Chapter 5, Working with Images and Graphics

Introduction

LibreOffice 文書へ付け足す画像ファイルの種類:

  • 画像ファイル(写真、図面、PDF 文書、取り込み画像等)

  • LibreOffice Draw を使用して作成した図式

  • クリップアートまたは Fontwork を使用して作成した作品

  • LibreOffice Calc を使用して作成した統計図表

  • LibreOffice Gallery にある画像、クリップアート、図式

Images and graphics

Creating

基本的には画像は LibreOffice の外部で制作される。

LibreOffice ではさまざまなベクトル(線画)画像およびグラフィックファイルの読み込み、回転、反転が可能だ。 LibreOffice では、ラスター(ビットマップ)ファイル形式も対処しており、.gif, .jpeg, .png, .bpm は取り扱える。詳細は付録 B を見ろ。

Microsoft Office ファイルから SmartArt 画像をインポートすることも可能だ。例えば、SmartArt を含む Microsoft Word ファイルを Writer で開き、SmartArt 画像を編集することが可能だ。

Editing

LibreOffice Draw に画像やグラフィックを編集する機能があるため、追加のグラフィックアプリケーションを使用する必要はない。

無料自由に利用できるオープンソースのソフトウェアも、画像やグラフィックファイルを編集する際の良い選択肢となる。GIMP や Inkscape が良い。

Adding

画像ファイルやグラフィックファイルを次のいずれかの方法で文書に追加する:

  • グラフィックプログラムやスキャナーからファイルを直接付け加える

  • クリップアートギャラリーから画像やグラフィックをドラッグする

  • 計算機上の供給源からコピー&ペーストする

Inserting

計算機にあるファイルから LibreOffice 文書に入れる場合、実際の方法は次に依存するため、以下に示す追加方法は一例に過ぎない。

  • 計算機の OS

  • 計算機の構成

  • 使用している LibreOffice アプリケーション

Drag and drop

Windows ならば Explorer などからファイルを LibreOffice 文書中の選択ページに上にドラッグ&ドロップすることができる。

Note

Ctrl + Shift を押しながらドラッグ&ドロップすると、内容物をハードコピーするのではなく、リンク形式で貼り付けることになる。

Insert Image dialog

  1. LibreOffice 文書編集中、画像を入れたいページをクリックする。

  2. Menu バー Insert‣Image… を選択。

  3. あとは分かるだろう。

Note

Link をオンにすると、ファイル決定時に確認を求められる。ファイルをリンクする場合は Keep Link を、画像を埋め込む場合は Embed Graphic を選択する。この確認メッセージを再び表示させないようにするには、Ask when linking a graphic をオフにする。

LibreOffice は文書に同じ画像を複数回入れる場合でも、画像のコピーを一つしか埋め込まない。

Copy and paste

  1. コピー元の画像を含むファイルとコピー先の文書を両方開いておく。

  2. コピー元文書で画像を選択し、Ctrl + C を押すなどしてクリップボードにコピーする。

  3. コピー先文書で、画像を配置する位置でクリックする。

  4. Ctrl + V を押すなどして、クリップボードから文書に画像を貼り付ける。

Embedding

リンクされた画像を埋め込むと、ファイルへのリンクが解除され、文書の一部と化す。リンクされた画像を埋め込む手順:

  1. LibreOffice で文書を開き、Menu バー Edit‣Links to External Files… を選択し Edit Links ダイアログボックスを開く。

  2. 埋め込むファイルを選択する。

  3. Break Link をクリックし、Yes ボタン を押してファイルの埋め込みを確定する。

Linking

リンク方式では画像は文書内に表示されますが、文書が保存されるときには、リンクされたファイルへの参照のみが含まれ、被参照ファイルそのものは保存されない。文書と画像はそれぞれ別個のファイルとして残り、文書のファイルサイズが小さくなる。

長所

画像を編集プログラムを使って独立して変更できる。

画像ファイル自体が文書に含まれないため、ファイルサイズを削減できる。

短所

リンクを含む文書を他の計算機に送付するときにリンクが失われがちだ。例えば、文書を含むフォルダーの画像サブフォルダーに画像ファイルを配置した場合、受信者はそのフォルダー構造を維持して文書とファイルを扱う必要がある。

Scanning

画像取込機が計算機に接続されている場合、LibreOffice は画像取込ソフトウェアを使用して画像を取り込み、それを文書に入れることが可能だ。

機器を所有していないので取り込み手順は割愛。

Note

画像取込ソフトウェアは LibreOffice が認識し、かつメディアを取り込んで文書に入れるのに適したアプリケーションでなければならない。

Editing images or graphics

LibreOffice には画像を編集するための手段が多く用意されている。編集は以下の手順で行う:

  • 切り出し、寸法変更、修正、ピクセルシェーダー的変換、配置

  • 画像の周りをテキストで囲む

  • 画像を背景や透かしとして用いる

前述のように、複雑な編集ならば専用アプリケーションを用いるのが良い。

Image toolbar

画像を入れるか選ぶと Image ツールバー が自動的に開く。画像を選択すると他の二つのツールバーも利用可能になる:

  • Image Filter ツールバー

  • Color ツールバー

これらツールバーを併用することで画像に補正や調整を加えることが可能だ。また、透過、色調調整、反転・回転、特殊効果フィルターなども適用可能だ。

Cropping

LibreOffice には画像や図形を切り出す方法が二つある:

  • Crop Image ツール。ツールバー上のツール、または画像を右クリックした後のコンテキストメニューで利用可能。画像を素早く切り出すことが可能だ。

  • (Writer) Image ダイアログボックス Crop タブ。画像を右クリックし Properties… を選択する。さらなる制御が可能だ。

読者ノート

画像を切り出してもデータ量が少なくなるわけではなさそうだ。

Resizing

LibreOffice 文書に画像を収めるには、寸法を変更する必要がある場合がある。寸法を変更する最も簡単な方法は選択ハンドルを使用することだ。

  1. 対象画像をクリックする。

  2. 選択ハンドルの上にカーソルを置くとカーソルの形状が変わり、寸法変化方向が表示される:

    • 角ハンドルは画像の幅と高さの両方を同時に変化させる。

    • 水平ハンドルは画像の高さを変化させる。

    • 垂直ハンドルは画像の幅を変化させる。

  3. 選択ハンドルをドラッグして画像寸法を変更する。寸法変化中は薄い画像が表示される。

  4. ハンドル操作の間、画像の元の縦横比を維持するには Shift を押したまま選択ハンドルをドラッグする。選択ハンドルを離す前に Shift を離すこと。

Positioning

文書に画像を入れた後、適正文書形式にするために位置を移動する必要がある場合がある。マウスカーソルを使用する方法が最も簡単だ。

  1. 対象画像をクリックする。

  2. カーソルを選択画像上に移動すると、カーソルの形状が OS 由来の把捉カーソルに変化する。

  3. 選択画像をクリックし、所望の位置までドラッグする。移動中、薄い画像が表示される。

  4. 画像が所望の位置に来たらマウスボタンを離す。

Tip

キーボードの矢印キーを使うのも有力な移動手段だ。

Rotating images

画像を回転させる最も簡単な方法もマウスカーソルを使用することだ。

  1. 対象画像をクリックする。

  2. 選択画像もう一度(ダブルクリックにならぬように)クリックし、回転モードに切り替える。または、Image ツールバー から Rotate Image をクリックしてもよい。

  3. マウスを角ハンドルの上に移動すると、マウスカーソルの形が変わり、移動方向を示す。

  4. 回転に満足したらマウスボタンを離す。

  5. 回転角度を 15 度の倍数に制限するには、Shift を押しながら画像を回転させる。選択ハンドルを離す前に Shift を離すこと。

  6. オブジェクトの回転中心を変更するには、回転前に中央ピボット点をクリックし、所望の位置までドラッグする。

Flipping

文書に画像を入れた後、縦方向または横方向に反転させることが可能だ。どの LibreOffice アプリケーションを使用しているかによるが、次のいずれかの方法を使用して、画像をすばやく反転する:

  • Image ツールバー から反転コマンド図像をクリックする。

  • Menu バー Format‣Flip‣ からコマンドを選択する。

  • 画像の右クリックメニュー Flip‣ からコマンドを選択する。

  • Sidebar Properties 甲板 Position and Size タブ にある反転コマンドをクリックする。

Arranging

LibreOffice では画像をスタックで整理する。スタックの最上位にある画像は、下位にある画像と重なっている場合、それを覆い隠す。画像を選択し、次のいずれかの方法でスタック階層を変更する:

  • Line and Filling ツールバーから必要な器具をクリックする。

  • 選択画像を右クリックし、Arrange‣ から必要な項目を選択する。

各画像のスタック階層は変更可能だ。利用可能な選択肢:

Bring to Front

選択画像を他の画像すべての手前に移動する。

Forward One

選択画像をスタック内で一階層上(手前側)に移動する。

Back One

選択画像をスタック内で一階層下(奥側)に移動する。

Send to Back

選択画像を他の画像すべての奥に移動する。

利用者ノート

原文の選択肢名は現況と異なる。本稿では現況を優先する。

Alignment and positioning

文書ページ上のテキストや他のオブジェクトに対して、画像の並びと位置を選択する必要がある。

Arrangement

画像を想像上の縦軸に配置する。画像同士をどのように重ね合わせるか、あるいはテキストとの相対関係を制御する。

Alignment

係留点に対する、画像の垂直方向または水平方向の位置。

Anchoring

画像が文書内で固定されるための参照点。ページ、枠、升目、段落、文字などが参照点として働く。画像には必ず係留点がある。

Text wrapping

文書内で、画像と周囲のテキストとの関係を指す。以下のように、テキストを画像に回り込ませることができるテキスト折り返し選択肢がある:

  • 画像の片側または両側

  • 画像の上または下

  • 画像のテキストの重ね刷りを許す

  • 画像がテキストを覆うことを許す

  • 画像を独立した段落または文字として扱う

Exporting

他のグラフィックアプリケーションを使って画像を編集するには、文書から直接ファイルをエクスポートする。以下の手順は一例であり、実際の手順は先述のように計算機環境によって変わってくる。

  1. 画像を右クリックして Save… を選択し、Image Export ダイアログボックスを開く。

  2. 画像エクスポート先フォルダーに移動する。

  3. 保存ファイル名を入力する。

  4. 保存 (S) ボタン を押してファイルをエクスポートし、ダイアログボックスを閉じる。

あとは適当な画像編集アプリケーションを開き、エクスポートした画像ファイルに対して必要な編集を行い、必要な形式で保存する。その後、画像を文書に再度入れる。

Compressing

画像のファイルサイズが大きい場合、圧縮してファイルサイズを小さくすることが可能だ。この結果、文書のファイルサイズは小さくなるが、画像が圧縮されると品質が低下する可能性がある。以下の手順はあくまで一例だ

  1. 画像を右クリックして Compress… を選択し、 Compress Image ダイアログボックスを開く。

  2. CompressionResolution にある選択肢を使用して、画像を圧縮する。

  3. 必要に応じて Calculate New Size をクリックし、圧縮された画像のファイル容量を確認する。

  4. OK ボタン を押して変更を保存し、ダイアログボックスを閉じる。

Creating image maps

イメージマップは Web アドレス、計算機上の他のファイル、同じ文書の部分へのハイパーリンクを持つ画像の領域(ホットスポットと呼ばれる)を定義する。ホットスポットは、テキストハイパーリンクのグラフィック版だ。ハイパーリンクについては Chapter 4, Working with Styles, Templates, and Hyperlinks ノート を見ろ。

ホットスポットをクリックすると、LibreOffice はリンク先のページを適切なプログラムで開く。たとえば HTML ページならば既定の Web ブラウザーを使う。ホットスポットの形はさまざまで、同じ画像がホットスポットを複数含むこともあり得る。

Image map editor

  1. LibreOffice 文書中でホットスポットを定義する画像を選択する。

  2. Menu バー Tools‣ImageMap を選択し、ImageMap Editor ダイアログボックスを開く。ホットスポットを定義する画像が描かれる。

  3. このダイアログボックスの用具と欄を使用して必要なホットスポットとリンクを定義する。ホットスポットは、その形状を示す線によって見分ける。ホットスポットに必要な情報は、ハイパーリンクが指すアドレスと、マウスカーソルをホットスポット上に移動したときに表示されるテキストだ。

  4. Apply 図像を押して設定を適用する。

  5. Save 図像を押してイメージマップをファイルに保存し、ダイアログボックスを閉じる。

Image map tools

ダイアログボックス上部のツールバーには、イメージマップの性質を指定する次の用具とテキスト欄がある:

Apply

すべての変更を適用する。

Open…

イメージマップが保存されているフォルダーに移動するために 開く ダイアログボックス を開く。

Save…

イメージマップを保存するために 開く ダイアログボックス を開く。

Close

ダイアログボックスを閉じる。確認あり。


Select

画像上に作成されたホットスポットを選択する。

Rectangle, Ellipse, Polygon, FreeForm Polygon

ホットスポット図形の描画器具。これらは Drawing ツールバー の対応物とまったく同じように機能する。


Edit Points, Move Points, Insert Points, Delete Points

多角形ホットスポットの形状を操作する高度な編集器具。他の点器具を有効にするには、まず Edit Points を選択する。


Undo

以前に行われた動作を取り消す。

Redo

以前に取り消した操作を実行する。


Active

ホットスポットのオンオフ状態を切り替える。

Macro…

ハイパーリンクの代わりにマクロをホットスポットに関連付ける。

Properties…

ハイパーリンクの性質を設定し、Name 属性をハイパーリンクに追加する。


Address

ハイパーリンク、または文書内の錨(特定のスライド番号など)を指す URL アドレスを入力する。文書内の錨を使用する場合は、次の形式で記述する:

file:///<path>/document_name#anchor_name

Text Alternative

マウスカーソルをホットスポット上に移動したときに表示されるテキストを入力する。

Frame

ハイパーリンクの標的がどこで開くか。

_blank

新しいウィンドウで開く。

_self

既定で、現在のウィンドウで開く。

_top

枠階層の最上階で開く。

_parent

現在の枠の親枠で開く。親がない場合は現在の枠を用いる。

Note

標的に _self を指定すると、ほとんどの場合うまくいく。どうしても必要な場合を除き、他の選択項目を使用することは推奨されない。

LibreOffice drawing tools

LibreOffice の作図用具は、矩形、円、線、テキスト、およびその他の定義済みの図形からなる図画を作図するために用いる。また、複数の図形をまとめて、互いの相対的な位置や比率を維持することも可能だ。図は文書のページに直接配置したり、枠に入れたりすることが可能だ。

Tip

複雑な図面を作成する場合は、レイヤーやスタイルなど、より高度な作図機能を利用できる LibreOffice Draw を使用するとよい。

Drawing toolbar

Drawing ツールバー が表示されていない場合は Menu バー View‣Toolbars‣Drawing または Standard ツールバー Draw Functions 図像をクリックすることで開く。

Drawing ツールバー で使用できる既定の用具群は LibreOffice アプリケーションによって若干異なる。そこで、よく使うものをツールバー右クリックメニューから Visible Buttons‣ で調節する。詳しくは Chapter 12, Configuring LibreOffice ノートChapter 13, Customizing LibreOffice ノート を参照。

  • Drawing ツールバー

  • Drawing Object Properties ツールバー

Note

以下の手順は LibreOffice Writer を使用した例だ。実際の手順は、使用する LibreOffice アプリケーションや計算機の環境によって異なる。

Inserting drawing objects

  1. 図を配置する位置でクリックする。

  2. Drawing ツールバー で描画に必要な用具を選択する:

    • マウスカーソルの形が変化し、描画モードが選択されていることを示す

    • Formatting ツールバー が Drawing Object Properties ツールバー に取って代わる。

  3. クリックしてドラッグし、既定の性質を使用して図を作成する。

  4. マウスカーソルを放すと、選択された描画用具が活動しているままになる。これにより、同じ型の別の物を描画し得る。

  5. 必要に応じて、別の図(用具)を選択して、別の形状の図を描画する。

  6. Esc を押すか、図の選択を解除して、描画モードを終わる。

Changing properties

  1. Drawing ツールバー の Select をクリックし、図を選択する。

  2. Drawing Object Properties ツールバー で図に対して必要な性質用具を選択する。

  3. 必要に応じて、利用可能な選択肢から性質値を選択する。

  4. Drawing ツールバー 必要な図の型を選択する。

  5. クリックしてドラッグし、選択した性質を使用して図を作成する。

  6. 別の図の性質を変更するには、物を描画する前に手順 2 と 3 を反復する。

  7. Esc を押すか、図の選択を解除して、描画モードを終わる。

Editing drawing objects

図の編集には画像のそれと同じ手順で行う。Images and graphics を見ろ。

Grouping objects

物の集団化は器に物を入れることに似ている。集団にある物は一体として一緒に移動され、加えられた変更は集団にある物に大域的に適用される。集団はいつでも元に戻すことができ、集団構成物はいつでも個別に操作可能だ。

Temporary grouping

一時集団化とは、複数の物体を一緒に選択することだ。その物体への変更は一時集団にある物体すべてに適用される。例えば、物体の一時集団はその全体を回転させることが可能だ。一時集団は以下のいずれかの方法で作成する:

  • Shift を押しながら複数の物体をクリックする。

  • クリックしたままドラッグして、複数物体の周囲に選択線を描く。マウスボタンを離すと、選択線内の物体すべてが選択される。

一時集団を取り消すには、物体の周りに表示されている選択ハンドルの外側をクリックすればいい。

Permanent grouping

  1. 以下のいずれかの方法で物体を集団化する:

    • Shift を押しながら複数の物体をクリックします。

    • クリックしたままドラッグして、複数物体の周囲に選択線を描く。マウスボタンを離すと、選択線内の物体すべてが選択される。

    • 文書内の物体をすべて選択するには、普通に Ctrl + A を使う。

  2. 選択ハンドルが表示されている状態で、以下のいずれかの方法で選択物の集団を作成する:

    • Menu バー Format‣Group‣Group を選択。

    • キーバインド Ctrl + Shift + G を使用。

    • 選択物を右クリックし Group を選択。

Editing or formatting groups

  1. 集団内の物体をクリックして集団を選択する。その後は集団内の物体すべて、または集団内の物体それぞれに対して編集や書式設定を行い得る。

  2. 集団内の物体それぞれを編集するには、以下のいずれかの方法でその集団に入る:

    • F3 を押す。

    • Menu バー Format‣Group‣Enter Group を選択する。

    • 右クリックメニュー Enter Group を選択する。

  3. 編集や書式変更したい集団内の物体を選択する。

  4. 編集や書式変更が完了したら、以下のいずれかの方法で集団から抜けると、集団全体の選択状態に戻る:

    • Ctrl + F3 を押す。

    • Menu バー Format‣Group‣Exit Group を選択する。

    • 右クリックメニュー Exit Group を選択する。

Ungrouping

  1. 集団内の物体のいずれかをクリックして集団を選択する。

  2. 選択ハンドルが表示されている状態で、以下のいずれかの方法で物体の集団を解散する:

    • Menu バー Format‣Group‣Ungroup

    • Ctrl + Shift + Alt + G

    • 右クリックメニュー Ungroup

Fontwork

利用者ノート

この機能を使うつもりはないので読み流す。

Fontwork ではテキスト美術作品を作成する。その作品にはさまざまな設定(線、面、位置、寸法)があり、さまざまな効果を選択できる。Fontwork は LibreOffice Writer, Calc, Draw, Impress で利用できるが、それぞれのアプリケーションにおける Fontwork の表示方法は若干異なる。

Creating Fontwork

  1. Drawing ツールバー の Insert Fontwork 図像をクリックするなどして Fontwork Gallery ダイアログボックスを開く。

  2. ダイアログボックスから Fontwork スタイルを選択し、OK ボタン を押す。選択した Fontwork がページの中央に表示され、ダイアログボックスが閉じる。

  3. Fontwork テキストをダブルクリックして編集モードに切り替える。

  4. Fontwork の既定テキストを置き換えるために必要なテキストを入力すると、テキストが既定テキストの上に表示される。

  5. Esc を押すか、Fontwork の外側をクリックすると、テキストが既定テキストに置き換わる。

Fontwork toolbar

Fontwork ツールバー は Fontwork 物が選択されると表示され、活動する。ツールバーが表示されていない場合は、Menu バー View‣Toolbars‣Fontwork を選択する。また、Sidebar Properties 甲板 に Fontwork 盤が開き、そこには Fontwork ツールバー と同じ用具がある。

Insert Fontwork Text

Fontwork Gallery ダイアログボックスを開く。

Fontwork Shape

選択物の形状を変更する。図像脇にある ▼ をクリックするとサブツールバーが開き、異なる Fontwork 形状を選択できるようになる。

Fontwork Same Letter Heights

選択物の文字の高さを変更する。文字の高さが異なるという通常の高さにするのと、すべての文字の高さが同じ高さにするのを切り替える。

Fontwork Alignment

枠内のテキストの配置を指定する。テキストが二行以上にわたる場合にのみ文字揃えの効果を見ることができる。Stretch Justfy モードではすべての行が完全に満たされる。

Fontwork Character Spacing

文字間の間隔と kerning pairs を使用するかどうかを選択する。100% は通常の文字間隔、100% 未満は文字間隔が狭く、100% 以上は文字間隔が狭くなる。

Toggle Extrusion

Fontwork 物を押し出しを使って 3D 形状に変換する。詳しいことは Draw Guide にある。

Editing Fontwork

Fontwork にはこの章で述べられている書式のすべてを適用することが可能だ。線の性質は 3D 効果のない Fontwork に割り当てろ。また、選択ハンドルとともに表示される点々トを動かして修正する Fontwor 図形もある。これは、台形や平行四辺形の基本図形の角度の変更と似ている。

Barcodes and QR codes

Writer, Calc, Impress, Draw はバーコードや QR コードを生成することができる。

Generating

  1. Menu バー Insert‣OLE Object‣QR and Barcode… から QR and Barcode Code ダイアログボックス を開く。

  2. URL/Text 欄に必要な情報を入力する。

  3. Error correction で利用可能な選択肢から誤り補正係数を選択する。生成像の複雑さが決まる。

  4. Margin 欄に必要な余白を入力します。余白はコードの周囲に置かれる。

  5. Type ドロップダウンリストで利用可能な選択肢からコードの型を選択する。

  6. OK ボタン を押してコードを生成し、QR and Barcode Code ダイアログボックス を閉じる。

Editing

  1. バーコードまたは QR コードが生成されたら、コード内で右クリックし、 Edit Barcode… を選択して QR and Barcode Code ダイアログボックス を開く。

  2. QR and Barcode Code ダイアログボックス で必要な情報を変更する。

  3. OK ボタン を押してコードを再生成し、QR and Barcode Code ダイアログボックス を閉じる。