Calc Guide Chapter 7, Printing, Exporting, Emailing, and Signing ノート

Printing

Quick printing

Standard ツールバー に Print Directly ボタンを表示させておくと便利だ。

Note

Print Directly 図像の動作を変更して、計算機の既定印刷機ではなく、文書に定義されている印刷機に文書を送信することが可能だ。それには Options ダイアログボックス で Load/Save‣General ページ に進み、Load printer settings with the document をオンにする。

Controlling printing

印刷をさらに制御するには Print ダイアログボックス を開く。次のいずれかで開く:

  • Menu バー から File‣Print… を選択

  • Standard ツールバー から Print 図像をクリック

  • キーバインド Ctrl + P

Preview チェックボックスをオンにすると便利だ。

Note

Print ダイアログボックス で選択したオプションはこの文書の印刷にしか適用されない。

LibreOffice の既定印刷設定を指定するには Options ダイアログボックス の次の場所で行う:

  • LibreOffice‣Print ページ

  • LibreOffice Calc‣Print ページ

詳細については Chapter 15, Setting up and Customizing を見ろ。

Print ダイアログボックス にはタブが複数あり、以降で説明するようにさまざまな選択肢がある。使用する計算機の OS によっては本章の図版と現況が異なる場合がある。

Print ダイアログボックス には Preview チェックボックスがあり、印刷ページでデータがどのように表示されるかのオンオフを切り替えることができる。プレビューはダイアログの左側に描画される。隣接するコントロールで複数のページを巡ることができる。

General tab

Printer

印刷機自体の選択、それに対するオプション設定を行う。

Range and Copies

次を指定する:

  • 印刷するシートとページ

  • 片面印刷または両面印刷

  • 印刷部数

  • 複数部数を丁合するかどうか

  • 印刷するページの順序

Page Layout では次を指定する:

  • 用紙サイズ

  • 縦向き、横向き

  • 用紙当たりに印刷するページ数

  • 用紙内で印刷する順番

  • 各ページの周囲に枠線を引くかどうか

LibreOffice Calc tab

空のページをどう扱うかを指定するだけか。

Printing multiple pages on a single piece of paper

スプレッドシートの複数ページを紙一枚に印刷する手順:

  1. 上述の手順で Print ダイアログボックス を開く。

  2. General タブ Page Layout 区画 Pages per sheet ドロップダウンリストで用紙一枚当たりに印刷するシートのページ数を選択する。

  3. 用紙一枚にページを複数印刷する場合には Order ドロップダウンリストで印刷順序を選択する。

  4. シートの各ページを区別するには Draw a border around each page をオンにする。

  5. Print を押す。

Selecting what to print

From which ドロップダウンリストで Print All Sheets を選択すると、文書内のシートすべてが印刷される。単一シート、複数シート、セルを選択して印刷することも可能だ。

シートを一枚ずつ or シート範囲を印刷する手順:

  1. スプレッドシートでシートタブをクリックして印刷対象シートを選択する。シートを複数選択する方法については Chapter 1, Introduction を見ろ。

  2. 上述の方法で Print ダイアログボックス を開く。

  3. From which ドロップダウンリストで Print Selected Sheets を選択する。

  4. Print を押す。

セルの選択を印刷する手順:

  1. スプレッドシートで印刷するセルを選択する。

  2. Print ダイアログボックス を開く。

  3. From which ドロップダウンリストで Print Selected Cells を選択する。

  4. Print を押す。

Printing in grayscale on a color printer

彩色印刷機でもスプレッドシートを白黒印刷したい場合がある。

Note

印刷機によっては、選択した設定に無関係に色で印刷されることがある。

個々のファイルについて、印刷機設定を変更して白黒印刷することが可能。

  1. Print ダイアログボックス を開く。

  2. Properties… ボタンを押す。

  3. この画面は印刷機によって異なるが、色設定の項目があるはずだ。白黒印刷が有効になるオプションを選択する。

LibreOffice の設定を変更すると、すべての色テキストと画像を無彩色印刷可能だ:

  1. Options ダイアログボックス で LibreOffice‣Print ページ に移動。

  2. Convert colors to grayscale を選択。

  3. OK ボタン を押す。

Caution

上の方法を採ると、Calc だけでなく LibreOffice すべてのアプリケーションで印刷設定が変更される。

Previewing pages/sheets before printing

印刷前に Calc でシートをプレビューする方法:

  1. 印刷プレビューモードを切り替える:

    • Menu バー File‣Print Preview…

    • Standard ツールバー Toggle Print Preview (Ctrl+Shift+O) 図像 を押す

    • キーバインド Ctrl + Shift + O

  2. Print Preview ツールバー が Formatting ツールバー と交代する。

  3. このビューから先述の方法で Print ダイアログボックス を開く。

  4. 印刷オプションを選択し、Print ボタンを押す。

  5. Toggle Print Preview (Ctrl+Shift+O) 図像 をもう一度クリックするか、Print Preview ツールバー の右側にある Close Preview アイコンをクリックすると、通常のスプレッドシートビューに戻る。

Using print ranges

  • スプレッドシート上のどのセル範囲を印刷するかを定義可能。

  • 定義された印刷範囲に含まれないシート上のセルは、印刷されない。

  • 印刷範囲が定義されていないシートは印刷されません。

  • ユーザー定義の印刷範囲を作成すると、既存の定義済みの印刷範囲が置き換わる。

Defining and printing a print range

印刷範囲を自分で定義してもよい:

  1. 印刷範囲となる升目範囲を選択する。

  2. Menu バー から Format‣Print Ranges‣Define を選択する。 Options ダイアログボックス LibreOffice Calc‣View ページ の Page breaks がオンならば自動改頁線が画面上に描かれる。これで印刷範囲に含まれる升目が定義される。

  3. Standard ツールバー の Print Directly を押すか、Print ダイアログボックス を開いて Print を押して、定義した印刷範囲を印刷する。

Tip

印刷範囲の確認は Toggle Print Preview (Ctrl+Shift+O) 図像 または Print ダイアログボックス のプレビュー窓を使用して行うことができる。印刷範囲内の升目が描画される。 Viewing print ranges を見ろ。

Editing a print range

印刷範囲をいつでも編集することが可能。例えば、升目を追加したり削除したり、反復する行や列を定義したりする。後者の定義方法の詳細については Repeat printing of rows or columns を見ろ。

  1. Menu バー から Format‣Print Ranges‣Edit… を選択し Edit Print Ranges ダイアログボックス を開く。

  2. 単一範囲しか定義されていない場合、Print Range 欄をクリックすると定義した印刷範囲が青枠で囲まれて表示される。

  3. 複数のセル範囲を定義するには、各セル範囲を , で区切る。Ctrl を押しながらセル範囲を選択すれば新しいセル範囲を追加することも可能。

  4. 印刷範囲を削除するには、Print Range 欄で選択、削除する。残りの印刷範囲が , 一つで区切られ、連なりの最後に , がないことを確認しろ。

  5. OK ボタン を押す。

Viewing print ranges

  • 印刷範囲定義後、改頁は自動的になされる。

  • View‣Page Break で改頁プレビュー、 View‣Normal で改頁プレビュー終わり。

印刷範囲は、既定では青枠で囲まれ、各ページの中央に薄い灰色のページ番号が示される。非印刷領域は灰色の背景。

Named print ranges

繰り返し印刷するセル範囲を定義することも可能。スプレッドシートの異なる領域を異なる報告書用に印刷する場合に便利だ。このような用途に名前付き印刷範囲を複数定義することが可能だ。

Defining and naming

  1. 対象セルを選択する。

  2. Menu バー から Sheet‣Named Ranges and Expressions‣Define… を実行して Define Name ダイアログボックス を開く。

  3. Name 欄に名前をタイプする。

  4. Range or formula expression のセル範囲を調整してもよい。

  5. Scope ドロップダウンリストは Document (Global) のままにする。

  6. 下部に畳まれている Print range をオンにする。

  7. Add を押して確定。

Printing a named range

印刷する名前付き範囲を選択する手順:

  1. Menu バー から Format‣Print Ranges‣Edit… を実行。

  2. Edit Print Ranges ダイアログボックス で Print Range ドロップダウンリストから使いたい名前付き範囲を選択する。

  3. OK ボタン を押す。

ワークシートを改頁プレビューモードにしていれば、この時点で上記手順結果が確認できる。

Deleting a named print range

指定した印刷範囲が不要になった場合に削除する手順:

  1. Menu バー から Sheet‣Named Ranges and Expressions‣Manage… (Ctrl + F3) 実行

  2. Manage Names ダイアログボックス で対象名前付き範囲を選択

  3. Delete ボタンを押す

Removing print ranges

例えば、シート全体を後で印刷する必要がある場合や、追加した範囲の一部を印刷する必要がなくなった場合など、定義した印刷範囲を削除する必要が生じることがある。

定義済み印刷範囲を除去する方法:

Go to Format > Print Ranges > Clear on the Menu bar to remove all of the defined print ranges in the spreadsheet, except for named print ranges. After the print range is removed, the default page break lines for the selected paper size will appear on the screen (assuming that Tools > Options > LibreOffice Calc > View > Page breaks is enabled).

Menu バー の Format‣Print Ranges‣Clear を選択すると、名前付き印刷範囲を除き、スプレッドシートで定義されている印刷範囲がすべて削除される。印刷範囲が削除されると、選択した用紙判型の既定の改頁線が画面に描画される。 [1]

名前付き印刷範囲を除去する方法はこれとは異なる。Deleting a named print range の方法を用いる。

Repeat printing of rows or columns

スプレッドシートが複数ページに印刷される場合、特定の行または列を定義して、各印刷ページで繰り返し印刷することが可能。

Using print ranges

  1. 上述の方法で Edit Print Ranges ダイアログボックス を開く。

  2. Rows to Repeat 欄には反復して印刷する行の参照を入力する。例えば、一、二、三行目を繰り返す場合には $1:$3 と指定する。これにより、本欄は - none - から - user defined - に変化する。

    キャレットを Rows to Repeat 欄に置き、マウスを使って、反復印刷したい各行の升目を選択することもできる。行全体を選択する必要はない。

  3. Columns to Repeast 欄には反復して印刷する列の参照を入力する。例えば、A 列を反復する場合には $A と指定する。残りは行のときと同様。

  4. OK ボタン を押す。

Using named print ranges

行または列の反復印刷に用いる名前の反復印刷を定義することも可能だ:

  1. 先述の方法で、反復印刷する行・列を名前付き定義する。 Named print ranges を見ろ。使用者定義の印刷範囲と同様に、反復印刷したい行・列から升目を一つ選択すれば十分だ。

  2. Define Name ダイアログボックス で Repeat columnRepeat row をオンにする。反復印刷する列と行を定義する。

  3. Add を押す。ダイアログボックスを閉じる。

  4. Menu バー から Format‣Print Ranges‣Edit… を選択し Edit Print Ranges ダイアログボックス を開く。

  5. Rows to Repeat, Columns to Repeat ドロップダウンリストに定義済み名前付き印刷範囲を指定する。

  6. OK ボタン を押す。

Page breaks

印刷範囲の定義は強力だが、スプレッドシートが思い通りに印刷されるように改頁を手動で調整する場合もある。二種類の改頁を入れられる:

行改頁

選択セルの行の上に改頁を水平方向に入れる。例えば、選択セルが H15 の場合、14 行目と 15 行目の間に改行が入る。

段改頁

選択セルのある列の左側に垂直方向改頁を入れる。例えば、選択セルが H15 の場合、 G 列と H 列の間に改段が作成される。

手動改行が挿入されると、画面上では行または列の間に青い線または太い線として表示される。実際の見てくれは設定によって異なる。画面上で手動改行を見やすくするには、それをを変更する。Options ダイアログボックス LibreOffice‣Application Colors ページ で Spreadsheet 区画までスクロールすると、改頁の描画方法を変更可能だ。

読者ノート

手動でも自動でもない、素の改頁色の意味は?

Inserting page breaks

  1. 手動改ページを入れたい升目を選択する。

  2. Menu バー の Sheet‣Insert Page Break‣ を選択する。

  3. 升の上に改行を入れるには Row Break を、升の左に改段を入れるには Column Break をそれぞれ選択する。

あるいは、

  1. View‣Page Break を選択

  2. 手動改頁を挿入したい升目を選択

  3. 右クリックメニュー Row Break または Column Break を選択

Menu バー の View‣Normal を選択してスプレッドシートの標準ビューに戻る。

読者ノート

標準ビューに戻らず、改頁線が描画され続けていたほうが編集に適している。

Deleting page breaks

  1. 手動改頁を削除したいところにあるセルを選択。

  2. Sheet‣Delete Page Break‣ のサブコマンドを列または行に応じて実行。

Note

適切な升目が選択されていない場合、Row Break または Column Break 項目は灰色で表示される。

Deleting multiple page breaks

手動の行改頁や段改頁が同じスプレッドシートに複数存在する可能性がある。シートからすべての改頁を削除したい場合は、次のようにする:

手動改頁を一括削除する方法がある。それは右クリックメニューから Delete Page Breaks を実行することだ。

  1. Menu バー の View‣Page Break を選択

  2. スプレッドシート内で右クリックし、コンテキストメニューから Delete Page Breaks を選択する。シートから手動改頁すべてが削除される。

  3. 改頁描画をやめたければ Menu バー の View‣Normal View を選択

Printing options for page styles

スプレッドシートにページスタイル (Chapter 5, Using Styles and Templates) を使用する場合、ページスタイル内に印刷オプションを含めることが可能だ。たとえば、ページの順序、詳細、印刷する尺度などだ。ページスタイルを使用すると、シート内のさまざまなシートの印刷オプションをすばやく設定して変更できる。

印刷オプションを設定する前に正しいシートを選択していることを確認しろ。 Page Style ダイアログボックス を開く。その方法は複数ある:

  • Menu バー から Format‣Page Style… コマンドを実行

  • Sidebar Styles 内で

    1. Page Styles ボタンを押して

    2. Default 項目右クリックメニューから Edit Style… コマンドを実行

  • Status バー Default をダブルクリック

Sheet タブをクリックしろ。ここでページスタイルに関する印刷設定を行う。ダイアログボックスの表題がこれから変更しようとしているページスタイルの名前を示す。

Page Order

シート内のデータが印刷ページに収まらない場合に、番号を付けて印刷する順序を定義する。

Top to bottom, then right

シートの左列から下へ縦に印刷する。

Left to right, then down

シートの最上行から右段に向かって横に印刷する。

First page number

最初のページを 1 以外の番号で開始したい場合は、この選択肢をオンにする。最初のページの番号をスピンボックスに入力しろ。

Print

スプレッドシートのどの要素を印刷するかを定義する。

Column and row headers

列と行のヘッダーを印刷する。

Grid

格子として升目の境界線を印刷する。画面に描画するには Options ダイアログボックス LibreOffice Calc‣View ページ Grid lines で選択する。

Comments

スプレッドシートで定義された説明を印刷する。説明は対応セル参照とともに別ページに印刷される。

Objects/Images

物(印刷可能な)と画像のすべてを印刷スプレッドシートに含む。

Charts

スプレッドシートに入っている統計図表を印刷する。

Drawing objects

印刷されたスプレッドシートに図面物すべてを含む。

Formulas

数式の結果ではなく、升目含まれている数式を印刷する。

Zero values

値がゼロの升目で、0 を印刷することを指定する。

Scale

印刷されるスプレッドシートのページ尺を定義する。

Scaling mode

ドロップダウンリストから尺モードを選択する。選択した尺モードに適したコントロールがドロップダウンリストボックスの下に表示される。

Reduce/enlarge printout

すべての印刷ページを拡大・縮小する倍率を指定する。10% から 400% の範囲で係数を百分率で入力する。100% 未満の倍率では紙面が縮小され、それ以上の倍率では拡大される。

Shrink print range(s) to width/height

現在のページスタイルで各シートが印刷される、横方向と縦方向の最大ページ数を指定する。印刷範囲は常に比例して拡大縮小されるため、結果として指定したページ数よりも少なくなることがある。どちらかのスピンボックスを消去すると、指定されていない寸法は必要なページ数だけ使う。両方を消去すると等倍になる。

Shrink print range(s) on number of pages

同じページスタイルを使用するシートそれぞれに対して印刷される最大ページ数を指定する。尺は定義されたページ数に合わせて必要に応じて適する値になる。

Headers and footers

ヘッダーとフッターとは、定義済みテキストであって、シート領域の外側、上部または下部に印刷されるものだ。ヘッダーとフッターは同じように設定され、同じページスタイルを使用する左右のページで異なる中身を持つことができる。

Setting headers and footers

  1. 対象シートを選択する。

  2. 前述のコマンドで Page Style ダイアログボックス を開く。

  3. Header タブ または Footer タブ をクリックする。

  4. Header on または Footer on をオンにする。

  5. 必要に応じて他のオプションの値を入力する。

  6. OK ボタン を押して変更を保存し、閉じる。

他のオプション:

Header on or Footer on

現在のページスタイルにヘッダーまたはフッターを追加する。

Same content on left and right pages

左右のページで同じヘッダーまたはフッター中身を共有する。左ページと右ページに異なるヘッダーまたはフッターを割り当てるには、これをオフにし、Edit… ボタン を押す。Header or footer contents を見ろ。

Same contents on first page

最初のページに、残りのページとは異なるヘッダーまたはフッターを設定する。異なるヘッダーまたはフッターを割り当てるには、これをオフにし、Edit… ボタン を押す。 Header or footer contents を見ろ。

Left margin

左ページ余白とヘッダーまたはフッターの左端の隙間の量を入力する。

Right margin

右ページの余白とヘッダーまたはフッターの右端の隙間の量を入力する。

Spacing

ヘッダーの下端とスプレッドシートの上端、またはフッターの上端とスプレッドシートの下端の間に維持する隙間の量を入力する。

Height

ヘッダーまたはフッターの高さを入力する。

AutoFit height

中身合わせてヘッダーまたはフッターの高さを自動的に調整する。

More…

Border / Background ダイアログボックスを開き、ヘッダーやフッターの境界や背景色、画像の見てくれを定義する。詳細については Chapter 5, Using Styles and Templates を見ろ。

Edit… ボタン

Header ダイアログボックス または Footer ダイアログボックス を開き、ヘッダーまたはフッターに配置するテキストを追加、編集、書式設定する。詳細については Header or footer contents を見ろ。

Exporting to PDF

文書を PDF にエクスポート可能だ。この業界標準のファイル形式は、ファイルを誰かに送信したり、Adobe Acrobat Reader やその他の PDF viewer を使用して表示したりするのに最適だ。

Caution

既定では、PDF 文書は内容の改竄や編集から保護されていない。PDF 文書の内容は LibreOffice Draw などの専用ソフトウェアで編集可能だ。

Tip

Save As とは異なり、Export は現在の文書のコピーを選択した書式で新規ファイルに書き出すものだが、現在の文書と書式は開いたままだ。

Quick export to PDF

直近に適用した PDF 設定に基づいてスプレッドシート全体を PDF に保存するには、 Standard ツールバー Export Directly as PDF 図像をクリックするのがよい。保存先入力するよう求められるものの、ページ範囲や画像圧縮、その他のオプションを選択する機会はない。

Controlling PDF content and quality

PDF Options ダイアログボックス で出力 PDF のオプションを細かく指定可能。Menu バー から File‣Export as PDF… を選択してダイアログボックスを開く。

Tip

Menu バー の File‣Export を選択し、ドロップダウンメニューから PDF - Portable Document Format を選択することでも PDF Options ダイアログボックス にアクセスできる。

利用者ノート

職務経歴書やスキルシートを PDF に変換して提出する前に利用したい。

General tab of PDF Options dialog

General タブ では PDF に含めるページ、画像に使用する圧縮の種類、その他オプションを選択可能だ。詳細については Getting Started Guide または Help を見ろ。ほとんどの場合、既定設定が必要なものだ。

Whole Sheet Export を選択すると、当ダイアログボックスの他の多くの設定を無視する。

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。

Initial View tab of PDF Options dialog

このタブでは PDF ファイルを閲覧プログラムで開くときのコマンドラインオプションを選択可能。

User Interface tab of PDF Options dialog

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。 Transitions は Writer でも Calc でも使用不能。

Note

アウトラインは通常、Calc では使用されない。

Security tab of PDF Options dialog

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。

Digital Signatures tab of PDF Options dialog

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。

Exporting to other formats

Calc では次の二つのコマンドの意味を区別している:

  • File‣Save As…: 別のスプレッドシートファイル形式で保存する場合

  • File‣Export: Web ページを作成する場合

Emailing spreadsheets

スプレッドシートを電子メールの添付ファイルとして送信する方法:

  1. File‣Send 各種コマンドを実行:

    • Email Document…: 現在の形式

    • Email as OpenDocument Spreadsheet…: 拡張子 .ods 形式

    • Email as Microsoft Excel…: 拡張子 .xlsx 形式

    • Email as PDF…

  2. シートを当該項目形式に変換保存されたファイルが添付された状態のメール草稿編集中のメールクライアント画面が開く。それを用いて送信する。

Digital signing of documents

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。

Applying a digital signature

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。

Signing multiple times with the same signature

LibreOffice では署名の記述ができるようになったため、同じ作成者による複数の署名が許可される。

File‣Digital Signatures‣Digital Signatures… を選択すると、ダイアログに既存の署名とその説明(もしあれば)が一覧表示される。

Sign Document… ボタンを押すと、Select Certificate ダイアログボックスでオプションの説明も求められる。

既存の記述の値を変更すると、その署名は無効になる。

Digitally signing macros

通常、マクロは文書の一部だ。文書に署名すると、文書内のマクロも自動的に署名される。文書ではなく、そのようなマクロに対して署名をしたい場合には Menu バー から Tools‣Macros‣Digital Signature… を選択し、上述のように署名を適用する。

Removing personal data

読者ノート

Writer Guide Chapter 7, Printing and Publishing ノート と内容が重複するので、ノートとして先に出来たそちらを見ろ。


章末注