Color Picker 利用ノート

Color Picker は Photoshop のスポイトツールをデスクトップ全体に持ってきたかのような機能だ。画面上の任意の点をマウスでクリックすると、その色がいったん保存される。この情報を、あらかじめ取り決めていた表現形式のテキストとして「貼り付ける」こともできる。

Attention

Microsoft PowerToys 利用ノート 冒頭の前提条件に留意すること。

設定

当然ながら Enable Color Picker スイッチを ON にしないと下記ショートカットキーが機能しない。

以下、注目したい設定項目を記す。この他にも設定可能項目がいろいろとあるが割愛する。

Shortcut

Activation shortcut

既定キー Win + Shift + C は変更しなくていい。

Activation behavior

Color Picker を稼働した直後の挙動を定める。

Open editor

Color Picker ウィンドウ が先に現れる。Pick ボタンを押すとスポイトモードになる。

Pick a color first

スポイトモードに入る。画面上をクリックすると Color Picker ウィンドウ が出現する。

色を見たいだけの場合には後者を指定する。エディターについては後述する。

Picker behavior

Default color format

色の表現形式を選択する。選択肢がたくさん設けられているが、ひとまず HEX で間に合う。

Show color name

On にするのだが、CSS の名前と一致するとは限らないようだ。例えば deeppink を拾っても pink と示される。

エディター

Color Picker は専用エディターを用意している。履歴から色を選択したり、選択した色を調整したり、ピッカーを開いて別の色をピックしたりするといった操作が可能だ。

エディターは選択色の履歴を保存している。ここから色をコピーすることも可能だ。柱状の UI が履歴を表現しており、上部にある色ほど新しい選択を表している。

エディター上部の帯状の UI では、選択色を調整したり、似た色を得たりできる。選択色から明るい色と暗い色をそれぞれ二つずつ提案する。いずれかをクリックすると、履歴にその選択が追加される。

中央の色は現在の選択色だ。これをクリックすると調整用 UI が表示される。現在の色の HSV または RGB 値を変更できる。そして変更後の色が履歴に加わる。

履歴から色を削除することも可能で、右クリックメニューから Remove を実行する。

利用者ノート

右クリックメニューには Export もあるが有効に使えるか?