『初歩から学べる線形代数』学習ノート Part 2
佐藤恒雄、野澤宗平著『初歩から学べる線形代数』より。
- 二次曲線の標準形 $(\bm{x}, A\bm{x}) + 2(\bm{b}, \bm{x}) + d = 0$
- 二次曲面の分類 (p. 191)
- $X, Y, Z$ の次数がすべて 2 のものは覚えやすい。ひとつだけ 1 になっているものは覚えにくい。
- 例によって固有値の並べ方にコツがある。
- 正規行列 $AA^\ast = A^\ast A$
- 実対称行列、直交行列、Hermit 行列、unitary 行列は正規行列の一種。
- 正規行列の固有値・固有ベクトルの性質
- $\lambda$ が $A$ の固有値のとき $\bar{\lambda}$ は $A^\ast$ のそれであり、固有ベクトルは共通する。
- 直交性
- 証明:$\lVert A^\ast \bm{x} - \bar{\lambda}\bm{x} \rVert^2$
- 正規行列は unitary 行列で対角化可能であり、逆も言える。
- 証明:$D = U^{-1}AU$ が正規行列であることを示す。$DD^\ast = D^\ast D$ を成分計算して示す。
- 二次形式の最大・最小
- $\dfrac{(\bm{x}, A\bm{x})}{\lVert \bm{x} \rVert}$ の最大・最小は $A$ の固有値でわかる。
- 証明は容易い。
- 正値・半正値の定義(半正値のほうが素直か)
- 正値性の判定法
- 固有値によるもの。すべての固有値をチェックする。
- 小行列式によるもの。左上から 1 サイズずつ大きくした小行列式をすべて見ていく。