Writer Guide Chapter 1, Introducing Writer ノート¶
What is Writer?¶
Writer は LibreOffice のワードプロセッサープログラムだ。ワードプロセッサーの通常の機能(テキスト入力、編集、書式設定、綴字検査、類語辞典、分綴、自動訂正、検索と置換など)に加え、重要な機能を他にも搭載している。おいおい見ていく。
Parts of the main Writer window¶
Writer を起動したときにデスクトップに現れるウィンドウの構成を述べている。
Note
本章の記述は Menu バー とツールバー主体の GUI についてであって、他にも変種 UI を搭載している。Chapter 20, Customizing Writer 参照。
Title bar¶
タイトルバーはメインウィンドウ最上部にある横長の部分だ。
タイトルバーには、現在の文書の名前が表示される。新規に作成された文書である場合、その名前は Untitled 1 のようになる。
Toolbars¶
初期設定では Standard ツールバー が作業場所の上部に繋留されている。
第二のツールバーは Formatting ツールバー だ。この内容はキャレットの現在の位置や選択物によって決まり、関連するツールが表示される。
Writer にはキャレットや選択範囲の現在の位置に対応するいくつかの追加的ツールバーがある。例えば、キャレットが
表組内にあるときは Table ツールバー が、
番号付き目録や箇条書き目録内にあるときは Bullets and Numbering ツールバー が
それぞれ表示される。
Single Toolbar を採用すると、ツールバーが単一行になる。
でDisplaying or hiding toolbars¶
ツールバーの表示有無を切り替えるには、
Menu バー
に進む対象ツールバーに対応する項目を選択
活動中のツールバーには、名前の横にチェックマークが表示される。ツールパレットから作成されたツールバーは、表示メニューには表示されない。
ツールバーを隠す方法としては他にも、対象ツールバー内で右クリックし、
を実行してもよい。Locking and unlocking toolbars¶
ツールバーをすべて固定するには:
LibreOffice を再起動
ツールバーを単品で固定するには:
がオフであることを確認
対象ツールバー右クリックメニュー
Docking, locking, and moving toolbars¶
繋留されたツールバーは左端の点線ハンドルで表される。繋留を解除し、新しい位置に繋留移動することも、浮遊したままにしておくことも可能だ。ツールバーの繋留を解除する方法は:
マウスポインターをツールバーハンドルに持って来る
ドラッグを開始し、目的地へドラッグする
マウスボタンを離す
浮遊ツールバーを移動するには、タイトルバーを目的地までドラッグするか、メインウィンドウの上部か下部へ繋留する。
浮遊ツールバーを繋留するには、
そのタイトルバーダブルクリックするか、
ツールバーのどこかを右クリックし
を実行する。
Tip
ツールバーの点線ハンドルが表示されていない場合は施錠されている。解錠するには右クリックメニュー
をオフにする。浮遊ツールバーをすべて繋留するには、右クリックメニュー
を実行繋留されたツールバーをその位置に固定するには、右クリックメニュー
をオンにする。選択したツールバーを閉じるには、右クリックしてメニュー
を実行。Customizing toolbars¶
ツールバーのカスタマイズオプションにアクセスするには、ツールバー上を右クリックしてメニューを開く。
選択したツールバーに定義されている図像の表示有無を切り替えるには、
メニュー項目
以下に移動対象コマンドの図像選択状態を切り替える
Customize ダイアログボックス を開くには次のいずれかを行う:
右クリックメニューの
Menu バー
新規ツールバーを作成することが可能だ。Chapter 20, Customizing Writer 参照。
Rulers¶
作業場の上部に位置する水平定規は初期設定で現れているが、左側の垂直定規はそうではない。これを出現させるには、次のいずれかの操作をする:
メニュー
Options ダイアログボックス ページ Vertical ruler をオンにする
両者を表示有無をすばやく切り替えるには Ctrl + Shift + R を押せ。
StatusBar¶
Status バー は作業場の下部に位置する。この棒には文書情報と文書機能をすばやく変更する便利な方法が表示される。
以下、各区画を順に記述している:
- 文書変更状態
この FD 図像は文書に未保存の変更があるかどうかを示すために色が変わる。これをクリックすることで文書を保存可能。
- ページ番号
現在の列ページ番号、文書総ページ数、現在のページ番号(列ページ番号と異なる場合)を表示する。
文書内にしおりが定義されている場合、この区画を右クリックするとしおり一覧が表示される。しおりをクリックすると、キャレットが文書内のその位置に飛ぶ。
この区画をクリックして Go to Page ダイアログボックス を開き、文書内の特定のページに飛ぶことが可能だ。
- 単語数と文字数
文書中の単語数と文字数が表示され、編集するたびに更新される。テキストの一部を選択すると、その選択部分の集計が一時的に文書内のの合計に置き換わる。
ここに表示される文字数は空白を含む。空白を除いた文字数を表示するには、この区画をクリックするか、Menu バー
を実行しろ。文書全体の単語数と文字数(およびページ数、表組、画像、その他の統計)を表示するには Statistics タブ を見ろ。
を実行して
- Accessibility 検査状態
Menu バー Accessibility Check タブに詳細が記載されている。
がオンである場合、この区画には図像が表示され、文書中の accessibility の問題がいくつあるかを示すツールチップが表示される。Sidebar- ページ様式
現在のページのページ様式が表示される。
別のページ様式を選択するにはこの区画を右クリックしろ。ページ様式一覧がポップアップ表示されるので、クリックして選択しろ。
現在のページ様式の属性を編集するにはこの区画をクリックしろ。Page Style ダイアログボックス が開く。
Caution
ここで変更すると、設定方法次第では他のページに割り当てられている様式に影響することがある。Chapter 8, Introduction to Styles と Chapter 9, Working with Styles を参照しろ。
- テキスト言語
綴字、分綴、類語辞典に使用される言語とローカライズが表示される。
クリックするとメニューが表示され、選択したテキストまたはキャレットのある段落の別の言語またはローカライズを選択可能。Chapter 3, Working with Text: Advanced 参照。
テキストを綴字検査から除外するために
を選択したり、で初期設定言語にリセットすることも可能だ。
Character ダイアログボックス が開く。
を選択すると
- 挿入モード
クリックすると上書きモードになり、もう一度クリックすると挿入モードに戻る。
上書きモードでは、キャレット位置以降のテキストが入力したテキストに置き換えられる。
が活動中では使えない。
- 選択モード
クリックすると選択モード一覧
が表示され、クリックするとその選択モードになる。Chapter 3, Working with Text: Advanced 参照。図像はモードを示すように変化し、ツールチップはモード名を示す。
- 署名
Chapter 7, Printing and Publishing 参照。
文書が署名されている場合、図像が表示される。
図像をクリックすると証明書を表示する。
- 節情報または物情報
キャレットが節、見出し、目録に項目にあるときか、または物(画像や表組など)が選択されているとき、その項目に関する情報がここに表示される。この区画をクリックすると、関連するダイアログボックスが開く。
- ビューレイアウト
対応する図像をクリックすると、
単一ページ
複数ページ
ブックレイアウト
のビューが切り替える。どのビューでも文書編集可能。ズーム設定は選択されたビューレイアウトとウィンドウ幅と連動して、文書ウィンドウに表示されるページ数を決定する。
- ズーム
表示倍率を変更するには次のどれかを行う:
ズームスライダーをドラッグ
正負符号をクリック
百分率を右クリックして選択できる倍率値のリストをポップアップ
百分率を右クリックして Zoom & View Layout ダイアログボックス を開く
Dialogs¶
ほとんどの場合、ダイアログボックスが開いている間は文書そのものではなく、ダイアログボックスだけを操作することが許される。ダイアログボックスを閉じると再び文書を操作できるようになる。
読者ノート
このようなダイアログボックスの挙動を modal であるということにする。
通常、OK ボタン または同様のボタンを押すと、変更が保存されてダイアログボックスが閉じる。Cancel ボタンを押すと、変更は保存されずに閉じる。
ダイアログボックスの中には modeless であるものがあり、ダイアログボックスと文書を往復することが可能だ。例としては Find & Replace ダイアログボックスがある。
Document views¶
Writer には文書を表示、編集する方法が三つある:
- Normal ビュー
Writer の既定ビューだ。
文書を印刷したり、PDF として書き出したりしたときの見てくれが表示される。
Status バー の Zoom スライダーと View Layout 図像を使って倍率を変更可能。
はヘッダーとフッター、およびページ間の隙間の表示有無を切り替える。これは Status バー で単一ページ表示がアクティブな場合にのみ機能する。全画面表示でも機能する。
- Web ビュー
文書を Web ブラウザーで表示した場合の見えくれを表示する。
Zoom スライダーのみが使用できる。
Status バー の View Layout 図像各種は無効になり、の選択肢のほとんどは使用不可だ。
- 全画面
ツールバーや Sidebar は表示されず、あらかじめ選択されているズームやレイアウト設定を使用して、文書が利用可能である領域すべてを使用する。
フルスクリーン表示を終了して前の表示に戻るには次のいずれかの操作をする:
Esc を押す
左上にある浮遊ツールバーの Full Screen ボタンをクリックする
Ctrl + Shift + J を押す
Tip
Menu バー から Chapter 7, Printing and Publishing を参照しろ。
を選択するか、キーバインド Ctrl + Shift + O で文書を表示することもできるが、このビューで編集はできない。Starting a new document¶
LibreOffice では文書をすでに開いている場合、新規文書を作成すると新規ウィンドウが開く。新規文書の方法は:
LibreOffice が起動しているが文書が開かれていない場合、Start Center が表示される。ここで図像のいずれかをクリックしてその種類の新規文書を開くか、 Templates 図像をクリックしてテンプレートを使用して新規文書を開始する。
Menu バー
を使い、サブメニューで文書の種類を選択する。Writer が開いているときにはキーバインド Ctrl + N で新規文書を作成する。
LibreOffice で文書がすでに開かれている場合、Standard ツールバー の New 図像をクリックすると、表示されている種類の新規文書が新規ウィンドウに作成される。このアイコンは最後に作成された LibreOffice プログラムによって変わる。
この図像の右にある小さな▼をクリックし、ドロップダウンメニューから文書の種類を選択する。
From the Start Center¶
Start Center から文書を作成するには:
左柱 Writer Document をクリックする。
左柱 Templates をクリックしてテンプレートを選択し、新規文書を作成する。
表示される文書の集合を絞るには、
ドロップダウンリストで文書の種類を選択する。利用できなくなった文書を一覧から削除するには右上のハンバーガーメニューを使用する。
From a template¶
A template is a set of predefined styles and settings that is used to create a new document.
例えば、本書の章はすべて同じテンプレートに基づいて執筆されている。その結果、どの章も同じヘッダーとフッターを持ち、同じフォントが使われ、同じような見てくれになっている。
テンプレートは自作したり拡張倉庫からダウンロードしたりして拡充可能だ。この話題については Chapter 10, Working with Templates で見ていく。
Templates ダイアログボックス の開き方は次のいずれかだ:
キーバインド Ctrl + Shift + N
Menu バー から
Menu バー から
Standard ツールバー の New 図像の横にある▼をクリックし、ドロップダウンリストで Templates を選択
テンプレートに基づいて新規文書を作成するには、目的のテンプレートを
ダブルクリックするか、
右クリックメニューから
を選択する。
Opening an existing document¶
文書が何も開いていない場合には次のいずれか:
Start Center で Open File か Remote Files をクリック
Menu バー から
か を選択キーバインド Ctrl + O
Start Center に表示される Recent Documents の一覧からサムネイルをクリック
Note
名前が変わったり、別の場所に移ったりしても、文書が Start Center に残って表示される。サムネイルを削除するにはマウスポインターを浮かせていると右上にやがて現れるバツボタンを押す。
文書がすでに開いている場合には:
Standard ツールバー の Open 図像をクリック
Open 図像の右側にある小▼をクリックし、最近開いた文書一覧から選択するか、 を選択
から選択
それから Windows Explorer などの OS 機能から新規文書を作成する方法がある。
Opening files not in OpenDocument Text (.odt) format¶
LibreOffice が認識する形式の既存文書を開くにはWindows Explorer などのファイルマネジャーで文書図像をダブルクリックする。
Windows 計算機に Microsoft Office がインストールされていない場合、または Microsoft Office がインストールされているが Word ファイルタイプ (.doc or .docx) が LibreOffice と関連付けられている場合、Word ファイルをダブルクリックすると LibreOffice Writer でそのファイルが開く。
間違ったアプリケーションでファイルが開かないようにするには、ファイルをダブルクリックせずに、ファイルを右クリックして、
から LibreOffice を選択しろ。Saving a document¶
保存コマンドが複数ある:
- Save
文書本体、現在のファイルパスを保持する。
- Save As
新規文書を作成したり、ファイル名やファイル形式を変更したり、計算機の別の場所に保存したりする。
- Save Remote
文書が遠隔サーバーにすでに保存されているか、これから保存される場合に実行する。
- Save a Copy
現在の文書の複製を保存し、さらに現在の文書を編集を続けるために開いたままにする。
- Save All
現在開いているファイルをすべて保存する。
Save commands¶
Save a new file or a previously-saved file¶
次のどれかを行う:
キーバインド Ctrl + S
Menu バー から
を選択Standard ツールバー Save 図像をクリック
初めてファイルとして保存する場合に限り、上記のいずれかを選択すると 名前を付けて保存 ダイアログボックス が表示される。
Save to a remote server¶
詳しくは Opening and saving files on remote servers
Menu バー から
を選択名前を付けて保存 ダイアログボックス で保存先を指定、確認
保存 (S) ボタン を押す
Save a copy¶
このコマンドを使用すると、文書を開いたまま編集を続けることができ、また現在のバージョンの別個の複製を保存する。
Menu バー から
を選択名前を付けて保存 ダイアログボックス で名前、種類、保存先を指定、確認
保存 (S) ボタン を押す
この操作では複製は開かれない。原文書は開いたままになる。
Save all¶
Menu バー から
を選択すると、開いているファイルすべてが名前、形式、パスを変更せずに保存される。Save As command¶
ファイル名やファイル形式を変更したり、計算機上の別の場所に保存したりすることで、現在の版を新しい文書として保存する。
次のいずれかで 名前を付けて保存 ダイアログボックス を開く:
Menu バー から
を選択キーバインド Ctrl + Shift + S
Note
LibreOffice では PDF や ePub など、ファイルタイプの変更を伴うファイル操作に対して export という用語を用いる。 Chapter 7, Printing and Publishing で見ていく。
Saving documents automatically¶
Writer は文書を一時ファイルに定期的に自動保存し、バックアップを作成する。時間間隔を設定したり、自動保存やバックアップをオフにする手順は次のとおり:
Options ダイアログボックス を開く
ページ を開く
Save AutoRecovery information every をオンにして時間間隔を指定する
Always create backup copy を好みで設定する
OK ボタン を押す
LibreOffice を再起動するように促されたらすぐに再起動するか、後で再起動するかを選択する
変更は再起動後から有効。
バックアップコピーは
ページ で指定したフォルダーに蓄積する。Saving as a Microsoft Word document¶
Save As コマンド実行途中でファイル形式を指定する際に、ドロップダウンリストから求める Microsoft Word 形式の一つを指定すればいい。
Tip
Writer で文書を Microsoft Word 形式でいつでも保存するには Options ダイアログボックス ページ を開いて、下の方にある Always save as の値を希望のファイル形式に設定する。
Exchanging documents with users of Apple Pages¶
Writer は Apple Pages 形式 (.pages) のファイルを開いて編集することは可能だが、そのファイル形式で保存したり、にエクスポートしたりすることは不可能だ。Apple Pages は OpenDocument 形式のファイルを開くことが不可能であるため、Pages 利用者とファイルを共有する必要がある場合は、.odtファイルを .rtf や .docx などの互換性のある形式に保存しろ。
Using password protection and OpenPGP encryption¶
LibreOffice には二種類の文書保護機能がある:
パスワードによる保護
OpenPGP による暗号化
保存パスワードで暗号化されたファイルはパスワードなしでは復号不能。文書を復号する必要のある者にパスワードを送信する必要がある。OpenPGP 暗号化では、文書はアルゴリズムを使って暗号化される。暗号化には鍵が必要だ。
各キーは一度だけ使用され、文書とともに送信される。
Password protection¶
LibreOffice にはパスワード保護が二つある:
読み取り保護。パスワードなしではファイルを閲覧できない。
書き込み保護。読み取り専用モードでファイルを閲覧できるが、パスワードなしでは変更できない。
文書をパスワードで保護する手順:
Menu バー から
を選択保存ダイアログボックス左下にある Save with password をオンにし、 保存 (S) ボタン を押す
Save Password ダイアログボックスではいろいろ選択肢がある。
文書を読み取り禁止にするには、上部にある入力欄二つにパスワードを入力する。
文書を書き込み禁止にするには Options をクリックして Open file read-only をオンにする。
書き込みは保護するが、選択した人に編集を許可するには、Open file read-only をオンにし、かつ下にある入力欄二つにパスワードを入力する。
OK ボタン を押す
Caution
パスワードを紛失すると文書の内容を復元することはほとんど不可能。
Changing or removing the password for a document¶
文書がパスワードで保護されている場合、文書を開いている間にパスワードを変更または削除することが可能だ:
Menu バー から
を選択General タブ をクリック
Change Password ボタンを押す
OpenPGP encryption¶
LibreOffice は計算機にインストールされている OpenPGP ソフトウェアを使用する。
OpenPGP アプリケーションでは個人用暗号鍵ペアを定義する必要がある。
OpenPGP 暗号化は受信者の公開鍵を使用する必要がある。この鍵は計算機に保存されている OpenPGP key chain で使用できる必要がある。
読者ノート
これは全然試せていない。
Opening and saving files on remote servers¶
LibreOffice は、遠隔サーバーに保存されたファイルを開いたり保存したりできる。
遠隔サーバーにファイルを保存しておけば、さまざまな端末で文書を扱える。
遠隔サーバーにファイルを保存することで、文書をバックアップし、端末の紛失や記憶ストレージの故障からデータを守る。
ファイル出納をチェックできるサーバーならば、ファイルの使用やアクセスを管理することが可能だ。
LibreOffice は
FTP,
WebDav
Windows share
SSH
などのよく知られたネットワークプロトコルを使用する多くの文書サーバーに対応している。
また、Google Drive や Microsoft OneNote のような一般的なサービスや、OASIS CMIS 標準を実装した商用およびオープンソースのサーバーにも対応してる。
Moving quickly through a document¶
文書内を素早く移動し、特定の項目を見つける方法各種:
Go to Page
Navigator
アウトライン折りたたみ
覚書
Using Go to Page¶
次の方法で、文書内の特定のページに飛べる:
Navigator の右上にある Go to Page 欄を使う。
Go to Page ダイアログボックス を使う。入力欄に移動先のページ番号を入力し、OK ボタン を押す。
Go to Page ダイアログボックス の開き方は次のどれでもかまわない:
Status バー 上のページ番号欄をクリック
Menu バー から
を選択キーバインド Ctrl + G
Using outline folding¶
アウトライン折りたたみを使えば、テキスト、画像、表組、枠、図形、テキストボックスなど、見出しの下にある内容すべてを隠したり現したりすることが可能だ。
この機能を有効にするには
Options ダイアログボックス を開く
ページ を開く
Show outline-folding buttons をオンにする
好みで Include sub levels をオンにする
アウトライン折りたたみは Navigator と連動し、マウスを使って直接行える。詳しくは Chapter 3, Working with Text: Advanced でやる。
Setting reminders¶
覚書を使うと、後で文書に戻りたい場所に印をつけることができる。
現在のキャレット位置に覚書を設定するには Navigator の Set Reminder 図像をクリックする。
覚書を設定できるのは文書一つに対しては最大五つまで
六つ目の覚書を設定すると最初のものは削除される
覚書は文書内で強調されず、Navigator にも列挙されないため、覚書がどこにあるかはわからない。
覚書間を飛ぶには、
Navigate By ドロップダウンリストで Reminder を選択
Previous Reminder 図像と Next Reminder 図像をクリック
覚書は文書に保存されない。
Undoing and redoing changes¶
元に戻す:
キーバインド Ctrl + Z
Menu バー から
Standard ツールバー の Undo 図像をクリック
この図像の右にある▼をクリックすると元に戻せる変更すべての一覧が現れる。この一覧上で連続する変更を選択し、一気に戻すことが可能だ。
変更が取り消された後、Redo コマンドが有効になる:
Menu バー から
キーバインド Ctrl + Y
Standard ツールバー の Redo 図像をクリック
Undo と同様に、Redo 図像の▼をクリックすると、元に戻せる変更の一覧が表示される。
Displaying multiple views of a document¶
LibreOffice では、同じ文書を複数のビューで同時に開き、閲覧、編集することが可能だ。
これらのビューは、異なるページを表示したり、異なるズームレベルを適用したり、その他の設定を使用したりできるウィンドウに表示される。ウィンドウの一つで文書を変更すると、他のウィンドウにも即座に反映される。あるページから別のページに情報をコピーしたり移動したりする場合に便利だろう。
文書を表示するウィンドウを新規に開くには、Menu バー から
を選択する。開かれた各ウィンドウにはタイトルバーのファイル名に番号が自動的に付けられる。
他の LibreOffice 文書を同時に開いている場合、ウィンドウの一覧にはそれらも含まれる。
アクティブウィンドウには一覧のファイル名の横に印が示される。
ウィンドウを切り替えるには、次のどれかを行う:
一覧内の名前をクリック
ウィンドウが表示されている場合はウィンドウ自体をクリック
アクティブウィンドウを閉めるには、次のいずれかを行う:
キーバインド Ctrl + W
Menu バー かタイトルバーの Close 図像をクリック
Reloading a document¶
読者ノート
他のアプリケーションで言うところの Revert に近い。
文書を再読み込みするには、Menu バー から
を選択する。前回の保存以降にファイルに変更を加えた場合、Reload を実行すると前回の変更が破棄されることを警告する確認ダイアログボックスが表示される。Closing a document¶
文書を閉じるには次のいずれかを行う:
Menu バー から
を選択メニューバーの右端 (Windows) のバツボタンをクリック
Windows で最後の文書を閉じると、LibreOffice Start Center が開く。
最後の変更以降、文書が保存されていない場合はメッセージボックスが表示される。