166 日目(雨のち曇り)葛飾区探索 Part 1
そろそろ葛飾区に進入したい。
東白髭公園のベンチで寝ていると案の定雨が降ってきた。ブルーシートの隅が水浸しになるが、自分の服にはなんとか水が届かないように踏ん張る。 日が昇る前に雨はやんだ。今度はブルーシートを二つ折りにして、濡れないようにその中に寝転ぶ。
6:30 ラジオ体操の音で目が覚める。今日の放送はアナウンサーの声が妙に無機的で、収録なのではないかと訝しむ。 音量から察するに音源が私のごく近くにあるらしい。シートから抜け出てキョロキョロと確認するフリをしたらウケるだろうか。
体操終了後、散会してから起床する。濡れたシート、合羽、泥の跳ねたスーツケースなどの清掃をし、推定 7:30 頃移動開始。 東白髭公園から鐘ヶ淵駅前を経由して昨日のビッグ・エーまで徒歩で移動する。距離にして 1 キロあるかもしれない。
8:10 頃ビッグ・エー墨田八広店でチキンカツ弁当、バナナ、飲むヨーグルトを購入。すべて昨晩店頭にあったものだ。 八広公園に移動し、ベンチ代わりの遊具上で腰掛けて食事にする。
9:00 八広図書館入館。主に Python and Flask Tutorial in Visual Studio Code を学習して過ごす。CSS だけを更新するとキャッシュが効いて動作確認ができないことがあるが、これは常識らしい。
14:20 ローソンストア 100 墨田八広店で買い物。五目おにぎり、ハムチーズペッパーパン、スイスロールバニラ。 これだけハイカロリーなものを買い込んで、木根川橋の墨田区側土手で対岸を眺めつつ胃袋に収める。 これから葛飾区探索を開始するので食べ溜めしておきたい。
目指すは葛飾区役所だ。京成押上線四ツ木駅付近の路上の地図を頼りに、まずは水戸街道へ出る。 途中、四つ木公園で残りのバナナを食べる。
水戸街道を千葉方面に歩き、白鳥二丁目交差点で右折し立石桜通りを南へ歩いて区役所に出る。 これは最短経路ではないようだが、初めてなので仕方がない。
葛飾区役所
16:00 頃葛飾区役所到着。まずは情報コーナーのような場所を探し、葛飾区全域地図を入手したい。 この区役所の人達は親切だ。階段の踊り場をウロウロしていた私に情報コーナーの場所を適切に指示する紳士がいたり、 壁にかかった地図を物欲しそうに観ている私に同じものを提供する淑女がいたりする。 私はすっかり安心して役所を後にした。
16:30 役所前のベンチでこの地図を確認する。次の拠点にボールペンで印をつけた:
- 葛飾区役所
- すでに記載されている区内全図書館
最初の目的は区の中央図書館だ。京成金町線金町駅および JR 常磐線金町駅の真ン前にあるように見えるのでそこを目指す。 この地図のスケールだと 3, 4 キロ離れたところにある。水戸街道に戻って再び千葉方面に行けば自然にたどり着きそうだ。
金町駅付近
日も暮れて 18:00 頃に現地に到着。名前を覚えにくいタワマンの 3 階まるごとが葛飾区中央図書館になっているようだ。 1 階はマルエツ。この条件は川口市中央図書館とそっくりだ。
詳細は図書館個別ページに記すが、この図書館はなかなかすごい。 事前調査どおり私には PC は使えないことを確認し、こち亀の最終巻が 3 冊あるのを見つけて遠慮なく読ませてもらう。 最終回を見そびれていた話は以前書いたが、単行本版の最終回もチェックできたのは今となっては僥倖だ。
葛飾区を扱う地図帳をいくつか調べる。次のタイプの施設を目を皿のようにして地図から見つけて、さきほど入手した地図に印をつける:
- 銭湯:いちおう 10 軒ほど確認できた。ただし 2016 年における情報だ。
- ゲーセン:セガ系の店舗が立石にあることを確認。明日行ってみよう。
- ビッグ・エーなどの激安店舗。
21:00 過ぎ退館。適当に晩飯と寝床を探したい。 JR 金町駅の北口で謎の男にオッパブに誘われつつも、金町東急ストアに到着。ちょうどワゴンタイムだ。 野菜ジュースと半額になった握り寿司盛り合わせをワンコインで購入。
22:00 東京理科大敷地に隣接するにいじゅくみらい公園南のベンチで晩飯を食べる。
就寝
地図を頼りに近くの公園を物色する。南水元一丁目のみよし公園に半屋根付きフラットベンチがあるのを発見し、 今晩はそこで就寝することに決定。時計、水場、便所が手近にあるいい環境だ。
読み物
- 朝刊(朝日、産経、東京)
- 中学生ピロリ菌除去は効果的か。日本ローカルの問題意識だろう。
- 昨日 12 日は暴力反対キャンペーンの一環としてスカイツリーが紫色にライトアップされていたようなのだが、私は近所にいながら全然気づかなかった。
- 夕刊(朝日、東京)
- 週刊新潮
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堀井雄二先生の離婚記事をやっと読む。ゴシップ記事のようでそうではない。 本人と新旧妻にインタビューしてかなりの紙幅を割いてコメントを紹介している。 ただし、全員の発言がどこか不明瞭。読んでいてすっきりしない。
この記者は妙に堀井作品に詳しい。最後のエロゲームのレビュー記事の存在は知らなかった。
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