Writer Guide Chapter 15, Tables of Contents, Indexes, Bibliographies ノート¶
Introduction¶
LibreOffice Writer を使ってテキスト文書の目次、索引、書誌を作成し、管理する方法について説明する。他の種類の索引についても簡単に触れている。この説明を理解するためには Writer とスタイルについての次の基本的知識が必要だ:
Tables of contents¶
Writer の目次機能を使えば、文書内の見出しから目次を自動で作成できる。文書の本文や見出しが表示されているページで見出しのテキストに変更が加えられると、目次が自動的に更新される。
始める前に、見出しのスタイルが一貫していることを確認しろ。例えば、章の表題には Heading 1 スタイルを使い、章の小見出しには Heading 2, Heading 3 スタイルを使うことができる。
この節では、次の方法を紹介する:
既定事項を使用して目次をすばやく作成する
目次をカスタマイズする
Note
目次に表示されるさまざまなレベルには、どのようなスタイルでも使用できる。この章の例では、既定の Heading スタイルを使用している。 Create From で説明されているように、目次に表示する段落スタイルを他にも指定することができる。
Tip
目次に見出しが表示されない場合は、正しい段落スタイルでタグ付けされているか確認しろ。見出しのレベル全体が表示されない場合は Chapter 8, Introduction to Styles を見ろ。
の設定を確認しろ。テキストの追加や削除(見出しが別のページに移動するように)、見出しの追加、削除、変更を行った場合は、目次を更新する必要がある。これを行うには目次のどこかを右クリックし、コンテキストメニューから
を選択する。目次内にキャレットを配置できない場合は、Options ダイアログボックス ページ Protected Areas 区画で Enable cursor をオンにしろ。
目次は灰色背景で表示される。この背景は目次がフィールドであることを思い出させるためのもので、表示されるテキストは自動的に生成される。背景は印刷されず、文書が PDF に変換された場合も表示されない。この灰色背景をオフにするには、Options ダイアログボックス ページで Text Document 区画までスクロールして、Index and table をオフにしろ。
この変更により、見出しとページ番号の間の点々の背後に灰色背景が表示されることがある。この網掛けをオフにするには、Options ダイアログボックス ページ を開き、 Display formatting 区画の Tabs をオフにしろ。
読者ノート
Enable cursor はオン推奨。テキストをコピーすることがある。
Creating a table of contents quickly¶
書式は無骨かもしれないが、たいていの場合、既定の目次が必要なものすべてであることがわかるだろう。既定の目次をはめ込む手順は:
見出しレベル(章や節の見出しなど)別に次の段落スタイルを使用して文書を作成する:
Heading 1
Heading 2
Heading 3
これらは目次に表示されるものだ。Writer は最大 10 レベルの見出しを評価できる。
文書中の目次を表示したいところをクリック
を選択
OK ボタン を押す。項目がハイパーリンクとして生成された典型的な目次が出来上がる。
Caution
を有効にしている場合、目次を更新すると、削除された見出しが目次に含まれ、削除されたテキストによって目次のページ番号が正しく表示されないため、エラーが発生する可能性がある。この問題を避けるには、目次を更新する前に、このオプションが選択解除されていることを確認しろ。
Customizing a table of contents¶
目次は文書のスタイルや要件に合わせてカスタマイズすることができる。
まず、既存の目次の任意の場所で次のいずれかを行い、Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス を開く:
右クリックメニューから
を選択する目次を表示する文書内でクリックし、
を選択
Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス にはタブが五つある。それぞれのタブは目次の構造と体裁の異なる側面を網羅する:
Type タブ: 目次の属性を設定する。
Entries タブ と Styles タブ: 目次の項目の書式を設定する。
Columns タブ: 目次を複数の列にする。
Background タブ: 目次の背景に色や画像を追加する。
ダイアログボックスの右側にあるプレビューを表示するには、ダイアログボックスの左下にある Preview をオンにする。
Note
プレビューには Type タブ, Entries タブ, Styles タブ で設定した結果が表示される。残りのタブでの変更は表示されない。
すべての変更を行ったら、OK ボタン を押して適用する。Columns タブ と|BackgroundTab| の設定を既定に戻すには、各タブを順番に選択して Reset ボタン を押す。残りのタブの設定は手動でリセットする必要がある。
Type tab¶
Type タブ を使って目次の属性を設定する。
Type and Title
- Title 欄
目次に別の表題を付けるにはこの欄に指定する。表題を削除するには入力欄を消去する。
- Type ドロップダウンリスト
型を選択する。目次の場合、選択肢が Table of Contents に設定されていることを確認しろ。他の型の作成については Alphabetic indexes と Other types of index を見ろ。
Note
型を変更できるのは最初に作成するときだけだ。いったん型(例えば目次)を定義すると、それを変更することはできない。
- Protected against manual changes オプション
既定では、目次が誤って変更されるのを防止するためオンになっている。目次はコンテキストメニューかダイアログボックスを使ってしか変更できない。これがオフである場合、他のテキストと同じように直接変更することができる。しかし、手動による変更は目次が更新されたときに失われるので、避けるべきだ。
Create Index or Table of Contents
この領域の For ドロップダウンリストでは、目次が文書のすべての見出し(文書全体)を網羅するのか、または目次がはめ込まれている章の見出ししか網羅しないのかを選択できる。章を指定する見出しレベルは現在の見出しレベルになる。
Writer では目次を作成する際に最大 10 レベルの見出しを使用できる。含まれるレベルの数を指定するには Evaluate up to level に必要な数を入力する。
Create From
この区画は目次の作成に何を使うかを決定する。
- Headings
既定では、Writer は
で見出しレベルに関連付けられた段落スタイルで書式整形された段落を使用する。見出しレベルに使用する段落スタイルを変更したり、スタイルにアウトラインレベルを割り当てることで他の段落スタイルを含めることができる。これらの方法については Chapter 8, Introduction to Styles で説明している。
- Additional styles
目次に段落スタイルを追加することができる。これは、例えば、付録の見出しを目次に含めたい場合に便利だ。Headings もオンである場合、追加されたスタイルは見出し番号で定義されたものと一緒に目次に含まれる。これをオンにし、ス Assign styles… ボタンを押すと、Assign Styles ダイアログボックスが開く。
- Index entries
この選択項目は Type ドロップダウンリスト で Table of Contents を選択すると、Writer は索引登録項目と、アルファベットやその他の索引に含めることを意図した索引登録項目を区別する。
を使用して文書にはめ込まれた索引登録項目を追加する。通常、目次にこの選択を使用することはない。しかし、ダイアログボックスの上部にある
Entries tab¶
目次の項目を定義し、書式整形するには Entries タブ を使用する。要素を追加したり削除したりすることで、各レベルを他のレベルから独立してスタイルを設定できる。
Level 列の番号をクリックする。Structure 行 にはそのレベルの登録項目に含まれる要素が表示される。Structure 行 に追加できる要素はこのすぐ下に表示され、追加できない場合は灰色で表示される(たいていの場合、既に使用されているため)。
LS はハイパーリンクの開始を表す。
N# は で見出しスタイルに割り当てられた見出し番号を表す。Chapter 8, Introduction to Styles を参照しろ。
E は見出しテキスト、つまり各レベルで使用される段落スタイルで書式整形されたテキストを表す。
T はタブストップを表す。
# はページ番号を表す。
LE はハイパーリンクの終わりを表す。
Structure 行 の各白色フィールドは空白を表し、カスタムテキストや別の要素を追加できる。
Note
Heading Numbering ダイアログボックス (see Chapter 8, Introduction to Styles) で、任意のレベルの Separator 区画の Before 欄または After 欄にテキストが含まれている場合、そのテキストはそのレベルの N# フィールドの一部になる。構造行を作成する際は、目次の見てくれに不要な効果を与えないように注意しろ。
Adding elements¶
Structure 行 に要素を追加する手順:
要素をはめ込みたい場所にある白いフィールドをクリックする。
Structure 行 のすぐ下にある活動中ボタンの一つを押す。例えば、タブを追加するには Tab Stop ボタン を押す。新しい要素を表す図像が Structure 行 に表示される。
Chapter のようなカスタムテキストを追加するには、白いフィールドにテキストを入力する。末尾の空白文字を入れ忘れるな。
Changing elements¶
Structure 行 の要素を変更するには、その要素を表す記号列をクリックし、次に Structure 行 のすぐ下にあるボタン列で、灰色表記されていないものを押す。例えば、章番号をタブストップに変更するには、Structure 行 で N# を押し、使用可能な要素の列で Tab Stop ボタン を押す。要素を変更する前にキャンセルするには、空白のいずれかをクリックする。
Applying changes to all levels¶
すべてのレベルに同じ構造と書式を適用したい場合は、右側の All ボタンをクリックする。
Deleting elements¶
Structure 行 から要素を削除するには、その要素を表すボタンを押し、Delete を押す。例えば、既定のハイパーリンク設定を削除するには、 LS をクリックし、Delete を押す。これを LE についても繰り返す。
Applying character styles¶
ある要素を、他の行とは少し違ったものにしたい場合もあるだろう。例えば、ページ番号を太字にしたい場合などだ。要素に文字スタイルを適用する手順は:
適切な文字スタイルが定義されていることを確認する。
Structure 行 でスタイルを適用したい要素を表すボタンを押す。
Character style ドロップダウンリスト で必要なスタイルを選択する。
ある文字スタイルの属性を表示または編集するには、Character style ドロップダウンリスト でスタイルを選択し、Edit… ボタン を押す。
Tip
ハイパーリンク [1] の既定の文字スタイルは Internet Link で、既定では下線が引かれ、青色で表示される。
目次登録項目の既定のハイパーリンクは Index Link 文字スタイルに設定されており、Internet Link スタイルとは見てくれが異なる場合がある。インターネットリンクと同じように表示させたい場合は、Structure 行 の LS を選択し、目次登録項目の文字スタイルの選択を Internet Link に変更することができる。
または、Index Link に対する属性を変更することもできる。
Tab parameters¶
Structure 行 の T をクリックすると表示されるものだ:
Fill character: 使用するタブ文字を選択する。
Tab stop position: 左ページ余白とタブストップの間の距離を指定する。オプションで、タブストップの位置を Align right にするか選択する。
Tab position relative to paragraph style indent¶
このオプションを選択すると、個々の書式の設定に従って項目が字下げされる。段落スタイルで左字下げが指定されている場合、タブストップはこの字下げからの相対位置となる。このオプションが選択されていない場合、タブストップは左余白位置からの相対値となる。
Styles tab¶
Styles タブ を使用して、目次の各レベルのテキストを表示するために割り当てる段落スタイルを変更する。ほとんどの場合、最善の方法は割り当てられたスタイルはそのままに、必要に応じて設定を変更し、目次を思いどおりに表示することだ。
カスタム段落スタイルをアウトラインレベルに適用する手順:
Levels 一覧 からレベルを選択する。
Paragraph Styles 一覧 から必要な段落スタイルを選択する。
◁ ボタンを押して、選択した段落スタイルを選択したアウトラインレベルに適用する。
各レベルに割り当てられたスタイルは Levels 一覧 の角括弧内に表示される。
アウトラインレベルから段落スタイルを削除するには、Levels 一覧 でアウトラインレベルを選択し、Default ボタンを押す。
段落スタイルの属性を表示または編集するには、Paragraph Styles 一覧 でスタイルをクリックし、Edit… ボタン を押す。
Columns tab¶
目次の列数を変更するには Columns タブ を使用する。複数の列は目次よりもインデックスで使われがちなので、このタブは索引の節 Columns tab に説明がある。
Background tab¶
目次の背景に色や画像を追加するには Background タブ タブを使用する。背景の追加については Chapter 6, Formatting Pages: Advanced を見ろ。
Adding color¶
目次の背景に色を追加するには、ダイアログボックスの上部にある Color ボタンを選択し、用意されている色から選択して OK ボタン を押す。
カスタム背景色の定義については Chapter 20, Customizing Writer を参照しろ。
Adding an image¶
目次の背景に画像を追加するには Image ボタンを押す。画像オプションが表示される。
Deleting a color or an image¶
目次背景から色や画像を削除するには、ダイアログボックスの上部で None を押す。
Editing a table of contents¶
既存の目次を編集するには、目次内の任意の場所を右クリックし、コンテキストメニューから Indexes ノードをクリックし、Table of Contents をダブルクリックすることもできる。
を選択する。また、Sidebar の Navigator を開き、Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス が開く。前の節で説明したように、目次を編集・保存することができる。
Updating a table of contents¶
Writer は目次を自動的に更新しないので、文書の見出しを変更した後は、手動で目次を更新する必要がある。目次の任意の箇所を右クリックし、コンテキストメニューから
を選択する。Navigator から索引を更新することもできる。Indexes ノードを展開し、更新したい目次名を右クリックし、 を選択する。
読者ノート
本書の記述よりメニュー構成が平たくなっているので修正した。
Deleting a table of contents¶
文書から目次を削除するには、目次の任意の場所を右クリックし、コンテキストメニューから
を選択する。また、Navigator から削除するには、右クリックメニューから を選択する。削除を確認する文言は出ない。
Alphabetic indexes¶
アルファベット順の索引は文書中で使用されているキーワードや語句の一覧で、ページ番号順に記載されていれば、読者が情報をすばやく見つけるのに役立つ。索引は本や文書の後ろにあるのが一般的だ。
この節では次について説明する:
索引項目を手動で追加する方法
索引登録ファイルを使用する方法
アルファベット索引をすばやく作成する方法
索引項目の表示をカスタマイズする方法
索引の体裁をカスタマイズする方法
既存の索引項目を表示・編集する方法
Adding index entries¶
索引を作成する前に、手作業で、あるいは 索引登録ファイル を使って索引項目をいくつか作成する必要がある。手動で索引項目を作成する手順:
単語を索引に追加するには、その単語のどこかにキャレットを置く。複数の連続する単語を単一の項目として追加するには語句全体を選択する。
Insert ツールバーの Insert Index Entry 図像をクリックして、Insert Index Entry ダイアログボックス を表示する。ダイアログボックスが開くと、選択したテキストが Entry 欄に表示される。表示された単語や語句をそのまま受け入れることもできるし、 好きなものに変更することもできる。
を選ぶか、またはInsert ボタンを押して項目を作成する。
Tip
単語の最初の文字の直前、または単語の最後の文字の直後にキャレットが置かれた場合、そのキャレットはその単語の中にあるとみなされる。
Insert Index Entry ダイアログボックス を閉じることなく、複数の登録項目を作成することができる。それぞれについて:
索引を作成したい文書の場所をクリックする。
ダイアログボックス上でもう一度クリックする。
必要に応じて項目を変更し、挿入をクリックする。
登録項目が終了するまでこれを繰り返し、Close ボタン を押す。
Insert Index Entry ダイアログボックス の入力欄とその使い方:
- Index
この登録項目の索引の型。既定は Alphabetical Index だが、このフィールドを使用して、目次や使用者定義の索引や一覧のための追加項目を登録することができる。例えば、本文中で言及されている種の学名のみを含む索引と、種の通称名のみを含む別の索引が欲しいかもしれない。Other types of index を見ろ。
- Entry
選択した索引に追加する語句。この語句は文書そのものに含まれている必要はなく、同義語や索引に表示させたい他の用語を追加することができる。
- 1st key
索引キーとは、関連するページ番号を持たず、ページ番号を持ついくつかの下位登録項目を持つ登録項目のことだ。キーを使うと関連するトピックをグループ化するのに便利だ。次節参照。
- 2nd key
最大で三レベルの索引を持つことができ、第一レベルのキーのいくつかは、(ページ番号を持たない)キーでもある第二レベルの登録項目を持つ。この程度の索引の複雑さはあまり必要ではない。
- Main entry
同じ用語が複数のページに索引付けされている場合、そのうちの一つのページにそのトピックに関するより重要な情報や詳細な情報があることが多いので、そのページを主な登録項目にしたいものだ。主登録項目、つまり最も重要な登録項目のページ番号を目立たせるには、これをオンにし、主索引登録項目のページ番号の文字スタイルを太字などに定義する。
- Apply to all similar texts
これをオンにすると、Writer は現在の選択範囲に一致する他の単語や語句を自動的に識別して覚える。さらに、Whole words only と Match case が使用できるようになる。不要なページ番号(その単語の非主流的用法)が索引に多数記載される可能性があるため、この選択肢を使用には注意しろ。
Example of using an index key¶
索引キーは下位登録項目をグループ化するための主登録項目だ。例えば、次のようなグループ分けをしたいだろう:
LibreOffice
Calc, 10
Impress, 15
Writer, 5
この例では LibreOffice が 1st key だ。下位登録項目(ページ番号が表示されている)が索引登録項目だ。トピック Writer の索引項目をはめ込むには Entry に Writer と入力し、 1st key に LibreOffice と入力する。
でNote
フィールド陰影が活動中である場合、[2] 選択した語句が索引に追加されると、その語句の背景が灰色でテキストに表示される。索引項目のテキストが選択した単語のテキストから変更されている場合、索引項目はその単語の先頭または末尾に小さな灰色の四角形でマークされる。
Creating a concordance¶
索引登録ファイルは、索引に追加する単語を列挙したプレーンテキストファイルだ。各行に一つの単語または語句が定義されている。各行はセミコロンで区切られた七つのフィールドからなる厳密な構造を持っている:
Search_term;Alternative_entry;1st_key;2nd_key;Match_case;Word_only
セミコロンとフィールドの内容の間には空白を入れるな。キーとは検索語がその下に置かれる上位見出しのことだ。
代替項目、一番キー、二番キーを設けない場合は、これらのフィールドを空白のままにして、セミコロンが別のフィールドの直後に来るようにしろ。
最後の二つのフィールドは構造が多少異なる。登録項目と同じ大文字または小文字を持つ登録項目だけが欲しい場合は、最後から二番目のフィールドに 1 を入力する。同様に、最後のフィールドに 1 を入力すると、登録項目が単語全体であり、大きな単語の一部でない場合のみを索引に含めるように設定する。最後の二つのフィールドを空白にすることもできる。
例えば
Macaw;Ara;Parrots;;0;0
で項目 macaw が次の状態で登録される:
macaw の下の一覧
学名 ara の代替一覧
Parrots, Macaw の一覧
二番キーなし(二つのセミコロンに注意)
小文字または大文字で始まる例を含む。
単語全体または長い単語の一部である場合
索引登録ファイルが手作業で項目を追加するよりも速いかどうかは議論の余地があるが、索引登録ファイルがより体系的であることは確かだ。索引登録ファイルの欠点は、目的とは無関係な一般的な単語の例を含む索引が作成される可能性があることだ。多くの場合、有用な索引を作るには、手入力と索引登録ファイルとの組み合わせが必要となる場合がある。
Creating an alphabetic index quickly¶
索引登録項目がいくつかできたところで、索引を作成することができる。
索引を広範囲にカスタマイズすることができるが、ほとんどの場合、選択をいくつかするだけだ。
索引をすばやく作成するには:
索引を追加したい文書内でクリックし、Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス を開く。
を選択してType タブ Type ドロップダウンリスト で Alphabetical index を選択する。
Options 区画で、Case sensitive や Combine identical entries with f. or ff. をオフにすることを検討する。
索引登録ファイルを使用する場合は Concordance file をオンにし、 File を押して作成した索引登録ファイルを指定する。
OK ボタン を押す。典型的な索引が出来上がる。
Customizing an index¶
既存の索引をカスタマイズするには、索引内の任意の場所を右クリックし、コンテキストメニューから
を選択する。Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス にはタブが五つある。これらのタブはすべて索引をカスタマイズするために使用することができる。
Type タブ: 索引の属性を設定する。
Entries タブ と Styles タブ: 索引の項目をフォーマットする。
Columns タブ: 索引を複数の列に配置する。
Background タブ: 索引の背景に色や画像を追加する。
変更後、文書に表示されるように OK ボタン を押して索引を保存しろ。
Type tab¶
Type タブ を使用して索引の基本属性を設定する。
読者ノート
最初の説明 と重複する記述はしない。
索引の型が Alphabetical Index に設定されていることを確認しろ。
その他の選択肢は索引がどのように登録項目を処理するかを決定する。
- Combine identical entries
同一登録項目をどのように扱うかを定義する。通常、索引付けされた単語や語句の各ページ番号が索引に表示される。しかし、Combine identical entries with f. or ff. をオンにして、これらを結合することができる。
ページ範囲を表示したい場合は Combine with - をオンにする。
23-31
のようなものが表示される。どの文字が大文字かによって異なる登録項目を含めるには、Case sensitive をオンにする。- AutoCapitapitalize entries
文書内の用語の表示に関係なく、各項目の最初の文字を自動的に大文字にする。
- Keys as separate entries
索引キーに独自のページ番号を付けるにはこれをオンにする。
- Concordance file
使用する索引登録ファイルがあればそれを指定する。詳しくは Creating a concordance を見ろ。
- Sort
登録項目を表示する際の並び替え方法を定義する。唯一の選択肢は英数字だが、どの言語のアルファベットを使うかを定義できる。
Entries tab¶
各登録項目の表示方法と内容を正確に設定するには Entries タブ を用いる。
はじめに、Level 列で要素を書式整形したい索引レベルを選択する。レベル S は Format 区画で Alphabetical delimiter がオンである場合に、索引登録項目をアルファベット順に分割する単一文字見出しを指す。後ですべての索引レベルに変更を適用できる。Structure 行 にはそのレベルの登録項目の要素が表示される。行内の各ボタンは要素一つを表す:
E は入力テキスト
T はタブストップ
# はページ番号
HI は章情報。これは既定では存在しないが、Heading info ボタン を押すことで追加できる。
Structure 行 の各白フィールドは空白を表す。目次については 先述 のように、要素を追加、変更、削除することができる。
Heading Info¶
Heading info ボタン はこのオプションが選択されたときに表示される見出し情報一覧から選択された見出し番号や内容などの見出し情報をはめ込む。見出し情報は で指定する。
Applying character styles¶
Structure 行 の各要素には書式を追加的に指定することができる。例えば、ページ番号を他の索引テキストと異なるサイズにしたい場合がある。これを行うには、目次 のように、Structure 行 の要素の一つに文字スタイルを適用する。
Formatting entries¶
Format 区画の選択肢を使用して、さらなる書式を適用する。
- Alphabetical delimiter
索引登録項目を、同じ最初の文字で始まるブロックに分け、その文字をヘッダーとして使用するものである。例えば、索引が次のようなものであるとする:
apple, 4 author, 10 break, 2 bus, 4
そして、この選択肢をオンにすると次のようになる:
A apple, 4 author, 10 B break, 2 bus, 4
- Key separated by commas
索引の登録項目を同じ行に並べるが、カンマで区切る。
- Tab position relative to Paragraph Style indent
これをオンにすると、項目はそれぞれの書式の設定に従って字下げされる。左字下げのある段落スタイルが使用されている場合、タブストップはこの字下げに対して相対的になる。このオプションが選択されていない場合、タブストップは左余白位置に対して相対的になる。
Styles and Background tabs¶
Styles タブ を使用して、索引の各レベルのテキスト表示に割り当てる段落スタイルを変更する。ほとんどの場合、割り当てられたスタイルはそのままに、必要に応じて設定を変更することで、索引を思い通りに表示することができる。
Background タブ は目次と同じだ。これらのタブの詳細については以下の節を見ろ:
目次版 Styles tab
目次版 Background tab
Columns tab¶
索引の列数を変更するには Columns タブ を使う。
Adding multiple columns¶
複数の列に索引を表示するには:
Columns に希望の列数を入力するか、列数を表す図像を選択する。
ページ幅に応じて列を均等に配置するには AutoWidth をオンにする。オフであれば、次の各項目を手動で設定することができる:
各列の幅
列間の間隔
列と列の間に区切り線を入れる:
Style: 既定は None で、または三つの線スタイルから選択。
Widht: 線の幅。既定は 0.25 pt だ。
Color: 区切り線の色を選択する。既定は黒だ。
Height: 行の高さを列全体の高さに対する百分率で指定する。既定は 100% だ。
Position: 高さが 100% 未満の場合、列に対する線の位置。
Maintaining an index¶
索引の見てくれを変更するには、索引の任意の場所を右クリックし、コンテキストメニューから Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス が開き、前の節で記載されている五つのタブを使用して索引を編集・保存することができる。
を選択する。索引を更新または削除するには、索引内の任意の場所で右クリックし、
または をそれぞれ選択する。Viewing and editing existing index entries¶
最初の登録項目を追加したら、いくつかの修正を加えることができる。以下の手順で、これらを表示および編集することができる:
フィールド陰影が活動中であることを確認する。[3]
文書本文の既存の索引項目のフィールド網掛けにキャレットを置き、右クリックして、内容メニューから
を選択する。変更されたテキスト登録項目の場合、フィールドの網掛けは単語の直前になる。テキスト項目としてマークされた単語の直前にキャレットを置くと、両方の選択条件を満たすことになる。ダイアログボックスが表示される。進む矢印ボタンと戻る矢印ボタンを使って、さまざまな索引項目を移動することができる。一つの単語や語句に複数の登録項目がある場合は、矢印の頭に垂直の棒が付いた二列目のボタンが表示され、それぞれの登録項目をスクロールすることができる。
索引項目に必要な修正や追加を行い OK ボタン を押す。
Other types of index¶
アルファベット索引の他にも、図版、表組、物の索引があり、使用者定義の索引を作成することもできる。ここで挙げている例ですべての可能性を示しているわけではない。
他の索引を作成する手順:
索引を作成したい場所にキャレットを置く。
Menu バー で
を選択。Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス Type ドロップダウンリスト で索引を選択する。
前の節で説明したものと同様のさまざまなタブで調整する。
すべて設定したら OK ボタン を押す。
Example: Creating a table of figures¶
Chapter 17, Fields で説明するように数値範囲変数を使用して手動で図版の説明を作成したならば、図版や図表の目次を作成するのは簡単だ。
を使用するか、Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス Type ドロップダウンリスト で Table of Figures を選択する。オプションで Title 欄 を変更する。
Create From 区画で Captions が選択されていることを確認し、説明の区分を選択する。Category の既定は Figure で、この例では説明に対して Figure を使用している。
Display で三択:
References: 次のものを全部含む
Category and Number
Caption Text
オプションで Create from additional paragraph style を選択し、一覧からスタイルを選択する。
このダイアログボックスのその他のタブは目次について説明したものと同様だ。
OK ボタン を押す。
Bibliographies¶
A bibliography is a list of references used in a document.
参考文献を書誌データベースに保存することも文書自体に保存することもできる。
ここでの内容:
書誌データベースを作成し、登録項目を追加および管理する方法
文書に参考文献(引用)を追加する方法
書誌の書式を設定する方法
既存の書誌を更新および編集する方法
読者ノート
これは習得したい。
Citation styles and the bibliographic database¶
引用(参考文献)は文書内でも作成できるが、書誌データベースを作成することで、他の文書での再利用が可能になり、多くの時間を節約することができる。
本文中の引用は、書誌データベースの異なるフィールド(レコード列)への入力と、本文中の異なる提示が必要だ。参考文献一覧を作成する前に文書に必要な引用スタイルを決めろ。主なスタイルは次の五つだ:
- APA
心理学、教育学、その他の社会科学
- MLA
文学、芸術、人文科学
- Chicago
歴史と特定の出版物
- Turabian
大学生が一般的に使用する Chicago スタイルの変種
- AMA
医学、健康、生物学
Bibliography Database はどのような引用スタイルを使用する場合でも、本文中の引用の給源となる。
どの引用も Identifier フィールド を用いて文書内の引用形式を設定する。この欄に引用スタイルに適した形式で引用を追加する。Identifier フィールド を含むすべての必要な情報は文書内で引用を作成する前に入力する必要がある。
Tip
Writer にはどの文書にも単一の書誌データベースがある。書式を設定するのは面倒であるので、資料の種類ごとに引用の雛形を作成すると良い。
Creating a bibliographic database¶
書誌データベースに新しいテーブルを作成する方法については Getting Started Guide を見ろ。
書誌データベースはさまざまな媒体や状況を網羅しなければならないため、大量のフィールドを含んでいる。また、ISBN のような、引用スタイルでは使用されないが、研究中に役に立つかもしれないフィールドも含まれている。
Note
どのような引用形式を使っても、書誌の単一登録項目に要する項目は六個かそこらで済む。異なるのは、資料の種類ごとに必要なフィールドと、各引用スタイルによるフィールドの順序だ。
データベースを開くには Bibliography Database ウィンドウ が開く。上部にはスプレッドシートに似た表型レイアウトで、すべての登録項目が表示される。下部には選択した項目のフィールドすべてが表示される。
を選択する。Note
データベーステーブルの Identifier フィールド と表下の Short name フィールドは同じだ。見本データベースのこれらのフィールドの見本登録項目は無意味だ。使用する引用スタイルに適した書式に置き換えろ。
Changing the data source¶
使用中のデータ給源を変更するには、
Menu バー で
を選択するか、Bibliography Database ウィンドウ の上部付近にあるツールバーの Data Source ボタンを押す。
Choose Data Source ダイアログボックスに登録済みのデータ給源が一覧表示される。その中から一つを選択し OK ボタン を押す。
別のデータ給源を追加(登録)するには Getting Started Guide 説明を参照しろ。
Filtering records¶
書誌データベース内の登録項目に絞り込みを設定するには、Bibliography Database ウィンドウ で次のいずれかを行う:
Menu バー で
を選択上部付近のツールバーで Standard Filter 図像をクリック
Standard Filter ダイアログボックスで、絞り込むフィールド、条件、値を選択し、「OK」をクリックする。
Adding entries to the database¶
登録項目を書誌データベースに追加するには、データベースの Data Source ビュー を使用する方法と、Bibliography Database ウィンドウ を使用する方法の二つの方法がある。
書誌データベースの Data Source ビュー を使用して登録項目を追加するには:
メイン Menu バー の
を選択するか、キーバインド Ctrl + Shift + F4 によりウィンドウを開く。Bibliography データベースで正しいデータ表が選択されていることを確認する。必要ならば、正しいデータ表を選択するために木を展開する。
一覧の一番下までスクロールし、空行内の関連フィールドを入力する。左上の Save current record 図像が活動開始する。これをクリックしてデータベースに追加を保存する。
Bibliography Database ウィンドウ を使用して登録項目を追加するには:
Menu バー の
を選択する。ウィンドウの Menu バー で + をクリックする。
を選択するか、横スクロールバーの左にあるShort name 欄に登録項目の名前を入力する。必要に応じて他のフィールドも入力する。
登録項目を完成させてデータベースに追加するには、データ表の他の升目をクリックする。
Maintaining entries in the database¶
データベース内の登録項目を管理するには、Data Source ビュー または Bibliography Database ウィンドウ を使用する。適切な登録項目を選択し、必要に応じてフィールドを変更する。
変更された項目はキャレットが登録項目から移動するとデータベースに自動的に保存される。
Advanced: Modifying the bibliographic database¶
書誌データベースは、以下にある方法で変更することができる。
Note
LibreOffice のデータベース機能の使い方の詳細については Getting Started Guide を参照しろ。
Column details¶
書誌データベースの列の詳細を変更するには、
Menu バー の
を選択するか、ツールバーの Column Arrangement ボタンをクリックする。
Column Layout ダイアログボックスでは、どのフィールドを列に割り当てるかを変更することができる。たとえば、ドロップダウンリストの行き先を変更することで、Author(s) データを Identifier フィールド に入れるように選択できる。 Short name データの列の行き先は、データの行き先が重複しないように、自動的に <none> に設定される。
Field details¶
書誌データベースに変更を加えるには次のようにする:
Data Source ビュー を開く。
Bibliography データベースが選択されていることと、正しいデータ表が選択されていることを確認する。
テーブル登録項目 (e.g. biblio) を右クリックし、
を選択する。LibreOffice Base が開く。左柱で Tables を選択する。
Tables で biblio を右クリックし を選択すると設計ウィンドウが表示される。
これで各フィールドを選択できる。Field Name 升目のテキストを選択し、必要に応じて入力を変更する。Field Type 升目をクリックして選択メニューを開き、データ型を変更する。Field Properties ではデータ性質を変更することができる。選択された各フィールドについて、そのフィールドの説明が右に表示される。
完了すると、変更を保存するかどうかの確認が求められる。
Adding references (citations) into a document¶
文書に参考文献を追加する方法:
Writer に組み込まれている書誌データベースなどから
キーボードから直接
Entering references from a database¶
書誌データベースから文献を文書に追加する手順:
キャレットを参照したい場所に置く。
Menu バー で
を選択。Insert bibliography Entry ダイアログボックス で Bibliography Database を選択。
Short name ドロップダウンリストから文献を選択する。この下に、選択した文献の著者名と表題が確認用に示される。
文書に参考文献をはめ込むには Insert ボタン を押す。
すべての参照を挿入し終わったら Close ボタン を押す。
Entering references from documents¶
外部データベースからではなく、文書に直接書誌項目を入力することもできる。登録項目を追加したい文書をクリックする。
を選択。
Insert bibliography Entry ダイアログボックス で Document content を選択。
New ボタンを押して Define Bibliography Entry ダイアログボックス を開く。
登録項目に関連するフィールドをすべて入力する。Insert bibliography Entry ダイアログボックス ではこの登録項目が引用に使用される。
Type ドロップダウンリスト からオプションを選択し、OK ボタン を有効にする。
すべての入力が完了したら OK ボタン を押す。
Insert ボタン を押して Short name フィールドを文書に追加し、Close ボタン を押す。
文書内の登録項目を再利用するには、上記の手順を再開し、新しい登録項目を追加することを選択する代わりに、現在の登録項目の一覧から必要な Short name を選択する。
Editing a reference¶
参照を編集する手順:
項目を右クリックする(キャレットが項目の左に表示される)。
コンテキストメニューで Edit Bibliography Entry ダイアログボックス が開く。
を選択する。Short name だけを素早く編集するには、テキストボックスをクリックし、登録項目を編集し Apply ボタン を押す。
登録項目の詳細を編集するには、Edit ボタンを押して Define Bibliography Entry ダイアログボックス を開く。
必要な変更を行い、OK ボタン を押して Edit Bibliography Entry ダイアログボックス に戻る。
Apply ボタン を押してダイアログボックスを閉じる。
Note
変更された参照は、文書にのみ保存される。給源が書誌データベースの場合、そのデータベースは変更されないままとなる。
Creating the bibliography¶
書誌をはめ込みたい箇所にキャレットを置く。
Type ドロップダウンリスト を Bibliography に変更する。
を選択し、
ダイアログボックスの UI が変化する。以下、手順解説。
Type tab¶
文書の本文中に参考文献(引用)を表示する方法は二つある:
各書誌登録項目の Short name フィールドに記録されたテキストを使用する (e.g. Smith, 2001)
参照した文書に対して本文中に出てくる順番に
[1]
のように番号を振る。
Tip
文書内で使用する引用スタイルを指定するには、Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス Type タブ を使用する。
書誌の書式は二つの場所で選択する:
Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス
Bibliography 1 段落スタイル (see Modifying the paragraph style for the bibliography)
基本設定は Type タブ で選択する。
書誌に表題を付けるには Title 欄 に入力する。必須ではない。
Protected against manual changes オプション をオンにすると、書誌が誤って変更されるのを防ぐことができる。書誌は右クリックメニューまたは Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス でしか変更不能になる。オフである場合、書誌は他のテキストと同様に文書ページで直接変更できるが、手動で変更した内容は書誌を更新したときに失われる。
書誌項目(引用)に文書本文内で番号を付けるには Number entries を選択する。ただし、データベースからの Short name フィールドの内容を文書内に表示したい場合はこれをオフにしろ。
文書の本文中に表示される参照される項目の括弧の種類を選択する。
必要な並べ替えを定義する。現在のところ、英数字による並び替えしかサポートされていない。登録項目が本文に表示される順序による並べ替えは Entries タブ タブで行う。
Entries tab¶
Entries タブ の構造は目次や索引の構造と似ている。
Type 区画は、書籍、定期刊行物、Web ページなど、ソースの種類を示す。 Type ドロップダウンリスト の各登録項目には既定構造形式がある。登録項目の Type ドロップダウンリスト から選択することで、そのソースに基づいて、登録項目がどのように現れるかを定義することもできるし、単に All ボタンを押してすべての登録項目に同じ形式を適用することもできる。
登録項目の Structure 行 は書誌データベースで利用可能なフィールドに基づいている。文書に必要な引用スタイルを参照し、必要に応じて Structure 行 を修正しろ。
構造行から要素を削除するには、要素をクリックし、Remove ボタン を押す。
要素を追加するにははめ込む Structure 行 をクリックする。Tab Stop ボタン または Insert ボタン の左側にあるドロップダウンリストの要素を選択し、Insert ボタン を押す。ドロップダウンリストの要素は書誌データベースにあるフィールドだ。
Structure 行 の要素のすべては Character style ドロップダウンリスト を使って書式設定できる。たとえば、書籍や議事録の表題が斜体や太字になるように文字スタイルを定義できる。
登録項目の並べ替え方法を決定するには Sort by オプションを変更する。項目がテキストに表示される順序で並べ替えるには Document position を選択する。ほとんどの最新の引用スタイルでは Content を選択する。類似の文献をグループ化するには Sort keys を使用する。
Styles, Columns and Background tabs¶
これらのタブの詳細については次を参照しろ:
Modifying the paragraph style for the bibliography¶
要件に合わせて bibliography 1 段落スタイルを変更することができる。例えば、書誌一覧の登録項目に番号を付けるには、一覧スタイルを定義し、それを Bibliography 1 段落スタイルにリンクする必要がある。これを行う手順:
Sidebar Styles 甲板 で List Styles タブ をクリックする。Numbering 123 を右クリックし、 を選択する。
List Style ダイアログボックス Organizer タブ でこのスタイルの名前を入力する。
この例では、数字を角括弧で囲む。これを行うには Customize タブ を開き、
Before に
[
を、After に
]
を入力する。
次に Position タブ を開く。Indent at と Tab stop at で文書の書誌一覧の項目の二行目以降の字下げ量を指定する。多くの場合、最適な設定を確認するために少し試行錯誤が必要だ。
OK ボタン を押して設定を保存し、ダイアログボックスを閉じる。Styles 甲板 に戻り、 Paragraph Styles タブ をクリックし、ウィンドウ下部の一覧で All Styles を選択し、Bibliography 1 を右クリックして を選択する。
Paragraph Style ダイアログボックス Outline & List タブ List style から Bibliography を選択する。
OK ボタン を押して Bibliography 1 段落スタイルにこの変更を保存する。
Updating, editing, and deleting an existing bibliography¶
書誌内の任意の場所で右クリックする。コンテキストメニューから
で書誌を更新する。
Table of Contents, Index or Bibliography ダイアログボックス を開き、書誌を編集・保存できる。
で確認要求なしで書誌を削除するには
を選択する。
External bibliography tool¶
Writer の書誌機能が制限されすぎていると感じる場合は、macOS, Windows, Linux で利用可能な無料のオープンソースツール、Zotero を試してみるとよい。Writer の相性も良いと報告されている。
章末注