxt ファイルを実行するのもアリだ。

Setting the default template

File‣New‣Spreadsheet コマンドで新規文書を作成する場合、スプレッドシート用の既定雛形から文書を作成する。任意の雛形を既定雛形として設定可能だ。

また、既定雛形を Calc 既定雛形にリセットすることも可能だ。

Setting a template as the default

既定 Calc 雛形を新しいものに置き換える方法がある。

Templates ダイアログボックス に表示されている雛形を、その文書型の既定のものに設定する手順:

  1. File‣Templates‣Manage Templates… (Ctrl + Shift + N) を実行。

  2. Templates ダイアログボックス で、既定としたい雛形を含む区分を開く。

  3. 雛形の右クリックメニューから Set as Default を実行。

次回新規文書からこの雛形を基に生成される。

Resetting the default template

既定雛形を Calc 固有の既定雛形に直す方法:

  1. Templates ダイアログボックス で Manage‣Reset Default Spreadsheet を押す。

このメニュー項目はカスタム雛形が既定して設定されている場合に限り現れる。

Organizing templates

LibreOffice が管理できる雛形は特定のフォルダー(複数形)にあるものに限られる。新しい雛形フォルダーを作成し、それを使って雛形を整理したり、これらのフォルダーにインポートしたりすることが可能だ。

LibreOffice の雛形フォルダーのパスは Options ダイアログボックス LibreOffice‣Paths ページ で確認しろ。

本節の以降では Templates ダイアログボックス での操作を述べている。

Creating a template category

  1. Manage‣New Category… を押す。

  2. 開いたダイアログボックスの入力欄に名前を入力する。

  3. OK ボタン を押す。

Deleting a template category

以下の区分は削除不可:

  • LibreOffice 付属のもの。

  • Extension Manager によって追加されたもの。

それ以外の雛形区分の削除手順は:

  1. 削除対象の区分を選択。

  2. Manage‣Delete Category… を押す。

  3. 確認ダイアログボックスで Yes ボタン を押す。

Moving a template

雛形の区分を引っ越す手順:

  1. 移動対象となる雛形を一覧から選択。

  2. 右クリックメニュー Move… を選択。

  3. 開いたダイアログボックスで移動先区分を選択。

  4. OK ボタン を押す。

Deleting a template

削除できるのは、自分で作成またはインポートした雛形に限る。

  1. 削除対象の雛形が属する区分を Filter から選択

  2. 移動対象となる雛形を一覧から選択。

  3. 右クリックメニュー Delete… を選択。

  4. Yes ボタン を押す。

Exporting a template

この操作は他人に渡したり、バックアップ目的で行われるようだ。

  1. 移動対象となる雛形を一覧から選択。

  2. 右クリックメニュー Export… を選択。

  3. フォルダーダイアログでエクスポート場所に移動。

  4. フォルダーを選択 を押す。