解析作業にとっては必須ではないが、あれば何かと便利なツールを紹介する。 この手のツールは、便利度に個人差があると思われる。
Windows ユーザーにはおなじみだと思われる。 一応説明すると、スタート→プログラム→アクセサリ→電卓 で起動できる。 初めて起動したら、表示→関数電卓 を選択すること。 電卓は 16 進数の演算や、16 進数と 10 進数の変換を脳内でできないときに使用する。 解析作業中は常に起動しておくのが基本である。
記者は Ctrl + Alt + C で電卓を一発起動できるように、ショートカットキーを定義してある。 クイック起動やサイドバー等にショートカットアイコンを置くのもよいだろう。
なお、もし貴女が Python IDLE を常に立ち上げっぱなしで解析作業をする習慣があれば、 当然電卓ではなく、Python IDLE のほうを利用して基数変換なり何なりをするべきだ。 蛇足ではあるが、一応お断りしておく。
CD-ROM のイメージ作成およびライティングソフトである。フリーソフト。 入手先は http://www.storeroom.info/cdm/ と思われる。
PS 版ドラクエ 7 や PS 版ドラクエ 4 を ePSXe でプレイする際に、 直接 CD-ROM からデータをロードするのは煩わしい。 あらかじめイメージファイルを作成しておき、それからプレイするのが具合がよいようだ。 ゲーム CD をドライブに挿し込んでおき、CD > イメージ作成 メニューを選択。 保存ファイル名を適宜決めて、それですべて終わる。
説明不要の表計算アプリ。 解析用途の計算マクロを仕込んで使うというわけではなく、 アセンブリーニーモニックの早見表を作成したり、 構造体メモリーレイアウトのメモとして使ったりという用途だ。 記者が使用しているのは Excel 2003 である。 しかしバージョンの新旧はある意味どうでもよい。
以下のような「メモ」ブックを作成しておき、解析作業中に常に読み書きできる状態にする。
65816 命令セット・特殊レジスターカンニング表
(例えば)ドラクエ各シリーズの ROM/RAM アドレス・各種構造体定義表
ひとつのドラクエシリーズに対して、似たようなデータシートを頻繁に追加することになるので、 テンプレートシートを自作しておくと、後の作業の効率がよくなる。
記者は Ctrl + Alt + E でエクセルを一発起動できるように、ショートカットキーを定義してある。 クイック起動やサイドバー等にショートカットアイコンを置くのもよいだろう。