Workspaces 利用ノート¶
本稿は PowerToys の Workspaces 機能に関する記述だ。
Attention
Microsoft PowerToys 利用ノート 冒頭の前提条件に留意すること。
概要¶
Workspaces は Windows の無料ソフトでありがちなランチャーアプリケーションだ。設定したプログラム群を、それぞれのウィンドウが所定の位置と大きさであるように起動する。
Workspaces Editor¶
Workspaces Editor の UI について記す。
- Create Workspace
Snapshot creator ダイアログボックスを開き、キャプチャー操作を開始する。
- 検索欄
作業場またはアプリケーションを検索できる。
- Sort by
作業場一覧をどの順序で並び替えるかを次の選択肢から決める:
Last launched
Created
Name
- 作業場一覧
作業場項目一つの UI 構成は次のとおり:
- …
三点アイコンは作業場を操作するコマンドのメニューだ。メニュー項目はたぶん次の二つしかない:
この作業場項目に関する Edit Workspace 画面を開く。
この作業場項目を項目一覧から削除する。確認メッセージはない。
- Launch
この作業場項目で設定されているプログラム群のプロセスを順次開始する。
Create Workspace 画面¶
Snapshot creator ダイアログボックスが終わると Workspaces Editor のこの画面に移る。プログラムを選択したり、ウィンドウの配置やコマンドライン引数を調整したりする場所だ。
- プレビュー領域
作業場のウィンドウ位置のスケッチが示される。
- Launch & edit
このボタンを押すと Snapshot creator 操作をもう一度やり直すことになる。
- Revert
今やり直したキャプチャーの状態を破棄して、その前にキャプチャーした状態に戻す。
- 作業場の特徴を指定する部分
- Workspace name
作業場の名前を指定する。既定値は
Workspace nのような文字列だ。作業場の内容を表現する名前を与えろ。
- Create desktop shortcut
これをチェックすると、この作業場を発射するための Windows ショートカットファイルがデスクトップに生成する。
後でショートカットをスタートメニューやタスクバーなどに適宜移動してよい。
- Move existing windows
チェックすると、発射済みのアプリケーションは作業場内の指定位置に移動され、それ以外のアプリケーションは新たに発射される。
これは基本的にチェックを入れておきたい。
- Screen 1
画面内に描画されているアプリケーション(次節を見ろ)の一覧。
- Minimized
ウィンドウが最小化されているアプリケーションの一覧。
- Cancel
作業場の構成変更を中止して Workspaces Editor ホーム画面に戻る。
- Save workspace
作業場の構成更新を確定して Workspaces Editor ホーム画面に戻る。
アプリケーション項目¶
- Remove / Add back
このアプリケーションを一覧から削除する / 削除したがやめて一覧に戻す。
- CLI arguments
このアプリケーションのプロセスを生成するときのコマンドライン引数を指定する。指定する場合、アプリケーション名の下に引数文字列がそのまま示される。
例えば、Visual Studio Code で WSL Ubuntu ファイルシステムにあるパスを開きたい場合には、次のようなコマンドライン引数を指定する:
--remote wsl+Ubuntu /path/to/file-or-directory
- Launch as Admin
チェックを入れると、このアプリケーションは管理者権限で走る。
- Window position
アプリケーションウィンドウの配置を次の選択肢から指定する:
Custom: ウィンドウの座標と寸法を具体的に指定する。キャプチャー時点での値が初期値となる。
Maximized
Minimized
Edit Workspace 画面¶
Edit Workspace 画面は作業場項目に対して Edit ボタンを押すと現れるものだ。UI 構成は Create Workspace 画面と同様だ。
Snapshot Creator ダイアログボックス¶
Snapshot creator ダイアログボックスが表示されている間、使用者はデスクトップ上のウィンドウ群を、場所を移したり寸法を変えたりして調整する。
- Cancel
ウィンドウ群の間取りをやめて Workspaces Editor に戻る。内容は以前どおり。
- Capture
ウィンドウ群の間取りを確定して Workspaces Editor に移る。そこではこの間取りをさらに調整することができる。
設定¶
Enable Workspaces を On にして Workspaces を有効にする。つまり、設定したキーバインドを押すと Workspaces Editor が開くようになる。
Activation¶
- Activation shortcut
Workspaces Editor を開くキーバインド。既定の Win + Ctrl + @ でいい。
- Open editor
Workspaces Editor を直接開く。