Chapter 4, Working with Styles, Templates, and Hyperlinks ノート¶
Introduction¶
雛形やスタイルの存在理由は LibreOffice 文書の書式の一貫性を確保することにある。執筆者はこれらと手動書式設定を使って文書を完成に近づける。
- スタイル
LibreOffice においてスタイルという場合、テキストなどの物に適用できる書式属性の集まりだ。テキストや物が LibreOffice でスタイルを共有している場合、実際にはそのスタイルの選択された属性を共有する。たとえば、段落スタイルには、フォントの種類や大きさ、字下げ、行間、ページ上の配置などの設定を含める。
LibreOffice アプリケーションすべてに削除不可既定スタイルセットが共有されているが、使用者の書式設定要件に合わせて変更することが可能だ。また、新しいスタイルを作成したり、削除することも可能だ。
- 雛形
雛形は文書であり、既存の内容と特定の書式スタイル、グラフィック、表、物などからなる集合を持つ新規文書を生成できるようにするものだ。雛形は会社の文書や使用者手引のために、類似した文書を作成するためのたたき台として用いられる。たとえば、文書で段落スタイルと文字スタイルを定義し、その文書を雛形として保存する。その後、
コマンドを使えば、その雛形と同じ見てくれの新規文書を作成可能だ。LibreOffice で新規作成する文書には、ソフトウェアにハードコードされた既定テンプレートが用いられる。この既定雛形は使用者の要件に合わせて変更することが可能だ。
LibreOffice をインストールした時点で、雛形各種がインストールされる。
- 手動書式設定
選択したテキストなどに直接、つまり手動で書式を適用する。たとえば、単語を選択し、Formatting ツールバー や Sidebar のツールをクリックするなどして、テキストを太字や斜体に変える。この手法を適用すると書式属性が整合しない文書が作成されることがある。
Styles¶
Working with styles¶
スタイルを使用すると選択した要素(ページ、テキスト、枠、升目、画像等)の書式や外観をすばやく変更できる。スタイルは Body Text や Document Title などのような名前で識別される。複数の例えばテキストに対して、共通の書式を与えるというのが本質だ。
LibreOffice はスタイルの使用を推奨している。作業負荷を軽減し、優れた文書を作成する精度を高める。
Note
手動書式設定は、適用されているスタイルよりも優先され、一度手動で書式設定された要素は、スタイルによって変更することは不可能になる。直接書式を削除するには Clear Direct Formatting コマンドをそのような要素に対して実行する。
右クリックメニュー
Menu バー
キーバインド Ctrl + M
個人的には URL 文字列のホットリンクを削除するのによく使う。
Style categories¶
LibreOffice アプリケーションによって存在するスタイルの区分が異なる。
Application |
Style Categories |
---|---|
Writer |
Page, Paragraph, Character, Frame, List, Table |
Calc |
Page, Cell, Drawing |
Draw |
Drawing |
Impress |
Presentation, Drawing |
読者ノート
Calc には Drawing 区分もあると思うが、本マニュアルには記載されていない。漏れか?
Style types¶
想像するに Styles 甲板 下部にあるドロップダウンリストが項目一覧の表示フィルターになっている。重要なスタイル種別を知っておく:
- Hierarchical
スタイルがおそらく継承関係に基づいて木表示される。見通しが良い。
- All Styles
選択したスタイル区分のスタイルすべてを一覧表示する。
- Hidden Styles
文書では隠されているスタイルを一覧表示する。
- Applied Styles
選択したスタイル区分の、現在の文書に適用されているものすべてを一覧表示する。
- Custom Styles
選択したスタイル区分の、使用者定義スタイルすべてを一覧表示する。
- Automatic
現在の文脈に適したスタイルを一覧表示する。
Applying styles¶
スタイルを選択、適用する手段はさまざまだ:
Sidebar Styles 甲板 を選択する
Menu バー
を実行する(Writer, Calc) Menu バー
から選択する(Writer) Formatting ツールバー Set Paragraph Style ドロップダウンリスト で選択
(Calc) Formatting ツールバー Apply Style ドロップダウンリスト で選択
(Writer) 右クリックメニュー
, , から選択する(Calc) 右クリックメニュー
から選択するキーバインドを使う
Splotlighting styles¶
Styles 甲板 には段落スタイルと文字スタイル、および文書に存在する直接書式にスポットライトを当てる道具もある。Spotlight ツールは使用中のスタイルと直接書式設定に関して、文書の浄書を支援する。
この機能を有効にするには、Styles 甲板 下部の Spotlight をオンにする。
段落のスポットライト表示は左余白に表示される数字と色で符号化される。これらは Styles 甲板 表示されている数字と色に対応している。
文字スポットライト表示は吹き出しに表示される数字と色で符号化される。
手動書式設定された段落は余白のスポットライト色の指示部にハッチパターンで示される。
手動書式設定された文字はテキストの横に df
という文字列の吹き出しで示される。
Note
Menu バー
の選択が必要になる場合がある。利用者ノート
これはいい機能を知った。自作の職務経歴書で使うと己のスタイル操作能力がよくわかった。
Formatting toolbar¶
Writer
段落スタイルが作成され、テキストに適用されている場合、Formatting ツールバー の左端にある Set Paragraph Style ドロップダウンリスト にスタイル名が示される。
Calc
Calc でスタイルを作成し、升目に適用すると、Formatting ツールバー の左端にある Apply Style ドロップダウンリスト にスタイル名が表示される。
Fill Format Mode¶
Styles 甲板 でのスタイル項目ダブルクリックを使用せずに、Writer および Calc の複数要素にスタイルを適用する必要がある場合は、Fill Format Mode を利用するといい。
Styles 甲板 で所望のスタイルを選択する。
甲板上部にある Fill Format Mode 図像をクリックすると、マウスカーソルの形が専用形状に変化する。
マウスカーソルを適用要素に置く。
クリックすると、選択した要素にスタイルが適用される。
Keyboard shortcuts¶
Writer ではキーバインドを使って選択段落に段落スタイルを適用したり、スタイル編集を行うことが可能だ。主要なキーバインドは表にまとめられている。
Ctrl と数字キーのキーバインドは本文と見出しのスタイル
Alt + P はスタイル編集ダイアログボックスが一発で表示されて便利
F11 で Styles 甲板 の表示切替
Creating new styles¶
Using a styles dialog¶
Styles 甲板 からスタイルを作成することが可能。詳細はアプリケーション個別のガイド本を参照しろ。
Styles 甲板 上部にある所望のスタイル区分をクリックし、その区分のスタイル一覧を開く。
一覧にあるスタイル項目を右クリックし、コンテキストメニューから
を選択する。区分に対応するスタイルダイアログが開く。例:段落なら段落用。Organizer タブ を開く。名前などを入力する。
他のプロパティーページで利用可能な選択肢を使用して、新しいスタイルを要件に合わせて書式設定する。プレビューがある場合は活用するといい。
すべて指定したら OK ボタン を押して新しいスタイルを保存し、設定を終わる。
Note
Inherit from にスタイルを指定した場合、この基底スタイルに対する書式変更が作成された新しいスタイルにも適用される。
Creating new style from a selection¶
選択したテキストまたはセルの書式を使用してスタイルを新規作成可能だ。この方法で作成したスタイルは当該ドキュメントに限り使用可能だ。
Styles 甲板 上部にある所望のスタイル区分をクリックし、その区分のスタイル一覧を開く。
新規スタイルの基として使用する要素を文書から選択する。
次のいずれかの手順で新規スタイルを作成し、New Style from Selection ダイアログボックス を開く:
(Writer) Styles actions ドロップダウンメニューから を選択する。
(Calc, Draw, Impress) 甲板上部の New Style from Selection 図像を選択する。
New Style from Selection ダイアログボックス で新規スタイルの名前を入力する。
OK ボタン を押すと、選択した書式オプションを使用して選択したスタイル区分にスタイルが新規作成される。
Note
New Style from Selection ダイアログボックス には文書で使用可能なカスタムスタイル一覧が表示される。選択範囲から作成された新しいスタイルはカスタムスタイルに既定で配置される。
Dragging and dropping¶
Writer および Calcでは、選択した要素を Sidebar Styles 甲板 にドラッグ&ドロップすることでスタイルを新規作成可能だ。新規スタイルは選択対象の書式設定に基づいて作成される。この方法を使用する手順は次のとおり:
Styles 甲板 上部にある所望のスタイル区分をクリックし、その区分のスタイル一覧を開く。
文書からテキストまたはセルを選択し、その選択対象を甲板にドラッグ&ドロップする。
New Style from Selection ダイアログボックス で新規スタイルの名前を入力する。
OK ボタン を押す。新規スタイルは Custom Styles に配置される。
利用者ノート
いきなりドラッグ&ドロップはダメだ。対象物に適合する一覧を甲板に先に出さないといけない。
Editing styles¶
LibreOffice インストールによる既定のスタイルセットにあるスタイルは削除不能だが、編集は可能だ。使用者が作成したスタイルはすべて編集・削除が可能だ。
スタイルは次の方法のいずれかで編集可能だ:
Sidebar Styles 甲板 に書式設定済み要素をドラッグ&ドロップ
書式設定済み要素を選択し、そのスタイルを編集する。
AutoUpdate を使用してスタイルを編集する(段落と枠に限る)。
他の文書や雛形から文書にスタイルを追加する。
Note
スタイルの編集や変更は、現在の文書に限り有効だ。複数の文書でスタイルを編集または変更するには、雛形を変更するか、別の文書からスタイルを読み込む必要がある。
Using a styles dialog¶
スタイル自身の編集を行う手順は作成手順とよく似ている:
Styles 甲板 上部にある所望のスタイル区分をクリックし、その区分のスタイル一覧を開く。
一覧にあるスタイル項目を右クリックし、コンテキストメニューから
を選択する。区分に対応するスタイルダイアログが開く。後は作成時と同様にする。
Set Paragraph Style or Apply Style¶
Writer と Calc に搭載されている Formatting ツールバー の先頭にある(既定)ドロップダウンリストからもまたスタイルを編集することが可能だ。
段落 (Writer) や升目 (Calc) を選択する。
Formatting ツールバー の Set Paragraph Style (Writer) または Apply Style (Calc) ドロップダウンリストをクリックする。
一覧項目を選択しようとすると、項目右側に ▼ が現れるので、それをクリックし、ドロップダウンメニューから
を選択する。以下、スタイル編集手順に合流。
利用者ノート
意外に重要かもしれない。例えばスプレッドシートの通常升目のフォントが何か変だと思ったらこの手順で Default 升目スタイルのフォントを確認するといい。
Updating styles from selection¶
Styles 甲板 を開く。
所望のスタイルの属性が設定されている要素(段落や升目)を文書から選択する。
Styles 甲板 にて選択範囲から更新するスタイルを選択する。
次のいずれかの方法でスタイルを更新する:
Sidebar 上部右側図像から
を選択(Writer, Calc) Formatting ツールバー の例のドロップダウンリストを使って、選択スタイル項目の ▼ ドロップダウンメニューから を選択
(Writer, Calc) Menu バー
を選択キーバインド Ctrl + Shift + F11 を押す
Using AutoUpdate¶
Organizer タブ に AutoUpdate があり、それがオンである場合、そのスタイルに含まれる段落や枠を直接書式設定するたびにスタイルが更新される。Writer では AutoUpdate は段落スタイルと枠スタイルにしか適用されない。詳しくは Writer Guide を見ろ。
Renaming styles¶
スタイルの名前を変更することが可能なのはカスタムスタイルのみ。スタイル編集時に Organizer タブ を使う。
Deleting styles¶
削除可能であるスタイルはカスタムスタイルに限る。
Styles 甲板 下部のスタイル区分ドロップダウンリストで Custom Styles を選択する。
一覧から削除するカスタムスタイルを選択する。Ctrl キーを使えば複数選択可。
右クリックメニューから
を選択する。
Note
使用中のスタイルが削除されると、そのスタイルを使用していたすべての要素は既定スタイルに変化する。
Page styles¶
ページスタイルは Writer Guide または Calc Guide で作成可能だ。前者のそれは重要度が高い気がする。
Templates¶
雛形とは文書であって、基本的には使用者が指定した書式スタイル、画像、表組、物体、その他の情報を含むものを言う。LibreOffice では、雛形を使用して、共通の内容、書式を持つ文書を新規に生成可能だ。
LibreOffice の文書はすべて雛形に基づく。定義済みの雛形が多数用意されている。雛形は要件に合わせて作成可能。雛形を <https://extensions.libreoffice.org> からダウンロードして利用することも可能。
LibreOffice で白紙の文書を作成する場合、ソフトウェアは適切な LibreOffice 既定雛形を用いる。必要であれば、この既定雛形を使用者要件に合ったカスタム雛形に置き換えることが可能だ。Setting default template を見ろ。
Custom LibreOffice templates¶
使用者が作成した雛形は My Templates フォルダーに保存され、次回の LibreOffice を起動からそれらの雛形が LibreOffice 起動ウィンドウと Templates ダイアログボックス に現れる。
Creating new documents from a template¶
Templates ダイアログボックス では以下の手順で文書を新規作成する:
Templates ダイアログボックス を開く。次のどの方法でもよい:
Menu バー から
を選択するMenu バー から
を選択するキーバインド Ctrl + Shift + N を押す
Standard ツールバー 上の New 図像脇 ▼ をクリックしてドロップダウンメニューから を選択する
LibreOffice Start Center にある Templates を押す
雛形を表示する場所を決定し、Filter ドロップダウンリスト で LibreOffice アプリケーションと雛形区分を選択する。
以下のいずれかの方法で、その雛形で文書を生成する:
選択した雛形をダブルクリックする
雛形を右クリックして
を選択Templates ダイアログボックス 下部の Open ボタン を押す。
Creating a template¶
雛形には文書内のあらゆる書式要素を保存することが可能だ。例えば、印刷機設定、ファイルパス、テキストや物体の色などだ。また、定義済みのテキストや図版を雛形に追加することも可能だ。
既存の文書を開くか、雛形に必要な種別の文書を新規作成する。
例えば、会社のロゴタイプや著作権声明などの必要な内容を新しい雛形に追加する。
雛形要件に追加された内容をフォーマットする。
新しい雛形に必要なスタイルを作成または修正する。
Menu バー の Save as Template ダイアログボックス を開く。
を選択してEnter Template Name 欄に新しい雛形の名前を入力する。
Select Template Category で利用可能な区分から雛形区分を選択する。
必要であれば、Set as default template をオンにして、必要な文書種別の既定雛形を変更する。
Save ボタン を押して雛形を保存し、ダイアログボックスを閉じる。
Template wizard¶
Writer には雛形作成プロセスを高速化する Template Wizard がある。その詳細については Writer Guide を見ろ。
Setting default template¶
特定の雛形を既定文書として指定可能だ。その雛形は LibreOffice が見つけられるように Save as Template ダイアログボックス で表示される場所に配置されている必要がある。
Changing default template¶
Menu バー から Templates ダイアログボックス を開く。
または を実行してFilter ドロップダウンリスト から文書の種類を選択する。
選択した文書種別の既定雛形として使用する雛形を選択する。
選択した雛形を右クリックし、
を選択する。を選択すると新規文書が新しい既定雛形を使って開く。次に別の雛形を選択せずに新規文書を作成すると、その文書は新しい既定雛形を用いる。
Resetting default template¶
Menu バー から Templates ダイアログボックス を開く。
または を実行して現在の既定雛形を選択する(サムネイル左上のチェックアイコンの有無でわかる)。
右クリックメニューから
を選択する。Close ボタン を押して Templates ダイアログボックス を閉じる。次回文書新規作成時から有効。
Editing templates¶
既定 LibreOffice 雛形は編集不可。作成されたかインポートされたものしか編集不可。
Templates ダイアログボックス を開く。
編集する雛形を右クリックし、
を選択すると、関連する LibreOffice アプリケーションで雛形が開く。選択した雛形のスタイル、テキスト、物を編集して更新する。
通常の手段 (e.g. Ctrl + S) で変更を保存する。
雛形を閉じるか、文書を作成することで編集した雛形を使用する。
Note
編集前に雛形から作成された文書は、次にその文書を開いたときに変更された雛形設定を表示するように更新することが可能だ。更新されたスタイルを使用するか、古いスタイルを維持するかを確認される。後者にする場合、確認なしに古いスタイルを継続する。
Organizing templates¶
LibreOffice 雛形は特定のフォルダーに配置する必要がある。新しい LibreOffice 雛形区分を新規に設けて LibreOffice 雛形の整理が可能だ。たとえば、プロジェクトや顧客ごとに雛形区分を分けることが可能だ。雛形をインポートおよびエクスポートすることも可能だ。
Tip
そのパスは Options ダイアログボックス の ページ で確認する。
Creating custom categories¶
Templates ダイアログボックス 右上の ドロップダウンメニュー から を選択する。後はわかるだろう。
新規雛形区分は Filter ドロップダウンリスト で確認できる。
Deleting custom categories¶
Templates ダイアログボックス Filter ドロップダウンリスト で削除したい雛形区分を先に選択する。右上の ドロップダウンメニュー から を選択する。後はわかるだろう。
Note
LibreOffice の既定区分や Extension Manager を使用した区分は削除不能。
Moving templates¶
雛形の区分を変更する処理だ。
Templates ダイアログボックス を開く。
移動する雛形を右クリックし、:menuselection:&Move` を選択する。
Select Category ダイアログボックスで、表示された区分一覧から区分を選択するか、Create a New Category 欄に名前を入力して雛形の区分を新規に作成する。
あとは分かるだろう。
Deleting templates¶
Templates ダイアログボックス の雛形一覧から右クリックメニューを開いて を選択する。あとは分かるだろう。
Note
LibreOffice に付属の雛形、または Extension Manager を使用してインストールされた雛形は削除不能。削除できるのは、LibreOffice で作成したものか、他の雛形供給源からインポートしたものに限る。
Renaming templates¶
Templates ダイアログボックス の雛形一覧から右クリックメニューを開いて を選択する。あとは分かるだろう。
Note
削除の場合と同じ注意が当てはまる。
Importing templates¶
雛形の供給源を指すときに保管庫という術語を用いることにする。
<https://extensions.libreoffice.org/> には LibreOffice 用雛形保管庫がある。
雛形が計算機上の別の場所にある場合、LibreOffice がその雛形を認識するには、それを LibreOffice 区分にインポートする必要がある。
インポート手順を記す:
<https://extensions.libreoffice.org/> などから必要な雛形を計算機にダウンロードする。
Templates ダイアログボックス を開く。
Filter ドロップダウンリスト を当たって必要な文書種別と雛形区分を選択する。
ドロップダウンメニュー から を選択。
開く ダイアログボックス を使って雛形があるフォルダーを探す。
ファイルの種類 (T) で Templates を選択して、利用可能な雛形を表示する。
雛形を選択し、開く (O) ボタン を押して選択した区分に雛形をインポートする。
Exporting templates¶
Templates ダイアログボックス を開く。
エクスポートする雛形を右クリックして
を選択する。雛形をエクスポートするフォルダーに移動し、OK ボタン を押す。
Hyperlinks¶
Absolute and relative hyperlinks¶
ハイパーリンクには絶対リンクと相対リンクの二種類がある。
絶対ハイパーリンクは、現在のドメインまたはファイルの場所の外にある Web ページにリンクする。絶対ハイパーリンクには、https://libreoffice.org
のように、対象のファイルまたは Web サイトの完全なアドレスを含める必要がある。絶対ハイパーリンクは対象がインターネット内の新しい場所に移動すると機能しなくなる(リンク切れ)。
相対ハイパーリンクは文書の現在のファイルパスからの相対アドレスを部分として含む。相対ハイパーリンクは文書が現在の場所から削除されると機能しなくなる。
Inserting hyperlinks¶
ハイパーリンクを入れる場所を選択する。
Menu バー から Hyperlink ダイアログボックス を開く。
を選択するか、キーバインド Ctrl + K を押してハイパーリンクを絶対リンクにするか相対リンクにするかを決める。
Apply ボタン を押して文書にハイパーリンクを入れる。
ダイアログボックスを閉じる。
Tip
LibreOffice は Web サイトの URL をハイパーリンクに自動変換する。この機能をオフにするには Options ダイアログボックス AutoCorrect 周りをいじる。
Note
Writer および Calc では Navigator を使用してハイパーリンクを入れられる。詳細については Writer Guide および Calc Guide を見ろ。
Hyperlink types¶
Hyperlink ダイアログボックス 左柱を見ろ。
Internet
Web または FTP プロトコルのいずれかを選択する。URL 欄に必要なアドレスを、Text 欄にハイパーリンクの名前を入力する。
Recipient に電子メールの詳細を入力し、Subject にリンクの件名を入力する。
Document
別の文書や文書内の別の場所へのリンク。一般にブックマークと呼ばれる。
Path 欄に直接入力するか、右のフォルダーボタンを押して 開く ダイアログボックス を開く。リンク先が同じ文書内のどこかである場合は空白のままにする。
リンク先をオプションで指定する。標的ボタンを押すとリンク先指定専用ダイアログボックスが開く。リンク先の名前がわかっている場合は Target 欄に直接入力する。
New Document
新規文書をリンクする。使わないので割愛。
Further Settings
これらの設定は、すべてのハイパーリンク型に共通だが、選択肢のいくつかはリンクの型により関連性がある。
- Frame
ハイパーリンクの開き方を決定する値を設定する。Web ブラウザーで開く文書に適用される。
- Form
リンクをテキストとして表示するか、ボタンとして表示するかを指定する。
- Text
使用者に見えるテキストを指定する。
- Name
HTML 文書に適用される。ハイパーリンクの後ろにある HTML コードの
NAME
属性として追加されるテキストを指定する。
Editing hyperlinks¶
以下のいずれかの方法でハイパーリンクを選択する。アプリケーションによって異なる:
ハイパーリンクテキスト内のどこかをクリックする。
選択範囲線をクリックしてハイパーリンクテキスト上にドラッグする。テキストボックス境界線と選択ハンドルが表示される。
ハイパーリンクをダブルクリックする。編集ボックスが開く。
編集モードを選択し、Hyperlink ダイアログボックス を開く。
Hyperlink ダイアログボックス でリンクを変更し、Apply ボタン を押して変更を保存する。ダイアログボックスはまだ開いている。
ハイパーリンクの編集が終わったら OK ボタン を押す。
Removing hyperlinks¶
ハイパーリンクをプレーンテキストにするには、リンクを右クリックし
を選択する。ハイパーリンクを削除するには、ハイパーリンクを選択し、Delete または Backspace を押す。